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スリランカ写真展 by 岸野亮哉氏
IMG_5786.jpg
岩倉図書館での展示

 さて、ようやく写真展のレポートを。

 夜中から降り出すという予報を他所に、岩倉に降り立った時には既に小雨が降り出していた。その中、静かな住宅地に、そこだけぽつんと灯りが漏れる・・・
 そこが京都市立岩倉図書館だった。

 開演は18時。出町柳を17:20発の電車に乗らなければ間に合わない。ほぼ定時、16時45分には幸いに早く仕事を終えることができ、残りは若い子に引き継いで大急ぎで愛車を走らせて有料駐輪場に滑り込む。

   やれやれ、これで間に合うわ・・・(汗;)

 図書館に入ると、本の特有の香りがする。この臭いが大好きだ。とても幸せな気分になる。子供の頃から学校の図書館には入り浸りだったものだ。そんな感傷的な気分になりながら、どこに行けばよいのかと見渡すと、スーツ姿に眼鏡を掛けたスキンヘッドの男性。間違いなく知っている顔貌は岸野氏だ。おずおずと近づいた。

   あの、ブログにコメントをいただいた阿修羅王です・・・(ぺこり)

   ああ、どうもありがとうございます

 彼は私が声をかける前に私だと解ったのか、小さく会釈をされた。会場には年配の人が多く、ブログでは年齢を明らかにはしていないが、彼らよりは年少だ。少し場違いな感じでもしかしてと思われたのか。それとも真っ直ぐ近づいたので、それと解ったのか。まあ、どちらでもよい。直接面識あるものとして話すのは初めてだ。ものすごく緊張した。

 開演までにほんの少しだけ時間があったので、展示されている写真を見る。報道写真ではないので、悲惨な写真はない。また、子供も出入りする図書館なのでむごい写真はだめだろう。
 おおよそ、民間、ごく一般的は市民には戦争は無縁だ。多分、太平洋戦争の時でも、戦争とは関係なく営まれている生活もあったはずだと私は思う。そんな風景が、屈託のない笑顔とともにここにはあった。

IMG_5787_20090418142109.jpg
バスの中に飾られている宗教

 先日も書いたが、岸野氏は僧侶である。大谷大学で学び、その後free lanceで写真の仕事をしながら、「信仰と祈り」「宗教は戦争の原因か?」というテーマで海外取材を行ってきた。アフガン紛争をはじめとして、世界で起こっている戦争や内戦は、宗教対立が原因のように報道されている。本当にそうだろうか?彼は浄土宗の僧侶という立場から、それを検証し始めたのである。

 スリランカの内戦は、我々には少しなじみが薄い。それもそのはず、彼が何回も取材に行った中でも報道関係者の姿は殆どなかったそうである。ミャンマーで取材中に亡くなった長井健司氏などのこともあるが、激戦区では報道関係者でさえも立ち入りを禁止する地域が多い。危険と言うよりは報道規制。今回もスマトラ沖地震後の取材という形で入ったそうだ。しかしスリランカをよく知る人に言わせると、彼が入っていった地域は本当に危険な地域だったそうだ。

IMG_1119ハルジオン
ハルジオン

 報道取材ではないが、監視の目が厳しく、民間人に本音を聞くことはできなかった。世間で言われている宗教の対立と言っても、主な民族シンハラ人とタミル人、誰もが全ていがみ合っているのでない。極ごく普通に生活をしている姿があった。この国には仏教徒、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒と多くの宗教が混在しており、乗り合いバスにはこの宗教の象徴が並べて飾られている。このことをとっても市民レベルでは、宗教の対立が一般市民にまで影響を及ぼしているとは考えにくい。

 パレスチナの件でも記事にしたような気がするが、宗教は信仰するものではなく、人民の頂点に立って支配するためのものではないかと思っている。特に西洋の宗教は特にそう思う。イスラム諸国では女性の人権はないがしろだ。女性に教育は無用と考えられているほどだから。今は随分と改善されているようだが。クリスチャンの方々にも失礼だとは思うが、十字軍遠征なども相手の信仰する宗教の廃絶が目的だ。なんとも過激なことか。本来の宗教の姿はこのようではなかったはず。大義名分を使い、時の政治家は「宗教」を悪用してきたのだ。

IMG_1115ジシバリ
ジシバリ

 イスラエルのガザ侵攻でもそうだ。今更何を始めたのかと驚いたが、何百年もの昔の因縁を根に持っての戦争だ。一般市民は関係ない。結局被害者は市民レベルであり、政治家の企てだけだ。これもある意味宗教が戦争の原因であるかのような言われ方をしているが、ごく一部の過激派が口実を設けて政権乗っ取りをしようとしているだけではないか。
 このスリランカでもそうだ。取材中でも多くの市民の生活を見た中で、多くの宗教や民族が暮らす国は、相手の事を受け入れて尊重しなければ生活は成り立っていかない。心の中では違うと思っても、それを行動には出さずに受け入れる寛容さがある。それが国際社会というものではないだろうか。

 スリランカの場合は宗教が大きな影響と言うより、植民地支配の副産物だ。一部の民族を、民衆を支配するために優遇したためにのちにこのような影響が出たのだ。今更英国に責任をとれとも言わないが、結局は支配制度のためなのだ。
 ゆえに彼の結論としては、宗教は戦争の原因ではないと考えているのだと思う。私もそう思う。

 彼の報告はこれまであまり入ってこなかったスリランカの現状を知ることができたのと同時に、私がこれまで考えていたことと同じような意見を聞くことができ、とても有意義な講演だった。

IMG_1122タンポポの綿毛
タンポポの綿毛

 戦争とは、いつの時代でも悲しい思いをするのは民衆で、独裁者の独占欲の被害者だ。そして戦争とは資本主義社会が生み出した究極のお金儲け。観光と農産物が主な資源であるスリランカに、どうやったらあれだけの重火器が投入できるのか。彼も詳しく調べた裏付けがないので、と口を濁していたが、いつの時代、どこの紛争でもそうだ。双方に武器商人が売りつける。どこの国の闇商人なのか。さあ、どこの誰なのか。もしそれが解ったとしても、政府は黙っているだろう。様々に形を変えて、裏で繋がっているのだから。

 そうそう、東京の小さな測量機材を作る企業が、ボート型の自動測量機を開発した。GPS機能を内蔵していて水上で深度などを測量して、それをPCに取り込めば地形模型を描くこともできるとか。その測量機にモーションをかけてきた海外の軍事関係者。社長はno commentを貫いたが、恐い恐い・・・ 日本の精密機器は世界中に狙われている。いくらでも戦争に使えるのだ。それを十分に認識しないと、戦争の加担者となりかねないことを忘れてはいけない。

IMG_0300_20090418142014.jpg
鬱金桜

 今日のおまけはこれ。上賀茂神社近くの河川敷に咲く、鬱金桜。御衣黄桜に似ているが、ちょっと異なる。淡い黄緑が綺麗だ。

 
ユーザータグ【 岸野亮哉 京都市立岩倉図書館
【2009/04/18 16:17】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
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コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2011/09/17 01:08】 | #[ 編集]
われもこうさん、こんにちは。
この方は本当に素敵な方です。真剣に宗教のあり方を憂いておられました。
スリランカも一般の人は他宗教に対しては寛容だそうです。でも日本人の方がもっと寛容でしょうね。諸外国の宗教観は、私も器が小さいと思います。

京都プチ旅行ですか。そちらにコメントを入れましたが、御所が一番無難でしょうか。
【2009/04/19 11:58】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
おはようございます
少しだけお久しぶりで、ゆっくり拝見させていただきました

最近お葬式があり、お坊さんと少し話しましたが、仏教の僧侶にも本当にいろいろ・・・こんな活動をなさっている方もいらっしゃるのですね

宗教・・・、もう2千年いじょうの対立が簡単にとけるとも思えないです。他宗教に寛容なのは日本人ぐらいじゃないかしら・・・外国人のお客さんを日光東照宮や浅草寺でも案内して嫌がられたこともあります・・・w

彼らにとっては、歴史的建造物とは思えないのでしょうが・・・ちっちゃいなと思ってしまった^^;

ところで、週末にあまり自由のない京都旅行を予定してますが、もう花はないですよね。どこかお勧めあります?
【2009/04/19 11:13】 URL | われもこう #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/04/19 00:56】 | #[ 編集]
ぷくたろうさん、こんばんは。
少しだけ入ってきたスリランカの情勢。私には理解しがたいものでした。実際はどうなんだろうと、とても興味を持って聴くことが出来ました。
そして彼ら一般市民の懐の深さを知って、安堵した次第です。
【2009/04/18 22:19】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
今、月一で第三世界の子供達の手紙の翻訳をしておりますが、スリランカの情報もたびたび入ってきます。いつの世でも女性や子供達が犠牲になる…
中学校時代初めて言った海外旅行先がアウシュビッツでした。今もある意味でトラウマです…兵器はより進歩(?)しているのに人間の心は全く進歩していないのですね。
【2009/04/18 21:44】 URL | ぷくたろう #-[ 編集]
ひげさん、こんばんは。
ちりも積もれば・・・、ですね。
人間の強欲には呆れます。

【2009/04/18 20:32】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
あーちゃん こんにちは・・・。

小さな争いも小さな利権、損得がからんでいます・・ただそれが大きくなり・・・何も関係ない人までも争う・・・ただの小さな欲なんでしょうけどね・・・。
【2009/04/18 17:01】 URL | ひげ #-[ 編集]
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