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時刻

雪の大原紀行第2弾 その3 at 実光院
IMG_1317不断桜
不断桜その1

 実光院は隣の宝泉院と並ぶ天台宗魚山大原寺 勝林院の僧坊である。ここを訪れるのは実に3年ぶり。あの時は3月の末だった。鬱にになりかけていた母を呼び寄せ、あちこち京都観光をしたときだ。
 今では彼女も随分と元気になって、もともとしていたヘルパーの仕事も、ほんの少しのようだが再開したそうだ。あの人も家にこもる人ではないので、外に出してやらないとまた一族みんなに迷惑がかかる。またこちらに出てきたいと言っているが、私としては堪忍して欲しいところだ。

IMG_1237不断桜
不断桜その2

IMG_1266雪が舞う
不断桜その3 雪が舞う

 先月だったか今月入ってからのニュースだったか、桜と雪のcollaborationと言って、雪を被った桜の映像が流れていた。いや、思い出した、先月三千院に行ったときだ。あの時はお昼を廻ってここへは寄らずに帰ったときのことだ。ニュースを見て、ちょっと悔しいと思った記憶がある。
 その桜と雪のcollaborationが欲しかった。

 不断桜はヤマザクラとオオシマザクラの交雑したもの。紅葉の季節から咲き始め、早春まで次々と小さな花を付ける。原木は鈴鹿市にあるとか。
 ここでも晴れたり曇ったりではあったが、蒼穹に淡いピンクの花がちりばめられているのは、とても綺麗だった。真っ青な空には雪雲はないが、時折冷たい風に飛ばされて粉雪が舞う。先日の映像のように、花の付いた枝に雪が被っているのが撮りたいと思ったが、雪は止み枝に付いた雪は思うようなところにはない。だが、真っ青な空に咲く、この画の方がよかったと思う。

IMG_1248馬酔木1
馬酔木

IMG_1324椿
椿

IMG_1328辛夷の蕾が寄り添う
辛夷の蕾その1 寄り添うふたり

IMG_1340命が生まれる瞬間
辛夷の蕾その2 命が生まれる瞬間

 如月も中旬になってからの雪は、植物にとっても驚いたことだろう。咲き始めた馬酔木は雪に埋もれ、咲ききった椿はその花びらを雪で痛め、しかし辛夷の蕾は暖かな毛皮のコートに身を包んで寄り添い、寒さを知らないようだ。ここでも春を待ちわびる花たちがいた。

IMG_1232地蔵菩薩
御本尊さま 地蔵菩薩像

IMG_1225飛天
飛天 

 ふっくらとしたお顔の地蔵菩薩像は、脇持に不動明王と毘沙門天を従えている。そして私の大好きな飛天の額が私を見下ろす。

 ここでもほぼ貸し切り。私の前に若いカップルがいたが、すれ違うように帰っていったし、私のあとにきた熟年夫婦らしきふたりも、座敷とお庭とすれ違う。というより、私が長く外のお庭にいただけのことだったのかもしれないが・・・

IMG_1354.jpg


 そして忘れてはいけないのが、この地は天台宗の「天台声明」根本道場だと言うこと。宝泉院にもあるが、声明を唱えるとき音階を合わせるため、様々な打楽器とでも言うのか、このような鐘や、石などでできたマリンバのようなものも多く並べられている。自由に叩くことができ、それを叩いてみるお客の姿もあった。

IMG_1361.jpg
掛け軸

 「ひびこれこうじつ」普通、こう読む人が多いが、これでは変換しない。「にちにちこれこうにち」こう読むのが正しい。この一瞬のところを大事にせよという教えだが、自然を相手にファインダーを覗いていると、この言葉の意味が重くのし掛かるようだ。そしてまたこの言葉は、人が人として生きる上でも大切な言葉だ。毎日を平穏に暮らす、平穏な日々を待つのではなく自分で見つけて全身全霊をかけて命が続く限り生きていくこと。過去を振り返ることも大切だろうが、生きていく上で大切なのはこの先の人生を自分でどう切り開いて、どのような生き方をするか。
 それが切り開けなかったのが、人生途中で自ら命を絶った人。それしか開く道がなかったというのは、あまりにも悲しくはないか。

 人はその命が終わるときに、生きてきたその生き様が現れる。先日お通夜に行ってきたK氏のお父さま、家族みんなで看取り、家族みんなでお清めをして帰っていったとか。70年あまりの人生で、それだけのことを家族にしてきたのだろう。だが反対に誰が引き取るのかということさえもめる家族もある。その人が蒔いた種は、結局自分で刈り取ることもできない。自分がそれだけのことをしてきた報いだ。

 今、世界では宗教を巡る争いが激しさを増している。一神教の教えは恐い。相手は否定するのだから。そもそもの教えではないと思うのだが、どのような宗教にしろ、自分の生きる道を示しているはず。日本人が無宗教だと言ったとき、多くの諸外国の人は驚く。自分の生き様を自分で考えられないというのが信じられないのだろう。宗派はともかく、少なくとも自分の小さなプライドに背かない程度には、おのれの生き方を考えたいものだ。
 
 だが、今渦中の宗教を巡る紛争においては、民衆を操るための宗教に成り下がっている。神の教えという口実の元に、戦争を起こしているのだ。政治に宗教を持ち込むのは、古代から行われてきたことだが、少なくとも現代には通用しない。だから人を無知にして宗教で操って権力を得る。女性に教育を受けさせない習慣のある国が、そのいい例だろう。

 自分自身が熱心な仏教徒というものではないが、世界情勢や身近な人の死に出会うとき、やはりおのれの生き様を強く意識してしまう。

 果たして私はどんな生きた証しを残せるだろうか。
【2009/02/19 23:43】 大原 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
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コメント
小紋さん、お早うございます。
今の世の中、今日なにが起こるか解りません。一日一日、大事にしたいものです。

さぁっと咲いて、ぱっと散っていく桜は、はかなくとも潔い生き方なのでしょう。
これからの季節が楽しみです。
忙しいなあ。
【2009/02/21 08:09】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
桜はあおいそらに よく似合いますね。
 桜と名のつくものは みんな好きです。
 今日を 限りの命 ともがな・・・一日を大切に生きること 今の目標です。
 世界のみんなの のぞみでとおもいますが・・・
【2009/02/21 07:12】 URL | 小紋 #-[ 編集]
ひげさん、こんばんは。
日中も氷点下の世界なんて、うち、信じられへんわ・・・
でも雪かきなら任せて下さい。それをしないと自転車を出して学校に行かれへんかったので。冬の豪雪地帯で育ちました。今夜も荒れ模様です。

もっといっぱい撮りましたが、紙面の都合上(笑)次にここを訪れるのは春でしょうか。また違った趣があると思います。
【2009/02/20 21:06】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
あーちゃん おばんです。

このような写真はあーちゃんの独壇場ですね・・・。
素晴らしい・・・。

くしろは大荒れの天気です・・・あーちゃん雪掻きした事がありますか・・・?。
思いっきりやらしてあげます・・・よかったらお出でなさいな。
そうか飛行機飛ばないか・・・。笑)
【2009/02/20 20:26】 URL | ひげ #-[ 編集]
おばちまさん、こんにちは。
雪が降ってから寒い日が続きます。また梅を撮りに行きたいのに(笑)
春と冬を同時に見るのも悪くないですね。
桜と聞くとそわそわしてしまうのですが、まだ梅を撮りたいですね。
この街は被写体に事欠きません。
そして私は他所さまのところで、旅行気分を味わいます(^.^)
【2009/02/20 15:52】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
こんにちは!
駅のそばに、寒い中、ちらほらと咲いている桜通りがありますが
「不断桜」というのかしら?
宗教って、日常生活の中で当たり前のことを教えていると思うの
ですけど・・・。重みのあるテーマですね。

雪の三千院も情緒がありますね。
いつものことですが、落ち着いたお写真に見とれてしまいました。
【2009/02/20 12:02】 URL | おばちま #UwJ9cKX2[ 編集]
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