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阿修羅王

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徒然道草 今夜はお通夜で大阪まで
IMG_5306影
壁に映った影

 昨日、出勤した私にうちのボスが告げた。

   Kさんのお父さんが昨日、亡くならはってん・・・

   え・・・

 K氏とは私が受け持っている業務を一緒に行っている、大事なパートナーだ。先週もお父さんの話は聞いた。具合が悪いこと、足腰が弱って、外泊中もたいへんだったこと・・・

   私は主任と一緒に行くけど、阿修羅王さんはどないする?

   もちろん、行きます。祭場はどこですか

   環状線の桃谷やて・・・

   (汗;) 大阪かぁ・・・ 環状線に乗り換えかぁ・・・ 遠いけど行きます。一緒に仕事してきたし

 前夜、電話しようかどうか迷ったらしい。わざわざ電話するほどでもなし、メルアドを知っていればメールしておいたが、と。

 仕事は一人欠けたままで済ませ、N女史が花かごを依頼するのに葬儀屋に連絡して、申込書を取り寄せてくれたので、一番時間的融通の利きやすい私が申し込みを行い、午後も山のような雑用を必死でこなし、定時に間に合わせる。簡単に電車の待ち合わせを確認して職場を飛び出した。出る寸前、K氏と同じ職種のの同僚N女史に呼び止められ、携帯の番号を聞かれてメモする。
 この時既に17時過ぎ。お通夜は19時から。時間的に17時50分か、18時の特急に乗らなければ間に合わない。お通夜だから始まっていても別段支障はないが、もし参列者が多くて到着も遅くなればちょっと困る。

 自転車を飛ばし帰宅。汗をかきながら大急ぎで着替える。バッグに荷物を入れ替えるが、ピアスを交換する暇もない。コートは?靴は?

   ああ、昨日のうちに連絡をくれていれば準備できたのに・・・ ボスのばかぁ・・・(泣;)

IMG_9205ハイヒール

 shoes boxを開けると、目の前に黒いハイヒールの入った箱が見える。大阪まで行くのに、7cmピンヒールのパンプスは厳しいと思ったが、はき慣れたローヒールのパンプスを探している暇がもうない。えいっと、それを履いて走り出す。
 駅まで走れば待ち合わせの電車に乗れる。乗り遅れてもその旨を携帯に電話すればいい。

   ああ、やっぱり間違いだったかも・・・

 後悔先に立たず・・・ もう遅い。靴音だけがかつかつかつ・・・
 最近、学生の時にひどく捻挫した痕が、冷えたときに痛み出していたのだ。

 先日梅田に行ったばかりだったが、大阪という街は私にとっては大都会で、ボスもそんなことを言う。家族が多く、一人で旅行に出ることもないのでたかが大阪でもとても緊張するとか。時間的余裕があれば多分私でもどこでも行けるとは思うが、今はそれどころではない。とにかく、ついて行くのみ。

 電車が走り出してしばらくすると、私の携帯がぶんぶん・・・ 090-で始まる携帯の番号だ。登録した名前が出ないから、きっとN女史からだろう。

   はい、阿修羅王です。今なぁ、電車の中やねん。17時50分の特急に乗ったけど・・・

   こっちはH君と次の電車に乗るわ

   わかった、先に行ってるしな

 電車の中では、職場では忙しくて話すこともできない様々なことをボスと話す。K氏のお父さんのこと、Yちゃんに念願の赤ちゃんができたのに、時差出勤をしていないと言うことはだめだったのか(切迫流産で仕事を休んでいた)、今度来る新人のこと、勤務態勢のことなどなど・・・
 到底私では対処できない問題ではあるが、締め付けが厳しくなった昨今、彼女の心労も計り知れないところがある。たまにはそんなことも聞いてあげなければ。どうにもならなくても、言葉に出して言うだけでだいぶん違うのだ。決して彼女のフォローはできないが、職場で少しでも私の微力で助けができたら、自分の都合で現役の最前線から去ってしまった私を快く送り出してくれた、ボスや同僚の力になれたらと思う。それがせめてもの私の恩返し。

 京阪京橋で環状線に乗り換える。桃谷まで駅は五つほど。ボスたちはJRの切符を買いに行くが、私にはICOKAがある。最近はJRに乗る機会がなく、たんまり金額は残っているはず。

 桃谷で電車を降りると、出たところにお知らせの看板が出ている。その矢印は商店街のアーケードの中を指し示している。祭場まで道がややこしいからタクシーで行った方がよいとは、K氏のしたで働くF女史のアドバイスとか。
 我々はタクシーに乗り、祭場へ。よかった、少しでも歩かずに済んだ。

 確かに少々わかりにくい場所だった。お香の匂いがあたりに立ちこめ、読経の声が響いている。受付を済ませてお焼香の順番を待つ。そうしているうちに後続のN女史とH氏が到着。また、大阪の関連機関へ出向いているU氏は妻子を伴い、あるいは出張中のY氏は出張先の木津から車でここへ向かったようだ。うちの部署、トップとそのすぐしたのクラスはまだ来ていない。仕事の関係で出払っていることもあり、無理かもとは聞いている。

 我々の順番が来た。主任が行き、ボスが行く。その後私が済ませて去ろうとしたとき、私の名を呼ばれた。

   阿修羅王さん、来てくれたんやね・・・

 その声に顔を上げると、ずっと一緒に仕事をしているK氏の泣き笑いの顔があった。黒い喪服に身を包み、悲しく辛いのに賢明に笑顔を作ろうとする彼の顔。その顔を見た途端、私の中で何かが切れた。どっとこみ上げてくる感情。

   今朝聞いて、もう、びっくりして・・・

 それ以上言葉もなく、深々と頭を下げて失礼した。熱いものが目に溢れようとしている。きっとこれ以上何か話しかけられたら、泣いていただろう。

 気丈な彼は、お父さんの具合が悪いときでもそれを顔に出さず、理性を保っていた。まるで他人のように、第三者のように振る舞っていた。これからお父さんがどんな経過を辿るか知っていたから、特にそうなってしまったのだろう。自分がしっかりしていなければと。
 そしてお父さんが亡くなった今、彼はやっと肩の荷が下りて、本来の姿に戻ることができたのだ。いつぐらいから悪かったのかは知らないが、家族の方たちは本当にお疲れ様だったと思う。

IMG_5305牡蠣フライ定食
牡蠣フライ定食

 お焼香のあと、先発の我々と、後発の二人は思い出話をしながら歩いて駅まで帰り、再び京橋で降りる。ボスと主任は先に帰り、私とN女史、H氏は晩ご飯を食べに行く。仕事から帰ってから何も口にする時間もなく、ちょっと座って脚も休めたかった。
 ショッピングモールのお店を見て回り、串カツのお店に決める。

 ここでも彼のこと、仕事の話は尽きることはない。N女史とは私が復帰してからのつきあいだが、何故か旧知の仲のようになっていた。昨年の4月に出向先から帰って来ているので、面識はなかった。相性が合うというのは、こういうことを言うのだろう。H氏、う~ん、H君だな、私にとっては。彼とはK氏と一緒に仕事をしている仲間だ。彼らとは担当部署が若干違うのだが、いろいろ話が弾む。結局、帰りの電車でもずっとN女史と(彼女は私より少し年上らしい、大学院を出て、仕事をしてから再び大学に入り直して今の仕事をしているとか)仕事や給与、4月からの大きな異動について、ずっとしゃべっていた。そしてプライベートのことまでも。こんな機会がなければ、彼らとこんなに込み入った話はできまい。

 殆ど立ちっぱなしで帰ってきた私の脚は、歩くのが辛いほどだった。幸い、今日は肩の治療で整骨院へ行く。一緒に脚も診てもらおう。

 来週、彼は出てきているだろうか、一親等の親族だから長く忌引きがもらえるが、仕事は待ってはくれない。出てくるような気がする。 
【2009/02/06 17:59】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
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コメント
小紋さん、お早うございます。
泣き笑いの彼の顔が忘れられません。ボスや主任は肩書きがあるから出席するとして、忙しい中大阪まで私が来るとは思わなかったのでしょう。
やっぱり一人でも多くの人で見送ってあげたいですね。
【2009/02/07 09:31】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
寒いときの 時間が押している遠いところのお通夜 大変でしたね、お疲れ様でした。避けて通れないこと 出席されて 喪主もとても 嬉しかったのだと思います。立派な人ですね。そして こういうときだから 色々と 聞いてあげて同行の方も。 あし お大事に。
【2009/02/07 07:27】 URL | 小紋 #-[ 編集]
ひげさん、こんばんは。
これが面識のある方のお通夜だったら、お焼香する前にもう泣いていますね(T_T) 今回は彼の心情を思い、声を掛けてくれたことに感謝してしまったわけです。
どんな状態でも私はしっかり顔は見ることができます。こちらの顔を見せることで、何も言わなくてもわかってくれると思っているのです。
【2009/02/06 22:05】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
あーちゃん おつかれさんでしたね・・・親しい人の不幸は胸に沁みますね。

おっちゃんは。あきません・・・顔見れません。
【2009/02/06 21:57】 URL | ひげ #-[ 編集]
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