
その1
新年に於ける行事の締めくくり、新年竟宴祭が行われた上賀茂神社。今にも雨が降り出しそうな怪しげな空だった。撮影は1月5日。

その2
始まる頃にはとうとう冷たい小雨が降り出したので、神職の方、平安雅楽会の方ともに傘を差しての登場。

その3
橋殿の脇、御手洗川では開演に合わせてかがり火が焚かれた。雨に濡れないように覆いがかぶせられていたが、それでも少し火の回りが悪く、初めのうち少し煙が立ちこめたがそれもすぐに解消。

その4
奉納舞をされる方がここで面を付けるが、そこは暗黙の了解。面を付け終わったところがいいだろう。

その5
演目は「散手(さんじゅ)」高い技術のいる舞だそうだ。宮内庁楽部なんかでも最近はあまり演奏されないとか。上賀茂神社の解説によると申年にちなんだ演目と言うことだった。そう言ったまれな演目を拝見できてそれはそれでとても嬉しい。
神職のお祓いを受け、舞が始まった。

その6

その7

その8
見ての通り、衣装だけでも重装備。また難儀な舞とのこと。しかしこの舞にしかない振りもある。鉾を持って舞う姿は誠に勇壮だ。

その9
舞台の前方に向かって小走りに向かう。正面へ向かって走る舞振りはこの演目にしか見られない。走り舞と言うそうだ。

その10

その11
どの場面で終わるのかよく解らなくて、舞台から降りてこられてようやく終わりだと知らされた。

その12

その13
暗くなった境内、小雨の降る中を傘を差して帰って行かれる姿を見送った。まさか珍しい舞が見られるなら、動画の準備もしておいたらよかったなぁと悔やんでも遅すぎた。

その14
誰もいなくなった舞殿。ちょっと寂しげだ。先程までの華やかな空気が消え、元の静けさが戻っている。

その15
勢いのなくなったかがり火。

その16

その17
三々五々見学客が帰っていく中、自分だけ戻ってきてシャッターを切っていたら、それに気づいて下がって下さった。ありがとうございます。丁寧にお辞儀をしてお礼を言う。

その18
お守りの授与所の業務を終えた巫女さんたちも帰って行かれる。寒い中お疲れさまでした。