
その1
お地蔵さま、今年も来ましたよ
夜明け前、まだ暗いうちに家を出てやって来た神護寺。いつものようにお地蔵さまにご挨拶をする。途中、ホテルの宿泊客だろうか、年配のご夫婦を追い越した。
あんたぁ、元気やなぁ
はい、通い慣れた道ですから
いや、決して楽な石段ではないが、道々撮影しながらであれば休みなしで上がっていける。それに今日はちょっと急ぎたい目的もある。それは・・・

その2

間に合った!なんとか間に合った。今年は若干紅葉が早くて、焦って来たものの山門前はまだのようだったが、朝日の当たる山門を見たくて早起きをしてきたのだった。

その3
門の中からオレンジ色の朝陽を眺める。先におひとり先客がおられて、邪魔にならないよう大急ぎで中へ入らせて貰う。

その4

その5
あっという間に陽は昇り、境内が淡いオレンジ色に包まれていく。

その6
ここにも先客。皆さん早起きだこと。下から先に撮りたかったが、彼に倣って石段を上がった。

その7

その8

その9
まだ金堂前の石段付近しか色づきは強くなかったが、この辺りの眺めは一番いいから充分かも。そう言っている間にも陽が射してくるのがよく解る。それでは当たってくるところから眺めていこう。

その10

その11

その12

その13

その14
う、眩しい・・・ でも気持ちの良い光だ。例年より少し早くに来たので、陽が射す時刻も少し早いのだった。では再び石段を降りる。

その15

定番ではあるが、やはりこの眺めは見ておきたいものだ。今年は特に朝日が当たっているところがちょっと嬉しかったりする。

その16
真っ赤なもみじは灰色の石段がより一層色の鮮やかさを引き立てる。

その17
ちょっとオレンジ色のもみじも愛でて。

その18
既に散りもみじになっているところもあったが、概ね満足できた。

その19
再び戻って来て、

その20
後光の射す(笑)山門を見たら帰ろうか。

その21
本坊も陽が当たってきたが、

その22
こちらの当たり具合の方が気持ちがいい。仁王さまもようやくお目覚めだろうか。振り返りながら石段を降りていった。

その23
休みどころのもみじももうすぐ盛りを迎えそうだ。その頃再訪したいものだと願いつつ、神護寺を後にした。