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源氏物語へいざなう夕べ in 嵐山くろちく むかでや黒兵衛
IMG_5577舞台
舞台

 レポートがすっかり遅くなってしまった、いつもの木もれ日さんの公演。先週8月7日土曜日のことだった。今回は再びくろちくさんの企画で朗読劇、お食事、そして大堰川での宮廷鵜飼いと、凄い内容のイベントとなった。

 遂行人数は30数名と少なく、その代わりくろちくさんのたっぷりとしたお持て成しの提供が行われた。

IMG_5590京言葉
京言葉

 こんな機会だからと、木もれ日さんの身内の方も何人か参加。終了時に感想を聞くと、口々に興奮状態でよかった!と。私はくろちくさんの回し者ではないが、その言葉はとても嬉しく思った。

 さて、今回の舞台はまた厳しいものだった。前日、舞台のセッティングと立ち位置の確認だけしかできなかったそうで、当日現場を見た私は背景の美しさに驚くと同時に、これはえらいこっちゃと。舞台用の場所ではないので仕方ないが、太い柱が邪魔をして全体が見えない。リハ当日、急な仕事の助っ人で参加できなかったのがちょっと悔やまれたが、それは仕方ない。

 トップを切って京言葉が始まったが、今回は木戸銭をいただいて行う公演ということがプレッシャーなのか、声が小さい。うわずっているようにも聞こえる。お客さまは少ないので大きな声でなくても大丈夫だが、いつもの聞こえ方でないのが私にはどうも落ち着かない。まずは何事もなく終了。そしてBGMが変わり、本編が始まった。

IMG_5595朗読1
朗読その1

IMG_5602朗読2
朗読その2

 紫の上の立ち位置が遠い。柱の向こうは辛い。ビデオカメラをセッティングするときに、かなり位置を下げて広角にしたが、もう少し中央に入ったらよかったかも。ビデオカメラの位置も隣がお食事の会場となっていたのでふすまが閉められると聞いていたため、敷居の内側にセッティングしたのだが、思ったより開けたままだったので失敗だった。
 開場の時にビデオをセッティングして、私はちょっと受付で用事があったのでくろちくさんのスタッフさんと一緒にいなければならず、開演したときはスイッチを入れるのが精一杯で、本編が始まったときに再び位置を直せなかったのが自分でも悔しい。お店との打ち合わせも当日行われたのだが、分刻みで凄いなあと感心する前に、自分の役目をもう少しきっちり考えておくべきだった。今回の私の大失敗だ。この次はないのに。くろちくさんが今後もまた企画して下されば話は別で、次は私もかなり口を挟ませて頂くだろう。

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朗読その3

 う~ん、どうもいつものペースではない彼女らの公演。それとも自分だけがそう思っているのか。折しも京の七夕のイベントが始まっており、嵐電のエントランスではライブが行われていて、騒がしい。最後列のお客さまはどう感じておられるだろうか。お店の音とか、写真を撮りながら背後をうろついている自分だけが感じる雑念だろうかと思いながら、落ち着かない。

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朗読その4

 受付にいて、スタッフさんにお聞きしたのだが、最初に来られたお客さまは福岡から一番に申し込みがあったとか。少しご年配のご夫婦で、お二人とも白っぽいお着物。麻だろうか、涼しげに着こなしてとても素敵だ。
 素敵と言えばここ、くろちくのスタッフさんたち。若い女性が多いのだが、てきぱきと力仕事もこなし、とても感じがいいのだ。司会の方はこれがまた素晴らしい声の持ち主で、聞いていてどれだけ気持ちがよかったか。披露宴などでも司会をされるのだろうが、場の雰囲気を壊さず、静かに染み通っていく声。話すプロだからと言えばそれまでだが、彼女らと一緒にイベントを行っていくことの楽しさと緊張は、最後まで続いた。その緊張が融けたのは鵜飼いが終わって、今回のイベントがすべて終了した時だ。やっとスタッフさんも緊張が緩み、素顔の年齢で会話ができたように思った。

 ここのスタッフさん、というか、会社の方針なのか、イベントスタッフさんたちはこちらの要求や提案などを厭な顔のひとつもなく、耳を傾けて下さる。自分たちがいいと思った企画はどんどん遂行させてもらえるようで、気楽さはあるが、反面、大きな責任もついて回る。それを諸戸もせずこなしていく若いスタッフ。接していてとても気持ちがいい。素晴らしいスタッフさんたちだった。

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朗読その5

 何回も見て聞いている朗読劇だが、ここで初めて体験したというお客さまも多い。出だしからハンカチを取り出して目元を拭きながらという方もあった。私も初めはそうだった。今は、そうだな、やっと客観的に聞けるようになったと言うべきか。木もれ日Genji組のメンバーではないが、外部スタッフ。どっぷりと一緒にいるときっと見なければいけないものも見えなくなるが、一線を置いてメンバーとして行動を共にしているので、ちょっとここは、と思うこともある。その分、しっかりと意見を言えるようにしなければいけないと心に言い聞かせる。

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朗読その6

 ところで、この朗読劇は約45分のもの。フランス語の朗読を入れるとちょうど1時間になる。打ち合わせでは終了10分前くらいで給仕の準備を始めると言うことだったのだが、スタッフさんが私に確認に来られた。時刻はこの時17時50分を回ったところ。お客さまの集合が遅れて予定より10分遅れの17時10分に開演したので、もう少し残っているはずだった。公演は1時間ですと答えたものの、待てよ、と既に舞台のそでに待機していたリーダーに確認。舞台はあと数分でもう既に終わりそうだ。

 どうも10分前のタイミングがわからなかったのか、ずれたのか、時間が欲しいと言うことだった。確かに打ち合わせの時に10分前としたが、どの台詞の時とは確認はせず。急遽予定変更。終了後、自己紹介を簡単に行い、そのあと歓談の時間を作った。自己紹介を知らされていなかった舞台上のふたりは、かなり焦ったそうだ。しかしそこが木もれ日さんのえらいところ、そつなくそれをこなす。
 あとから考えれば、この時に歓談の時間を作り、準備してきた本17冊を見て頂くことで、感動そのままに本を見たり会話をすることで、なお一層感無量になったようだった。

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朗読その7

 最後紫の上が亡くなり、嘆きの源氏がひとり、残される。客席からはしきりにシャッターが切られ、ハンカチが忙しげだ。BGMが、その場をぐっと盛り上げるフィナーレ。何回見て聞いてもじんとくる。だが私のお気に入りは違うのだ。

 今回の公演はかなりいつもと違う感じだった。簡単に感想を言うと、

①全体に声が小さい。ま、これは会場の大きさとお客さまの人数でそうなるかも。普通の声量だったので、前列の人は特に心に滲みる、いい朗読だったそうだ。しかし、後ろで聞いていると、ちょっと遠い世界だった。その中でひときわナレーションと源氏の君が目立ってしまった。

②場所が狭かったためか、動きがぎこちない。朗読がメインでそこに少し演技がつく朗読劇ではあるが、それでも動きに大胆さがなく縮こまっていた。

③六条御息所の一番の見せ場はおどろおどろしい怨霊だが、彼女の高貴な上品さを失わない冷静な怨霊、今回のこの姿はなかなかいいと思った。人を威嚇してすくみ上がらせる演技がとてもお気に入りだったのだが、この舞台でナレーションを聞いてその場面に入ったとき、この高貴さ、素敵、と思った。怨霊になろうとも高貴な気位を失わない御息所、女王のようだった。先日、某高校で公演をしたのだが、その感想に怖いというイメージがずっと残ったままだったとか。怨霊になってしまった彼女の悲しさ、それをまず感じて欲しかったので、それではちょっと六条御息所が悲しすぎる。

④全体を通して言えることだが、何故か今回は朗読劇全体が雑に見えて仕方がなかった。雑音が入りやすい条件だったためなのか、木戸銭をいただく公演で緊張したのか、その辺りは定かではないし、自分も落ち着いてじっくり見ていたわけではないのだが、丁寧さに欠けていたように見えた。

⑤公演のあと、「こんな年の源氏でイメージが崩れたかな」と彼女は呟いていたが、源氏17歳から46歳、だったかな、その人生を表現するのに途中化粧を変えるわけにもいかないので、そこは一本調子の声ではなく、若々しい源氏から脂ののった堂々とした男が演じられたら、ますますかっこよくなるかもと思う。全体を通して源氏の出番は多く、源氏に振り回される女たちで話は進んでいく。その源氏の成長で物語が今後膨らんでいくように思う。

 これまで多くの公演を共にしてきた私だが、実際公演を聞いているとどうも落ち着かない。自分たちが主役ではなく、くろちくさんのイベントのひとつとして見ていたからかも知れない。しかし、来年のまた新しい公演に向けて、宇治十帖の肉付けをも含めて少し振り返る時期に来ているのかも知れない。

 などと、ちょっとえらそうに述べてしまったが。メンバーそれぞれ役目があるのと一緒で、私は外部メンバーとしてやはり冷静な目で見ることを自分に科したいと思う。難しいことではあると思うが、彼女らの成長のために少しでもお手伝いができればと思う。一緒に行動するようになって自分の行動範囲も広がり、仕事中心で社会に出て行くことがなかった自分を、こうして引っ張り出してくれたのは彼女たちだから。

 さて、第一部の公演が終わり、お食事タイムとなった。歓談に花が咲き、賑やかだった会場は静まりかえっていく。

料理小
特別メニュー「鮎と夏野菜御前」

 さあ、おいくらになるのだろう?我々も同じ御前をいただいた。

仕出し;胡麻豆腐 生ウニ 車エビ 三つ葉
八寸;鯛の子 東寺巻 朝瓜昆布〆 寿司 枝豆
お造り;平目 サーモンあぶり つま一式
焚き合わせ;合鴨 とうがん 焼ネギ 針人参
焼き物;鮎塩焼き 生麩 田楽
冷鉢;鯛そうめん 焼きなす きぬさや 椎茸
御飯;黒米御飯
香の物;二種盛
水物;抹茶ゼリー

 思い出すだけで生唾が・・・ お抹茶のゼリーはことのほか香りがよかった。しば栗の渋皮煮が入っていた。残念ながら小倉あんは市販かな?

IMG_5680整列

 お食事のあと、第2部の短い朗読。これはみんな肩の力を抜いて。

 実はこの画像の中で、あるものが入っていて、こっそり消した。当事者でないとわからないあるもの。終わってから、実はこれが・・・ と。みんな気にはなっていても平気で演技できるので、きっとお客さまは気づいていない。途中で気づいた私も目が点になってしまった。どうしようもないし。あとでみんなと爆笑。

そろそろ20時に差し掛かろうとしている。これから渡月橋に向かい、本日の最終を飾る鵜飼いへと。我々はスタッフさんたちにお礼を言って、少し見てみようと渡月橋へ。

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鵜飼いその1

IMG_5756鵜飼い大1

 川風がとても気持ちがいい。市内の喧噪もなく、明るすぎる街灯もない。闇の中にオレンジ色のかがり火が見える。遠いなあと話しながら亀山公園方面へと進む。暗くてシャッターも切れずストロボも届かない。闇黒に撮ってみると、なんのことはない。この舟はくろちくさんが貸し切りにした宮廷鵜飼いの舟だった。

IMG_5794鵜飼い2小
鵜飼いその2

IMG_5794鵜飼い2大

 鵜飼いを行っている場所は遠かったのだが、かがり火がこちらへも近づいてくれた。舟のお客ではないのだが、岸にいる我々へのサービスだったのだろうか。間近で見られて我々も歓声を挙げてしまった。

 2艘とも帰ってくるのを待って、我々もお開き。長いような短いような、盛りだくさんのイベントは、お客さまもとてもよかったと興奮気味で帰って行かれた。気疲れはしたが、とても楽しい時間だった。
【2010/08/09 13:26】 朗読アンサンブル 京・Genji公演 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
«サギ in 鴨川 | ホーム | サギ in 鴨川»
コメント
kさん、おはようございます。

豪華なお食事、幸せでしたよ〜(^^)/
職権というやつです。自腹では絶対に無理!

鵜飼いは初めて見ました。幻想的ですね。
外付けのストロボが効くとは思いませんでしたが、結構撮れて大満足です。
宇治の方が近くに見えるかも知れません。

ただ、この時21時。トイレが使えませんでした。そのあたりにご注意を。
【2010/08/10 11:03】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
阿修羅王さん、おはようございます。

朗読劇とお食事、良い一日だった様子。
特別メニュー"鮎と夏野菜御前"は一生に一度でいいから食べてみたいなぁ。
鵜飼のかがり火も綺麗ですねー!
夜の嵐山、訪れてみたくなりました(^^)
【2010/08/10 09:39】 URL | K #yl2HcnkM[ 編集]
eiさん、おはようございます。

 >文学とは程遠い生活

そうですか?文化人のような印象をうけましたけど。

演じているのは普通の専業主婦たちですが、朗読の実力は半端じゃないです。
台本はオリジナルで、メンバーで作り上げるほどなんです。

お食事代、気になるでしょう?私も知りません・・・(^^;
祇園に比べればお安いはずですが。


【2010/08/10 07:54】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
Bakoさん、おはようございます。

どこでも源氏の君は人気なのですね。
源氏を演じている彼女は、実際も素敵な女性ですよ。喜びます。
【2010/08/10 07:46】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
源氏物語の朗読ですか、格調高そうですね。
食事も高そう(笑)
文学とは程遠い生活をしてきていましたので、
こういうのには憧れがあります。
でも当事者の方は手に汗・・・お察しします。
【2010/08/10 06:41】 URL | ei #4tctviVI[ 編集]
気になっていた、事象はわれもこうさんへのコメ返しで解決!

うちの源氏さまは、ウバ桜の間を転々として廻っており
「ゆっくり見たいから」と、なかなか帰って来ません。、
終ったら「もう一度、貸して」と源氏さまの人気のあること・・・
【2010/08/10 01:06】 URL | Bako #1jhbtX.k[ 編集]
われもこうさん、こんばんは。

?って、消したものは何かってことでしょうか。
もう、爆笑でした。司会のスタッフさん、不手際だったとしかめっ面。
ま、みんな気にするようなメンバーではないので、笑って済ませました。

って、もっと気になる?
それはね、スタッフさんのセッティング見取り図のプリント・・・ 
ど真ん中に置いたままだったのです。赤い毛氈に。
明石の君、その足元辺りに白く見えていたのをフォトショで消しました(爆)
【2010/08/09 21:26】 URL | 阿修羅王 #QmhNi1cU[ 編集]
・・・?
そう言われると気になりますね〜〜〜

サギたちのお食事場面、よくぞ!生き生きとして素晴らしいです。
この夕食のあゆより美味しそうなお魚(笑)
【2010/08/09 17:05】 URL | われもこう #-[ 編集]
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