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清涼寺で源氏物語を語る会 in 嵯峨野・清涼寺 その2
IMG_8714ジャケット1
ジャケット前面
IMG_8716ジャケット2
ジャケット背面

 昨日の続きを。

 たいしたことではないが、この日、新しいジャケットを着ていった。先日手に入れた鳥獣戯画をモチーフにした、フリーサイズの白地のジャケット。ざっくりとした織りで肌触りがすこぶるよろしい。

 友禅職人で工房を開いている方の、一点ものの作品。難点はボタンが好みではないことと、ポケットがサイドポケットになっていることか。ボタンは好みのものが見つかれば付け直すこととして、ポケットは、まあ、我慢するか・・・
 ただ、ゆったりと着られるのが嬉しい。おちびの割に肩が少々張っているのか、ジャケットやコートは肩の大きめが着やすい。だから自分で縫ってきた。最近のデザインは直立不動のままでしか着られないようなデザインが多い。確かに最近の人は肩も腕も細すぎる。

 しまった、また脱線している。本線に戻らねば。

 お寺という会場で源氏物語の朗読とくれば、粋好みの方も多いだろうと思い、これにする。お着物で来寺されている方もあった。黒地にトンボの飛び柄がとても素敵だった。撮影しながらうろちょろしたので、このジャケット、確かに目立っていたと思う。
 閉会となりお客はぞろぞろと玄関に向かい、それをサークルの人たちが両側からお見送り。その帰るお客の列に加わらない女性が一人、片づけをしている私に話しかけてきた。

   そのジャケット、どこで買われたのですか。よければ教えて頂けませんか。

 来た来た。

   これは友禅職人さんの手書きで、一点ものなのです。名刺がありますから、ちょっと待って下さいね。中京の二条城の近くに工房があると言うてはったんですが、市内にお住いですか?

 その方は市外とのこと。持ち歩いているメモに住所と名前、電話番号を書き留めて渡す。

 このジャケットはその工房で生地から織られ、オリジナルのデザイン。既製のものには描きたくないと、職人さんのプライドも持ち合わせた方だった。ただ、デザインや描くものなどは相談に乗るとのこと。染みがついたり色が飽きたら染め直しも実費でさせてもらうと、実直な職人さんだった。
 それらのことをその女性に伝えると、お礼を言って帰って行かれた。

 普段、白デニムのジャケットをトレードマークのように着ている私。できればこのジャケットに描いて欲しいと思ったのだが、ちょっと困難かもしれない。これに描いて、と持ちかければ、ジャケットを買った見返りに描いてくれるだろうかと打算してみたり。せこいなあと思いつつ、こうやって工房の宣伝をしておこう。

 そのまま関係者の方たち(ご住職の奥様や馬頭琴の嵯峨さん、朗読の皆さん)に挨拶をして帰るつもりだったが、阿弥陀さまや源融公のお墓を見ていって下さいと奥様に勧められ、結局みんなで宝物館に向かう。関係者のものと言えばそのまま入れるように声をかけてあると、奥様の心遣いをありがたく頂戴した。
 外はもう黄昏れており、午後も遅くなってから出てきた黒い雲に覆われようとしていた。宝物館はコンクリートの大きな建物で、高い階段を上がっていく。コンクリートだが、高床作りとなっているのだ。
 
041108_03.jpg
国宝 阿弥陀三尊如来座像(TVサイトからの借用)

 宝物館では若い僧侶の方の説明が始まっていた。この宝物館は春期・秋季の年2回しか公開はされていない。この阿弥陀さまは入って直ぐ左手にそびえていた。源融の顔を模したと言われる阿弥陀さまだ。鼻筋の通った端正なお顔立ちだ。その説明をする若い僧侶、どこかで見たようなと思っていたら、自ら「阿弥陀さまによく似た平成の光源氏」と自己紹介をされ、ああっ、と思い当たった。本当にその方は、阿弥陀さまによく似ておいでなのだ。

   そのせりふ、NHKのテレビで聴きましたよ

   はい、NHKにそう言えとさんざん言われました(^^ ;

 全員大爆笑。NHK京都放送では現在源氏物語の特集で、夕方「京いちにち」の番組内でクイズ形式を含んで様々な施設やゆかりの地を紹介している。その中で確かここ、清涼寺もあったのだ。

 巧みな話術とわかりやすい説明を聞きながら館内を廻る。彼は別名琵琶説教師と異名を取る、琵琶奏者。来年札幌のお寺に呼ばれているとのことで、縁と災難はのたとえ通り、札幌から来られた朗読グループ、馬頭琴奏者と、どんどん人の輪が広がっていく。不思議な縁だ。

 館内の案内を終えると、今度は外へ出て境内へ。融公のお墓はよく知られていることだが、あえてあまり宣伝はしないとのこと。最近の仏像の盗難や災難に備えてと言うことだった。最近宝物館に避難してきた仏像もあった。悲しいことだ。
 幸いお墓は木々に囲まれて静かに佇んでいる。門の大きな扉も今は閉じられ、すっかり夜の帳がそれに代わって降りようとしていた。雲は低くたれ込め、今にも降りそうだ。その中で世の中のざわめきを知らぬようにひっそりと、苔むした墓標は立っている。その横にはどなたのものとは知れぬ小さな墓標・・・ 彼の公にできなかった愛妾たちか水子なのか・・・
 我々は静かにそれらに向かって手を合わせる。

IMG_8416.jpg
手水鉢の水

 名残惜しかったが、メンバーの方々と今度こそ別れを告げ、連絡先などを交換して清涼寺;嵯峨釈迦堂を後にした。
 
 その頃には全てが終わるのを待ちかねたかのように、暗い空からは大粒の雨が落ち始めていた。
【2008/10/29 10:42】 イベント | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
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コメント
われもこうさん、お早うございます。
この日、お天気がイマイチだったので、見ずに写り込んだ空はモノクロみたいになりました。
このジャケットをトレードマークにしましょうね(笑)
【2008/11/01 05:57】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
鳥獣戯画模様なんて、素晴らしいですね〜〜京都でこのジャケットを着た女性に会ったら。ご挨拶しますね^^


手水鉢に映りこんだ葉影が素敵です
【2008/10/31 23:25】 URL | われもこう #-[ 編集]
モナカさん、お早うございます。
 >ジョークで始まると場が和みますよね
いえいえ、関西人は笑いをとってなんぼですから、和ませると言うよりも、いかにして笑わせるかです。
和柄は今やブームと言うより、それがあって当たり前くらいに、普通に使われる絵柄になりました。何に使ってもとてもぴったりあいますね。
【2008/10/30 05:55】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
紫さん、お早うございます。
そう、仏さまはやはり優雅でないとね。四天王たちは別ですけど(笑)
【2008/10/30 05:51】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]


スピーチでも一寸したジョークで始まると場が和みますよね。
若い僧侶さんの阿弥陀様の様なお顔だちと軽い自己紹介で打ち解けた雰囲気が作られた様ですネ。

白いジャケット。
モダン (死語?) さに古代のデザイン、 意表を突く新鮮さです〜♪
【2008/10/29 23:46】 URL | モナカ #WARxrlg2[ 編集]
ここの阿弥陀さまはほんとに優美なお顔立ちですよね。
筋肉や血管が力強く浮き上がった鎌倉仏もかっこいいですけど、やっぱり平安仏は良いなぁ、とここの阿弥陀さんみてつくづく思いました。
【2008/10/29 22:46】 URL | 紫 #-[ 編集]
ひげさん、こんばんは。
 >色極めて黒く・・・
そんな人が着たら余計に似合いそうだと思うんだけど。
このジャケットは一目惚れで買ってしまいました。きっとレンズより安いはずやと思います。

驚異110cmって、でかっ(-_-;)
【2008/10/29 21:57】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
あーちゃん おばんです。

おっちゃんが着たら・・・どんな風に見えるかなぁ・・・胸囲110身長169体重??
髪最近短め・・色極めて黒く・・・歩きガニマタ・・・。笑)

でも素敵なジャケットですね。
【2008/10/29 20:49】 URL | ひげ #-[ 編集]
空豆さん、こんばんは。
スーホの白い馬、泣けますね。でも、てっぺんについていた馬の飾りは可愛かったのです。
【2008/10/29 20:27】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
職人さんのこだわりと心が詰まったジャケットなのですね…。スーホーの白い馬、思い出しました。悲しいお話でしたね
【2008/10/29 11:32】 URL | 空豆 #-[ 編集]
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