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襖絵見学ツアー報告レポート @妙心寺塔頭退蔵院第2弾
1-IMG_6125.jpg
その1

 25日から再開された襖絵見学ツアーに出かけてきた。3月に参加して、そのあとどうなったのだろう?壽聖院本堂の襖絵が完成しての見学ツアー。まずは退蔵院で簡単な説明を聞く。前回に聞いているので内容はほぼ同じ。違うのはあれから彼女がどう変わってきたのか。副住職のお話しだけでも充分期待ができる。

 今回参加が初めてという方が多かったのは、競争率に負けたからだろう。今回は1日3回も設定してあり、25日から1日までと期間も長い。空き状況を見てみると、さすがにもうごく僅かだった。

 さて、退蔵院での様子はまた今度と言うことで、早速壽聖院の方へ移動した。

2-IMG_6138.jpg
その2

3-IMG_6139.jpg
その3

 普段は非公開の壽聖院。染井吉野が咲く頃は昼食のプランがある。ま、それはいいとして、玄関先のこのお地蔵さま、退蔵院の副住職さんをご存じの方は解ると思うのだが、お顔がよく似ているのだ。本当に。今度お逢いしたら確かめるといい。
 そして玄関に入ると出迎えて下さったのが、平成の絵師村林さんご本人。

   こんにちは、お世話になりますm(_ _)m

   どうぞ、お上がり下さい


 ほんの数かヶ月前とは打って変わって、どこか迷いが吹っ切れたようなすがすがしい表情をされているように思った。板の間に上がり右へと折れると本堂へ行く廊下になるが、その突き当たりの襖にスズメが2羽、戯れているのが見える。それだけでテンションが上がったのに、続く襖の裾にはもっとたくさんのスズメが群れているではないか。これか?新しく描かれた襖絵は!

4-IMG_6141.jpg
その4

 本堂に入ってもっとびっくり。ぐるりと巡らされた襖にはたくさんのスズメと重たそうに稲穂が垂れている。スズメはその中でとても嬉しそうに思い思いの位置で自分の役目を担っているのだ。

   凄い!雰囲気が変わりましたね。

   え?以前にも来て頂いたんですか?

   はい、2回目です

 書院のタッチとは恐ろしく変わった絵柄。副住職さんの仰っていた通りだ。ここまで変わったと言うことは、彼女の中で、やはり何かが大きく変わったのだろう。その辺りのお話しは、やはり実際に参加して聞いた人だけの楽しみとしよう。

5-IMG_6143.jpg
その5

 実はこの襖絵、十数面あるのだが、ほんの1週間で一気に描き上げた。いや、正確に言うと描かざるを得なかったというのか、下書きなしの直書きをするだけの気持ちになったのが1週間前というのが実際の処らしい。都会っ子の彼女は稲穂を実際にドローイングしたことがなく、8月になってから高知県まで行って来たそうな。スズメのデッサンも図鑑を見ながら練習を重ね、400羽ほど描いて描いて描きまくった。その努力の甲斐があって、今回本堂の襖絵が完成したのだ。
 残念ながら、と言うより、全てが完成するまでは世間に画像が流出してはいけないので、撮影は禁止。こちらの襖が終了すれば、いよいよ退蔵院の襖絵64面に掛かることになる。来年の春になりそうと言うことだった。

 本堂でのお話しのあと、書院に移動。スズメを見てからこちらの図柄を見ると、知らない人が見ると本当にびっくりするような違い。こちらも結構好きだったりするのだけど。そしてここでハプニング。茶室としてつも使うこのお部屋の反対側へ招くため襖を開けると、悲鳴とともに還ってきた村林さん。なんとごっきーちゃんが走っていたのだ。そこで登場、若い男性ふたり組のひとりがちょっと摘んで放り出してくれたようだ。
 墨もいいものを使っているので狙っているのかも。


 さあ、ここでとびっきりのサプライズ。練習用のスズメのデッサン、お目に掛けよう。

6-IMG_6145.jpg
その6

 スズちゃんの群。日付とナンバリングがしてあって、数が増えるにつれ、それぞれに名前が付けられていくのだ。

7-IMG_6166.jpg
その7

 この子が第1号。まだ写実的で角が取れていない。(なんて偉そうなことを・・・)

8-IMG_6146.jpg
その8

9-IMG_6147.jpg
その9

10-IMG_6149.jpg
その10

11-IMG_6160.jpg
その11

12-IMG_6162_2013082821243227f.jpg
その12

 この紙は50mもある和紙のロール紙。短期間で3本(だったかな)描いたそうだ。襖に使われている紙とは少し質が落ちるそうだが、それでもしっかりとした紙だった。スズメの練習だけでは疲れてくるので、気分転換に描いたのが・・・

13-IMG_6153.jpg
その13

 こんなほのぼのとしたイラスト。こんなのが50mのロール紙に描かれている。もともとポップなアクリル画を描いていた方なので、得意な分野だ。

14-IMG_6163.jpg
その14

15-IMG_6164.jpg
その15

 日本画も水墨画も知らなかった彼女が、こうして歴史のあるお寺の襖絵を描くことになったのも何かの縁なのだろう。このスズメが数百年先の時代の人たちによってどう語られるのか、その言葉を聞いてみたものだ。プロジェクトについてはサイトなどで詳細は見て欲しいと思う。私の言葉で語るのではなくて、副住職さんや村林さんご本人、そしてこのプロジェクトに関わった最高の職人さんたちの想いを凝縮した想い。それらが結集して次の世代へ技術を継承していく。これは単なる襖絵を描くことだけではないのだ。

 ところでこのイラスト、鳥獣戯画のように繋がっていて、とてもかわいい。これをモチーフにしたグッズが出ないかなぁと思ったり。

16-IMG_6178.jpg
その16

 予定時刻を少し回って終わった見学ツアー。充実した時間だった。空には季節の移り変わりを示す雲が流れていた。

 (掲載のイラストは掲載許可を得ています)
【2013/08/28 22:45】 イベント | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
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コメント
Katsuさん、こんばんは。

普段は入れないと聞くと、余計に入りたくなりませんか(笑)
文化財の特別拝観、あれも気になるところがたくさんありますが、
全部回る時間もないし、難しいですね。

手ぬぐいもいいし、乳幼児向けの寝具、衣類や、
食器なんかもいいなあって思います。
実は提案してみようかと思っています。
実際、連れて来られていた10ヶ月くらいの赤ちゃんが、
興味新々に身を乗り出して見ていました。
【2013/08/29 21:44】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
youpvさん、こんばんは。

この春から何かと退蔵院の情報を集めていて、
今回の見学ツアーも即、申し込みましたよ。
今の時代に凄いプロジェクトだと思います。
変わって行く過程に於いて、
少しでもその時間を共有できたことも嬉しいですね。
【2013/08/29 21:39】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
壽聖院に入れたのですね~。
襖絵公開ツアー、そんなのがあるのですか。
雀の絵、かわいらしいですね。
そして、鳥獣戯画現代版のようなカラーイラスト。
これ、日本手ぬぐいとかになったらめっちゃかわいいですね(^-^)。
【2013/08/29 08:12】 URL | Katsu #szTeXD76[ 編集]
おはようございます~。
いいですね。こういう機会は
普段では絶対ありませんので
興味ありありで拝見させていただきました。
デッサンを見せていただけたのも
よかったですね(^^)
【2013/08/29 06:31】 URL | youpv #7yu2AX4I[ 編集]
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