
その1

先日、祇園東の舞妓富多愛さんが、晴れて襟替えの運びとなった。以前から噂に聞いていたので楽しみだった。富菊ののれんをくぐって姿を見せた途端、シャッター音の凄さ・・・ 勿論、いつになくカメラマンの人数も半端ではなかったのだが。
なんでこんなに多いんだ?
と、待ち時間に噂し合った。あとから思えば写真家ロバートさんの功績も大きかったのかも知れない。

その2

その3

どちらかと言えば少し大人びた顔立ちの方だったので、舞妓よりは芸鼓の方がお似合いなのではと感じていたが(ちまたでもそのような噂も耳にしたことがある)、まさにその通りで、上品な顔立ちがとても美しい。後日現像しながら思ったのだが、今は現役を引いて若女将となっている、祇園甲部の綾乃さんによく似ている。上品な中にかわいらしさの残り、目元がなんとも言えない。
木漏れ日がスポットライトのように当たっていた。

その4

その5
みんなの要望にも応えてぐるっと一回りして後ろ姿も撮らせて貰ったら、さあ、挨拶回りに出発だ。

その6
まずはお隣さん、RINKENさんから。

その7

その8

その9
お気軽にお入り下さい。はい、入ります(笑)

その10

その11
満さんの前ではお決まりの撮影タイムを僅かに取っていただく。

その12

その13
芸鼓大所帯の繁の家では挨拶は念入りに。多分。どなたか顔を出して下さることはないかと期待したが、まあ、無理というものだ。

その14
ここでは痛恨の場所取り大失敗・・・(T_T) この写真展が市内各所で行われていることは知っていたが、こちらでこんなのをされているとは知らなかったのだ。いや、出かける時間もなかったし。そして身動きできない事態になってしまった。

その15
自分にはこれが精一杯だった。痛恨の一瞬。どうにも成らないときと言うのは、泣くに泣けない。

その16

その17

その18
祇園を少しだけ回って、東に戻って来た。

その19
この時刻になってようやく陽射しも柔らかくなった。暑さに負けて途中で帰って行かれた方もあったくらいだったので、富多愛さんは大丈夫だっただろうかと心配したが、この通り、涼しいお顔だ。う~ん、やはりこれは若さだろうか。このお仕事は体力勝負でもあるし。

その20
挨拶回りを終えて、このあとすぐにお座敷が待っている。既に舞妓の表情から大人の芸鼓の表情に変わっている。今後の活躍がとても楽しみな方だ。
この度は襟替え、まことにおめでとうございます。益々のご活躍をお祈りいたします。ご一緒いただいた皆さん、暑い中長時間お疲れさまでした。