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慈愛LOVE お経×即興演奏 四人四色の音絵巻
慈愛ポスター

 久し振りにCDを購入した。購入先はラグインターナショナルミュージック。いつもライブに出かけているところのミュージック部門。レーベルを立ち上げているのだ。先日送られてきたDMにこのCDのパンフレットが入っていて、興味をそそられ聞いてみたくなった。
 お経は嫌いではない。むしろ耳なじみがある。と言ってもお寺の生まれではない。父が亡くなってからあれよあれよという間に叔父や叔母を次々と亡くし、葬儀と法事で度々聞くことになったというわけだ。

 お経と4人のアーティストによる即興演奏でセッションしたようなもので、お経はもちろん、実際の僧侶が読経している。ピアノ山下洋輔氏、トランペット日野皓正氏、ギター阿達久美氏、同じくギター岡本博文氏、ドラムマーティー・ブレイシー氏。そして読経は真言宗山階派大本山佛光院の僧侶が、その素晴らしい声を響かせている。

 今の荒んで悲しい話題しかないような今の時代にこそ、こんな曲を響かせて行けないものかと、そんなことを思いながら、何も予備知識もなしにまずは聞いてみた。

 それは感情の渦のようだった。楽器と読経の声がこれほどまでに響き合っているとは、想像以上だった。僧侶の声は楽器と同じではないだろうか。仏に祈りを伝える楽器。雅楽などを奉納する、あれと同じだと感じた。即興演奏と読経の声が見事に調和して、心に響く音色となって伝わってきた。優しく、時には力強く、我々に語りかける法話のようにも聞こえる。

 それぞれの曲に対する気持ちを、簡単にまとめてみた。

1:序 
雨の音が心地よい。深い森はしっとりと雨に濡れる。そうやって命がはぐくまれる。プロローグとして最高だ。

2:鳴
やがて雨はピアノの音になり、命の成長を続ける。その成長を助けるのが声明。やがて雨はピアノの音になり、命の成長を続ける。その成長を助けるのが声明。小刻みなシンバルは時の揺らぎ。揺らいでは崩れ、また形を作り、そうやって世界が成長を続ける。

3:忠
ホラ貝が響く。心を引き締めろと鳴り響く。トランペットがその呼び声に応じて叫ぶ。高く、低く。輪唱を奏でる。原風景が鳴る。

4:祈
リズムを奏でるギター、かき鳴らすギター。真言は強い気を放って祈る。強い読経とギターが相まって、そこからは激しい気の渦が宇宙へと渦巻いて昇る。昇天へと誘う。

5:抱
つま弾く弦に野鳥のさえずりがハーモニーを奏でる。朝の静寂はピアノと緩やかな伸びのある読経の波がゆっくりと朝のひんやりとした空気を包み込む。包み込まれた暖かな空気は安心したように目を閉じて、空へ飛び出す準備をするのだ。ピアノの音色は子守歌。さなぎのように眠る空気は、読経の声に生まれ変わろうとしている。

6:蓮
一心に祈る読経の声。その声に優しくギターが目を覚ます。朝の陽射しを浴びて、空へと伸びをすると、本当の自分の姿が見えてくる。透き通った命の形。

7:信
小川のせせらぎが春を告げて1日が始まる。般若心経は心の乱れを糺して新しい日の出を祝福する。遠くでホラ貝が鳴り力強さを与えてくれる。山の彼方から吹き下ろしてくるそのホラ貝の音は、ともすれば萎えてしまいそうな心の乱れを真っ直ぐに導く。

8:桜 
お経がギターを伴奏に歌っている。ギターが現実のもの悲しさや辛さ、やるせない思いを語り、お経がそこから連れ出してくれるような、救いの声に聞こえる。遠くでしゃらんとなるシンバルの音は蓮の上を飛び交う蝶のようだ。

9:道
ギターが読経に載って、ゆっくりと空へ向かって伸びをする。リズムをとるシンバルは、伸びをするギターをそっと引き上げていく蜘蛛の糸。とても細いが決して切れることのない、信念の道。

10:矢
真言を唱える力強さ。真言を唱える声の力強さに進む方角を見いだす。トランペットが迷った心を現し、声に導かれて行けばそこは温かい心の中に至る。
最後は力強いトランペットが正しい道に戻ることができた。

11:輪
優しいピアノの調べ 柔らかなお経の響き やがてピアノは小刻みにステップを踏み出し踊り出す。それはあたかも仏に舞を奉納しているかのような輪舞。

 これらは曲と言うより、自然界からの語りかけてくる、耳には聞こえないここの声のように感じた。とても素晴らしい楽曲だった。お経と即興演奏がぴったりと解け合っていた。
 このCDを本堂で流すとか、静かに縁側に座ってお庭を眺めながらとか、そんな聞き方もいいし、オフタイムに間接照明だけにして、お香を焚きながらリラックスするときにも聞いてみたい1枚だ。

 曲の感想は、聞いたものにしかわからない感情を伴う感覚でしかない。機会があれば、是非とも聞いてみて欲しいと思う。
【2010/10/21 00:00】 ライブ | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
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コメント
ひげさん、こんばんは。

読経の声も一種の楽器ですよね。よく響く読経の声は本当に気持ちのいいものです。
おばちゃんたちが観音さまに見えませんか(笑)
【2010/10/21 22:07】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
あーちゃん おばんです。

田舎に帰りお寺さんの朝の読経に行きますと・・・おばさん達の読むお経は素晴らしい・・・いつも聞き惚れてしまいます・・・浄土真宗ですが・・・女性の持つ優しさだとか強さが仏様とシンクロします。
【2010/10/21 21:47】 URL | ひげ #-[ 編集]
torimy さん、こんばんは。

これはね、普通にお経を唱えてもらって、楽器で即興の曲と言うより、音をコラボさせるって感じなんや。
そやから多分想像している内容とは、ちょっと違てると思うわ。
音とお経が流れてるって感じ。

この記事の企画はね、ラグからの提案で、CDを聞いて感想文をブログで発表する。
それをラグが読んで、ラグのサイトにリンクを張るというものやねん。

般若心経はみんなで彼岸に行けるように、道(教え)を信じよ、みたいな説法を学生時代に薬師寺の故高田光胤さんの講演で聴いたことがあります。
私、その講演を聞いて泣いてしもた・・・
【2010/10/21 20:22】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
難しいことが書いてあってよくわからん。

でも 法華経などはお釈迦さんが生まれてから物語のようだから(←聞いた話だよ、間違ってたら笑っといて)それを音楽に載せて歌っちゃうってのは(読むのか? やっぱり)悪くないかもしれない・・・と、知りもしないのに勝手な想像!
でも般若心経って、実際何が語られてるんや?歌にできるんかいな 
【2010/10/21 19:32】 URL | torimy #4a1thY..[ 編集]
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