
その1
秋分の日、この日は今出川大宮界隈では清明祭に伴い文化祭が行われる。その中で文化財にも指定されている冨田屋さんではお茶席が設けられた。お茶席の御接待をされるのは、上七軒の舞妓梅ちえさん。予定時刻より少し早めの開始となっていた。
かんざしは9月の桔梗、お着物も薄紫で揃えて、とてもお似合いだった。

その2

その3
外国人のお客さまもおいでになっており、冨田屋さんのスタッフのご指導で慣れない手つきで薄茶を召し上がる。その味にびっくり眼?

その4
もう少ししたら清明神社から御神輿が回ってくるのだが、それを待つ間ちょっとお茶席へ。

その5
いつものメンツが前列に陣取り、それぞれのお菓子を並べる。
いつもの顔ぶれで済みません・・・m(_ _)m
などと言うと、梅ちえさんは苦笑。さもありなん。

その6

その7

その8
見事な手つきで次々と我々のために薄茶を点てて頂く。そう、お客さま全員の分をお一人で点てるのだ。これは結構たいへんそうだ。しかし、そんな辛そうな素振りは一切見受けられないのがプロの舞妓。

その9

その10
と言い訳でもないが、ちょっと一息ついて撮影タイム。デビューした頃のおぼこい感じがまだ残ってはいるが、本当に素敵な舞妓さんになって来た。初めての梅花祭で、
この子は化けるよ・・・
などと言っていたおじさんの意見に私もそう思ったが、実際にそうなりつつあるのがまた嬉しい。

その11

その12
次のお客さまにお茶を点て、ちょっとだけ撮影時間を作って頂いた後、席を後にした。

その13
お祭りの半被を着たかわいらしい女の子が、梅ちえさんにかぶりつき・・・
あたしも大きくなったら舞妓になる!あたしの方が似合うてるで
と、言ったかどうかは不明だが、対抗意識は燃やしたに違いない。

その14
そのきらきらした瞳に笑顔で返す。きっと梅ちえさんもそんな少女時代を経て上七軒へ足を踏み入れたのだろう。

その15
多くのお客さまに御接待をして、本当にお疲れさまでした。またよろしくお願いします。