
管絃 越天楽(えてんらく)
これは全くの偶然だった。

舞楽 万歳楽(まんざいらく)
新聞屋さんに無料券をもらったから、と、府立植物園の招待券を頂いた。期限は11月末まで。特に目的もなく、植物園の紅葉もこれからと聞いていたので急ぐこともなく。ただ、ふと気が向いた。天気を調べると今日はあまり芳しくなさそうだったが、朝になって晴れそうだったので急遽出向く気になった。

いつもの南正門から入った。門の前に大きな看板。それも写真入り。
管絃・舞楽の実演・・・ふむ。牛車展示・・・ふむ、これは、行かなあかんわ・・・

だが、開演は13時半。それまで園内を周り、うまい具合に持ってきたお弁当のおにぎりを食べる。少し早めに、会場となる大芝生の特設?会場へと行った。すでに舞台の前に座って場所をとっている人もある。私も前よりに場所を取り、座り込んだ。
時刻が迫ると、いつもはつなぎの作業服に身を固めている園長さんが、今日はスーツにネクタイ。さすがに寒いので上にはいつものブルゾンを着込んでおられる。さては挨拶のためか、と思ったが、そうではなく、現在隣の敷地にある府立大学祭で源氏物語に関係する植物の公演を依頼されているとのこと。そう言えば今月の府民便りに、そのようなことが掲載されていたことを思い出した。

白拍子 今様(いまよう)
管絃に始まり、降鉾といういわば舞台の汚れ落としの舞を舞い、プログラムは進んでいく。万歳楽は源氏物語・紅葉賀にも出てくる、源氏とえっと誰が舞うのだったっけ?青海波を競って二人で舞う場面があるが、それだそうだ。
白拍子の今様は、やはり女性と言うことでシャッターを切る音もひときわ鳴り響く。雅楽と謡(うたい)のBGMに優雅に舞っていく。静御前もこのように頼朝の前で舞ったのだろうか。



冬の陽射しは低い。オレンジ色のかかった弱い斜陽は、優雅に舞う舞い人を優しく照らす。気がつけば影は長くなっていて、長時間に渡る演目に疲れた人はどんどん少なくなっているようだった。最前列に陣取っていた私は、障害物のない舞台を堪能。持ってきたメモリーが少なくなっていくのを気にしながら、合間に不要な画像を削除していく。
舞だからと、連写モードにしていたのが失敗だったかもしれない。動きがゆっくりなのでone shotでも十分だった。
芝生の上に座っていたので、すっかりお尻が冷たくなった。しかし偶然いいものを見た嬉しさの方が大きかったのは、間違いないだろう。今の松谷園長さんに変わってから、何かとイベントの多くなった植物園。来月はライトアップも始まる。
寒さの苦手な私は、夜間ライトアップには行かないだろうな・・・ 綺麗だが・・・
この続きはまた今度。