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![]() その1 先日の続きを。 曲がりくねり、高低差のある峠を下りるとそこは角館。武家屋敷の並ぶ街並みだ。桜の季節なら最高だが、今は初秋。紅葉でもないが、屋敷の見学ならいつの季節でもいいではないか。 ガイドさんは道順やら武家屋敷のお勧めの屋敷を教えてくれたが、みんなバスを降りて歩き出した頃には記憶の中から全く消えていた。 ![]() その2 負け惜しみだが、やっぱり桜の時期に来てみたい・・・ そうは思わないか? ![]() その3 ![]() その4 その数ある武家屋敷の中で入ってみようと選んだのが石黒家。中には入れなくても、無料で見学できるという屋敷もあったが、ここまで来たのならやっぱり入らなければ。見学料と行っても京都のお寺の拝観料と比べたら安いものだ。確か300円。それにこちらの屋敷が一番古いと聞いたから。 ![]() その5 受付をしてまず天井を見上げてしまった。高い。受付の男性が、屋敷の説明をするので聞いていってくれとのことで、他にも訪問者が来たのをきっかけにふたりで説明を聞くことになった。 ![]() その6 居間 ![]() その7 正式なお客さま用の玄関。普段は使わない。 ![]() その8 ![]() その9 欄間は1枚板を彫っている。蝋燭などの揺れる灯りが灯ると、壁に絵柄が浮かぶ。 ![]() その10 客間。畳をもう少ししっかり撮っておけばよかった。端だけ見て判るだろうか。畳の並べ方が普通の並べ方ではなく、お寺のように一列に並べてある。これは位の高さで座る位置が決めやすいように畳の並べ方が印になる。 ![]() その11 ![]() その12 縁側は雪国らしい作りだった。雪が吹き込んで建物が傷まないように、雨戸が大きく囲むようになってるのが印象的だった。 さて、また部屋の展示に戻ろう。 ![]() その13 ![]() その14 ![]() その15 大正時代くらいの、この家のお嬢さんが着た着物。現代の振り袖は派手な色合いになっているが、この時代は上品な色と柄行きがとても素敵だった。季節に応じて展示の着物を替えると言うことだったが、この季節の秋海棠、その柄が落ち着いた色で描いてある横に本物がさりげなく飾ってるのもいい演出だ。 ![]() その16 歪んだガラス。今では作ることのできない古いガラス。どうもこういったガラスに惹かれて仕方がない。 ![]() その17 ![]() その18 土間に降りてもう一度。奥にも展示があるようなので行ってみた。 ![]() その19 土蔵の入り口。なんとも重厚でりっぱな作りだろう。 ![]() その20 いわば床下収納庫だが、寒さで痛まないようにこうして野菜などを保存した。 そのほか、武士の嗜みとして勉強した漢学・医学・薬学などの古文書や武具なども展示してある。解体新書の初版本などという凄いものまであったのにはびっくり。江戸から明治・大正時代の文化をたくさん見ることができた。 そしてこの辺りで時間切れ。そろそろ戻らないと。 ![]() その21 来るときに前を通ったお店では、近くの人たちだろうか、井戸端会議。その話をお座布に座って黙って聞いているミニチュア・ダックス。 ![]() その21 萩の花を発見。お花見をしていたのはシノメトンボかな? ![]() その22 秋田と言えば佐竹氏。昨年3月に秋田市へ行ったときには、そこの資料館にも行った。行った理由がよくなかったが、資料館などたくさん回ってこられたのが嬉しい思い出だった。そう言えば、結局秋田のレポートは記事になっていなかった・・・ さあ、この後はひたすら遠くまで走ることとなる。角館から蔵王だ。本当に遠かった・・・ 遠刈田温泉(とおがったおんせん)はとおがった(遠かった)。16時35分ここを出発して、宮城蔵王ロイヤルホテルに到着したのが19時50分だった。 ![]() 今日のおまけはこれ。アイスクリームを売るおばさん。これが角館名物のババヘラ?え?ババヘラってなんだって?ふむ、そりゃあそう思うだろう。我々もバスの中で聞いて笑ったから。ビーチパラソルを広げて、その下で昔ながらのアイスクリンをへらですくってババ(おばあさん)が売るからババヘラ・・・ ![]() ![]() ![]() なんとか準備完了。庭園では大きな生け花を生けていた。 ![]() 創作着物の染織家の津田先生書き下ろしの机帳。図柄は平等院。最新作になる。 ![]() 私が使わせて貰う場所の、ガラス窓の隙間に挟まっていたカゲロウ。窓を開けて外の手すりに掴まらせてやると、余程窮屈でしんどかったのだろう。思いっきりノビをしていた・・・・・? ![]() その1 そろそろ来ているだろうと出かけた植物園。撮影は10月4日。随分と遅いアップになってしまった・・・ ![]() その2 ![]() その3 ![]() その4 ![]() その5 ![]() その6 人を怖がらないというのか、のんびりしているというのか、吸蜜が忙しくて人間にかまっている暇はないというのか、手で触れるくらい目の前まで寄っても知らん顔・・・ だから掴まって文字を書かれてしまうのだ。知らない間に仕事をさせられているわけだが。何がびっくりって、ケータイで接写できるのだから。 ![]() その1 昨日の続きを。十和田湖から唯一流れ出る川、それが奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)。渓流と言うだけあって流れは速いが水深は浅い。渓流沿いに入ってしばらくしたところには水量を調節するための水門が見えた。しかしその先はきっと流れの中に入っても大丈夫なくらいの水深に見えたが、自然保護されている場所なのでそれは禁止。 ![]() その2 車窓からなので少々流れているが、こんな風景。初秋だったが、夏だったらさぞかし足を浸けたくなりそうな流れだった。渓流沿いに下っていき、おいらせ観光センターまで行く。途中の道路は大型バスがやっとすれ違えるくらいしかなく、震災前ならひっきりなしにバスが走っていて、駐車場も混み合っていたとか。幸か不幸か、バスには遭遇せず、乗用車がたまに通るくらいだった。レンタサイクルで走っている人、遊歩道を思い思いに歩く人。木漏れ日が注ぐ中、とても気持ちよさそうだ。もうすぐ我々もこの気持ちよさそうな中を散策することができると思うと嬉しい。 ![]() その3 ![]() その4 10時25分到着、45分までの自由時間。急いで行って帰ってこなければいけない。短いから要注意。 ![]() その5 ![]() 国立公園で自然保護をしている奥入瀬渓流。人の手は加えない。倒木もそのまま朽ちるに任せる。 ![]() その6 ![]() その7 ![]() その8 川岸に降りてみた。水しぶきはかからないが、マイナスイオンを被っている気分だ。とても気持ちがいい。一緒にふたり、おじさんも降りて来た。心配そうに待っている奥さんの姿がある。足を滑らせて落ちやしないかと見守っているようだった。 ![]() その9 サラシナショウマに留まっているアブを見つけ何とか撮ろうとしていたのだが、必死になっているうちに時間がきてしまった。急いで帰らねば。滑りそうな足元に気を付けながら小走りに戻って行った。観光センターの手前、同じ席のおばちゃんたちを見つけ、間に合ったと胸をなで下ろした。 R103を再び戻り発荷峠を越えて、小坂ICから東北道に入ったのが12時。今日は長距離を走るのでお昼はもっとあとになる。入ってすぐ12時15分から30分までトイレ休憩をして、再び車中の人となる。車中でお弁当を食べ、ガイドさんにお茶を淹れて貰って、みんな感激。どうも長電として出しているような感じだった。そんなバス会社、初めてだ。 ![]() その10 あんまり美味しいとは言い難いお弁当だったが、とにかくお腹は落ち着いた。ひと休みしたくらいの14時、田沢湖が見えて来た。こちらも青く見える湖水がとても綺麗だ。みんな窓の方へ向かって歓声があがる。 ![]() その11 ![]() その12 ![]() その湖水の向こうに見えるのが秋田駒ヶ岳。白い雲までが湖水に写り込んで、本当に綺麗だった。車窓からの画像だが、案外綺麗に撮れていて、満足、満足。 ここ、田沢湖には伝説がある。それが辰子姫。仙北市のサイトから引用。 たつこ姫伝説 たつこ姫伝説田沢湖が田沢潟と呼ばれていた頃、院内にまれにみる美しい娘、辰子がいた。辰子はその美しさと若さを永久に保ちたいものと、密かに大蔵観音に百日百夜の願いをかけた。満願の夜に「北に湧く泉の水を飲めば願いがかなうであろう」とお告げがあった。 辰子は、わらびを摘むと言ってひとりで家を出て、院内岳を越え、深い森の道をたどって行くと、苔蒸す岩の間に清い泉があった。喜び、手にすくい飲むと何故かますます喉が渇き、ついに腹ばいになり泉が枯れるほど飲み続けた。 時が過ぎ、気がつくと辰子は大きな龍になっていた。龍になった辰子は、田沢潟の主となって湖底深くに沈んでいった。 一方、辰子の母は娘の帰りを案じ、田沢潟のほとりに着き、娘が龍になったのを知って悲しみ、松明にした木の尻(薪)を投げ捨てると、それが魚になって泳いでいった。後に国鱒と呼ばれ、田沢湖にしか生息しなかった木の尻鱒という(田澤鳩留尊佛苔薩縁起より) ![]() その13 その辰子さんがこの金ぴかの像だ。制作時から塗り直しはしていないそうで、綺麗になりたいという辰子さんの願いがずっと叶っているのかも知れない。 過日、クニマスが話題になったが、そのクニマスのルーツがここらしい。しかし今はウグイの養殖が盛んで、ここではウグイの餌付け用の餌も売っているのだ。何人かのツアー客がそれを買ってきて湖に撒くと・・・ ![]() その14 ![]() その15 気色悪ぅ・・・ 網を持ってきてひとすくいすれば、どれだけ捕れるだろう?お腹いっぱいにウグイの塩焼きが食べられそうだ。いや、これは餌付けと言うより、イベントだな。 ![]() その16 湖上で水上スキーをしている人が居た。豪快に滑っていったが、この直後、ターンに失敗して沈んでしまった・・・ クニマスと言えば・・・ ![]() その17 売店の前に立っていた幟。賢いのかも知れないが、さかなくんは嫌いだ。帽子の件もさることながら、常識が通じない学者タイプ。そんな風に見える。年も知らないが、あの落ち着きのなさはどうも生理的に受け付けない。まあ、人の好き嫌いを言っても仕方ないけど。その理由としておそらく、多分、彼には罪はないがあの手の顔が私にはだめだ・・・ 田沢湖を出てR341に入ると、途端に狭い峠道。狭い峠道も運転手さんは揺れのない優しい運転で、走り、居眠りしている人さえあったくらいだ。そのR341沿線にある玉川温泉。TVで放映されるくらいに有名な温泉らしい。ガイドさんから聞いて初めて知ったのだが、末期ガンに効くとか言って、湯治に訪れる人が居るらしい。確かに元気になって帰っていくらしいが、ラジウム温泉で天然の放射線療法になっているのではないかと思う。藁にでもすがる思いで来ているので水を差すわけにも行かないが、注意事項として基本的に悪性腫瘍には禁忌としているそうだ。あくまでも個人の責任に於いて湯治に来ることとなっていた。 ふ~ん・・・ この続きはまた今度。 ![]() その1 夜明け 先日の続きを。いったいいつの続きだろうか。 3日目の朝、いつものように5時半起床。窓の外を見ると薄雲がかかっていたが、そこへ朝日が当たって薄紅色にたなびきとても綺麗ではないか。さすがに冷え込んでいるので雲海も出ている。山の上から眺めるというわけにはいかないが、8階の窓からも素晴らしい眺め。やはり早起きは三文の得だということだ。 ![]() その2 こちらは昨日暗い空に浮かび上がっていた岩手山方面。綺麗に植林してあるのが見えた。この日は7時半出発予定だったので、あまり時間がない。大急ぎで身支度を済ませると、カメラをひっつかんで飛び出した。 ![]() その3 ![]() その4 外はひんやりとしているが、思ったより寒くはない。しっとりと水霜が降りている。 ![]() その5 ![]() その6 ![]() その7 アブもまだ寒いのでアザミにしがみついて縮こまっている。陽が当たるまでもう少しだ。白樺の林に陽が当たる。とても眩しい。辺りは金色に染まっていく。 ![]() その8 窓から見えた植林の森へ行って見ると、足元にトチの実がたくさん落ちている。道を挟んで針葉樹林と反対には栃の木が整然と植わっている。これは山の動物用なのだろうか。人が拾って行ったようなあとも見えるのだが。人家が近い場所なので、ここに実のなる木を植えておけば、熊はここで留まって人家の方へは行かないだろう。そんな風に考えるとたくさん植わっている栃の木の意味が判る。 クマさんには申し訳ないが、三つほど拾って帰った。その実は職場の窓口に飾っていたのだが、いつの間にかひとつ消え、ふたつ消え、とうとうみんな消えてしまった・・・ 声をかけてくれたら気前よくあげたのに。 朝食の時刻が来ていた。さあ、ホテルに戻ろうか。 あたふたとみんな食事を済ませると、予定通り、7時半バスは出発した。今日はたくさん走る。7時45分、昨夜暗がりを走った道を今日は快晴の元東北道へ向かう。出発して程なく、7時45分松尾八幡平ICに入った。 ![]() その9 冷えた朝だった。高速に上がってすぐ、外は霧の中。走るバスの窓から見ていても、濃い霧が生き物のように動いて流れていくのが判るくらいだ。 ![]() その10 ![]() その11 霧の中、きっとしっとりと全身を濡らしながらだろう、金色に実った稲穂を刈り取る姿が浮かんで瞬く間に背後に消えていった。 8時、安代ICから秋田自動車道へ入り、小坂ICを降りるとR109を樹海道路へ。発荷峠(はっかとうげ)を登り、降りたところが十和田湖。 ![]() その12 峠に入る手前、そこは昔銅山で栄えた街があった。今は閉山しているが、鉱山で働く人たちのために演劇が盛んで、この幟の先、ここにはまだ現役でお芝居のかかる小屋があるという。明治43年創業の康楽館という。そう言えば、泊まったホテルには必ず大衆演劇のポスターが貼ってあって、週末には宿泊プランでも観賞できるようになっていた。梅沢富美男さんも福島の出身だそうだから、こう言った文化が盛んだったことがよく判る。 ちなみに12月にはこの康楽館で坂東玉三郎のお芝居がかかる。料金は12000円から18000円。やっぱり凄い芝居小屋だ。 峠道はまだまだ続く、途中ケータイにメールが来たのだが、返信を打っているうちに圏外に・・・ ああぁ・・・ お返事はまたあとで。 ![]() その13 どれくらい走っただろうか。やっと下り坂になり、ぽっかり茂みが切れたところから青い水面が見えるようになった。やがて岸辺まで降りたが、バスは駐車場のある所まで湖畔の道を行く。 ![]() その14 9時15分、十和田湖の駐車場に到着。 ![]() その15 ![]() うわ、凄く青い空と水・・・ 昔、ここには魚はいなかった、と言うより住めない水質だったそうな。流れ込む川もなく火山の堰止め湖で栄養価もなく、ただ水は綺麗だった。この湖で苦労の末ヒメマスの養殖に成功して、今ではこの辺りのお店ではヒメマス料理が人気とか。時刻が早いので、美味しそうな匂いもなく助かった。でないときっとヒメマスの塩焼きが食べたくなるに決まっている・・・ ![]() その16 それにしても湖面の静かなこと。滑るように進む遊覧船が綺麗だった。 ![]() その17 高村光太郎最後の作品がこれ。乙女の像という。昭和2年の作品なので、今の女性のスタイルとはちょっとかけ離れている。がっくりしないようにと、バスガイドさんが何度も繰り返して注意を促していたのが笑える。向かって右側の女性、手つきがちょっとアブナイかも。そんな角度を狙ったのもあるのだが・・・ 失礼。 ![]() その18 ![]() その19 ![]() その20 ![]() その21 ![]() 時刻が早いのでみんな思い思いにこの広い湖水を満喫。 ![]() その22 駐車場のバスを捜しているとふと目に入った祠とナナカマドの実。そして予定通り9時55分、次の目的地へ向かって出発。 ![]() その23 十和田湖から唯一流れ出す川。この先は太平洋へと注ぐ奥入瀬渓流だ。バスは渓流沿いに下っていった。 この続きはまた今度。 ![]() 今日のおまけはこれ。演劇のポスター。ロイヤルホテルなので、ロイヤル感激劇場という。観劇=感激。 ![]() ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。なんか、ものすごく久しぶりのような気がします。しばらくあーちゃんは忙しくしていたので、かまってもらえなかったのもありましたが、あーちゃんの急ぎの仕事がようやく終わって、お茶にしようと言ってくれたのです。嬉しいです、本当に嬉しいです。久しぶりのおやつです。 これは祇園にある京煎堂のシフォンケーキです。この間祇園まで行ったときにちょっと立ち寄ってくれたのです。いつもワンホールの大きなシフォンケーキしか見たことなかったのですが、一人用のカットがあったのです。 お抹茶の緑がとても濃くて綺麗です。さあ、お味ですね。しっとりとした食感です。甘さもほどほど。でも、なんと言ってもお抹茶の香りのいいこと!お口の中にいっぱい広がるお抹茶の香りはとても素敵です。お茶はダージリンのストレートにしましたが、お煎茶でもいいですね。 う~ん、本当に美味しかった。あーちゃん、またお願いします。 京煎堂 ![]() その1 ![]() その2 パレードのあと非常に気分を害した私は、落ち着かせるために(いいや、元から行くつもりだったけど)鴨川へ降りた。このコギさんふたりはどういった関係なのかとしばらく観察。 デートに誘うが振られた図? ![]() その3 ![]() ![]() その4 そのあと別々に行動。片方はランチしていたし。 ![]() その5 ところでアオさんは、じっと足元を見つめるだけで御飯が捕れずだった。 ほら、アオさん。足元にお魚さんが跳ねてるやんか・・・ 頼むからワシをせかさんといてくれんか ここは初めてなんや え・・・? この夏に見ていたアオさんとはちょっと違うような気がする。この子は若だろうか。お魚捕りに必死になっている。いつものアオさんならもっとのんびりとしている。 ![]() その6 ![]() 何回か魚が跳ねたあと、ようやく御飯にありついたのを見届けて安堵した。 ![]() その7 ゴイさんはこの日、見ることがなかった。三条のたもとにはいるかと回って見たが、いたのはコギさんと鳥屋のおじさん。 旅行記は長文を打ち込む期間がなくて、また今度。 ![]() ちょっと忙しいのだが、時間を工面して久し振りに映画を見に行ってきた。上映が24日までだったので、ぎりぎりだった。それに前売り券も買っていたし。 先月初めだっただろうか、考古資料館でこの映画の割引券を発見。何故か、考古資料館。 川口淳一郎教授の著書「はやぶさ、そうまでして君は」を読んでいたのと、京大で行われた講演会にも行ったのでどんな経緯だったのかは大まかな内容は知っている。しかし映画ではどんなストーリーになっているのか気になっていた。 架空の人物「水沢 恵」という女性を中心にプロジェクトが語られていった。本を読んだだけでうるうるとしていたので、絶対にハンカチがいると確信。コンタクトに付け替えて出かけて正解・・・ 本を読んだときの感動が再び甦った。2013年にははやぶさ2が打ち上げられる予定だ。 はやぶさ君、頑張ってや ![]() ケータイ画像 京都府警の東山区暴力追放パレードが行われた。パレード到着地の祇園甲部歌舞練場にて。今夜はこれだけ。 中国人観光客にいろいろ邪魔され、最低な気分。気分が乗らないから、デジイチの写真は今回は出さない。とてもかっこよかったのだが。 音楽隊の皆さん、カラーガードの皆さん、今回は雄姿を紹介できずに堪忍です。 ![]() その1 先日の続きを。逆さに回っているので正面から入ったことがないようにも思える。おかげで整理が面倒だ。まあ、それはいいとして。朱の色もやけに新しい、太い杭に書かれた神社名も新しそうな白山神社。 ![]() その2 入って行くと鳥居とは正反対にとても古い歴史のありそうな建物が見えて来た。ここは屋外の能舞台がある。 ![]() その3 ![]() その4 野音のように階段状の観客席から観ることができるようになっていた。こんな舞台で薪能でも観ることができたら素晴らしいだろう。 ![]() その5 その奥にある本殿。茅の輪が置かれていて、大学生くらいの男の子が、神妙な面持ちで回っている。 ![]() その6 鳥居の前にあった萩。紅白で揃えてある。今が盛り。 ![]() その7 ![]() その8 このお堂の前から参道の坂道を降りて行く。この向かい側に売店があったが、そこは素通り。トイレだけ借りたのだが、その広場で苦しそうに吐いている中年の女性。バスで乗りのも酔いでもしたのだろう。連れらしい男性が背中をさすっていた。袋もトイレに駆け込むのも間に合わなかったようだ。お寺の人も来ていなかったのでその後、掃除できたのかどうかは不明。 さあ、寄り道しながら急がねば。 この阿弥陀堂で撮り始めた頃から、一緒に撮り始めた男性がいた。60歳くらいか。ニコンを使っている。くらいお堂の中なのでなかなか撮りにくく、ああでもない、こうでもないとふたりで交代で撮っていった。 こんなに撮らせてくれる所はないよなぁ と、その男性。 ほんまですねぇ 撮影禁止だったのは金色堂の内部くらいだったように思う。 ![]() その9 そこから少し行くとなんやらおどろおどろしたものが見えて来た。 な、なんなん、この目がぎょうさん・・・? ![]() その10 ひぇ~・・・(>_<) 目の神さんか? ![]() その11 しかし堂内の仏さまは普通だったのでほっとした。ここでも男性とぶつぶつ言いながら感度を上げつつ奮闘。 ![]() その12 龍さんはここでも働き者。 ![]() その13 本堂へは左手の門から入ってしまった。萩の花が見事で、人が途切れるのを待っていたら時間がどんどん過ぎてしまい、本堂前で粘る時間がなくなった。 ![]() その14 正面から入らずに出るだけというのも気が引ける。ここでも次から次へと標札を背景に記念撮影をしていく人の列が途切れず。いったい何が面白いのだろう?自分には理解不能。そんな趣味はないし。 ![]() その15 このお地蔵さまやら、なんやらかんやら撮りながら降りて行く。あの男性と前後しながら。どうもその人は同じツアーの2号車の人のようだった。 ![]() その16 太い杉木立に唖然としていると、遠くでガタンゴトン・・・ 東北新幹線か?大急ぎで走って太い幹の隙間から見下ろした。 ![]() その17 ああ、遅かった・・・ テールも見えず。がっくり。杉なんてあとでも撮れたのにと後悔しきりだった。何回もため息をつきながらとぼとぼ・・・ はぁ・・・(/_;) そしてレストハウスで好きな林檎の種類を見つけてふたつ買い、傷まないようにそれぞれをネットにくるんで貰った。名残惜しげにバスは予定通り、15時50分出発した。14時20分に到着していたので、1時間半しか自由行動がなったのか。集合時刻に間に合うように行こうと思うと、あまりゆっくりできなかったわけだ。 バスは今夜の宿へ向かって高速を走り出した。15時55分、平泉前沢ICに入る。このまま真っ直ぐ八幡平(はちまんたい)まで。 初秋の夕暮れは早い。みんな疲れてガイドさんの話をうとうとして聞いていないものの方が多いような。そんな眠気を誘うのは薄暗くなった外の風景。なだらかな山の稜線はやがて鋭い形を呈してきた。 ![]() その18 夕日が沈む頃、逆光に浮かび上がったのが岩手山。その形は東北道を北上するにつれ変化をする。ガイドさんが山について話をしているが、殆どの人が夢の中・・・ それほどみんな疲れていた。さっきまでおしゃべりをしていた隣の人も、いつの間にか寝入っていた。 この岩手山の先、続きが八幡平。暗くなっていく山の稜線は綺麗だった。 すっかり陽も落ちた17時過ぎ、ようやく高速から降りる。松尾八幡平はすっかり黄昏だったが、目を懲らすと昔、火山の噴火で流れ出た溶岩の山がまだ薄赤い空に浮かび上がっている。それを見つつ、たわわに実った稲穂の田んぼの中を山の中腹へとバスは走る。 17時半、八幡平ロイヤルホテルへと到着。 ![]() その19 みんな自分の部屋へ向かうエレベーターの中だった。ひと組の老夫婦がこのホテルの最上階から岩手山が真正面に見えると教えて貰ったから、部屋へ入る前に行って見るのだという。それならば私も、と、ついていく。 ![]() その20 ![]() その21 最上階は結婚式などに使われるイベントホールだった。エレベーターを降りて我々の目に入ったのは、窓一面に広がる山の姿だった。老夫婦に付いてきた他数名は歓声を上げて荷物をほっぽり出すと、大急ぎでカメラを出した。早く撮り終えないと、暗くなってしまう。背後の小さな照明がガラスに写ってしまうが、まあ仕方ないかなあと何枚か撮る。少しでも写り込まないようにと、窓ガラスにレンズを押しつけた。その誘ってくれた老夫婦の奥さんも同じように苦労していたようで、押しつけてみてと教える。すると奥さん、 カメラマンのお嬢さん、 撮った写真に光が入ってしまうんだけど、なんでやろ・・・ (え、え、え?お、お嬢?) 差し出されたコンデジはパナソニックのルミックス。うう、またこれかと思いながら設定を見るとフルオート。ストロボを切るといいよと言ったが、やり方がわからないと言うので、また心の中で毒づいて 知らないメーカーの設定なんて判らへんわ・・・ しかしみんな似たようなもの。発光禁止にして返した。その後、光らせずにうまく撮れたようだった。 この後はもう暗くて、みんなは闇に沈んでいく山の姿を静かに見ていた。さあ、部屋へ入って食事に行こう。 ![]() その22 今夜は和食。ここには写っていないが、このすぐ後にもう一品、温麺(うーめん 詳細はご自分で検索を)があったが、これに麺類まではあまりにも多すぎて食べられなかった。味付けは思いの外薄かったのでほっとした。 さあ、明日はまたたくさん走る。早よう休むとしようか。 この続きはまた今度。長くなる旅行記にお付き合いの皆さま、ありがとうございます。疲れたらすっ飛ばして下さいね。 ![]() その1 今朝、業務が始まってすぐのことだ。通りかかった男性スタッフが私を手招きして天井を示した。 蜂がいてるで・・・ え・・・? カウンターを出て天井を見上げると、いたいた。火災報知器のセンサーにしがみついているスズメバチが1匹、朝のお化粧中だった。 あらま・・・ 朝イチなのでまだ肌寒いので、じっとして動かないが、暖かくなれば活動を開始するだろう。折角暖かい建物の中に入って来たが、早々にお引き取りを願おう。 総合案内ですが、正面玄関の天井にスズメバチが1匹入り込んでいるので、外へ出して貰えませんか。 ![]() その2 コンデジで目一杯望遠側で見てみると、どうもコガタスズメバチのようだ。そして清掃の主任が網で捕獲し外へ出してくれた。その間、彼女はもっと暖かいゆるいライトが付いている傍へ場所を移した。やっぱり寒かったのだろう。 ![]() その3 その蜂は、こんな所にいた。いったいいつからここにいたのかは不明。夏はバッタの類がよく入り込んでいたっけ。人騒がせはスズメバチだった。 ![]() その4 今日のおまけはこれ。昨日(20日)の亀岡方面の雲海。 ![]() その1 平泉大文字送りが点火される束稲山西斜面 先日の続きを。 松島を3分遅れの(笑)13時33分に出発、再び東北道に上がって次に向かったのは平泉。途中見えて来た山の山頂近くに大文字が見える。ここ、平泉にも送り火があるのだとガイドさんの説明。京都の五山の送り火には叶わないがと。この送り火も五山の送り火に由来するそうだ。火種は中尊寺の不滅の法灯から分火する。今年は震災のため、家屋などのがれきが燃やされた。また、世界遺産に登録されて初めての送り火は、何という奇遇か、大災害の供養となってしまったのも、運命のいたずらか。それにしてもあまりにもひどい仕打ちだ。 その大文字山に中尊寺はある。 ![]() その2 ここが本来の入り口。しかし昇って降りてでは時間が足りないので、バスは上の駐車場で我々を降ろして下で待つことになっている。出てくるときはここだ。金色堂前で集合写真を撮るからと説明が車中で聞いていたはずなのだが、何回数えてもふたり足りない・・・ いや、決して私ではないから。添乗員さんもあちこち捜したが見つからないし、時間も押してくるので諦め、写真屋さんに足りないまま撮ってくれるよう言った直後、迷子になっていた?夫婦がやっとでてきた。とんでもない迷惑だった。人の話をちゃんと聞いていない証拠だ。集まらなかったことを詫びることすらしなかった。 集合写真を撮り終えると金色堂へ入り、あとは駐車場で集合となる。 ![]() その3 ![]() その4 辺りは大変混み合っている。金色堂の中はもっと混み合っていた。中で説明もあったのだが、それを聞くために大勢が一所に集まってしまったのだ。お堂もゆっくり見たかったが写真も禁止でこの人混みなので、人混みをかき分け先に出口近くで話を聞き、早々に出て来た。 ![]() その5 一旦話が終わってぞろぞろ出てくる観光客。さあ、ちょっとはしょって進もうか。 ![]() その6 ![]() その7 うっそうと茂る巨大な杉の木。その中に多くの建物が点在している。 ![]() その8 火災報知器を発見! ![]() その9 松尾芭蕉の銅像を発見! ![]() その10 塔頭の門かと思って入って行ったのだが、どうも様子が違う。針、針灸のあの針だ、その治療院のような看板がある。どうもよく判らない。 ![]() その11 ![]() その12 そのお庭の彼岸花と萩。ところで、彼岸花の北限というのはどこなのだろう?寒いところが苦手だったはずなのだが、ここ、岩手県の平泉、それも山中の寒そうな所なのだが・・・ いいや、それ以上に驚いたことに降ろされた駐車場の傍に、バナナの木があったから。う~ん・・・ さて、中尊寺の後半はまた今度。 ![]() 先日のドクターイエローは残念ながら見ることができなかったが、これならどうだ。某ショッピングモールでチラシの入っていた駅弁フェア。その中でも目玉商品がこれ、ドクターイエロー、略してDYという。 ![]() 黄色に合わせて中身も黄色。御飯は黄色いコーンの入ったカレーチャーハン。所詮高いばかりの駅弁だが、前回のさくら同様、容器がかわいい。 ![]() ついでにもうひとつ。神戸エアポートランチ。鳥の炊き込み御飯だった。これは味が少し濃いものの、結構美味しいと思った。見かけた人はどうぞ試食を。 ![]() その1 昨日の続きを。松島に行くなら是非とも行っておきたいと思っていた瑞巌寺。時間がないよと言われようと、ここまで来たのなら行かなければと、確認しておいた道を小走りに行く。なに、確認と言ったって簡単。食事をしたお店の通りを少し戻るだけ。こんな大きな看板があれば間違えるはずもない。 瑞巌寺は平安時代に創建されたとても古いお寺。元々天台宗として開山し、その後臨済宗妙心寺派となったとか。一時荒れていたお寺を、江戸時代に伊達政宗が再建している。どんなところなのだろう。 ![]() その2 急ぐ私を呼び止めた奴がいた。それがこのカモメ・・・ 松島玉手箱館の看板鳥。 あんたにかまってる暇はあらへんのよ ちぇっ(--;) ![]() その3 山門に到着。門の奥にはずっと杉木立が続いているのが見える。 ![]() その4 ![]() その5 ここはどこだろうと一瞬考え込んでしまいたくなりそうな、うっそうとした杉木立。その高さも幹の太さも半端ではない。さすがは東北の古刹。右手の奥には岩盤に掘られた祠が見えるが、こちらはあとで。 ![]() その6 ![]() その7 もうすぐ杉木立が切れるという時、1本の杉の根元に立て札が建っているのが見えた。そこに書かれている文をよんでびっくり。ちょっと絶句してしまった。大きな波が来たわけではないが、ここまで海水が流れ込んできたと言うことだ。塀で囲まれていたことと、真ん中の参道が被ったくらいで収まったのではないだろうか。ここまで、海岸からかなり奥まっている。180mもある。それなのに・・・ 地震の時、この瑞巌寺が避難場所となった。津波が来るという知らせに、観光客やお土産やさんなどの人たちも、みんなここへ逃げ込んだ。修行道場が被災者の寝泊まりする避難所となったのだ。 いろんな場所に行くたびに、その津波の爪痕が目に入った。 ![]() その8 受付が見えて来たとき、工事中のシートも見えて来た。ちょうど今は改修工事中。伊達家の菩提寺である瑞巌寺には伊達家2代藩主・忠宗の位牌もあったが、落下して破損してしまった。しかし他に大きな被害はなく、一部の壁に少しヒビが入った程度だったとか。そんな地震の被害による工事ではなく、10年がかりで行われている本堂の改修工事。 拝観できないところも多かったが、その代わり国宝の庫裡へ入ることもできた。また、平成の大修理期間中、本来は本堂に安置している御本尊、藩祖政宗公・2代忠宗公の大位牌、三代開山木像が大書院で特別に公開されている。 ![]() その9 ![]() その10 ![]() その11 観音さま。優しい顔だった。 ![]() その12 ![]() その13 ![]() その14 岩場に建つ瑞巌寺。 ![]() その15 ![]() その16 涌き水が落ちているのは大きな釜・・・ ![]() その17 ![]() その18 壁のように遮る岩の上にも大きなケヤキがそびえているのが見えた。トンネルをくぐって反対側から見上げてみた。とても巨大だ。工事の車を案内するのか、若い僧侶の姿があったので尋ねてみると、樹齢600年ほどになるケヤキだそうだ。さすがは平安の創立。 ![]() その19 ![]() その20 もうあまり時間が残っていない。庫裡でかなり時間を取ってしまっていた。地下の宝物殿にも入った。行くなら徹底して行っておかないとあとから後悔する。再び受付まで戻ってくると、先程は気が付かなかった達磨がたくさん並んでいる。 七転び八起き、災害に負けんよう頑張ってや、だるまさん おお、まかせとき。ワシら、何回でも起きられるからな、見ていてくれ 達磨さんたちの目は、じっと未来を見つめていた。さて、最後大急ぎで回らねば。 ![]() その21 時間がないからと言って急ぐと、ろくな事がないですよ 背後から地蔵菩薩さまにたしなめられてしまった。 ![]() その23 ![]() その22 瑞巌寺洞窟は元来納骨や供養のための施設で、造営は鎌倉時代に遡り、江戸時代まで続いたそうだ。ここでは修行僧も生活していた。 ![]() その24 ![]() その25 ![]() その26 ちなみにこの穴がトイレだったとか。観光案内の説明が聞こえてしまった。 ![]() その27 ![]() その28 詳細はよく知らないのだが、ご本尊さまは聖観音菩薩であるせいか、全国の観音さまがずらりと勢揃いされていた。 しまった!もう時間がない。大急ぎで集合場所の駐車場へ走り出した。ところが・・・ ![]() その29 またしても呼び止められてしまった。御陰で信号待ちで渡れず、3分の遅刻。ああぁ・・・ 後にも先にも遅刻はこれだけだったから。 この続きはまた今度。 ![]() その1五大堂 先日の続きを。ちょっとこの頃公私ともに大変忙しくしており、毎日へろへろ・・・ 記事の更新も途絶えがちだが、ちゃんと生存しているのでご心配なく。え?心配はしてないと。 ああぁ、そんなぁ。 松島に到着したのが10時40分。まず駐車場直ぐ側の五大堂へ。こちらは殆ど被害はなかった。湾内の小島が津波を消してくれたそうで、お土産やさんなどは波を被ったがこの小高い島の上に建つ建物は無傷だった。 ![]() その2 ![]() その3 お堂の周りには十二支の動物が彫り込まれている。今年は卯年。卯年には自然災害など、災害が多いなどという話を聞いたことがあるが、そんなことはないだろう。 ぐるりと回っているうちに同行者とはぐれそうになった。慌ててみんなのあとを追う。 ![]() その4 ![]() その5 朱色の欄干に、白い萩が被さる。クリスマスカラーのようにも見える。 ![]() その6 ![]() その7 なかなか面白い海路標識。 このあと昼食の時間まで自由時間になる。バスの中で観光遊覧船に乗りたい人の注文を取っていて、私も申し込んでおいた。ここまで来たら、やはり海から海岸を見ておかないと損だ。きっと次はないし。少々高かった(3000円)。 ![]() その8 船着き場に行くまでに先に出た船が見えた。船尾にはたくさんのウミネコが集まっている。何だろうと不思議になっていたのだが、船に乗ってようやく判った。船から餌を?投げているのだ。だから集まってきた。そうか、我々もあんな風にウミネコに追いかけられながら乗るのか・・・ ![]() その9 遊覧船「はやぶさ」の向こうには意味ありげな眼差しで浮かんでいるウミネコ。乗り込むと一旦船室に入ったものの、窓越しではだめだと思いすぐに出て船尾へ。後ろ向きだが、外がよく見える。船内放送ではウミネコの餌付けようにかっぱえびせんを一袋100円で売っているとのこと。なるほど、これか。何人かが早速購入していた。私も気になったが、撮る方が面白いだろう。 やがて出港した。足の下からディーゼルエンジンの力強い響きが伝わってくる。そして船着き場から離れていった。それと同時に飛び立ったのがウミネコ。 ![]() その10 ![]() にゃおにゃお鳴きながら船足の速い遊覧船を追いかける。それに向かってかっぱえびせんが投げられた。すると鳴き声がいっそう大きくなっていく。 ![]() その11 ![]() その12 ![]() その13 これは凄まじい。鴨川のユリちゃんも凄いが、こちらは一回り身体が大きく嘴も大きいので、目の前でえびせんを飛びながらさっとさらっていく様子は壮観な眺め。 ![]() その14 必死で追いすがって飛んでいるので、いくつか食べると海面に降りて休むのか、それとも疲れて脱落していくのか・・・ ![]() その15 ![]() その16 撮ってきた写真を見ると、島影の写真があまりにも少ない。それとも撮っていないのか?そう思えるくらいにウミネコが楽しい。鴨川に来る水鳥は見慣れているが、こんな間近で海鳥を見ることがない。 ![]() その17 ![]() その18 ![]() その19 30分あまりの遊覧船。あっという間に終わってしまった。船、それも小型船はもしも何か遭ったらどうしようと、足が地についていないのは厭なのだが、湾内というのと、ウミネコと遊ぶという設定で怖くなかったようだ。え?嘘付けって?本当だってば・・・ 船着き場に戻ってくると、次の便がウミネコを従えて出航するところだった。遊んだあとはお腹が空いた。 ![]() その20 大きなお土産やさんだった。その2階の食堂で食べる予定になっている。ひとり参加の私は同じくひとり参加の高齢のおじさんと同じテーブル。遅れて座ったおじさん。ポットのお茶を注いであげて、 熱いから気いつけてや と、声をかけると小さく頷く。 このあともう少しだけ時間が取れるので、大急ぎで食べて一番にごちそうさまをした。トイレは地下にあって、そこへ降りる階段にはこのトイレは津波で水没してしまったと書かれてある。復旧はしたが、不都合があれば申し出てくれと。並んでいたお店にはまだ閉まったままの店舗も見られたが、津波を知らなくても気が付かないくらいの復興状態だったので、このような張り紙で改めて大変な災害だったのだと痛感した次第であった。 時間がないから瑞巌寺へは難しいよと添乗員さんの言葉があったが、敢えてそこへ飛び出していった。 この続きはまた今度。 ![]() その1 来る29日(土)から国内最大の文化の祭典「国民文化祭・京都2011」が始まる。朗読サークル木もれ日GenjiもOpeningActで公演を行う。その練習風景を公開する。金曜日の午後、雨の吹きすさぶ中、知恩院塔頭入信院をお借りしての練習だった。 音楽家である尾上和彦先生をお招きし、公演観覧申し込みに外れたごく一部の知り合いの方をお招きしての試演会。 ![]() その2 ![]() その3 ![]() その4 現像が間に合わなくて、コンデジの手直しなしのお見苦しい画像で申し訳ないが・・・ 次の公演内容は、「うたかたの 花の夢」女三の宮と柏木と、そして源氏の三角関係を通して、男女と親子の愛憎のストーリーとなっている。今回もオリジナル脚本なので、源氏物語を完読していなくても独立したストーリーとして楽しめるようになっている。 日程は10月29日(土)午前の壱の宴、午後からの弐ノ宴の二部構成。Gennjiは午後の酉を勤める。国文祭の繭麻呂チャレンジの一般参加応募で行われるこのイベントは、東本願寺別邸成園を借り切っての公演・展示・催しになる。宴は既に応募を締め切ってあり、当選者には通知が行っている。外れた方には申し訳ない。4倍の倍率だったそうだ。この宴以外の展示・催し以外は入園料500円でどなたでも入って頂ける。詳しくはまゆまろ知っ得BOOKを参照されたし。木もれ日のHPがあれば告知するのも楽なのだが・・・ では、練習風景の一部を。 ![]() その1 先日の続きを。2日目の朝は8時出発予定。それまでに辺りの散歩を済ませねばならない。5時半に起床し、どうしようかとしばらく考え、荷造りを全て終え、6時半の朝食を済ませてから探検に出発することにした。 玄関を出ると、耳に入ってきたのはセキレイの鳴き声。あれはどこにでもいるが、さて、どこかと捜すといたいた。玄関前の植え込みのカラマツの枝。2羽が飛び回っていたが、どうも一瞬たりともじっとしていない。 ![]() その2 ![]() その3 敷地内には里山のような雑木林が続いている。ホテルのパンフレットを昨夜見ていたのだが、広大な敷地だった。あまり遠くまで行くと、出発時刻に間に合いそうにない。駐車場周囲で諦めて帰って来ると、すでに乗車を始めている人もあった。これは急がねば。 少々焦ったが、8時の定刻通りバスは出発した。でるときにはホテルの人たちが玄関で手を振ってくれた。 ![]() その4 出発して、バスはR459からR115を経て磐越道へ入ったのが8時25分。その途中目に入った大きなそびえ立つ山が、昨日長い峠道を上がっていった磐梯山だった。随分と昇っていったと思ったが、確かに大きい。この反対側にホテルがあったのだ。ここから見えるスキー場も随分と広い・・・ ![]() その5 高速に入り程なくしてトンネルがあった。その入り口がこの形・・・ それは猪苗代湖にも飛来する白鳥の形をしている。なんとまあおしゃれなトンネルだろう。これは是非とも冬に見てみたいものだ。 疾走するバスは、やがて郡山JCTから東北道へ入っていった。 福島県内陸部を北上する東北道。その先は宮城県だ。震災や原発事故のあった沿岸部の様子はここからは想像出来ない。しかし地震速報で聞く福島県中通りと浜通がどう言った地域なのか。それはガイドさんの話からやっと判った。開拓の歴史も知ることができた。これは大きな収穫だった。 東北道は内陸部を通っているので直接被害はなかったが、それでも歪みが生じており時々波打つ道路にバスが揺れるのだった。 途中安達太良(あだたら)SAでトイレ休憩に入った。福島県はフルーツ王国でたくさんの果物を出荷している。ここでも箱入りで桃や葡萄、格安の梨などたくさん美味しそうな果物がてんこ盛り。ちょっと欲しかったが、初っぱなから生ものを買うわけにも行かず、ここはぐっと我慢、我慢・・・ ![]() その6 やがて宮城県に入った。遠くに東北新幹線の高架が見えて来た。ここに新幹線が通ってくれないものかとかなり念じたが、やっぱりだめだった。しばらく並行して走っていたので、ずっと待ったのだが・・・ ![]() その7 そのうち高架も離れ、ぐんと沿岸部に近くなる。それに従って傷んだ屋根の家や、荒れた田んぼが目に付くようになって行く。 ![]() その8 ![]() その9 田んぼに水が張られている。これはニュースでも言っていた海水を抜く作業をしているところ。何回も水を入れて抜いての繰り返しだ。今年はもう何もできないが、今やっておけば来年はまた稲の作付けができるかも知れない。根気の要る作業だ。 ![]() その10 田んぼの中の茂みは地域のお社だろうか。その大きな松が殆ど枯れかけているのは、海水を被ったせいだろう。枯れて赤茶けている姿が無残だ。 ![]() その11 そんな仙台市方面を横目で見ながらやがて山間の田園地帯へ入っていくと、そこは金色の稲穂が垂れ、一部では稲刈りも始まっていた。そんな何気ない普段の季節の風景がとても新鮮に映る。それと同時にここまでは来なかったのだと思い、ほっとした。 ここまで来れば次の目的地、松島は近い。 中途半端だが、今夜はここまで。この続きはまた今度。 ![]() その1 ふと気が付けば、後半の記事を更新するのをすっかり忘れていた・・・ 慌てて先日の続きを。 ![]() その2 ![]() その3 ![]() 訪れる少し前に雨が降ったところだったので、瑠璃の庭の苔はしっとりふわふわのもふもふ苔になっている。深いモスグリーンの美しさににっこり。 ![]() その4 この景色を独り占めする快感は何とも言えない。これが紅葉だったらもっと凄い光景を目にすることになる。それはそれで見事なのだが、この青もみじと苔の方が好みだったりするので、この早い時期に訪れた。 ![]() その5 ![]() その6 ちょっと場所を移動。 ![]() その7 ![]() その8 どこから外を覗いてもいい感じ。だが、さすがにこの時間になってくると人が多くなって落ち着いて眺められなくなってきた。静かにお庭を眺めるのを望むのが間違いなのだが・・・ さて、ゆっくり座ってお茶をいただく。 ![]() その9 ![]() その10 前列に座っていたグループが去るのを待って真ん前に。お菓子はいつもお甘春堂さんの焼き栗。春でもこのお菓子。喉に詰まりそうなくらいにほっくりとした栗の風味が広がる。自分で買ってきて食べるより、こうやってお庭を眺めながらいただくこの幸せ感は最高の気分。 拝観を申し込む場所でなくて、普通に入れるお庭だとか風景のいいところで、お抹茶一式を持って行って自分で点てるのもいいなあと思う。 ![]() その12 お庭から眺めてみたいと思ったり。次は紅葉の季節に訪れよう。お天気を見計らって、朝一番に。 ![]() その13 また来て下さいね。紅葉は11月終わりくらいでしょうから、その頃にお待ちしていますね。 少し早めに開門して下さった奥さんが、再び玄関で見送って下さった。 はい、また来ますので、よろしくお願いします。 瑠璃光院、今ではすっかり私の定番になってしまった・・・ ![]() シャッタースピードを間違えた。少しぶれたので今回は拡大画像はなし。 お月さま、お月さま。お願いですm(_ _)m 今抱えている仕事が期日までにできあがりますように。 一生懸命に頑張るので、どうか応援をして下さい。 ![]() 今日のおまけはこれ。火星。え?真っ黒のままで見えない?いいや、真ん中に置いたので捜し易いはず。ようーく目を懲らして。うっすらと赤い点が見えるだろう?(梅干しという星ではないので)これでも1/3くらいにトリミングしたのだがら。手持ちで撮って。 ![]() その1 昨日の続きを。 裏磐梯に向かい(裏とは失礼だが)そのままホテルに入る予定だったが、翌日の予定を考えると少しでも時間を稼ごうと言うことになった。翌朝五色沼に行く予定を繰り上げて、この足で行ってしまおうと。五色沼とホテルは車でほんの1分? ![]() その2 ![]() その3 みんな五色沼も楽しみだったが、途中の峠道から見える猪苗代湖や、スキー場のススキに歓声が上がる。 ただのススキなんですが、街に住んでいる方には珍しいんですねぇ・・・ そうなのだ。いかにごちゃごちゃした地面に、張り付くように街の中に住んでいるかが実感される。少し薄暗い中、白く揺れるススキの穂が波打つ光景がちょっと幻想的だった。 長い峠道を回り込み、ようやくホテルの前まで来たがバスはそのままその先の交差点を曲がる。その先が五色沼。土壌に含まれている鉱物の種類で陽が当たって色が変わる。火山の噴火でできた猪苗代湖の周囲には、大小何百という沼がある。その中の一部が五色沼と呼ばれている一帯だ。 ![]() その4 沼に降りて行く前、まずは記念写真。私は買わなかったが。要らないし、そう言うものは。そのあと地元の観光協会のおじさんから挨拶。こちらも風評被害で観光客が激減したとのこと。震災のあとから数えて我々が332台目のバスとか・・・ 例年ならバスを停める場所もないくらいに混み合う。9月10月くらいになれば10倍の3000台くらいは来ているそうだ。だからよく来てくれたとお礼を言われてしまった。我々は反対に空いていてゆっくり見られるし、渋滞にも巻き込まれなかったし、とても運がいいと思っていた。確かに京都でさえ観光客は風評被害で減っているのだ。観光資源が主な収入としているものにとっては死活問題。 それにしても半年で300台とはあまりにもひどい・・・ これから紅葉の時期を迎え、その頃には例年のようにお客で賑わえばいいが。 ![]() その5 ところで、この沼で一番の人気者がなにかご存知か。みんな必死で水の中を覗き込んで捜しているのが・・・ ![]() その6 この子。真っ白の綺麗なボディに、赤いアイラインがチャームポイント。そして・・・ ![]() その7 ![]() その8 判りやすい位置に来てくれないのでうまく撮れなかったが、ボディの左下にハートマークの赤い模様がある。これを見ることができたら恋愛成就するとかなんとか。デジイチではどうも撮りにくく、案外コンデジで撮っている人の方がうまくシャッターチャンスを掴んでいたようだ。 ![]() その9 ![]() その10 そろそろ集合時刻。暗くなった駐車場でナナカマドの赤い実が秋の訪れを感じる。 ![]() その11 暮れなずんだ17時半、裏磐梯ロイヤルホテルに到着。ダイワハウスグループのホテルだ。ツインの部屋だが、悲しいかな、私はひとり。思いっきり贅沢に使える。ベッドはふたつあるが、使わないベッドには絶対に触れない。そう言うことをするのは失礼だと思うから。 さて、ひと休みしたら晩ご飯に降りて行かなければ。今夜は洋食の予定。 ![]() その12 前菜 この前菜を見ただけでホールスタッフを呼んでしまった。 グラスワインを下さい。 赤になさいますか、白になさいますか? 白でお願いします(^^) ![]() その13 パン 白パンと全粒粉のパン。これはあとからお代わりをしてしまったのだ・・・ 不覚にも。あまりの美味しさに。 ![]() その14 ![]() その15 メインディッシュはローストビーフに和風おろしだれ。これがとびっきり美味しかった。 ![]() その16 デザートは栗のプリン。ああ、なんて贅沢な食卓だろう。こんな格安ツアーなのに、ホテルはいいところだし。 お腹もいっぱいだが、データをPCに落とすとするか。 ![]() その17 客室のロビーには電子回覧板があった。こんなペット情報のファイルがあった。このホテルにも批難してきている被災者があるのだと知り、ここは被災地に近いことを痛感した。 この続きはまた今度。 ![]() ![]() ![]() ![]() 近くの小学校に咲く白い彼岸花。正確には彼岸花科のリコリス ニアホワイトだろうか?撮影は10月5日。コンデジにて。 ![]() 今日のおまけはこれ。側にあったクチナシの葉っぱに隠れていたオオスカシバの芋ちび。親はあんなに素敵なもふもふなのに、芋ちびは悲鳴を上げたくなるほど巨大な青虫・・・ ううう・・・(--;) ![]() その1 旅物語のツアーに誘われた。しかし誘った本人は直前近くになり急用で参加できなくなり、ひとり参加。そうなれば相席が気になるという所。3日前に添乗員の女性から電話が入った。60から70代の女性3人と相席になると。まあ、いいだろう。厚かましい性格でなければ問題なし。出発は9月25日。遅い夏休みの取得を利用した。 8:41京都駅発のサンダーバード。30分早めに行って撮り鉄。大きなデジイチを出すのは面倒なのでコンデジで撮っていたが、お天気が悪いのと逆光でどうも綺麗に撮れず諦めた。それより乗車位置に行っておかねば、もしも乗り遅れたらえらいことになる。乗車位置はちょうど連絡橋の下で暗い。結局乗る予定のサンダーバードの顔を撮る機会がなくなってしまった・・・ 時刻通りにやって来たサンダーバード、同じツアー客とぞろぞろ乗り込んだ。彼女らは向かい合わせになってカードゲームの真っ最中。見た目はいい感じの人たち。とびっきりの笑顔で愛想を振りまいておいた。しかし私の席は進行方向に反対になる。これから2時間半、逆さ向き、それも通路側はしんどいなあと思っていたら、添乗員さんが声をかけてくれた。電話の声の感じと同じで、とても親しめる表情の若い女性だった。隣の車両に違うツアーだが、進行方向に向かってひとつ席があるという。どうかと言われて厭と答える理由もなく、素直に応じた。おばちゃんたちにはちょっと失礼しますと行って、意気揚々席を替わった。 一番窓側最後列。端っこはほっとする。相席は70過ぎくらいの大人しそうなおばちゃん。出羽三山に行くのだという。友人夫婦に誘われ、とにかくついてきたと。 ![]() その2 ![]() その3 途中の駅では、大阪行きのサンダーバードとすれ違い、このドームは何やねん?と首をひねり、路線バスに銀河鉄道999のラッピングバスを見つけて撮り損ねて悔しがったり・・・ 10時も回り、ちょっと小腹が空いてきた。相席の人によってはおやつも食べにくいけどと思いながら、キヨスクで買っておいたシナモンロールを食べ出すと、あちこちでがさごそ袋を開けておやつを食べ出す人が出て来てクスクスと笑いたくなった。 ![]() その4 ちょうどみんな小腹が空いてくる時刻だったのだろう、この特急は大阪発8:12なので、みんな早朝に朝ご飯を済ませているから。車内サービスも何回も通りかかった。 ![]() その5 11:03金沢着。ここで乗り換える。相席になったおばちゃんに挨拶をして、席に戻ってただいま。お帰りと返事が返ってきた。 10時半前くらいから車内放送がかかり、金沢で切り離す車両があるから行き来ができなくなるので注意と呼びかけていたが、列車を降りて次の車両に向かう時ちょうど切り離しの作業を見ることができた。小学生の男子児童も興味深げに見ている。 で、私の乗る場所は・・・ 次の乗り換え、若い選抜メンバーから選りすぐって離れた号車までホームをとぼとぼ。年配の人は降りてそのまますぐ横の車両になるらしいが、元気なものは離れた所に行かされる。 がらがらごろごろ・・・ 乗り換えには少し時間があるので焦らなくてもいい。 ![]() その6 あった、これだ。北越急行ほくほく線経由で福井・金沢・和倉温泉~越後湯沢を結ぶ特急で、湯沢越後方面へ行く。11:16発特急はくたか11号湯沢温泉行き。 ![]() その7 ![]() その8 683番系統なら、このグレイが赤いそうだ。コンデジを車両に向けると、運転手さんはさりげなく向こうを向いて車両に添って立ってくれた。 指定された座席を捜すと、 あ・・・?お久し振りで(笑) 先程一緒だった出羽三山行きのおばちゃんたちと一緒の席だった。ふたりで大笑い。その車両の一部に我々の他のツアー客が集められていた。 ![]() その9 ねぇ、あーちゃん、探検に行こうよ はいはい(--;) ![]() その10 と言ってもトイレくらいしかなくて。 ![]() その11 北上するほどに、車窓から見える景色は高い山並みが多くなっていく。間もなく直江津だ。こちらで下車するのだが、みんなと離れている我々の車両の間には自由席が挟まっている。どうもそこも満席で混み合っているようで、添乗員さんが連絡に来ることができないと言うことを、出羽三山行きの添乗員さんが知らせてくれる。同じ駅で降りるので、改札口まで一緒に案内するから付いてきて下さいとのこと。旅行するには季候もよく、混み合っているようだった。 13時、直江津到着。実際、列車を降りて隣の車両を見ると、車内はもとよりデッキまで人が溢れていた。ホームで違う旅行会社の添乗員さんにお礼を言って、荷物を抱えて改札口へ上がる階段を昇った。 ![]() その12 ![]() その13 ![]() その14 直江津は初めての駅。寝台特急で通りかかったことがあるだけで、それも夜中だったのであたりの景色さえ知らない。連絡通路には丸い窓が開いていて、なかなか面白い。眼下に観光バス2台が留まっていて、どうもあのバスに乗るようだ。グレイの地に淡い黄色と水色の模様が上品で綺麗だ。アルファベットのロゴで、ナガデンとある。長野電鉄か?なんか、ちょっと嬉しくなった。 このツアーは人気があり、少なくともこの日程はバス2台ででることになっている。我々は1号車だが、2号車のグループはもう1本早いサンダーバードで直江津に入っていたらしい。それに伴って集合時刻も早くて、たいへんだったとか・・・ ![]() その15 そのバスの停められていた駅と隔てる壁にはこんなイラスト。海の生き物たちだ。もう少し近くに行って見てみたかったが団体旅行はそうは行かない。乗り込み、点呼をとるとすぐに出発。長電のバスガイドさんはベテランの女性。語りのノリもよく、初めから爆笑の渦。添乗員さんも笑いを誘う説明・案内で、バスの中は盛り上がっていった。 ![]() その16 直江津駅を出て、13:25北陸道は上越ICに入った。 ![]() その17 ![]() その18 ![]() その19 高速に上がってすぐ、左手に海と高架の橋が見える。こちらが高速なので、あちらは一般道の国道なのだろうか。山の緑に赤いペンキがとても映えた。 ![]() その20 こちらが柏崎原発方面。群馬の変電所まで50万ボルトの送電線で送っている。 ![]() その21 ![]() その22 14:10長岡JCTから関越道へ入る。信濃川を越えると、辺りはますます農地が広がりを見せていた。新潟は今でこそ全国的な米所だが、ここまでになるにはお米の品種改良など大きな苦労もあった。こちら新潟の正式な贈り物は、そのお米を使ったおかき「柿の種」。今はチョコレートがけなど多くの種類もでている。いろんな話を聞くのも面白い。覚えきれないくらいだ。また、ひょっこり蓮根畑なども目に入る。 そして何を隠そう「こしひかり」の故郷。越後(新潟)で作られた光るお米、でこしひかり。病気に弱く倒れやすくて初めは農家が作るのを嫌がったと言うことだが、今では日本を代表する銘柄で、これを親に多くの種類も作られている。あきたこまちやひとめぼれ、キヌヒカリ、はえぬきなどこしひかりの親戚。 ついでに福井の華越前」を調べてみると、コシヒカリを」有機肥料100%で育てるとあった。有機肥料100%で育てると、案外美味しくはないそうだ。この銘柄は早生で、早くにこしひかりの美味しさを安い価格で味わえると言うことで人気だそうだ。しかし年を越すと味が劣るらしい。今は玄米で保存して、出荷時に精米することで結構美味しく食べられると思うのだが、どうなのだろう。 再びついでの話なのだが、但馬地方の方には誠に申し訳ないが、人気のない「こうのとり米」の話を。人に聞いたことなので実際自分の舌で味わったのではない事を前提に言うと、こうのとりを飼育するために無農薬の有機肥料で稲を育てている田んぼ。そのお米なのだが、高い割りには美味しくないそうだ。有機肥料は一旦鋤込むと長期間効いていて、それがために味がやや劣るとか。野菜でもそうだが、肥料を必要とする時期があるので、一定の濃度でずっと効果のある有機肥料というのは難しいのだと思う。そして水を切る時期があって収穫時にはコンバインなど機械も入るが、こうのとりの餌のためだと遅くまで水も張っていると思われる。調べてみると、この水を引く時期を誤るとお米の品質が悪くなるそうだ。だから美味しくなかったりして。 お米と言えば、この辺りでは昔から信濃川の氾濫も多かったので、蓮根を育てる水分の多い田んぼもあるのだろう。そして「米百俵」のお話は小泉純一郎元総理の所信表明演説の中でも触れた内容。この長岡藩地方で食糧不足になったとき、三根山藩からお米百俵を送られた。しかしこれを今食べてしまったらそれっきり。しかしこれからは学問が必要と考え、これを資本に藩士の子どもだけでなく一般の子弟にも学問を学ばせたと言うことだ。 ![]() その23 新潟市の市街地方面。 ![]() その24 東北電力ビッグスワン。ふーん・・・ 15:05阿賀野川SAで休憩。ヤスダヨーグルトの飲むヨーグルトを買う。町おこしで始まった乳製品の会社。とても美味しいので見つけたら是非、とバスガイドさんのアドバイス。SAでパッケージを見て判った。知っている、これ。少し高いので買ったことはなかった。試しに飲んでみると、これが凄い。どう凄いって、とても濃厚。飲むヨーグルトと言うより、ゆるめのヨーグルトという感じ。そして美味しい。 ![]() その25 ここをでてすぐ、磐越道に入る。只見川は阿賀野川の支流のひとつで、日本一の電力生産量を誇るそうな。先日の台風の影響でダムからの放水量が多いだろうと言うことだった。そして磐梯地方に入る。 ![]() その26 ![]() その27 ![]() その28 こちらもお米処。金色の稲穂がずっと続く。その先に見える会津磐梯山、その山頂は雲がかかっていた。これがかの磐梯山かと感無量。関東から東北へは滅多に行けるものでもなく、しっかり見ておこう。 ![]() その29 ![]() その30 会津の観音さまは宗教法人の建造物。創立者が57歳で作ったので57mとか。抱っこされている赤ん坊は奈良の大仏さまと同じ15m・・・ みんなびっくりした顔で通りながら眺めた。 外はもうかなり暗くなっていた。このまま磐梯山を登り、その裏側、つまりは北側に今夜の宿がある。そこまでもう少しだ。 ちょっと1日目から長くなりすぎた。この続きは少し先になる。また、今度。 ![]() その1 10月1日、瑠璃光院の秋の一般公開が始まるのを待ちかねて出かけてきた。さすがにまだ紅葉には早いので誰も開門待ちはいない。ただ、スキンヘッドのダークスーツを着た男性たち・・・ 会話を聞けば僧侶だと言うことはすぐ判ったが、いやはや、一見そちら関係に見えるのが怖い・・・ いや、失礼。 10時開門に先立ち彼らは法要のために入って行き、数人で待っていた一般客も10分も早く開門して頂いた。 ![]() その2 こちらは初めてという感じの人たちと一緒に入ったが、勝手知ったる自分としては説明もお断りしてさっさと2階へ。 ![]() その3 ![]() その4 ![]() 5月以来の瑠璃光院。もう少し曇っていてもよかったけどと、また贅沢な我が儘を思いながら緑のテーブルもみじを楽しむ。 ![]() その5 眼下に広がる瑠璃の庭。あとで降りて行くから、今はこれだけ。 ![]() その6 ![]() その7 ![]() その8 ![]() その9 みんなそれぞれお気に入りのアングルや場所もあるはず。好きなお座部に座ってしばしの語らいを。 ![]() その10 羽目板に切り取られたカットも見事で粋なデザイン。 ![]() その11 二階の手すりにはウラギンシジミが日向ぼっこ。この時期一雨ごとに冷たくなった雨に凍えたのだろう。 この続きはまた今度。 ![]() 今日のおまけはこれ。お庭を掃くためのシュロ箒。 ![]() 明日は吉田神社今宮社の神幸祭。それに先駆けて今夜は宵宮で賑わった。今宮社は吉田神社の末社で、1200年くらいに鎮座されたという、吉田町の産土神。 ![]() 夕方、町内を巡回してきた子ども御輿が帰ってきた。 ![]() ![]() 宵宮の一コマ。 ![]() 屋台も遅くまで賑わった。 明日は本番。私もちょっと参加することになっているので、お返事が遅れます。 ![]() その1 今更であるが、長ったらしいタイトル。う~ん。 さて、昨日の続きを。気分を害した私は、そこから少し離れたところで先程飛んで行ってしまったチュウさんを再び発見。今度こそはと、そっと足を忍ばせた。ここならチュウさんに彼岸花が被るくらいに生えている。肥料袋がちょっと邪魔だが、念のため撮っておこうか。 ![]() その2 今回も十分に離れていて、チュウさんものんびりと朝ご飯を捜しているので、農道の許す限り追いかけた。 ![]() その3 と、チュウさんの歩みが少し早くなる。おや、と思う間もなく視界の隅に先程とは違うおっさんの姿が・・・!細い田んぼの畦をチュウさんの方へすたすた行くのだ。 ちょ、ちょっとあかんよ、そっちは(>_<) ![]() その4 私の小さな心の願いもむなしく、チュウさんはふわり・・・ さいならぁ~・・・ くそったれ! 思いっきり毒づいた。 ![]() その5 まだかろうじて霧が残っていて、どこか一緒に撮れないものかとうろうろ。 ![]() その6 ![]() その7 ![]() その8 野ざらしのお地蔵さま。 ![]() その9 ![]() お店はともかく、個人宅はできれば撮ることを控えたいと思うのだが、このお宅の家構えが立派でつい、撮りたくなる。 ![]() その10 ![]() その11 ![]() その12 ![]() その13 ![]() その14 ![]() その15 昨日とは違うところをあてどもなくふらふら。再びバス亭のある駐車場まで帰ってきた。アオさんには会えなかったが、チュウさんには遊んで貰ったし、霧も見られたからよしとしよう。帰りは地元の直売店で丹波ぐりを買った。これは姪っ子両親の所へ送る予定。 ![]() その16 ![]() その17 最後はやはり青い空を背景に咲き乱れる芙蓉で締めくくろうか。 すると、どこからか声がした。辺りを見渡すと・・・ ![]() その18 ここやで、ここ ワシも撮ってや 足元でイナゴが猫じゃらしの葉っぱを囓っていた。 ![]() その1 実は続きがあった亀岡の彼岸花。昨年はアオさんを撮り、今年はチュウさんを見かけた亀岡市曽我部町界隈。昨日は望遠を持ち合わせていなかったので、チュウさんに寄れなかった。あまりにも悔しくて、翌日は亀岡市の違う場所に行く予定だったのを大幅に変更。再びこちらを目指した。 その朝、少し冷え込んだと思ったら、JR二条駅から見た西山は雲海がかかっている。と言うことは、亀岡は霧だ。 ![]() その2 ![]() その3 保津峡を抜け、亀岡に出た途端、そこは濃霧に覆われていた。青空の下、彼岸花が撮れるのだろうかと、少々不安になってきた。霧はいつ頃になったら晴れるのかと。 穴太寺方面行きのバスの時刻にはまだ少しある。夏にはひまわり、秋にはコスモスが咲く田んぼの方へと降りて行った。ひまわりは台風で総倒れになったのは知っている。余所さまのサイトで拝見したので、ではコスモスは、と思ったが、以前より少ないような気もした。何となく花がまばらで、よく見ると蝋燭のような白いケイトウの花の間にコスモスの花が見える。あまりに貧弱さに行こうとしたとき、背後に列車が入って来た音がする。 しもた! ![]() その4 特急きのさき 京都行き。もっと近くで張っていればよかった。鉄橋も渡り終えている。ますます後悔するが、仕方ない。 ![]() その5 ![]() その6 ![]() 仕方がないので、ここでお見送り。手前に咲いているのがコスモス畑。ちょっと寂しいコスモス・・・ ここでちょうど時間となって、バスに乗り込んだ。 ![]() その7 こちらも霧の中。彼岸花にも、刈り入れを待つばかりの稲穂にも、しっとりと霧の雫が付いている。 ![]() その8 ![]() その9 ![]() さすがに少し肌寒い。イナゴも寒そうに彼岸花の中で縮こまる。もっと気温が上がるまでじっとしているだろう。 ![]() その10 草むらの中はもっと雫がかかって寒いので、彼岸花の茎はちょうどおあつらえ向きのようだ。1本の茎に3匹、4匹としがみついている。それを覗き込んでもぴくりとも動かず。本当に寒そうにしている。 霧が消えてしまわないうちに、ちょっと広いところを撮ってしまおう。 ![]() その11 山はまだ霧の中だが、空は晴れ間が覗くようになっていた。これは急がないと。霧で青空が見えないだとか、霧が消えてしまわないうちにだとか、結局私も結構勝手なこと考えているものだと苦笑する。 ![]() その12 今日はチュウさんの姿が見えないし、やはり元々予定していた方へ行ったらよかったかなと思い始めた頃、田んぼの中にチュウさんを発見。急いで望遠に付け替えて元来た道へ大急ぎ。なにしろその方が背景がよかったので。 その近くには年配の夫婦がいて、彼らが変な行動をとらなければいいがと思ったのだが、それが的中。おじさんは田んぼに入ってどんどんチュウさんに近づくのだ。 ![]() その13 ん?なんや変なおっさんが来たで・・・ ワシ、嫌いや ![]() その14 ![]() その15 ![]() 大急ぎで何枚か撮ったが、チュウさんは飛んで行ってしまった。 ![]() その16 おじさんはとても短いレンズでこんなに近づいている。そんなレンズじゃだめだ。偶然チュウさんの姿を見て、物珍しさに撮ってみたと言う程度のように見える。野生のサギはすぐに逃げてしまうことすら知らないくせに撮ろうとした。御陰でこちらは大いに邪魔をされ、折角のチャンスを逃してしまった。そのために望遠で離れた所から撮ろうとしたのに。そしてこの人、ずかずかと余所さまの田んぼにまで入って。 ![]() その17 逆光に照らされ、白く霞む霧の中を悠々と飛んでいくチュウさんを、ため息で見送ったのだった。 この続きはまた今度。 |