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![]() 正倉院展のポスターと半券 以前から行ってみたいと思っていた正倉院展、機会があって日帰りバスツアーで参加してきた。正倉院展と高松塚古墳についての講演を組んだものだ。 京都駅バスプールを出て南へ。油小路を経て京奈和自動車道を一路南下して約1時間あまりで奈良市内へ入る。右手に奈良県庁を見て左折したところが国立博物館だ。 ![]() 正倉院展の幟 ![]() 新館の看板 ![]() 本館の玄関 ![]() 本館正面のレリーフ 国立博物館はその圧倒するような姿で迎えてくれた。荘厳な建物だ。大英博物館のような正面には、いかにもシルクロードからの文化を運んできたと思わせぶりなアーカンサスのレリーフが、ふんだんに彫り込まれている。 新館の団体用入り口から入っていく。10時前くらいに入ったのだが、展示室はすでに満員。展示のガラスケースのまわりはびっしりと人が張り付いている。人間watchingに来たわけではないので、必死にその群れの中に潜り込んでいった。 ポスターの一面を飾る香炉「紫檀金鈿柄香炉(したんきんでんのえこうろ)」、高級木材紫檀で作られた香炉で、象嵌細工で花鳥の模様が付けられている。お花の中心は紫水晶。千年余りの時を経て、今なお深い済んだ輝きを保っている。 沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)気の表面に細かな寄せ木細工を施してある。木の持つ色を生かして矢絣のような模様や、菱形などで木製の箱を飾る。菱形の模様には香木が使われており、いい香りがするという。隙間なくぴったりと張り付かせる技は誠に素晴らしく、古代の職人技だ。 竿(う)雅楽で使われる笙(しょう)に似ている楽器。枯れ竹色の節のある植物は竹か葦か?今でもつやつやと光沢がある。下の部分を飾っているのは銀細工。くるりと巻いてあり、そこには鳥・唐草・伽陵頻伽(がりょうびんが)がいぶし銀の深い銀色の表面に描かれていて、底の部分にも同じように模様が入れてある。伽陵頻伽は極楽に住む美しい声の鳥とされているので、この楽器を奏でるときっと極楽の音楽会に来たろうな錯覚に陥るに違いない。 正倉院展は凄まじいばかりの人だったが、70点の展示品はすべて感嘆に値するもので、それだけ人の集まるのも理解できる。また、これらの日本の遺産を管理していくのもまたとても大切なことだ。正倉院がその時代の技術で、今日まで絹や毛織物を残したのだ。管理が悪ければすぐに虫に食われたり痛みが激しく原型も残らぬくらいに風化してしまうものを、高床式の校倉造りという日本の気候に合致した建物は素晴らしい財産を守り抜いた。その先人たちが残したものを、われわれ現代人が簡単になくしてはいけない。 ![]() 郡山展の金魚にぎょっ! 正倉院展を見終わり、本館の常設展へと向かう地下通路。奈良県郡山市は金魚の生産日本一で、金魚すくい選手権が毎年盛大に開催される。このブースでは郡山の名産品や金魚グッズを販売していた。この金魚、ふわふわのフェルト製で、全長80cmくらいもあった。 ![]() ![]() 南天ハゼの紅葉 山間に位置する奈良市は、京都市より一足早く市街地での紅葉が始まっていた。 この続きはまた今度。 |