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時刻

京都雪景色紀行最終 in 栂尾山高山寺
IMG_8635高1
その1

 昨日の続きを。この冬、京都には珍しく多くの雪が降った。その雪景色紀行も今回が最後となる。週間予報を見ていると、3月の初めに少し寒の戻りがありそうだが、美山より北部ならまだ降るかも知れないが、南部ではもう無理な話だ。そう思うとこの冬、散々楽しんだのが懐かしい。写真の整理もままならないことが多かったが、それも今となっては懐かしいと感じる。

 さて、ご託は並べずに本題へと進もうか。

IMG_8637高2
その2

 定番と言ったコース撮りではあるが、神護寺、西明寺、そして高山寺と、3ヶ所はこの順で訪れたいところだ。街道沿いに高山寺へと入る。気温も上がっており、濃いチャコールのアスファルトからは蒸気が上がっている。殆ど雪を落とした清滝川に沿って並ぶ楓の枝の隙間にも蒸気がこもって、さながら霧のようにも見える。そこへ陽射しが金色に照らすので、金箔の雪が降っているようにも見えるのだ。淡いオレンジ色の、暖かな光だった。
 
 ゆるい坂道の参道を登り、菱形に並んだ石版におのれの足跡を付けながら石水院を目指す。ここでも頭上から絶え間なく雪が落ちてくるのを傘で庇わなければならない。

IMG_8643r高3
その3
     
コピー ~ IMG_8643r高3大

 早朝ではなかったが、石水院の玄関で声をかけたがどなたの姿もない。二度、三度・・・ 遠くから小さく、ちょっと待ってや、と聞こえてきたのは善財童子の声か?それとも空耳か?やがて奥から低い足音とともに人の姿が現れた。

IMG_8646高4
その4

IMG_8647高5
その5

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その6

IMG_8655高7
その7

コピー ~ IMG_8655高7大

 暖かな陽射しの当たる毛氈は独り占めだった。風もなくさんさんと降り注ぐ太陽の光は、先日までの寒さも嘘のように思える。

IMG_8658高8
その8

IMG_8666高9
その9

 たっぷりと深呼吸をして澄んだ空気を吸い、体内の澱んだ気を外に吐き出した気分だった。すっきりしたあとはお茶席で美味しいお抹茶とお菓子をいただいた。藍色の毛氈が敷いてあり、縁側に近い方に座ろうと位置を移動すると、

   え?なんかこっちの方が暖かだったような?

 毛氈で足の裏が温かい部分がある。まあ、気のせいだろう。程なく運ばれてきたお菓子とお茶。

   まあまあ、そちらではなくて、こちらへどうぞ。こちらの方が暖かいですよ(*^_^*)

 と、示されたのは先ほど暖かいと感じた毛氈の上。よく見ると電子カーペットのコードが見えるではないか。そうだったのかと思わず苦笑い。

   変だと思ったんです。
   そちらがなんや暖かくて、気のせいだと思ったんですけど、これだったんですね

 座ると脚の下からじんわりとぬくもりが上がってくる。う~ん、これはいい。ここから動けない・・・



 と、ここでいきなりであるが、写真がないのだ。撮ったのは撮った。お茶とお菓子と。床の間のわんこの彫刻と鳥獣戯画の間仕切りと、部屋と。現像する前に、保存用の外付けHDDにすでにコピーをしたと思い込んで削除してしまったのだ。RAWファイルの容量は1G以上あったはず。大きすぎてゴミ箱の中からも抹消されてしまったらしい・・・
 それほどどうしてもという画像ではなかったので諦めもつくが、これが大切な画像なら・・・ ちょっと急いで整理していたのが命取りだった。何回こんな失敗したら判るのか。はぁ・・・


 まったりとした時間を過ごし、そろそろお暇をしようかと思い始めた頃、読売TVクルーによる取材が入った。ご住職と簡単な打ち合わせ。石水院の姿と鳥獣戯画に関するお話を、と言う内容だった。その様子を覗いていこうかと思ったが、あまりにも野次馬かなと思って帰路についた。しかし帰ってその夕方、ニュースを聞いてびっくり。鳥獣戯画は江戸時代に裏表に描かれていたものを剥がして、1枚の絵巻を2枚に仕立て直していたことが判明したのだ。ひょっとしたら取材はそのことだったのだろうか。
 ニュースを聞いた日と、参拝に訪れた日が同じだったというのは、これも何かのえにしだったかも知れない。そう考えると不思議な運命に引き寄せられたと思わずにはいられなかった。

 あちこちで御接待のお抹茶を頂くが、ここで頂いたお茶がこれまでで一番美味しいと感じた。栂尾山は、お茶発祥の地とも言われおり、境内には日本最古の茶園がある。ネットで保護され、この日は雪も被っていた。そんな発祥の地で頂くからなのか、お水が美味しいからなのか、本当に美味しいと思った。西明寺で涌き水を湧かしたお白湯を昨年秋に飲ませて頂いたが、これを甘露というのだろうと思われるような美味しさだった。

 様々な思いを残しながら再びバスに乗った。今シーズンの終わりをこの高雄の山で、あるいは高山寺で終われたことはとても幸せなことだったと思う。来シーズンはこれほどまで降ることはないだろう。ちょうどオフの日に出かけることができ、これほどまでに雪景色を楽しむことができたのは、本当に幸いである。

 また、初夏の季節に・・・


 京都雪景色紀行はこれで終了です。長らくのお付き合いをありがとうございました。
【2011/02/25 00:00】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
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コメント
Katsuさん、こんばんは。

データを無くすのは今回が初めてではないのですわ・・・(T_T)
必ず2ヶ所と言いますね。やっぱりそうでしょうね・・・

陽射しが暖かくてどんどん溶けだして、残っているかと心配しながらでしたが、
これだけあれば十分ですね。
【2011/02/26 20:58】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
お夕さん、こんばんは。

鳥獣戯画ファンですか。私も結構好きです。
ジャケットのバックプリントに手書きで描いてあります。

直ぐ下を清滝川が流れていますから、
きっと6月は大合唱が聞けるかも知れませんね。
そうなるとますます雰囲気が盛り上がります。
【2011/02/26 20:54】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
雪、見事に残っていますね。
枝も綺麗にコーティングされてて、緋毛氈とよく似合います。
しかし・・・取り込みミスはイタイ・・・
私もいつも注意してやっていますが、ドキッとしますよね。あと、保存しているハードがぶっ飛んだ時もビクっとします。今のところ、2つの別々のハードに同じデータを放りこんであるので、片方潰れても大丈夫なのですが・・・
【2011/02/26 12:43】 URL | Katsu #szTeXD76[ 編集]
今頃のコメントで失礼します。

私「鳥獣戯画」が大好きで…(特にカエルの所作が)、以前美術館で公開されたときはすっ飛んで観に行きました。

自宅には鳥獣戯画の布製バッグ、タンブラー、Tシャツなどがございます。
あの軽妙なタッチは、すばらしい!

しかしながら高山寺は、未だ行けていませんので、今度訪問したいと思っています。

カエルが鳴く6月頃がいいかも……。
【2011/02/26 11:49】 URL | お夕 #wikz35BA[ 編集]
小紋さん、こんばんは。

びっくりなニュースでした。
貴重な紙でしたから、いろいろ工夫したんでしょうね。
高山寺にあるのは複製ですが、
また違った目で見られます。

たたき起こされたカエルさん、びっくりしたでしょうねぇ。
【2011/02/25 20:59】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
紙をはいで つかったとか つかわないとか かなり大きなニュースとして 
 出ていました。その話だけきいて よんで 場所を確認していませんでした。
 ここでしたか。題材をよくめにしますし 面白いので 身近に感じる 兎やかえるです。
 どぶさらいしてて でかいかえるを 起こしてしまいました。
【2011/02/25 08:24】 URL | 小紋 #-[ 編集]
eiさん、おはようございます。

雰囲気判りますか、よかったです。
どこもとてもまったりできますよ(*^_^*)

今回のミスはまあ、うかつな単純ミスです。
それだけに情けないです。たいした画像ではなかったのでいいですけど、
昨年の悪夢が・・・
【2011/02/25 07:39】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
神護寺・西明寺・高山寺は未だ行った事がありません。
一度訪ねようと思っていますが、
おかげで雰囲気はよく判りました。

写真の取り込みミスは痛いですね(笑)
特に季節を撮ったものは・・・
【2011/02/25 05:03】 URL | ei #4tctviVI[ 編集]
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