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京都新緑紀行 in 東福寺開山堂
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その1

 雨の東福寺。開山堂にて。しとしと降り続く細い雨・・・ 石畳をしっとりと濡らす。

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その2

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その3

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 市松模様に掃き清められた白砂の庭。そこにも平等に雨は落ちる。

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その4

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その5

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その6

 こんもりと剪定されたサツキはちらほらと花を付け、紫色のカキツバタと一緒に華を添える。

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その7

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その8

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その9

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その10

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その11

 時折山に響く野鳥の鳴き声を聞きながら・・・
【2011/05/31 08:36】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
北海道を巡る旅 第3日目その1
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その1 クリオネ

 先日の続きを。途中色々あってすっかり遅くなってしまった。少々はしょりながら進めるか・・・

 3日目の朝は、遠くに波の音を聞きながら目を覚ました。アラームは5時半にセットしていたが、5時過ぎに目が醒めてしまった。勿体ないのでそそくさと起床して準備をする。御飯までにまた何枚かシャッターが切れるだろう。しかしここも窓がいっぱいに開かなくて、結局外まで行くはめに・・・

 これはロビーにあった小さな水槽のクリオネちゃん。到着した夕方には気が付かなくて、いつものおじさんが教えてくれた。ただ、アクリル樹脂の分厚い壁越しでは、小さな生き物はピンが合わず、大変苦労した。同じようにコンデジやケータイで必死になって撮る人たちで混雑した。

 さあ、出発時刻7時半。ホテルの従業員さんたちに見送られて出発。知床横断道路は凍結で通行止めになっていた。前日の最低気温も0度に近い。ここはまだ真冬並みだった。
 知床国道R334を北東へ。途中からR93へ入ると、辺りはもう原生林に近い。最近、と言っても数十年くらいと聞いたか、この辺りに住む人もあったとか。今はその粗末な家も廃屋となり、すっかり崩れていて家の形はない。5月でこの寒さでは作物も育たず、いったいどのような生活をしていたのか・・・ 想像を絶する。進むにつれ、雪が降り出していた。

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 時折国道沿いの茂みに、 草をはむ鹿の姿があちこちで見られるようになった。

 7時55分、雪の降りしきる世界遺産知床五湖展望台に到着。悪天候のため、カメラはどうしようかと考え、敢えてコンデジを持ってバスを降りた。傘を差しながらはちょっと面倒だ。  我々は高架になった散策路を歩き始めた。一番奥まで行くと、眺めも素晴らしいということだったが、ガスはでてるし雪は降り続くしで、そこまで行くのは諦めよう。ここから何枚かはコンデジになる。

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 歩き始めて間もなく、散策路のすぐ脇で水芭蕉を食べている鹿に遭遇。直ぐ側なのだが、鹿も慣れているのか、我々が騒ごうがシャッターを切る音を立てようが、一向に知らん顔でむしゃむしゃ・・・

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コピー ~ P5100251

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 雪は強くなるばかりで視界も悪い。先に遠くまで行った人たちが帰ってきて、なんにも見えなかったと残念そうに言う。ならば諦めもつくというもの。では、とまだ時間もあるのでバスまで引き返し、デジイチを取りに帰る。

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 バス亭に帰ると何やら中継をしている。そう、なんの偶然か、この日5月10日から知床に入るためには許可の申請と料金が必要になったのだ。我々は第一波?このニュースの模様は、夕方にも放送されていたそうだ。

 で、ここから再びデジイチで。

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 朝ご飯が忙しい彼らは、とうとう正面の顔を見せてくれなかったが、近い場所に牡が4頭、雌が3頭いた。熊除けに高架の廻りには電流を流した線が張ってあるが、熊は出てこなかった。鹿がいると言うことは安心できると言うことで、熊はいない。この時期水芭蕉は彼らのごちそうらしい。花や葉っぱは鹿が食べ、根っこは熊が好物なのだとか。これだけあれば食い尽くされることもないだろう。至る所で水芭蕉を見る。やはり北海道は湿地が多いのだろうと感じる。

 風とみぞれの中、それでも時期的なものなのかあまり寒さも感じずに帰ってきた私。雪までも見られてご満悦だった。8時35分、バスは雪の中を出発した。再び同じ道を引き返し、オシンコシンの滝へ。

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コピー ~ IMG_1284

 前日、通りすがりにちらっとだけ見たオシンコシンの滝。TV番組の中継などで見たことはあったが、想像以上に大きい。また、どうどうと凄まじい爆音を立てて落ちる滝壺の音は、傍で話しても聞こえないくらいだ。この時期、雪解け水と雨のために水量が増えているとのこと。普段はもう少し少ないので、そのイメージを持っている人は驚くらしい。しかし私など、初めて実際に目前に見るのだ、多かろうが少なかろうが、やっぱり凄い。冬はこれが凍って、また違った芸術品になる。

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 設定を色々変えて撮っていたら、バスに帰るのが一番最後になっていた・・・

 8時50分、オシンコシンの滝をあとにした。その30分ほどしたときだ、ガイドさんの案内の声がいきなり裏返る。

   あそこ!子狸がいますよ。こんな昼間にタヌキなんて、初めて見ました(*^_^*)

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 バスも急停車。みんな身を乗り出して、何処だ何処だと大騒ぎ。その騒ぎを見た子狸は一瞬ひるみ、枯れ木の中に身体を押し込み、山の方へと逃げようとした。が、そこには金網の柵がある。行き場を失った子狸は仕方なく下に降りて行き、我々の視界から姿を消した。
 夜行性と言われるタヌキが、こんな時刻から姿を現すとは珍しい。ガイドさんの興奮もそれを物語っている。この後の合い言葉は、

   キタキツネも見たし、鹿も見たし、タヌキも見た。あとは熊だけやな・・・

 R334を知床斜里まで南下した我々は、そこからR244に入った。そこから知床半島の付け根を横切ることになる。途中、斜里岳を右手に根北峠を越える。

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 峠道を上がり高度が増すにつれ、足元がひんやり・・・ 外の景色も雪が残っているが見える。寒いはずだ。窓ガラスも拭いても拭いても曇ってくる。頂上で境界線を越え、斜里町から標津町へと入る。緩やかな下り坂を下りるにつれ、白樺の木が目に付きだした。カラマツの若葉も、こちらの方が茂っている。ひと山越えるだけで気温も違うのだろう。

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 やがて牧草地帯が広がりだした。そんなとき、ケータイがぶるぶる・・・ 表示は「ひげさん」とある。

   きゃあ、ひげさんや(^-^)でも、バスの中やなぁ・・・

 小さい声で、シートの影に頭を鎮めた。

   はい、もしもし?

   あーちゃんか?今どこや?

 バスの中に決まってるけど・・・と思いながら、

   ええっとね、根北峠を下りたところ、これから標津町(しべつちょう)に向かう予定です。
   そこから野付半島を回るの

 この場所から行けるいいところをいくつか教えてくれたが、これ、ツアーだからルートが決まっているし・・・ ただ、予定しているところがその中にあったからちょっと楽しみにもなった。

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 白鳥を見て、鹿を見て、もうすぐ次の休憩地点、野付町(のつけちょう)の道の駅。

 この続きはまた今度。
【2011/05/31 00:00】 鴨川パトロール | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
鴨川パトロール 増水した鴨川 その2
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 昨日の続きを。今日の分はいつになるか未定だが、昨日の夕暮れ、強い雨の中の続きを。

 傘を差していても風にあおられ、ダークスーツの肩もパンツの裾もびっしょり・・・ 今日はクリーニングに出してきた。



 そんな中、ばったり出くわしたのがこの親子・・・

   びっくりさせて堪忍やで(^_^;)

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コピー ~ IMG_5368-2

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   早い目に上がっておいてよかったわ・・・

   お母ちゃん、怖いなぁ

 かなり大きくなっている雛だったが、飛べるほども翼は大きくない。犬の散歩がやってきて、慌てることもなく雛を誘導していた。


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 そしてこちらは今日のアオさん。まだ大人になりきっていない若鳥のようだ。



 この後彼は(彼女は)石垣の隙間から大きなミミズを捕まえることが出来た。この濁流で、満足に餌も探せなかっただろうと思う。
【2011/05/30 21:47】 鴨川パトロール | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
鴨川パトロール 増水した鴨川 その1
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 台風による豪雨で鴨川が増水していた。

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   雨が降ったら、餌を探すのがたいへんなのよね・・・ ああ~ぁ
続きを読む
【2011/05/30 00:00】 鴨川パトロール | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
東福寺 ~新緑の京都に誘われて~ 古都に響くチェンバロと朗読のひととき
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 先日ご紹介した朗読サークル木もれ日Genji組の公演は、今回はチャリティイベン「、古都に響くチェンバロと朗読のひととき」、と題したイベントの中のプログラムとして行われた。今回はちょっとメンバーの都合で「ゆくへ知られぬ 宇治の恋」の短縮バージョンとなった。それ以上に大変だったのが台風の影響・・・ 激しい風雨の中、多くのお客さまに来て頂いたが、悪天候でキャンセルの方も何人かあったが、これは仕方がない。

 もうひとグループドラマティックリーディンググループ「蔵」さんたちとは3年ぶり(?)の再会で、とても嬉しかった。

 と、もう少し詳しいレポートをしたいところだが、少々眠くて、寝ます。済みません・・・
【2011/05/29 22:29】 朗読アンサンブル 京・Genji公演 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
京都新緑紀行 in 東福寺その1 通天橋
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その1

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 青もみじはやはり5月の雨の日がいい。雨が降っても建物の中から愛でることの出来る、もみじの名所へ。

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その2

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その3

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その4

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その5

 さすがにこの雨模様の朝、参拝客は少ない。思う存分楽しむことが出来る。

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その6

 時には後ろを振り向いて方丈の反対側を見たりして。

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その7

 時には通天橋の下を流れる細い流れを見たりして、思わずその高さにびびったり・・・ ならば見なければいいのにと、自分で突っ込んで。

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その8

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その9

 通天橋の張り出しから、谷を挟んでの臥雲橋を見るのも一興。ここは紅葉の時に見ると、また格別なものがある。ただ近年色づきの悪いことも多く、脚が遠のきがち。たまには紅葉の最盛期に来てみてもいいか。

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その10

 並ぶ柱もいいものだ。同じ形が規則正しく並ぶものは大好き。

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その11

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 方丈の向こうにそびえる本堂の大屋根。本当に巨大だ。

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その12

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その13

 張り出しを下から見るのも、なかなか趣がある。こんなのを見ていると、無性に紅葉の時期に訪れたくなった。ちょっと気が早すぎる。

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その14

 さあ、橋を渡って上がっていこう。次に移動しなければ。

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エゴノキその1

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エゴノキその2

 今日のラストはこれ。境内東の外れに咲くエゴノキ。辺りは甘い香りでいっぱいだった。

 この続きはまた今度。東福寺、このあとしばらく引っ張ります。
【2011/05/29 00:00】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
京都新緑紀行 in 一乗寺詩仙堂 その2
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その1(あ、水滴がついてる・・・)

 先日の続きを。

 庭に降りたときには、雨はまだ小降りだった。傘が少し邪魔だったが、まあ、いいだろう。小降りにうちに大急ぎで撮ってしまおうと回り始めた。鹿威しの所には、先ほどの若い男女の姿も見えた。

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その2

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その3

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その4

 雨に濡れた木々はとても艶やかな色をしていて、雨の中来てみてよかったなあ、キショウブも咲いていて嬉しいなあと思っていたのはほんの数分くらいだったと思われる。雨が強くなったのだ。カメラにタオルを被せてしのぎ、もう少し頑張ろうかと撮っていたが、雨は強くなるばかり。

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その5

 この時期の、雨に濡れたバイカウツギが私は大好きで、特にこちらで見る花がとてもいいと思っている。その花を逃すのが厭で、などと言っていられないほど降ってきた。折りたたみの傘は打ち付ける雨の強さに悲鳴を上げ始めている。晴雨兼用の柔らかい素材の傘は、もう無理だ。

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その6

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その7

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その8

 そんなことを思いながらまだ撮っている・・・

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その9

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その10

 どうだろう?このどしゃぶり。今度こそもう諦めた。ふむ、この辺は片手で撮っているような・・・

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その11

 これを最後に撤収とした。最初の予定としては、この後圓光寺と金福寺を回ろうと思っていたが、スニーカーにも水が染み込み始めており、もう帰るしかなかった。
 バス亭で時刻を確かめると、数分前に出たところで、30分も待たなければならない。

   あああぁ・・・(大泣;

 バス亭は風雨が吹き込むため、コンビニの軒下で雨宿り。この時ジーンズの裾も、羽織っていたシャツの袖も、肩までびっしょり・・・ 風が当たると寒い。這々の体で帰った私は風を引くこともなく、こうして仕事に疲れて眠いだけ。本当にえらい目に遭った。そして午後からはぐんぐん晴れてきた。もう出る気力もなかった。

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 と言うことで、詩仙堂に入る前に撮っていたものたちを。先に撮っておいて、本当によかったと、帰り道につくづくそう思った。紫蘭の赤紫と白いシャスターデージーの組み合わせがとても綺麗だったし、マツリカの白から紫の花も、辺りには甘い香りが立ちこめていた。


 ところで・・・
 話は全く変わるが、朝から訪問者数のカウンターが増えるどころか減少している??? アクセス解析は増えているのに・・・? たまにこんなエラーが出る。
【2011/05/28 11:30】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
北海道を巡る旅第2日目 その5
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 先日の続きを。すっかり時間を食ってしまった・・・ 急がなければ、いつになったら終われるかわからない。

 バスの窓からは線路が続いているのが見える。釧路本線だ。この線路はR244沿いに一緒に走り、知床斜里でくいっと曲がって南下する。そして今この先は藻琴駅がある。

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 駅に併設する飲食店トロッコは、オホーツクの魚介類を使った流氷ラーメンが人気のメニュー。まあ、我々はそれを横目で見て通っただけなのだが。ところが名物はそれだけではなかった。すでに試験運転は2008年に終わっているのだが、線路を走る電車と、一般道を走るバスが一緒になったDMVと言うのを覚えておいでだろうか。電車がバスに変身して、駅から出て来たときはタイやで走っているという、あれ。デュアル・モード・ビーグルというのが正式名で、軌道と道路の両方を走ることのできる車両。

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 第1次試作品の画像を拝借してきた。ボディのベースは日産シビリアン。未だに実用化には至っていないが、観光に一役買えると思うのだが、どうだろう?

 さ、通りすがりの駅は置いといて、先を急ぐ。この後本日の最終目的地、東藻琴の芝桜公園に向かっている。R244から一旦内陸に入り、山間の公園。始まりは感動的な話があって、とある男性が姉から譲られたひと株の芝桜、それを大事に育てて土手に広がる芝桜の絨毯が現れた頃、町の職員から依頼が来た。この芝桜を町おこしになるように管理して貰えないかと。承知したものの、草取りも手作業であり、かなり苦労があったが、今では広大な敷地に広がる芝桜を中心にした公園となった。

   どんなところなんやろ・・・

 藻琴駅からR244を、R102に入って山間の道を進みながら期待が膨らむ。そんなとき、いきなり道の途中でバスが停まった。

   あれ、あそこに!

 ガイドさんの叫びにみんな一斉に窓の外を見ると・・・

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   キタキツネや!

 我々のバスが気になるのか、ちらちらとこちらを見ながら森の奥へと行こうとしている。

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 長くいてくれたのでみんなわあわあと大喜びだった。見慣れているはずのガイドさんまでが興奮状態だ。やはりこの可愛さなんだろうなあと思う。本当にむちゃくちゃ可愛い。

 そして間もなく見えて来たピンク色の斜面・・・ 既に薄暗くなり始めた16時50分。

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   な、なにこのピンクの鳥居は・・・(-_-;)

 なんでもいいが、広がるピンクの絨毯、入園の前に外からまず眺めてみた。

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 ぎりぎり咲き始めかも、くらいしか期待できなかったが、案外咲いている。方角はよくわからなかったが、多分こちらが南側斜面だろう。もうひとつの西側斜面はようやく色が判り始めたかな、と言うくらいの咲き方。

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 ピンクの絨毯にぴよたちも大満足だった。

 ところで、こちらに来たときまだ肌寒い日が多かったためか、ソフトクリームを販売しているところが少なかったような・・・ そう、まだ食べていない!そして見つけたソフトクリームの看板。その名も芝桜ソフト、だったかな。
 お店をじ~っと見ている怪しい視線に、おじさんも愛想笑いをしているような。

   おじさん、芝桜のソフトクリームひとつ、下さい(*^_^*)
   あ、スプーンを付けてください

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 もうかなり暗くなった公園。お店の前で必死に写真を撮っている私に、お店のご夫婦が苦笑しているのが視線の端に見える。撮り終わった頃にはもう出発時刻になっていた。大慌てでバスに向かいながら、おじさんたちに手を振った。

 17時20分、公園の閉園時刻をとっくに過ぎている。我々団体のために特別に開けてくれていたようだ。若い女性スタッフが玄関に並んで見送ってくれた。

   ありがとう~っ

 みんなバスの中から手を振って別れを告げた。

 再びR102からR244、斜里国道を真っ直ぐ知床へ向かった。

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 陽も落ちて暗くなった空に、大きな雪山が見えるようになった。気温も下がってきているようで、足元が少しひんやりしてきた。知床斜里から国道はR334に変わって、名称も知床国道となった。この山は海別岳だろうか。知床ももうすぐそこ。
 オシンコシンの滝を道すがらちらっと見て、本日の宿に到着したのは18時45分だった。本日の走行距離449㎞。訪れた場所は、⑤宗谷岬、⑥クッチャロ湖、⑦オホーツクライン、⑧サロマ湖、⑨東藻琴芝桜公園。

 バスを降りると、遠くから静かに波の音が打ち寄せているのが聞こえた。

 この続きはまた今度。
【2011/05/28 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
京都新緑紀行 in 一乗寺詩仙堂その1
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その1

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 曇りから雨を狙って出かけた詩仙堂。午後から雨となっていたので、折りたたみの傘は持っていった。持っていけばお守りになって降られずに済むことも多々あるから。しかし、この日ばかりは完敗だ。開門を待っている間に土砂降りになってきた・・・

   う・・・そ・・・m(_ _)m

 その土砂降りの詩仙堂を。撮影は5月23日。

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その2

 お天気が崩れるの承知の上だったのでバスででかけたが、ダイヤ改正でちょうどいい時刻がなく、かなり早めに到着。仕方なく道すがらいろんなものを撮ったので、それは明日以降にご紹介する。

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その3

 石段の門は掃除のため早くに開いたので、中まで入らせて頂くことにした。季節がいいので開門までに多くの人が並ぶ可能性も考えたが、結局お天気が悪かったので集まったのは自分を含めて4人だけ。ところが待っている間に雨が降り出し、茅葺きの山門で雨宿り。木の下で間に合っていたのが、そんなものでは間に合わないほどに強く降り出してしまった。

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その4

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その5

 私と一緒に入ったのは、若い男女と30代くらいの男性。雨の中、サツキの朱色と緑が美しく、みんなわいわいと喜んでいる。ちょうどその時には一時的に雨が止んで、

   さっきの土砂降りはなんだったんでしょうね・・・(^_^;)

 と、笑っていられるくらいだったのだ、このときは。薄日も射して本当に綺麗だった。

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その6

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その7

 全体にびっしりと花が咲くのではなく、ちらほらと咲くサツキが私は好きだ。

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その8

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その9

 人の足跡のつかない砂地のお庭、箒で付けられた筋がとても綺麗。どうか雨で消えませんようにと、心で祈る。

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その10

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その11

 若干歪んで立っている石塔は、行くたびに気になるところ。このゆがみ具合がなんとも・・・

 一緒に入った男性が、お庭を見ながら尋ねた。

   庭には降りられないんですか?

   いいえ、行けますよ。帰りしなに、階段を左に折れたらお庭に入れます。
   以前はそちらからスリッパに履き替えて降りていたんですが、
   色々あったんでしょうね、今はこちらから降りて行くのをやめています。

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その12

 障子の向こうを撮っていると、たまに急に人が現れたりしてぎょっとすることもあるが、今回は大丈夫だった。しかし、そろそろ人が多くなったので庭に降りていこうか。また小雨が降り出したので、傘を差しながらになるのは仕方がない。

 この続きはまた今度。
【2011/05/27 00:00】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
北海道を巡る旅第2日目 その4
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 昨日の続きを。ここへ来てちょっとペースダウン。何かと忙しい・・・

 雄武町を出てオホーツクラインはまだR238を走っている。そしてやがて到着したのは紋別市(もんべつし)のホテル。この時時刻は13時15分。朝食が早い割りには昼食はいつもこれくらいだ。ま、夕方の到着が遅くなるのでとんとんだが・・・
 ホテルに入り、案内されるままに2階の大宴会場へ。バスツアーなのにホテルで食事か、と感心しながら席に着く。メニューは聞いている。さあ、どのようなものが出されるのか、興味新々。

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   あーちゃん?これはなんなの?

   これはな、カレーなんや

   カレー?でも黄色くないよ

 この子らがいぶかしがるのも当たり前。これはホワイトカレー。

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 リング状の御飯の中心には、野菜とカニ爪、ホタテが飾ってあり、別の容器にカレーのルーとアスパラガスが入っていて、泡立てた卵白が浮いている。コーンポタージュとバターの風味が効いていて少し甘めのルーだ。これがタイ風になると辛さは大丈夫だが臭い・・・

 向かい合わせで他の乗客とおしゃべりしながらあっという間に食べて、さあ、また外へ。

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 北海道入りした5月8日に、札幌で桜の開花が発表されたが、こちらではまだこんな感じ。十分開花と言ってもいいと思われる。これからもっと南下したら、きっとお花見ができる。

 13時15分、ホテルの方に手を振って別れを告げた。

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 紋別を出て間もなく、河口付近にこんなものを発見。車窓からみんなは大絶賛。

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 かと思えば航空機。全日空だ。この傍にオホーツク紋別空港があって、1日1便、東京からの直行便も運行しているとのこと。そう考えると、案外紋別も近く感じるから不思議だ。

 まだ南下を続ける。この先がサロマ湖。北海道にはサロマ湖を初めとして海と通じている汽水湖(きすいこ)が多い。いや、全体に沼や河川、湖と言ったものが非常に多いと感じた。

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 小学生の頃だ、国語の本でサロマ湖のことが書かれていた。ウン十年前のその想像した景色が、今目の前にある。こちらには寄らずに、車窓から見るだけだ。

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 14時55分、サロマ湖の道の駅で休憩。魚介類を炭火で焼く、いい匂いがする。トイレに走るおばちゃんたちを尻目に、私はまた走る。道路沿いに桜が咲いているのだ。

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   あ、花蜘蛛さんみーつけた

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 まだ咲き始めのエゾヤマザクラ。大きな花びらで、色も少し濃い。本州のヤマザクラとは全く違う。こちらはとても力強い印象を受ける。厳しい冬を越して咲く桜だ、それくらいのたくましさは必要だろう。薄日に透かすと、とても綺麗だった。

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 駐車場へ戻る道の土手にはタンポポが一面黄色に染めている。土筆と一緒に。

 この頃になると、食事の度に写真を撮っている私は、みんなの中で「カメラマンのおねえさん」と呼ばれるようになっていた。

   あ・・・(^_^;) どうも・・・

 休憩終了。15時10分、サロマ湖を眺めながら出発。

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 サロマ湖を回る道路から、一旦海岸にでてまた奥へ入って、再び湖を周遊する。能取湖(のとろこ)だ。その南端は網走湖が隣接する。我々はそのまま網走市内へと入った。オホーツク国道R238はここまで、網走からR244斜里国道となる。

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 網走に入ったのは16時15分、夕方近くなった街で見る網走刑務所・・・

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 入り口。大正時代、ここの古い門を永専寺というお寺が山門にするために運んでいったそうだ。明治村がその門を譲って欲しいと申し出てきたが、ご住職は断った。今明治村には昔の網走刑務所があるが、門はない・・・

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 本日の行程は残すところあと少し。さ、先を急ぐとしよう。

 この続きはまた今度。
【2011/05/26 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
5月は薔薇
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その1

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 個人宅のお花を撮るというのは、今の時代、なかなか難しいことだ。塀の外に垂れているとか、生け垣の端とか、建物から離れた所なら、通りすがりにと言う手もあるが、これが建物に隣接する場所や、庭ならなおさら。

 ここは細い通りの交差点角にある煙草屋のおばちゃんち。昨年、煙草の自販機は廃止して清涼飲料水の自販機に変えた。毎年綺麗なピンクの薔薇が咲くここは、結構人気スポット。毎年撮らせてもらっているので、堂々と撮れる。
 この日も撮っていると休憩中の仕出しやのワゴン車から白衣のおじさんが話しかけてきた。

   去年も撮ってへんかったか

   毎年、撮ってますよぉ。おばちゃんが大事にしてる薔薇やし、気合が入るわ

 そう言えば、昨年このおじさんとおしゃべりした記憶がある。

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その2

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その3

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その4

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その5

 今年はさすがに少し遅かったが、例年のように綺麗に咲き出した。大きな株ではないが、小柄で高齢のおばちゃんでは世話がたいへんなようだ。歩道の脇なので、剪定も小まめにしなければならない。

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その6

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その7

 先日おしゃべりをしたときのこと。垂れていた枝には咲き始めたばかりの花と蕾がたくさん。欲しいという人があったので枝を切り、その人は花を楽しんだら挿し木にすると言っていたとのこと。それを話すおばちゃんの嬉しそうな笑顔。

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その8

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その9

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 この薔薇が咲くときには、必ず1日は雨が降る。しかし今年の雨は激しかった。どうなっただろうかと心配したが、咲き始めたばかりだったので、散らずに耐えたようだ。雨上がりの朝とその午後、2回撮って、今日ポストに入れてきた。きっとまたご近所のお友だちに見せびらかすのだと思う。いいではないか、亡くなったお父さんから引き継いだ大事な薔薇を自慢しても罰は当たらない。
【2011/05/25 21:45】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
北海道を巡る旅第2日目 その3
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 昨日の続きを。そろそろお昼時分だというのにまだお昼休憩地には到着しそうにない。この時既に12時前・・・ 到着したのは雄武町道の駅。白を基調とした建物で、中央にタワーがある。そして展望台とおぼしきものも。とても気になる建物だ。バスが停まると相変わらずみんなトイレに駆け込むか、食料品を捜しに行く。確かにどこからともなく香ばしいいい香りが・・・ 何か揚げ物のようだ。見ると、玄関にコロッケの文字も見える。なるほど、これだ。もうお昼なので、みんなのお腹も限界に近いのかも。

 しかし私も相変わらず人と違う方向へと走り出す。駐車場の横に小高い丘があって、濃いピンク色の花が見えたのだ。あれはミツバツツジだ。にしても少々色が濃いようだが・・・

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 こちらで普通に見ることのできるミツバツツジとは少し色が濃いが、間違いない。見慣れない分、新鮮に映る。花の大きさもひと周り大きいような気もする。だから、一瞬シャクナゲかと思った。この花は、「エゾムラサキツツジ」という。

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 近くには白花の姿もある。北海道に来てから、花と言えば水芭蕉と水仙とぐらいしか見ていなくて、久し振りに華やかな色を見ることができてうきうきしてきた。さて、次は展望台に行ってみなくては。

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 エレベーターの脇にはこんな素敵なグランドファーザーズオクロック。奏でる音を聞いてみたかった。

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 展望台は5階。ドアが開くと、そこに広がる空間!広くて明るくて、窓の外に広がる空!

   わぉ・・・(^_^)/

 高所恐怖症の私でも思わず窓辺に走り寄ってしまった。なんでもここはスカイキャビンと呼ばれていて、今や雄武町を代表するシンボルとなっている。

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 ぐるりと見渡せば、オホーツクの海とまだ白く雪の被った山々のパノラマが広がる。この光景に感動した私はもうしばらく見ていたかったが、そろそろ降りて行かなければいけない時刻になっていた。

   う~、残念・・・

 降りると人の姿がほとんどいない。しまった、これは急がねば、と思いつつレジの所に人がいるのをいいことに、冷蔵庫の牛乳瓶を1本、握りしめた。

   今、飲みますか?

 おばちゃんは瓶のふた開けを持っている。キリのような懐かしいあれだ。

   いいえ、バスで飲みますからこのまま持っていってもいいですか

   どうぞ、かまいませんよ

   おおきに(*^_^*)

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 と言うわけで、やっと北海道の牛乳にありついたのだ。乳脂肪分が少し濃くて、本当に美味しかった。瓶を返さなければいけないのに、悪いことをしてしまった。
 ところで、この牛乳、興部のノースプレインファームの牛乳。蓋を開けるとクリーム分が浮いていて、振ってから開けたらよかったと後悔。しかしその久し振りのクリームの浮いた牛乳の美味しいこと・・・ 

 ところが凄いものを発見してしまった。この牛乳の買える(多分他の商品も)直営店、京都にもあったのだ。今度出かけるついでがあったら見てこようと思う。素晴らしいものを発見してしまった・・・(大泣;)

 あとから聞いた話、ここでコロッケを買い占めていった我々ツアー客。おばちゃんたちがまとめて買っていったそうだ。

 12時25分、小腹を満たした我々は再び車中の人となった。次の目的地は紋別。お昼にありつける。

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 途中、興部(おこっぺ)と言う街を通る。一時有名になった某畑の生キャラメルは、こちらで作っていたのが発祥。流行始めた時、京阪神で催事が行われると、呆れるくらいの長蛇の列ができていた。今では普通に買えるようだ。それはともかくとして、もともとはこちらの商品だ。それが言いたかった。多分、こちらのお店のことではないかと思われる。
 
 子どもの頃は取り立ててお菓子の種類もなく、たいしたものも買って貰えなかったが、その中でキャラメルというのは定番だったように思う。好きでも嫌いでもなく、それしかないし、程度で。現在キャラメルは好きではない。口の中にへばりつくのが嫌いだ。

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 アオさん、見つけた。

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 ふと気が付くと、外の景色の中に、廃線となった鉄道の跡を発見した。時代の流れを感じて、ちょっと寂しくなった。

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 のどかな景色が続き、間もなく紋別だ。

 この続きはまた今度。
【2011/05/25 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
京の晩ご飯
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 久し振りの御飯。しつこくもこだわっている貝柱と切り干し大根。今度こそはと意気込んでみた。

 では、貝柱と桜エビの御飯の作り方。

材料;
お米         3合
切り干し大根   一袋30g(水で戻しててきとーに切っておく)
貝柱の缶詰    小さいもの1個(今回は45g入りというのを使った)
桜エビ        大さじ5(かるーく盛って)
人参         てきとー(いつも3cmくらいを使う)
お揚げさん     大1/3枚くらい
シメジ        1パック

薄口しょうゆ    小さじ3
みりん        大さじ1

作り方;
①お米は洗って少し硬めの水加減をしておく。
②切り干し大根をお出汁と、ごく少量のお醤油で(分量外)15分くらい炊いて冷ましておく。いらちは鍋底に氷水を当てて冷やす。ゆで汁は切っておく。
③桜エビは被るくらいのお水で戻して絞っておく。塩分があるので軽く抜いておくため。
④材料を刻み、切り干し大根、戻した桜エビ、貝柱の缶詰をほぐし、お釜に入れる。調味料を入れ、軽くかき混ぜてスイッチぽ~ん。あとは炊けるのを待つのみ。

 缶詰の塩分、桜エビの塩分で、私には少し辛かった。多分、皆さんにはちょっと薄かったかな?という塩加減になると思われる。貝柱の香りはちょっと薄くなってしまったが、桜エビが入ることで旨味が増した。少々癖になりそうだ。
【2011/05/24 20:41】 HAND MADE 娯楽部 | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
北海道を巡る旅 第2日目その2
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東浦海岸

 先日の続きを。最北端の宗谷岬を回り込み、東側に入った。地形の関係なのか、風向きが変わるのか、風はやや強いようだが、空が晴れ渡ってきた。このままオホーツクラインR238を南下していく。このルートは知床半島までも続く国道だ。

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 進行方向に向かって左はオホーツク海。島影もなく、遠くまで青い海だけが広がっている。海岸線からつかず離れずしながら、順調に走り続けるバス。その間もバスガイドさんはいろんな解説を語り続けた。ベテランのガイドさんは北海道全部の歴史と地理が頭に詰まっているのだろうかと言うくらいに、いろんな解説が出てくる。その都度、ふむふむと頷いて感心する。

 ところでこの砂山のようなもの、なんだと思われるか。全て帆立貝の貝殻。この海岸だけでなく、至る所で見られた貝殻。昔は埋め立てたりしていたそうだが、今はアスファルトに埋め込んだりして、滑り止めにもしているそうな。また、それが削れて表面に現れると螺鈿細工のような景観にすぐれた見栄えとなる。現在多くの道路で実用化されている。私が身近に感じるホタテの貝殻利用は、やっぱり牡蠣のの養殖だろうか。

 そうこうしているうちに9時35分、猿払村の道の駅に到着。しばしの休憩。ここ猿払村には広大な村営牧場がある。その周辺はその昔、映画「人間の条件」のロケが行われた場所。残念ながら9時間にも及ぶその映画は見たこともなければ、原作を読んだこともない。これを機会にちょっと読んでみたいと思い始めているが、どうかな、読む時間があるだろうか。
 またあるいは、戦前のことだ。この沖合を航行していた旧ソ連の貨客船「インディギルカ号」が座礁転覆した事故現場でもある。ちょっと興味を持ったので調べたことを記載する。

[北海道ウエブマガジン]より
 インディギルカ号は、旧ソ連の貨客船でした。全長80m程度、4500トン。この船は、12月1日マガダン発ウラジオストク行でしたが、1939年12月12日未明に20mの暴風雪に見舞われ漂流、猿払村浜鬼志別沖1500mのトド岩に座礁し、沈没しました。

 この事故を知った猿払村民、および稚内から駆け付けた樺太丸等3隻が救出活動を行った結果、429人が救出されました。その中には船長、乗客と子供たちも含まれていました。しかし、それ以外の700人以上(702人とされる)は死亡したといわれています。

 2日後までに浜には400人の遺体が打ち上げられました。そのほか、船長が船内にはもういないと虚偽の報告をしたことから救助が遅れ、船内で凍死した人たちも収容されました。救出された人たちは12月23日に小樽からイリッチ号でソ連に帰国。座礁船は2年後の6月1日に爆破処理されました。
 救助された人たちの証言では、漁業関係者が秋の漁業を終えてカムチャツカ半島から引き揚げてくる途中だった人合計1064人が乗船していたとされました。しかし、正確な乗船人数は不明でした。

 ほかにも謎が多くありました。旧ソ連側が沈没船は要らぬ、遺体も収容しなくてよい、遺品も焼却するように日本側に伝えています。乗客には出稼ぎのはずなのに家族子供も帯同。乗客についても明らかにされず、旧ソ連政府が冷たい反応だったこと。

 こうした謎があることから、ソ連崩壊後、歴史学者が旧ソ連公文書を調べ、護送船だったのではないかとの説を打ち出しています。極東開発のため政治犯とその家族が船で送り込まれた囚人船であったとすれば、つじつまがあう、というわけです。

 旧ソ連はこのことを公式には認めていませんので、今も猿払村にある慰霊碑や資料では、漁業関係者が乗船していたということで紹介されていますが、当時は謎が多い不気味な海難事故として、新聞などで取り上げられました。

 ガイドさんの話によると、夜中の事故であり、村までたどり着いた遭難者が村人をたたき起こした。言葉もわからないままに彼が指し示す真っ暗な海上には、岩礁がある方角に灯りが見える、これは船が座礁したのだと理解し、村を挙げて救助活動をしたのだという。
 

森勇二のブログ 開拓の村 研究ノートより
・インデギルカ号遭難慰霊碑・・猿払村は、世界史に登場します。昭和14年12月12日深夜、カムチャッカ漁場から切り上げて帰郷する漁民・家族・船員1125名を乗せ、ウラジオストックに向け航行中の貨物船インデギルカ号(4200トン)が、魔の暗礁といわれる浜鬼志別沖合のトド岩付近の浅瀬に乗り上げ横転、702名が死亡するという世界海難史上まれな大惨事がオホーツクの一寒村・猿仏村の浜辺で繰り広げられた。なお、北海道大学の原暉之(てるゆき)氏は、著書「インディギルカ号の悲劇」の中で、「乗客の大半が実は強制収容所の刑期を終えたか再審を受ける囚人だった」と新事実を解き明かし、衝撃を与えました。事故のちょうど7ケ月前の昭和14年5月12日、ソ満国境では、日ソ両軍が激突した、世にいうノモンハン事件が起き、猿仏村でも柿崎喜一氏、本堂直吉氏が戦死しており、国民感情は決して穏やかではなかったが、村長以下、村民500名が、救助と死体処理に当たった。猿仏村史は「国境の垣根を越え、しかも険悪な国情の中で繰り広げられたインデギルカ号遭難救助絵巻」を克明に描いています。昭和46年10月12日、遭難のトド岩を一望できる浜鬼志別の断崖の上に、「インデギルカ号遭難犠牲碑」が建立されました。  

   ふ~ん・・・ そんなことがあったんや・・・

 知らなかった歴史を紐解くとき、なにか目を覚ました、そんな気分がする。

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 9時55分、バスは再び走り出す。やがて海岸に別れを告げ、車窓からは浜猿払の牧場の光景が続いた。四つ葉バターは私もお気に入りのメーカー。近くのスーパーで、よく安売りをしている。そんなときには買い込んだりもする。お菓子作りには無塩と言うが、そんなに気にしなくてもいいように思うのだが・・・

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 やがてクッチャロ湖に隣接するポロ沼が姿を現した。クッチャロ湖ももうすぐ。

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 10時20分、クッチャロ湖に到着。窓から見えた湖水には高い波が・・・ しかしコハクチョウの姿が見える。よかった。ガイドさんも心配してくれていた。

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 ビュウビュウと吹きすさぶ風の中、湖岸に駆け寄ると、1羽のコハクチョウがじ・・・っとこちらを見つめる。何人かでカメラを向けるが動じる様子もない。どうも人慣れしているのか、撮ってくれと言わんばかり。

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   ええやん、何でもええし、撮ればよろし・・・
   あんたら、うちらを撮りに来たんやろ?

 って、関西なまりで言ったかどうかは知らないが、やはりこちらが気になる様子。寄ってこないだけましか。ひとりのおばちゃんが、持っていたパンをちぎって投げている。

   ここ、餌をやったらあかんのよ

   ごめん、ごめん・・・

 ばつ悪そうに首をすくめていたが、違う、違う。私に謝っても仕方がない。謝るのならこの子らにだ。病気や食あたり、またあるいはこの土地に何かの病原体を持ち込むのはいけないことだ。なんのためのラムサール条約か。

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   おばちゃん、標札を見てへんやろ・・・(--;)

 京都府も鳥インフルエンザ(別名鳥フルエンザと私は呼ぶ)で痛い目に遭っている。反対に我々が野鳥を触るのもよくない。

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 風がとても強い。鳥たちはみんな一様に風上に顔を向けている。グライダーのように風に乗っている姿も見える。ほとんど移動せず、ホバリング状態。波乗り・・・ 風乗り・・・

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 風上に向かってカメラを向けるのは、かなり至難の業だった。10時45分、クッチャロ湖を出発。ここからまた海岸沿いをひた走る。R238はまだまだ先まで続いている。

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 11時頃神威岬(カムイ岬)を通り過ぎ、長いトンネルを抜ける。海岸線は快晴に恵まれ、とても綺麗な光景を見せてくれた。ウミネコだろうか、セグロカモメだろうか、見るからに平和そうな姿。もうすぐ次の休憩地、雄武町(おうむちょう)だ。

 そうそう余談だが、オウム真理教が事件を起こしたとき、こちらの街に問い合わせが来たとか来なかったとか・・・ なにせ、読み方が同じだったので。

 この続きはまた今度。
【2011/05/24 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
京都新緑紀行 in 鹿ヶ谷安楽寺
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山門

 雨が降り、新緑が一番美しい季節となった。安楽寺は普段一般公開はしていない。季節で週末を中心に行事がある時だけ公開している。ツツジが終わり、私の好きなサツキの季節となった。撮影は5月21日。

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その2

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その3

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その4

 サツキはツツジほど花も大きくないし、派手さもない。まあ、その木によってはびっしりと花を付けるものもあるが、花は控えめに付いているのが風情があっていいものだ。今年はサツキも少し遅いように思う。来週も公開するが、咲き具合はどうだろう。来週はいっぱい咲いているようにも思えるのだが。

 さあ、書院へ行こう。

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その5

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その6

 障子を開け、吹き抜けとなった書院には涼しい風が抜けて行く。汗もすっと引く。

   そのレンズ、何ミリですか・・・

 いきなり年配のおじさんに話しかけられた。このレンズ、ちょっとしょぼいところがあるのだが、結構重宝する。それに答えると、

   ああ、cannonの純正ですね。
   標準をいつも付けているんだが、届かないときがあってねぇ(苦笑)

 おじさん、ちょっと羨ましげにしながら、ご住職の呼ぶ本堂での説明に行った。私は何回も聞いているのでパス。

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その7

 ここ安楽寺はギャラリーを持っていたり、地域のイベントに活用できるスペースを作ったりと、画期的なお寺だ。その中のひとつにカフェがある。

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その7 カフェスペース

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その8

 何回も通ううち、少しずつ完成してくる姿を見てきた。このカフェを開店させるために資格を取ったりして準備をしてきている。公開日に合わせての開店となるので、いつもというわけにはいかない。この日はお人形展がカフェで開かれていて、開店することをサイトで調べていった。お人形はこちらのお寺ゆかりの松虫姫鈴虫姫。
 
 若い僧侶がカウンターの中に見えた。

   素敵なカフェになりましたねぇ お抹茶を頂けますか

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その9

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その10

 お茶碗は若い作家のものとか。幾何学模様で現代的だが、色目がいいなあと思った。お菓子はくず餅。どこのお菓子なのか問うと、錦のお餅やさんのものと。懇意にして頂いていて特別に卸して貰っているとのこと。お盆もしゃれていて、螺鈿細工のような細工が施されていた。

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 こちらは2階。テーブルが置かれ、ゆっくりと過ごせるようにできている。実際、2・3時間読書をしていく人もあるとか・・・

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 こちらが外観。

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 新緑に誘われて、思いの外ゆっくりと時間を過ごしてしまった。
【2011/05/23 23:22】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
イチハツ in 上御霊神社
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その1

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 旅行に行っている間に花期を終えたイチハツ。ダメ元でやはり出かけてみた。撮影は5月21日。

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その2

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その3

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その4

 南側の道路沿いに広がる群生は、既に終わっていたが、境内の日陰はまだかろうじて残っていた。陽射しが当たるところよりむしろこちらの方が見たかったのでちょうどよかった。

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その5

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その6

 アヤメ・カキツバタ・ショウブ・イチハツ、さあ見分け方が判る人、手を挙げて。カキツバタの時にコメントで見分け方を述べたので、今回はよく似たアヤメとイチハツの違いを述べてみよう。

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アヤメ

 コンデジで撮ったものなので、いまいち綺麗な紫がでていないが、近所にあるたばこ屋さん(今はたばこは止めて自販機のみ)の今年84歳になるおばちゃんちのアヤメ。基本形は同じだが、黄色い文目模様と言われている黄色い斑点があるのがアヤメ。白いレースがあるのがイチハツ。どちらも乾いた土地を好む。あと、葉っぱの幅が違う。アヤメ<イチハツ。イチハツはやや太めの幅がある。

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その7

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 尾形光琳だったか、誰だっただろう?茅葺き屋根にイチハツが咲いている図柄の画を描いたのは。初めて見たのが子どもの時だったと記憶している。どこで見たものか、屏風なのか切手なのか、それも忘れたが、とても深く印象に残っている。茅葺き屋根は茅が崩れやすく、また火災にも弱い。なので乾燥に強いイチハツを屋根に植え、根を絡ませてしっかり固めるとともに、雷よけのおまじないとされてきた。案外、そんな写真を見ただけだったのかも知れない。

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青もみじ

 上御霊神社と言えばこの時期のイチハツもいいが、やはり紅葉の季節が一番だと思う。はらはらと散る銀杏と、真っ赤なもみじの競演は、本殿の裏を朱に染めて、それは素晴らしいものだ。

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 今日のラストはこれ。境内で見つけたすずめたち。春は普請事業とお相手捜しが忙しいようで・・・
【2011/05/23 00:00】 花鳥風月 | トラックバック(1) | コメント(6) | Page top↑
徒然旅行記 北海道を巡る旅第2日目 その1
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 先日の続きを。朝5時半起床。外は静かな波音が響き、ベッドの中でまどろんでいるととても気持ちがいい。胎内記憶ではないが、きっとこんな水の音なのだろう。
 曇ってはいるが、雨ではなさそうだ。窓を開けてみようとしたが、事故防止策で全部は開かないようになっていた。朝食後、外に出てみると、雨・・・

   え・・・?

 いつのまにか雨が降っていた。風は伴っていないが、強くなるばかり。エントランスの大型TVを数人で眺めて、本日のお天気をチェックする。このあと晴れてきそうな雰囲気だ。だが、バスの窓は内側から曇ってしまいそうな気温。手持ちのティッシュが心許ない。そこでホテルの名前入りのポケットティッシュを1個、拝借した。

   ティッシュが欲しいと言ってなかった?

 バスで隣の座席の人が声をかけてきた。

   これのこと?

 ティッシュをひらひら・・・

   (爆笑)

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 本日の出発時刻7時半、きっかりに出発した。まずはこの稚内市でお買い物に行く。このホテルからすぐの所らしい。海岸沿いに10分ほど走って、稚内副港市場という。海産物とお菓子が色々。しかし私はバスが停まると向かいの港に猛ダッシュ。カモメがいっぱい見えたのだ。

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稚内の港

 出発は8時5分、もう少し時間があったので私も覗いてみた。生の生きたカニやホタテなどがたくさん。しかしここで買ってクール便で送ってもらうというのも・・・ 大袋より、必要なだけお店で買った方がいい。

 さあ、出発時刻。稚内の街に別れを告げてR238は宗谷国道を北へ向かう。

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 幸い、やっとお天気は回復してきた。それだけでもほっとする。岬の先で雨と風は勘弁して欲しい。

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 宗谷と言えば間宮林蔵。この宗谷から樺太の地図を作るため出港した地だ。厳しい旅になることは予想され、生きて帰って来ることも叶わないかもと、故郷の花崗岩をここに置いて墓石にしたという。日本地図というと伊能忠敬も思い浮かぶが、商人で財を得た伊能が多くの地図をしたためた後、彼に測量技術を習い、高齢となった彼の代わりに最後樺太の測量をして地図を書き終えた。しかし伊能忠敬はそれを見ることもなく亡くなっている。

 セキレイが間宮の墓石に留まっていた。こちらは車中より見ただけ。

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 8時40分宗谷岬に到着。想像通り、海岸から吹き付ける風は半端ではなかった。

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   間宮さん、そんなところに立って寒くないですか・・・

 測量器械を持って立ち尽くす間宮は、どこか寂しげだった。きっと樺太が日本の領土だとされないことを憂いているのだ。おのれの脚で回った樺太。困難な仕事ではあっただろうが、誇りに満ちた業績でもあったはずだ。

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旧海軍望楼

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祈りの塔

 岬の反対、小高い丘に上がった。宗谷岬平和公園だ。ここには戦争に関する慰霊碑や、大韓航空機撃墜事件で亡くなったかたの慰霊碑祈りの塔がある。この祈りの塔を簡単に説明すると、

 >1983年9月1日にサハリン沖で起きた大惨事・大韓航空機撃墜事件の慰霊碑(世界恒久平和をも願う)であり、発生2年後1985年9月1日に建立された。鶴のくちばし、つまり先っぽが折れているが、その方向も意味があり、事故発生のモネロン島の方角。台座の16段の羽は被害にあった人たちの国数、張られた石の数は被害者数の269個。鐘も鳴らすことができる。

 と、説明があった。あの事件は今でも思い出すが、悲惨な事件だった。

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 9時05分、出発したが、添乗員さんがこんな証明書を配ってくれた。

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 R238は宗谷岬からオホーツクラインと名前を変えて、ずっと先まで南下を続ける。東浦海岸を左手に、右手は1万年前の氷河期の名残とされる独特の地形が残る宗谷丘陵の続く光景を見ながら、次の休憩地猿払を目指した。

 この続きはまた今度。
【2011/05/22 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
キリシマツツジ in 京都御所
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その1

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 私にとってキリシマツツジは御所がいい。撮影は5月2日。2009年の天皇陛下ご成婚50周年記念で春の一般公開が4月の終わりになったとき、ここのキリシマツツジがとても綺麗だったことを思い出して見学を申し込んでおいた。今年は少し開花が遅れているようだったので日程に悩んだが、ぴったり。

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その2

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その3

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その4

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その5

 50人ほどの団体で回るため、そんなに自由に動けるわけでもないが、場所も熟知している御所のこと、行列のあとになり先になりして目的の所へ向かう。1時間コースを選んだので、歩みもゆっくり。一般公開のように飾り付けは全くなく、紫宸殿の前にも行くことはできないが、それでも十分だ。

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その6

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その7

 ちょっと嬉しかったのが池の側に咲いていた玉藤。次の夢は仙洞御所の藤を撮ること。

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 今日のラストはこれ。御所内を流れる水路で水浴びをしていたカラス。
【2011/05/21 22:14】 御所 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
鴨川パトロール そして理不尽なクレーム
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 出勤前の光景から。

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 あまり早くにはでられなかったが、それでもちょっと気分よく出勤。ミツバチのように今日も働かせてもらうとしよう・・・



 なのに。

 この春、大きな改修工事を終え、連休明けには引っ越しも済んで新たに業務が始まった。稼働してみないと不都合なことも若干出てくるわけで、ある程度は仕方ないと思っている。それなのに1週間もの間、我々総合案内のメンバーはああたらこうたらと、クレームを聞き続けた。我々に言うて貰ってもどうなるものではない。だからどこそこへ行って意見を(百歩譲ってそう取ってやってもいいけど?)言えと言うのに、そんなやからに限って絶対に行かない。内容はみんな同じ、ふたつの内容。それは我々も判っている。設備課の方へも申し出てあるというのに、聞く耳持たず、まくし立てる。自分のいらだちをこことばかりに転換してまくし立てているかのようだ。心の狭い、情けない、寂しい奴らだ。みんな年配のおじさん。可哀想な奴だと、相手にもしなかったが。

 こちらからも口が酸っぱくなるくらい管理課に言っていた内容の問題はひとつ、解決していた。これでやっと気分が悪くなることもなくなるだろうと思っていたが・・・ そうは行かなかった。いつでもどこでも人の揚げ足を取って、重箱の隅を突いて人を困らせてやろうという厭な性格の奴はいるものだ。

 身分証明となるもの、例えば運転免許証など、業務によってはコピーを取ることが多い世の中だ。うちでもそうだが、今更のように変なことを言いに来た奴がいた。もちろん、年配のおじさん。個人情報をコピーするのは違法だと。私が案内したり相談を受ける内容ではなく、私では返事は出来ないから◯◯で言えと突き放した。しつこいやつで、そんなに文句があるならもっと上の部署に言って貰わないと。そんな奴に限って本当に怒鳴りつけて八つ当たりの出来そうな、そんな我々の窓口に来る。ほんと、情けない奴。きっと自宅では大きな顔ができないか、会社の役員をやっていて、人に対してもののいい方を知らないのだろう。
 コピーを取るのは、うちだけだとそいつは言う。どこそこもしていますよと言うと、黙って聞けと言わんばかりのいい方でまた同じことを繰り返す。

   そう思わんのか

 と、おじさん。そうは思わない私は肯定も否定もしない。そうですか、とだけ相づちを打って話を聞く。今はどんな企業でも「個人情報に対する云々」という、決まりを掲げている。文句があるなら、コピーを取らせて頂いてもよいかと聞かれたときに何故言わないのだ?その場で言えないなんて、子どもみたいだ。だから自分が正しいと判っているのに、否定をしてポリシーを曲げたくない。こんな奴にひれ伏したなんて、そんなみっともないことはプライドが許さない。事実、厭だと申し出る人もあり、そんな場合はコピーは取らない。厭なら、あるいは違法だとなぜその場で言わなかったのかと、そう言ってやればよかったか。言ったらきっとまた逆上しそうだ、自分の痛いところを突かれて。こんなところに文句を言いに来て、卑怯な奴だ。

   「うちがいやなら他所へ行って下さって結構ですよ」

 これまで何回その台詞を言いたい場面に出会ったか。仕事を完全にリタイヤするまでに言ってみたい台詞。若い頃のようにバトってもいいが、さすがにそこまでやると部長に迷惑がかかる。

 可哀想な奴だ、世間を知らない、常識も知らない奴だと思って、聞き流した。

 と、それで終わればよかった。忙しくて終了時刻もとうの昔に過ぎていて、本日分の報告書(集計程度だが)をまとめていたら、また何やら血相を変えてやって来た年配のおじさん。

   またか・・・(--;)

 いい加減自分で対処できんのかと思いつつ、耳だけは貸してやる。

   あの看板はなんだ!

   カフェの看板ですね、それがどうかしましたか

 いや、そんな剣幕でいうことでもないだろう?で、なんだ?カフェの看板がどうしたと?

   ここは日本やろ?なんで横文字なんだ、日本語にせんか!

 まあまあ、怒らなくても。ところが文字はアルファベットだが、縦に書いてある(笑)
 うちには関東方面が資本の飲食店、cafe◯◯◯◯が入っている。いや、正確には最近入った。その看板は確かにアルファベットだが、入り口には日本語で書かれたお店の名前とメニューを書いた立て看板もある。今時、年配の方でもカフェというのは普段から馴染みになっているものになっているのだが・・・

   (おじさん、カフェも知らんような田舎もん?)

   そう言うことなら、直接お店の人に言って下さいね

   もう言ってきた!

 まだ鼻息も荒い。

   じゃあそれでいいじゃないですか、こちらに言っても何も出来ませんよ

 ここでうちとは関係ないと言おうものなら、また逆上するのだ。逆恨みもいいところ。以前、清涼飲料の自販機や公衆電話のトラブルでこりごりした。何でもかんでもそれを置いているこちらの責任にするのだから困ったものだ。

 他のメンバーは知らないが、業務案内だけでなく、私はよろず相談案内だと思っているので、近くのコンビニや銀行、はたまた飲食店から、観光地へ行くバスの乗り換えまで私は案内している。先日は奈良に行くから近鉄の乗り換えを教えてくれと言う人にも、ちゃんと教えてあげた。だから、決してクレーム聞き役ではない。どこにクレームを言いに行けばいいか案内も出来る。それなのに、あまりにも情けない男の多いこと。


 この後、知らん顔で案内窓口の片付けを行って、1時間近くオーバーした業務を終えた。言っておくが、私はまじめに仕事をしており、決して人に噛みつくことばかりしているのではないことを申し開きをしておく。

 思うに、最近は何でもかんでも人のせいにすることの多さに驚くばかり。終わりがけに事務の女性にこのことを言うと、他所でも似たようなようなケースが増えていると教えられた。何故自己責任ということを考えなくなったのか。自分で対処せず、出来ることでさえ人にさせようとする横着な人の多いこと。この事務の人、私の奮闘振りを気の毒がってくれた。世の中、こんな人ばかりでないのだが・・・

 ちょっと爆弾発言になったので、2・3日で下げます。
   
【2011/05/20 22:18】 鴨川パトロール | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
徒然旅行記 北海道を巡る旅第1日目その3
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小平(おびら)

 昨日の続きを。留萌から海岸沿いにR232を北上すること約20㎞?14時40分、小平の鰊番屋道の駅で小休憩。外はかなりの強風、横殴りの風。小雨も混じっているが、傘が役に立つとも思えない。これが真冬ならどんな世界になるというのだ?

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旧花田家番屋

 昭和30年代まで押し寄せてきたという鰊。それを獲っていた大網もと花田家。その大きな番屋だ。

 >鬼鹿場所の道内最大の鰊番屋。明治37年(1904)、大網元花田伝作が建築。昭和46年(1971)に国の重要文化財に指定され、2億円をかけて改修した。現存する木造民家として日本最大級、内部に当時のニシン漁史資料を展示。重要文化財。

 資料より抜粋。中には当時の様子が伺える展示品がある。道の駅でも鰊を使った料理なども食べられるが、バスが停まった途端にトイレに駆け込む人を尻目に、真っ直ぐ海岸に向かって駆け出す。

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 右手の小さな像が花田氏。

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 強風に身体ごと吹き飛ばされそうだ。カメラも風にあおられる・・・

IMG_0306rオオセグロカモメ

IMG_0307rオオセグロカモメ

 望郷のオオセグロカモメ・・・と言うことでもないが、寂しげな背中。同じバスの乗客が来なければ、もう少し近くまで寄れたのだが。

 14時55分、バスは滞りなく出発。再び荒れた海を見ながらオロロンラインを北上する。

IMG_0331霧の海

 これは蝋燭岩という。以前はもっと高く伸びていたが、台風など自然災害で折れてしまったとか。自然の驚異が忍ばれる。今は海鳥たちが羽根を休めていた。

IMG_0335風よけ

IMG_0341風力発電

 気温はどんどん下がっているようだ。窓の内側には水滴がつき曇るため、度々拭く作業が必要だった。外の光景も然り。同じような光景を見、ガイドさんの案内を聞きながら走る。


 16時半、次の休憩地天塩(てしお)の道の駅。そしてまた走り続ける。


 で、ちょっと先日の訂正を。苫前の風車28基は、この後だった。済みません。


 天塩をでるとオロロンラインはR40に変わり、右手はサロベツの原野が広がっていた。昔、サロベツ川は度々氾濫したと言うことで、開拓農家の家では避難用の小舟を必ず持っていたとか。孤立に備えて食料の備蓄もしていた。なにやら、今の災害に当てはまるような話に思わず苦笑。そして、度重なる氾濫を沈めるために、曲がりくねった川にショートカットを造り流れをスムーズにして、ようやく川の氾濫から逃れることが出来た。その流れが変わったことで干上がった所がサロベツの原野になったということだった。

IMG_0386天使の階段

   お天気が悪いので、ちょっと見えにくいのですが・・・

 ガイドさんの声に外を凝視する。この階段の下辺りが利尻島・礼文島だ。目を懲らしてもやっぱり判らない。前の席に座っていたおじさんは、北海道はスキーなどで何回も訪れていると言うことで、よく解説をしてくれていたのだが、そのうち、

   見えて来たで、あれや・・・

   え?どこどこ?

IMG_0384利尻

IMG_0388礼文

 何となく島影が判るだろうか。この季節なら、まだ利尻富士には雪が残っており、その裾野の雪がうっすらと見える。向こうのお天気もよくないと島は見えないが、とにもかくにも、うすらとでも見えたのでよしとしよう。それにしても、これだけ荒れていたら行き来は大変なことだろうと思う。まさに孤島となってしまう。
 しかしこれからの季節は高山植物が咲き乱れ、素晴らしいハイキングを楽しめると言うこと。緯度が高いので、高山でなくても高山植物が見られるという。次の機会に行けるとも思えないが、気になる場所ではある。


IMG_0411岬

 時刻はもう18時に近い。 日没にはまだ早いが外は暗くなった頃、ノシャップ岬に到着。最北端の少し手前、稚内の地だ。稚内恵山泊漁港公園。こちらも強風が吹いている。

IMG_0398空自稚内分団

 岬の高台には空自の基地。大韓航空撃墜事件の時は、ここのレーダーで追跡している。たいへんな騒ぎだっただろうと想像出来る。

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 口々に寒いなぁといいながら、みんな順番に記念撮影。添乗員さんは止まる度ににわかカメラマンと化す。みんなが撮り終わり、寒さに耐えかねてバスに戻るのを待って私も。

 18時10分出発。もう少しいたかったが、みんなは厭だったようだ。宿はここからもうすぐ。

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 途中で見かけた民家のプロパンガスのボンベ。

 北海道一周の旅、第1日目はこうして無事終わる。到着は18時半。385㎞を走行した。20景のうち巡ったのは①苫前風車・②日本海オロロンライン・③サロベツ原野・④ノシャップ岬だった。

 さて、お待ちかねの夕食。シティホテルの食事なので、と高をくくっていると・・・

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 おやまあ、豪華絢爛。右手の半透明の切れ端はタコしゃぶの切り身。ズワイガニが片身もついている。

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   あーちゃん?ぼくたち、こんなの身を抜くのはできないよ

   心配せんとき、綺麗に身だけにしてあげるから見ときよし

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 使用前使用後、というところか。エテガレイの煮付けは思いの外薄味だった。もう少しみりんを入れて照りをだし、味付けももう少し薄くてもいいかと思ったが、まあ問題はなし。どうも関西方面からの団体が来たときは味に気を遣うらしい。お味噌汁も随分と薄味で美味しかった。他所に行ってお味噌汁は塩分が多いのでまず食べないのだが、ここでは安心して食べられた。

 出発の前日、実はライブに行っていて、寝たのが0時半。起床が5時。お腹も一杯になったし、明日も早い。お休みやす。

 この続きはまた今度。1日2日、お休みするかも知れません。
【2011/05/19 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(14) | Page top↑
満月 in 東の天空
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満月その1 20時半

 久し振りに満月を見る。昨日は夕立のあとで湿気が多く、オレンジ色の不気味な月だった。と、いいながらしっかり撮ってあるのだが。今夜は空も綺麗に晴れてお月見日和。

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その2 21時

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 30分後、かなり昇ってきたので再び。こちらはちょっと倍率を大きくして撮ってみた。


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 ちなみにこちらが昨日、急に大荒れになってきた頃のもの。本当にひどい荒れ模様で、一部、雹の降ったところもあったとか。いや、ここらへんでもかなり大粒の雨と雷だった。
【2011/05/18 21:49】 天空 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
カキツバタは大田神社で
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その1

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 開花が遅れていたカキツバタがようやく一番花が咲きそろった。多分、この週末だろうと予言していた葵祭の頃だ。撮影は5月14日。ピーカンで、出来れば雨がよかったがそれも叶わず・・・ 

 今日は北海道を回ったルートの確認をしていたら、ちょっと準備が遅くなったので旅行記はお休み。また明日に持ち越しを。グーグルマップはとても便利。

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その2

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その3

 昨年は土砂降りの中、ここへ来た。濡れるし、それはそれでたいへんだったが、こう言った湿地を好む植物にはやはり雨がよく似合うものだ。

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その4

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 機会があれば、曇りか雨の日にもう一度来てもいいが、やはり一番花の良さには叶わない。

 出発が遅くなってしまい、到着したのは8時半くらいだったので、既に多くの人の姿がある。ああでもない、こうでもないとうろうろしていると、

   本格的ですね

 と話しかけてきた男性がいた。

   好きなだけでたいしたものは撮れていないですよ(^_^;)

 別に特別いいレンズを付けていたわけでもなく、不思議だ。それを言うなら2・3人いた女性の中で私よりちょっと年上か同じくらいの人、いいレンズを付けていた。本体は判らなかったが、レンズは白レンズ、人気の70-200mmのあれだ。ずっと同じところで粘っている。私はうろうろ・・・ 

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その5

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その6

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 再び私に話しかけてきた男性がいた。何か見覚えがあるようなないような・・・

   宇治で・・・

   ああ、あの時の!

 そう、平等院で開門を待ちながらおしゃべりをしていた中のひとりだ。私がこの週末くらいでしょうと言っていたので、この日は奥さんを従えて(三脚を持たされていた)来たという。その頃にはもっと人の姿が見えるようになっていた。

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その7

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その8

 陽射しは強くなるばかり。今回は引き上げ時だ。

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 鳥居を彩る、新緑のもみじが綺麗だった。そして翌日に控えている葵祭の絡みだろうか、神職の方や軽トラが忙しそうに移動していた。

 お天気を見て、もう一度来てみようかな。

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 今日のおまけはこれ。写真を撮りに来ていた男性が連れていたしばわんこ。ちょっとこの子は・・・ よたよたと引っ張られながら歩いていた。
【2011/05/18 00:00】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
徒然道草 伝統芸能を見に行く
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 毎週月曜日は余程の用事さえなければ伝統芸能の講習を受けに行っている。昨日はその中でもかなり楽しみにしていた「壬生狂言」。とある劇場で見るのだが、ここでは撮影は禁止。一応講義なので。壬生寺でも撮影禁止のはずなのだが、動画を含めてたくさんネット上で閲覧することができる。これはどういうことなのだろう?

 と、前置きはこれくらいにして、昨日の演目をご紹介すると、壬生狂言の中でも人気の高い「土蜘蛛」だった。簡単なあらすじを言うと、蜘蛛の精が源頼光を夜な夜な悩ませる。家来の渡辺綱、平井保昌に命じて土蜘蛛の棲み家を突き止め、これを退治するというものである。白い蜘蛛の糸を撒く姿が圧巻の狂言。その時に撒かれた蜘蛛の糸がこれだ。

 なんでもこの切れ端をお財布に入れておくと御利益があるとかで、実際に壬生寺では前列の人が自分の分をちぎると後ろの列に回していくとか。

   ふ~ん・・・

 約40分くらいだろうか、かんでんでんの銅鑼と太鼓のリズムの中、粛々と無言劇が繰り広げられる。終了後簡単な解説と出演された方々のお話を聞くことができた。本来檀家の中から男性たちがご奉仕するものであり、このようにご本人の姿どころかインタビューなどもってのほかだ。公演前には松浦俊海管主の挨拶もあった。
 いや、本当によかった。蜘蛛の糸は本番より多く撒かれたようだ。この蜘蛛の糸は彼らの手作り。とても手間がかかっている。それを公演中にあっという間に使い果たしてしまうのだ。作り方も聞いた。使い方も聞いた。

 と言うことでサイドの席に座っていた私は終了後片付けの始まったステージに戻り、切れ端をちぎろうとしていると、念仏講の男性がこれらを渡して下さった。直接舞台の傍に行くことで目にすることの出来た蜘蛛の糸。今度は実際に壬生寺で見てみたいものだ。
 その日の演目はあらかじめ予定はしているが、13時の開演の1時間前くらいにメンバーの顔ぶれで決定するそうな。

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 今日のおまけはこれ。通りかかった公衆電話のボックス。ドアのガラスが見事になくなっている。草刈りをしたあとのようなので、草刈り機の歯が当たって割れたか・・・
【2011/05/17 09:36】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
徒然旅行記 北海道を巡る旅第1日目その2
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 昨日の続きを。道央自動車道を降りて向かった先は留萌。日本海側に面した街だ。しかし抜けるまでは山間の中。広い農地にはるか向こうに見える山は、頂きはまだ雪に覆われて真っ白だ。白い雪と青々とした牧草の色がとても鮮やかだ。

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 はて・・・ この辺りはまだ高速だったか・・・ 真っ直ぐな道路が多いので、高速道路なのか一般道なのか、時々判らなくなる。ここはまだ高速道路だ。

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やがて大きな川を渡る。留萌川だ。この留萌市から国道232号線へと入り、オロロンラインとなる。この先が苫前の風車の続く絶景。この旅の目的地①苫前②オロロンラインだ。オロロンラインは、ウミガラスの鳴き声から名付けられたそうで、街の出入り口には巨大な7mもあるウミガラスのレプリカ。その姿はペンギンだ。

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 留萌市内には陸自の留萌駐屯地がある。そこで見たものは迷彩色の軍用ヘリコプター。初めてみたかも。

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 留萌川も河口付近まで来た。ちょうど信号で止まった外に見えたのはウメネコ。お互いそっぽを向いているがつがいだろうか。やがて1羽が遊び始めた。


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 見ていて、随分楽しそうに見えた。
 
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 北へ進むに従い、空は曇り陽が射さなくなり、少しずつ霧がかかるようになってきた。風も強いようだ。次の目的地は車中から眺めた。道路の横にずらっと並んだ風力発電の風車28基。なかなかの眺めだ。え?画像?座っていた側ではなかったので車中からで、あんまりよくないのだが・・・

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 ま、こんな感じで。
 
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 外は霧がかかり、よく見えない。海も荒れ模様。海岸沿いにバスは走っていく。向かうは小平(おびら)、そこの道の駅が次の休憩場所。この分だと外に出るのは厳しそうだ。

 この続きはまた今度。


 ところで、昨日は氏神さんの講社祭。私も参加したのでその後打ち上げが17時から。終わってそのまま二次会へ流れ込み帰ると22時だった。ひと周り年上の人たちと呑んだのだが、みんな強いこと・・・(^_^;)今日は眠たい。
【2011/05/17 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
徒然旅行記 北海道を巡る旅第1日目 その1
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 昨日の続きを。2時間のフライトでは飲み物のサービスしかない。12時間も飛び続けるヨーロッパのような訳にはいかない。赤と白の、日航機色の紙コップも悪くないけど。

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 新千歳空港には予定時刻より若干早めの10時20分、17番スポットに到着。お天気は曇り。陸地が見え始めたとき、関西の初夏の様子とは全く違う色と、土がたくさん見える広い大地、そして白いコンビナートのタンク、それらがとても印象的だった。特に山々のようやく芽吹きだしたくらいの色目には驚く。想像はしていたが、本当に季節が2ヶ月くらい、いや3ヶ月遡ったようだった。

 中央の玄関をでてしばしバスを待つ。やってきたのは白地に黄緑のラインが入った北国交通のバスと、金色の車体の銀嶺観光のバス。座席の名前を確認しながら乗り込んだが、自分の名前がないとおろおろしている老夫婦。バッチの色で分けているのだが、その色は反対のバスだと教えてあげた。ところが再び同じように探している老夫婦が現れる・・・ 

   大丈夫かいな・・・(-_-;)

 私が乗車したのは金色のバスだった。乗ってびっくり。座席の間が広いのだ。男性でもゆったりと足が伸ばせる。長距離を走るので、これくらいの余裕がないと厳しいのだろう。こちらの人数も40人弱で、それでもほぼ満席。ゆったり座れるはずだ。

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 走り始めてすぐのことだった。空自の基地を見る。北の守りの重要な基地だ。そういえば新千歳空港と隣り合わせだったと思い出した。

 バスはこのまま道央自動車道へとあがっていく。そこで目にする景色も早春そのもの。柳がやっと芽吹いた程度の春だった。北海道の桜の開花は5月7日に発表されたところだと、ガイドさん。我々が一周して帰ってくる頃には、札幌市内の桜も見頃になっているだろうと言うことだった。ただし、こちらの桜は本州で馴染みの深いソメイヨシノではなく、蝦夷山桜という。山桜と名が付くからには葉っぱが一緒に出ているはず。そんな山桜が私は好きなので、どんな桜かと楽しみでならない。

 もう12時前くらいだろうか、江別あたりまで来ると、路傍には残雪が目立つようになった。汚れや落ち葉が混じって、見た目は綺麗ではないが、大きな固まりの状態でいくつも見える。

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 北海道には大きな川がいくつもあるが、多分これは石狩川の支流の一つだと思う。干拓のされている農地には用水路も多く見られるのが目に付いた。そして柳の木の多いこと。どの川にも両岸にびっしりと生えている。小さいものもあれば、数mもあろうかと思われる大きなものもある。
 若い頃読んだ歴史の本で楼蘭遺跡のことを思い出した。朽ち果てた遺跡には、柳の木でできた柱もあったと言うが、そんな細い木で役に立つのだろうかと真剣考えたことがあった。しかしこちらへ来て見かける大きな柳の幹の太さに、長年の悩みが解決。あれだけ太ければ柱にもなるというものだ。

 そんなことを考えている間にもバスはひたすら走り続ける。時計を見ればもう12時。ここは三笠。炭鉱の街だったそうな。小雨になっている。窓の外は霧に霞んでいた。それからまだ走って、12時45分、今日のお昼ご飯にありつくことができる砂川ハイウエイオアシスへ到着。

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 海鮮丼はまずまず・・・ イクラは苦手だ。口の中でむにゅと潰れた感触と生臭さがだめ。動くことが少ないので、もったいないが半分ほど残して外へ出た。外に鯉のぼりがたくさん泳いでいるのが見えたのだ。

 13時15分、そこを出発してそれからまもなく13時半、滝川JCTから降りて一般道へ入った。そこには石狩川の大きな流れが待っていたが、折からの増水で水は濁って濁流を巻いている。また、ここ滝川で空知川は石狩川へと合流する。そんな流れを見ながら国道233号線から留萌へと向かった。

 この続きはまた今度。
【2011/05/16 00:24】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
シジュウカラ 餌を運ぶ 
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その1

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 とある場所で、ふと視界に入った動く影。シジュウカラだ。木の洞へと入っていく。こんな人通りの多いところに巣を作っている。耳を澄ませるとピーピー鳴き声もする。

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その2

 この樫の木の近くでキジバトが鳴いていたので、警戒して降りてこない。かなり経ってから巣穴へ一目さん。

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その3

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 再び出てくるときには、白っぽいものを咥えている。なんだろう?
【2011/05/16 00:00】 生き物 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
徒然旅行記 北海道一周の旅 まだ行ったことのない日本を巡ろう!序章
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ルート地図

 格安で北海道旅行を発見。「まだ行ったことのない日本を巡ろう!」をコンセプトに北海道の沿岸部をバスで一周するツアーに出かけた。4泊5日の、自分としては長期間の旅行だった。旅行が好きな人なら幾度も行くことのある北海道。しかしこれまで機会のなかった自分は初めてだった。これほど嬉しいことはない。

 この地図を見て、距離感のある人なら判る、この無謀とも思える長距離走行。しかしただの観光旅行ではないこの面白さはどうだ?北海道三大岬と秘境(!)大周遊。企画担当者厳選の北海道20景。

 さあ、徒然旅行記、始まり始まり。(注;かなり長く引っ張ることになる記事に飽きたら、すっ飛ばすこと。途中に普通の記事は入るけど)

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 早朝、関空に行くリムジンバスがある。関空を8時50分に発つ便に乗るためには、ぎりぎりの時刻。まあ、大丈夫だろう。いつもより1時間早起きして、大急ぎでトーストをミルクティで流し込む。バスの中でお腹が反乱を起こしそうな勢いだ。バス停に向かう途中、ふと気がついた。ストールを忘れた・・・ まだ肌寒い早春の北海道に行こうと言うのに、ストールを忘れた。初夏の京都だ、そりゃあ忘れもするのは当然だ。しかし、ああぁ・・・

   ま、なんとかなるって。な?ぴよたち。

   ぴぃ。

 そう、今回はおちびのひよこたちを連れて行くことにした。

 京都駅八条口(正確にはホテル京阪の前)を出ると、すぐに高速にあがる。阪神高速8号京都線は、下からはよく見るが実際にここを通るのはほんの2・3回程度しかない。それも短い距離だ。複雑な合流点も道路側から見てみたいと思っていた。集合時間に間に合うように、バスは最前列に座ったおかげで前方の見晴らしのいいこと。ひとつ失敗は、ホワイトバランスを太陽光のままにしていたこと。オートに変えるのを忘れていて、途中で気がついた。帰ってからの整理を楽にするため、RAWではなくJPEGにしていたのだ。ああぁ・・・ 朝から失敗ばかり。この先どうなることやら。

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 こうして阪神高速、松原JCT、美原JCT、堺JCT、助松JCT、そして阪神高速4号湾岸線を通ってりんくうJCTから関空連絡橋へと進む。日曜の早朝と言うことで混雑もなく、予定より15分も早く到着した。2年ぶりの関空だった。

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 団体なので手続きは簡単で、余裕を持ってゲートをくぐった。そう、あのときの失敗を忘れずに、いつもカメラバッグに差し込んでいる鋏はちゃんと抜いてきた。また没収されるのはごめんだ。
 窓の外にはJALの機体が見える。多分あれだ。搭乗が始まるまでちょっとその辺をうろうろ。

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 天気が悪く、ねずみ色の雲の隙間から、薄く光が差し込む。フライトには全く問題なし。余所の国の航空機を見るのも面白い。色んなデザインを楽しむことができる。搭乗ゲートの窓から見えたのは、派手な広告の機体。

 8時50分、予定通り北海道は新千歳空港に向かって離陸した。

 この続きはまた今度。
【2011/05/15 00:00】 徒然旅行記 | トラックバック(0) | コメント(12) | Page top↑
ご近所の庭でツマキチョウを見る
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その1

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 ご近所でこの季節になると、大きなモッコウバラの咲くお宅がある。毎年写真を撮ってあげるのだが、そこお宅の裏庭で見つけた。初見のツマキチョウ。多分・・・ 撮影は5月3日。

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その2

コピー ~ IMG_9025

 それにしても、そんな葱坊主ではなく、ムラサキダイコンノの方に留まってくれないものかと念じてみたが、どうも無理のようだった。

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 ところで。旅行の写真の整理は全く手つかず。それどころか、旅行前に請け負った写真の整理も追い着かず。この週末はちょっと忙しい。それ以前に、日曜は地元の氏神さんの祭事に参加しなければいけないことになっているので(決して葵祭のことではない)、本当に身動きとれず、旅行記はもうしばらくお待ちを。


【2011/05/14 00:00】 生き物 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
到着

ただいまです。定刻通り14時、関空に帰って来ました。
【2011/05/12 14:33】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
白い木蓮

皆さんお早ようございます。ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。今日もいいお天気で、早朝からお散歩です。そして春の象徴でもある白い木蓮を見つけました。道警本部の前です。
【2011/05/12 09:04】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
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