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京都「はやぶさ」シンポジウム in 京都大学百周年時計台記念ホール
P2060432.jpg
行列

 本日まで開催されていた小惑星探査機はやぶさ特別公開、その最終日の今日、シンポジウムが行われた。先着500名ということで早めに行って並ぶことにした。開場13時半、開演14時に12時半に出かけるとすでにこの行列。100人あまりは居たと思われる。
 席は確保できたが、真ん前に空いていた席にはよりによって大きな若い男性が座った。それもピンポイントで・・・

   最低や・・・(T_T)

 公演が2第、小休憩を挟んでパネルディスカッション。

 演題1は「はやぶさ探査機がたどった来た道とこれから先の道」。山川宏氏(京都大学生存圏研究所教授)によるはやぶさの開発過程と7年間の軌跡の要約を、15分にまとめた映像を入れての講演。
 イトカワは530m程度の小さな小惑星。そんな小さな小惑星をどうやって見つけたか。天空の写真を時間差で撮り重ね合わせると位置がずれているという、怪しい動きをする星に注目して発見したという。世界でも例を見ないサンプルリターンと言う、とてつもないプロジェクトはそうして始まった。

 いよいよタッチダウン開始を検討するとき、3ヶ所候補が上がった。イトカワの形がはっきりしてきたときから愛称となった「ラッコ」、その首の辺りが平らでタッチしやすいだろうとなった。他、場所を説明するのに首の辺りだとかお尻の辺りだとか、位置がわかりやすくなったそうだ。

 はやぶさは家庭用冷蔵庫に太陽光発電のパネルが付いたようなもの。500kg程度の重量に対し、70kg程度のキセノンを搭載し、世界初の長時間連続稼働のイオンエンジンで飛び続けた。たくさんのトラブルにも遭遇。最終的に4基のエンジン全てが動かなくなった。4年で帰還する予定が多くのトラブルで3年も延びて、耐久力がなくなったためだ。しかし残っている機能をあっちからとこっちから集めて何とかひと組のエンジンとして作動させた。イオンエンジンの仕組みのおかげかと思った。

 やっと帰還を始めたものの、今度は燃料漏れから身体の向きがよじれて電波が途絶える。宇宙の迷子になってしまった。何ヶ月もかかって彼の発する弱い電波をキャッチ。ようやく地球へ向けて道を示してやることができた。はやぶさも心細かったに違いない。太陽を挟んでの向こう側、60億キロの彼方だ。

 地球に帰ってきた。最期にはやぶさに故郷地球の映像を目に焼き付けてやろうと、大気圏突入まで映し出した地球の映像。その画像を心に留めてはやぶさは最期の使命を果たして燃え尽きた。パネルが身体がばらばらになって燃え尽きるその姿は夜空の花火のようで、最期の命を燃やした光は神々しいものに感じた。
 
 燃え尽きる寸前、彼は大気圏再突入カプセルを放った。炭素繊維を織り込んだヒートシールドはカプセルを保護し、その表面は熱を放って内部が暑くならないように守る。3000℃にも耐えるヒートシールド、それがそのまま付いているとカプセルは熱くなってしまうと言い、途中でそのシールドも外れる。翌日、シールドも無事回収されている。展示してあったヒートシールドの表面は、焼けたあとが生々しかった。

 落下させたオーストラリアの砂漠。予定地点にほぼぴったりに落とせた。カプセルを回収したのは、カプセルの外側を設計した本人と言うことだった。7年もの歳月、じっと帰還を夢見てきたカプセル。その生みの親に拾われたカプセルは喜んでいたのではないだろうか。


 結果、回収カプセルからは1600個あまりの微細なイトカワのものと考えられる物質が入っていた。快挙だ。その物質はまだ調査中だが、初期調査が済むと今度は研究内容を公募し、二次調査が行われる予定になっている。また、2014年にははやぶさ2の打ち上げ予定で、2020年帰還予定が既に決定している。

 宇宙開発はまだまだこれからだが、これが何の役に立つのかと質問されることも多いとのこと。質問コーナーではそう尋ねられたらどう答えるのかという問いに対して、宇宙の学問の他に生活を快適にする技術の恩恵にあずかることができると言う回答。今はケータイにも付いているGPSもそのひとつ。気象衛星は天気予報にも欠かせないもので、そう言った今や生活に欠かせないものは宇宙開発の産物なのだ。


 たくさんの質問が寄せられたため、予定時間を30分オーバーして終了した。定員500人はあっという間に満席になったようだった。公開にも数千人の小中学生を含めて多くの人がはやぶさの成し遂げた成果を見に来た。全身傷だらけになりながらも懐かしい地球に帰ってきたはやぶさ。獲物をしっかり咥えてそれを待っているもののところへ真っ直ぐ飛んで帰ってきた。まさにはやぶさという名前は、イオンエンジンを備えた彼の名前にこそ似合う。

 この後展示は札幌へと移る。この感動は日本人の誇りとして国内に行き渡るのだ。
【2011/02/06 23:03】 イベント | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
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コメント
マダムさん、おはようございます。

ここでは書き足りないことが多いのですが、
このプロジェクトの結束力の素晴らしさなど、
たくさんの人に知って貰いたいですね。
TV中継はその点、告知するいい機会だったと思います。
くだらないバラエティは好みません。
【2011/02/09 07:07】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
聞けばきくほど素晴らしい頭脳と精神力のおかげで、成功したとのことですね。でも、クライマックスである帰還の瞬間をテレビ中継しなかったのは、日本として本当に悔やまれることですよね。
タレントのくだらない私事は、しつこく放映するのに。。。。
【2011/02/09 00:09】 URL | マダム #-[ 編集]
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