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阿修羅王

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ミニチュアカメラマンのファインダー通信
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朗読劇「紫の上 月の露」 by 朗読サークル木もれ日
IMG_4102記念写真
記念写真

 昨日の続きを。

 開演は14時。宇治の源氏物語ミュージアムの講義室。全席予約で募集した。スタッフの数も椅子の都合があって予定を入れる。もちろん、私の分もだ。

IMG_3913机帳と振り袖
机帳と振り袖

 今回も背景にはこちらの収蔵品である机帳とメンバーのつてでお借りした手描き友禅のお着物(実は飾りようなのでお着物に見えるように縫ってあるが、きちんとは仕立ててはいない)を飾る。前回、ここで行ったのは宇治十帖だった。一段少し高くなったステージで朗読を行ったが、声が通りにくかったのと顔が暗かったのを踏まえてか、今回はステージぎりぎり端での演技だった。
 凱旋公演と言うことで、パリでマリーさんからの写真とダース先生からいただいた写真のスライドショーを、公演前に上演。みんな懐かしい思いでだ。私もしっかり写っている。
 
IMG_3930r京言葉
京言葉「若紫」

 今回は若紫の京言葉とナレーションを担当する彼女らの衣装に注目。和のテイストで全体をまとめた。京言葉の朗読は初めてのOさん、途中少しつっかえた。しかしわからないようにそのまま続ける。さすがだ。だが、いつもにこやかな表情が少々緊張で固い。まあそれは仕方ないと言うことで。ごまかせるのも技量のうち。

ナレーション
ナレーション

 さあ、開演だ。閉じられた扉・・・ 舞台で言うところの緞帳。今回はいろいろ演出が変えられている。もちろん、演出家中田達幸さんの演出で、彼もこの後ろで黒子として待機中。そして扉が開けられた・・・

IMG_3939r御息所と紫
紫の上と六条御息所

 いつもより少し舞台が狭くなってしまったせいか、六条の動きも少しこじんまりとコンパクトに動く。見慣れている迫力からはほんの少し、遠いか。それでも六条の悲しい女心は十分に伝わる。哀れで悲しい女心、怨霊という姿に自分でもおぞましく思う姿が涙を誘う。

IMG_4026明石と紫
明石の君と紫の上

 ちい姫を入内させるにあたり初めての対面を果たしたわけだが、脚本に少し手を加えられていた。紫がちい姫を養育したのが10年と具体的になったこと、そしてそんな子供なのに母が恋しいと日を追って言わなくなったとけなげに大人びていく姿が説明されたこと。。

   (明石の君);・・・言わなくなったと人づてに聞き・・・

 この一言でまたうるうる・・・ ファインダーを覗く私の視線はぼやけてしまった。彼女らの脚本はみんなで作り上げていくのだが、回を重ねるごとに表現力といい脚本といい、そこに演技の指導がいいから、大きな舞台で見ているように感じる。

IMG_4051別れの紫
永久の別れをする紫と源氏

 萩の露と化して昇天する紫。あごをきっ・・・とあげ、気高く別れを告げるこの場面が私は好きだ。さんざん紫を泣かせておいて、名残惜しく泣く源氏は女々しいと思うが、声を上げて泣く源氏の子供のような感情は、幼くして母を亡くしたというそんな背景もあるのだろう。大人になりきれなかった、とも考えられるなあと、また新たな思いがよぎる。

IMG_4122紅葉1
ミュージアム敷地の紅葉

 これまで何回見てきただろう、源氏組の朗読。一度として同じもののない演技、私の思い、毎回異なった感情があふれる。季節も舞台も違う。だが、一つ言えることがある。損得のない活動だからこそ多くの人たちに感動を与えることができる。他にもこういった活動を行っているグループはあるが、地元京都で活動を始めついにはフランスにまで行ってしまった。そして改めて源氏物語の持つパワーに驚く。

IMG_4099インタビュー
インタビューを受けるメンバー

 満席のお客様が帰られた後、三社来られていた報道関係者がインタビューを始めた。これまでは写真を撮って、ちょこっと話を聞いて、くらいだったが、今回は長々とインタビューしている。それだけ木もれ日の朗読劇が注目されていると言うことだろうかと、メンバーと小さな声で話す。
 この後何を聞かれていたのかと聞いておくのを忘れた。しまった・・・ ものすごく気になったのに。

IMG_3888花宴1
振り袖「花宴」その1

IMG_3890花宴2
振り袖「花宴」その2

 朗読劇で忘れてはいけないのがこのお着物。しだれ桜なのだが、すべて手染めの手書き。色といい、柄といい、とても綺麗だ。ピンクグレーと黒、そして白い花びら。本振り袖だ。この絵柄を見たとき、勝持寺の西行桜を想像したのだが、それをリーダーに言うと、

   そうかもしれないわねぇ。洛西に住んでいる人だから、西行桜をイメージして描いていると思うわ

 やはりそうか。来年、西行桜は必須で撮りに行かねば・・・

IMG_3896机帳

 この机帳もすごく綺麗。こちらのものだそうだが、色も柄も素晴らしい。車争いの場面と見た。

IMG_4123紅葉2
敷地内の紅葉その2

 舞台での華やかさに負けじと紅葉も深い色に染まっている。陽も傾いた夕方、鮮やかな紅葉のオレンジは、遙かいにしえの舞台までも映し出しているようだった。
【2009/12/07 23:13】 イベント | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
朗読サークル木もれ日 凱旋公演 at 源氏物語ミュージアム
IMG_4140源氏物語ミュージアム
源氏物語ミュージアム

 この夏フランスパリ公演を果たした朗読サークル木もれ日。今日はその凱旋公演が行われた。場所は宇治にある源氏物語ミュージアム。春にはここで宇治十帖を行ったが、今回は凱旋公演ということで、定番「若紫の京言葉」と「紫の上 月の露」。

 今回は脚本に少し改良が加えられていて、ぐっと心にしみる場面があって、思わずうる・・っと来てしまった。そしていつもながら中田達幸さんの演出はすごい。観客の心をぎゅっと掴む。今回は彼もアナウンスと黒子で登場。こういった手作り感のある朗読劇がまた素晴らしい。回を重ねるごとに彼女らはactress、いや、今は男女関係ないのかな、actorでいいのか、素晴らしい舞台を堪能することができる。

IMG_4176宇治川
宇治川上流を臨む

 といいながら、今夜は時間も押しているため詳しいレポートはまた今度。帰りの宇治夕景を少し。

IMG_4177JR鉄橋
JR鉄橋

IMG_4188宇治川
宇治川

 普段見慣れている鴨川とは違う風景に見とれる。空間がとても広い。

IMG_4195r夕景
金色の夕景

IMG_4202r夕景
紅葉と煙突

 公演を終わってその帰り、空は一面金色に染まっていた。その中で堤防にひときわ真っ赤な紅葉。向かう前に撮っておけばよかったと思ってももう遅く、特に煙突の方はもうかなり暗くて無理だった。なんとかRAWで撮ってレタッチをしてみた。

IMG_4193京阪宇治駅
京阪宇治駅

 ラストはこれ。夕映えに染まる京阪宇治駅。丸い大きな窓が斬新なデザインだ。
【2009/12/06 23:11】 イベント | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
ライブスポットRAG  久しぶりのライブはセンス オブ ワンダー
IMG_9120キーボード
キーボード

 昨夜は久しぶりにライブに出かけた。最近、ライブの記事を書いていなかったので、最後に行ったのがいつだったのかも忘れてしまった。ひょっとしたら半年以上になるかもしれない。
 いつものライブハウス、私はここ木屋町三条上がったところにあるエンパイアビルのRAG。もう20数年、通っている。

 昨夜の出演はSENSE OF WONDER わかる人はわかる、わからない人はもちろんわからない。それはそうだ・・・

IMG_9122やぐら
ドラムスセット

 彼らのツアーも2年ぶりとなる。新曲もようやく1曲ひっさげてのライブだ。待ち遠しかった。このライブハウスはチケットレスなので、入ったときに予約していたチケット料金を払い、席に案内される。発売日にひたすらケータイのリダイヤルを押し続けること約20分。やっとつながったときにはケータイのボディは熱くなっていたほどだ。それだけ予約が殺到する。
 案内された席は真ん中のテーブルでステージに面した真っ正面・・・

   やったね(*^_^*)

 頑張った甲斐があったというものだ。目の前で演奏する姿が見られる。時には飛び散る汗さえ見えるほどなのだ。そして一瞬立ち止まって圧倒されたのがこのドラムスセット。別名やぐらと呼んでいる。金属が光ってよくわからないだろうが、まあ、低い天井ではあるが、2m近くの高さがある。セッティングにどれほどの時間がかかるだろう。

IMG_9103キール
キール

 今夜のお供はキール。白ワインベースにカシスが入っている。それをちびちび飲みながら料理を待つ。そこへ案内された40代ほどの髪の長い女性。いつもの常連さんだ。隣のテーブルにもいつもの少し年上くらいの女性、これも常連さん。顔なじみだ。もちろん話したことはない。きっと向こうもいつもの人が来ていると思っているだろう。
 同じテーブルには60代くらいの少しだけスキンヘッドに近くなりつつある男性が、向かいに座っている。この人も常連さん。この人とは何年か前に少しだけ言葉を交わしたことがある。彼は私のことなど覚えてはいないだろうが。

IMG_9107おばんざいプレート
おばんざいプレート

 そう思っているうち頼んだお料理が運ばれてきた。今夜はおばんざいプレート。アサリとシメジの炊き込みご飯、アボガドとサーモンのサラダ、赤カブの甘酢漬け、じゃがバターのコロッケ、長芋の素揚げ。以前の記事にも書いたが、錦市場から食材を仕入れているこのお店は、foodが結構美味しい。未だに全種類試したことはないが、いつも同じようなものを頼んでしまう。これは何とかしないと。お箸はいつもお店のロゴの入った割り箸だったが、ここでも環境に配慮して、普通のお箸に変わっていた。
 
 開演は19時半、定時が来たとき店内の照明が落とされ、ポップな曲が流れ始める。そして登場。そして登場の曲と被るように1曲目が始まった。新曲は4曲目。その次5曲目のパーマー・エルドリッチの三つの聖痕は三部作、しかしライブにおいて通しで演奏したことがなかったとか。で、今夜は通しで始まったわけだが・・・
 第三部が始まってすぐ、演奏が中断。どうもドラムのそうるさんがリピートの回数を間違えた様子。気を取り直して再演されたのだが、再び中断・・・ 今度は曲を書いた本人である難波さんがリピート回数を間違えた。

   自分で書いときながら・・・(^_^;)
 
 と、恐縮。三度目の正直はちゃんと成功した。

 ここで少し休憩が入る。ドラムのセットの美しさ(?)に、カメラを持っている人はステージに上がって撮影を、と、記念写真を推奨。みんなあちらこちらからシャッターを切りまくっていた。

IMG_9114ベース
ベース

 私はなにげにこのベースの装飾が好きだ。かなり使い込んであるのだが、ちょっとわかりにくいかもしれないが、鷹の模様が入っていて、翼と尾には螺鈿細工が施されているのだ。

 さあ、後半が始まった。後半第1曲目は都市と星。ファーストアルバムが出てちょうど今年が30周年。

   そうやわ、もうそんなになるんや・・・

 このアルバムを買ったときの自分の年齢を差し引きしたらそうなる。早いものだ。何回も繰り返してレコード(もちろんこの時代はレコードだ)を聞いたものだ。それから山下達郎の書いた夏への扉。これは彼が歌う方が好きだ。一時よくFM放送で流れていた時もあった。
 さて次、火星人ゴーホーム。リズムに乗る曲なので、みんなで手を叩いてリズムをとる。

   ゴーホーム! ゴーホーム! (拍)(拍)

 その演奏が終わった後のMC、活動の様子などを難波さんが話していたのだが、会場から男性の声で質問などの合いの手がはいる。聞き取りにくい舌の回らない声だ。しつこいほどの言い回し。それが悪夢の前兆だった。

 この次の曲が私も好きな曲、作家故光瀬龍氏に捧げる百億の昼と千億の夜。目を閉じて聞いていると、感情の大きな波に飲み込まれそうな錯覚に陥る。この後にいつもの恒例、ドラムのソロ演奏だった。
 大きなやぐらのようなセット、気持ちよく叩いているのをじっと見ていると・・・

   え・・・? おっちゃん、な、なに? なにをしてんの?

 50代くらいのスーツ姿の男性。会社帰りか、きちんとした身なりはそれなりの地位があるような感じだが、彼は先ほどからなんやかんやと声を上げていた男性だった。私の真正面のステージに上がり、客席に向かっておいでおいでをする。演奏中になにをしているのかと一瞬あっけにとられている私の横をお店の女性スタッフがやってきて、なだめ始めた。こうなると演奏中のそうるさんも顔の表情が険しくなるのも当然のこと。

   帰れ!

 と、大声で叱咤した。呂律の回らない声とふらつく足下の男性は頼りない声で、帰ります、帰ります・・・などと言いながらスタッフに抱えられてステージから退場。その後演奏を続けたそうるさんのドラムの激しいこと。当然だ。その後続けて曲の演奏に入ったが、ベースの松本さんはそうるさんにアイコンタクト。

   おい、大丈夫か、おまえ。演奏できるか?

 とでも言っているような表情だった。

   ああ、心配ないさ

 と、これも目で答える。しかし演奏はすご・・・と言いたくなるほどの叩き方。先ほどの八つ当たりのようだ。松本さんも驚いている顔に見えた。だがそこはプロ。後の演奏に全く支障はなし。一曲終わってから先ほどの男性の席を見ると、キープしたボトルだろうか、らしき瓶が見える。きっと空腹で仕事帰り、一気に飲んだために酔いつぶれたのだろう。みっともない醜態だったが、すごすごと帰って行く姿が見えた。
 ひょっとしたら、お代はいいから帰ってくれとスタッフにたしなめられているかもしれない。少なくともチケット代は回収しているはずだから。いや、案外反対に迷惑代として罰金を取られているかも。ステージ演奏の中断をして邪魔をしたのだから。だがあの年からみると、きっと20代の若い頃からずっと聞きに来ているのだろうなあと考える。長年のファンならファンで、マナーを考えて欲しいものだ。

 それから3曲、4曲目がラスト、ブルジョアジーの秘かな愉しみ。この曲も大好きだ。インストはともかく、歌ものならほとんどそらで一緒に歌える。小さく口を動かしながら30年間の年月を噛みしめる。

 アンコールはすぐにかかった。程なくして現れた3人。

   目をつぶって聞いていたから、何が起こったかわからなかった・・・

 とは、難波さん。先ほどの酔った男性の乱入事件のことだ。

   これが吉田美奈子なら「あなた、退場です」。誰も声を出せませんねぇ・・・(T_T)

 声色をまねる彼の話にみんな爆笑。

 アンコール曲は2曲。夢中楼閣とナット・ロッカー。定番の曲でもラストを飾るのはやはりこれかな。

 久しぶりのライブだったのに、途中でちゃちゃが入って台無し。それでも楽しかった。まだじんじんと耳鳴りのする頭で余韻に浸りながら渡る三条大橋。かなり寒かったが、ちょっと浮かれ気分でもあった。

IMG_3758比叡山
比叡山その1

IMG_3767比叡山
比叡山その2

 今日のおまけはこれ。朝からずっと冷たい雨が続いていたが、お昼過ぎようやく上がった。雨上がりの比叡山はもやがかかっていたが、いい空だった。
【2009/12/05 23:06】 ライブ | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
徒然道草 今朝は狐の嫁入り
IMG_3752電線のしずく

IMG_3755電線のしずく

 朝からすっきりしない天気だったが、ふと外を見ると晴れ間が出ている。よかった、と思うまもなく妙なことに気がついた。陽射しはあるがかなりの雨が降っていた。

   狐の嫁入り・・・(@_@)

 あっという間に再び陽射しは消えたが、なんとも不思議な光景だった。
 
【2009/12/04 17:43】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
西山 紅葉紀行 正法寺 ヒマラヤ桜
IMG_2837桜と紅葉
桜と紅葉その1

 先日のことだ。朝のニュースで聞いた正法寺のヒマラヤ桜。高地に咲く桜で、府内のいくら山里に近いところとは言え、珍しいと言うことだった。

   これは行かなくては・・・

 見なくても生きていけるが、物珍しさと、一緒に勝持寺に出かけるきっかけができたのだ。
 
 新聞に掲載されたと言うことで、観光タクシーに乗った家族連れや、近辺の人だろうか、自転車やバイクで乗り付ける人など、多くの人で賑わっている。

IMG_2830ヒマラヤ桜
ヒマラヤ桜

 一見、桃の花かアーモンドの花に見えるヒマラヤ桜。真っ赤な紅葉と一緒のツーショットは、その下で写真を撮る人が絶えなかった。

 5年ほど前に山門の前に植樹したそうだが、今年は初めて多くの花を付けたとのこと。府立植物園によると、標高1000から2000メートルの高地に咲く桜だそうで、このような平地で咲くのはきわめて珍しいとか。
 これからはこの正法寺の目印となるだろう。

IMG_2875本堂
本堂前の庭

 ところで、この本堂で私にとっても極めて珍しいものを見た。本堂向かって左の屋根の端に、スレンダーな金茶色の生き物がすっと走り抜けたのだ。雨樋を伝って、するっと庭に降りる。急いでカメラを向けたがあまりにも動きが速くて撮れず。

 それはイタチだった。子供の頃、父の作った罠にかかっていたのを見たのが最後で、自分の目で本物を見たのは何十年ぶり(大げさな・・・)だった。

IMG_2885カマキリ

   日光浴を邪魔せんといてんか

   あ、すんまへんどした・・・

 御影石に陽の当たる暖かい場所。そこではまだ元気に・・・していたかどうか不明だが、まだ生きているカマキリを見つけた。暖かくなったので、寒がりのカマキリの奥さんが出て来たようだ。

IMG_2898カマキリ

   ちょっとぉ、あんた

   え、うちのことやろか・・・?

   そうや、他に誰がいてる?

 次から次へと出てくるカマキリ。今日はカマキリ日和か。撮ろうとカメラを向けると睨まれた。

IMG_2960カマキリ

 こちらはお堂の手すりで日向ぼっこ中のカマキリ。のどかな大原野の地は、虫にとっても居心地のいいところなのだろう。

IMG_2971サザンカ

 そしてこちらは山茶花の吸蜜に来たスズメバチ。暖かな陽射しは人にとって気持ちのよいものだが、それは寒さを嫌う虫にとっても同様だ。

IMG_2866屋根と紅葉
屋根と紅葉

IMG_2928椿
椿

IMG_2977手水鉢
手水鉢の中に見た秋

 秋は至る所にあふれている。

IMG_2989仁王さま
仁王さまと紅葉

 振り返って見たお不動さん前の仁王さま。

 赤い紅葉と厳つい仁王さまはお似合いだった。   
ユーザータグ【 正法寺ヒマラヤ桜
【2009/12/04 17:26】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
西山 紅葉紀行 勝持寺 その2 
IMG_3093石塔
石塔

 先日の続きを。

 燃えるような紅葉をこのまま永遠に保存したい、そのような大それたことを考えるのは、自分だけではないとは思う。ならば己の心に留めたい、そんな気分にもさせられる燃えるような紅葉。

IMG_3220スケッチ
スケッチをする男性

 形あるものはいつかなくなる・・・ 理論としてはわかっていても、なかなか自分の中では納得いかないことでもある。特にこのような古刹はそうだろう。その姿を留めようと我々少々写真を撮るものは画像に残し、また、絵心のあるものは画に残す。

 受付を通り、庫裡を回ろうとしたときに目に入った光景。それは大きなキャンバスを立てかけた男性の姿だった。

IMG_3264.jpg
庫裡正面

IMG_3134石垣と紅葉
石垣ともみじ

 もちろんここもご多分にもれず三脚などは禁止だ。多分許可を取ってのスケッチだと思われる。通りがかりにそっと覗いてみたが、まだ描き始めたところのようだ。一心不乱に木炭を走らせる。

IMG_3135小道
小道

 広い境内は奥へと進むにつれ、別世界へ連れて行かれるようだった。俗世を離れ、人の住まう空間ではなく、木魂の住まう空間。胸一杯に吸い込む空気の香りも異なって感じる。一種の聖域だろうか。

IMG_3223茅葺きと紅葉
茅葺き屋根と紅葉

 それは虫にとっても同様だろうか。ここで母なる茅葺き屋根に見守られながら厳しい冬を越すのだろうか、これはスズメガか、繭がひとつ、赤いゆりかごに囲まれて静かに眠っている。

IMG_3127観音さま
観音さま

 また、魚籃観音(ぎょらんかんのん)さまはその籠に海のものたちをそっと眠らせるのだ。優しく、優しく、見守る・・・

IMG_3150サツキと紅葉
サツキの植え込みと紅葉

 時折さっと射し込む陽の光、それはあたかもスポットライト。忘れられないように示してくれる。

IMG_3162ガラス戸
ガラス戸

IMG_3102石塔と紅葉
石塔と紅葉

 この光景を忘れないように、決して忘れないように、来年も同じ光景に逢えますように。

IMG_3248_20091204100229.jpg
茅葺き屋根

 母なる茅葺き屋根は、来年も同じ光景を見守ってくれるだろうか。

IMG_3115鐘楼と桜の根
鐘楼と西行桜の根

 生命力にあふれた桜は、来年も同じ光景で見事な花を見せてくれるだろうか。

IMG_3270塀と紅葉

IMG_3275塀と紅葉

 帰り道へと続く階段。来訪時は期待を抱かせ、帰路へついた今は再び来年への期待を抱かせる、紅葉の花道だった。

 来年も来よう。西行桜とこの真っ赤な紅葉を愛でに。

 花の寺、勝持寺。それは来るものを暖かく迎える生命力にあふれた古刹だった。
  
ユーザータグ【 花の寺勝持寺
【2009/12/04 10:12】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
夕焼けと満月 in 西の天空 東の天空
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西山に沈む太陽

 昨日のお話で申し訳ない。昨夜は疲れが出てとても眠く、画像処理をしながら意識を失い始めたので早々に休んでしまった。今夜こそは勝持寺の続きを打とうと思ったが、やはり眠たいので昨日一緒にアップするはずだった写真を簡単に。

 本当に何でこんなに眠いのか・・・

IMG_3442 12 1 夜明け
12月1日の夜明け

IMG_3448 12 1 十四夜
12月1日 十四夜

 最近は空気の乾いたいい天気が続いていた。今日は生憎のお天気だったが、十四夜・満月といいものを見せてもらった。

IMG_3449 12  2 夜明け
12月2日 夜明け

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12月2日 夕日

 空が焼け始めた頃、大急ぎで屋上に上がる。少し風が冷たいが、たいしたことはない。久しぶりに見る夕焼け。陽が落ちてから20分くらいが本当に綺麗だ。
 太陽の燃える色と、宇宙の色が微妙に交わる、このほんの一瞬の時間。

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 遠くでは工事のクレーンがまだ動いている。このクレーンの先にも宇宙がある。これを昇って行き、手を伸ばせば届くだろうか。

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月の出その1

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月の出その2

 そうしている内に東の空には、大きな満月。あっという間に姿を見せる。暗くなり始めた街を照らす、大きな鏡・・・ 太陽の光を一身に集めて、街を照らす。

IMG_3740.jpg
残照

 その頃には西の尾根は、燃える太陽の光はほとんど消え去ろうとしている。いよいよ夜の帳が覆い始めていた。太陽王から、夜の女王へと交代なのだ。夕焼けは交代の儀式。衛兵もなにもいない、ひっそりとした儀式だが、舞台は最高にしつらえてある。この上なく上等に。

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12月2日 満月

 すっかり夜の女王の舞台となった東の天空。そこには眩しいくらいの銀色に輝く満月がひとり舞台を演じていた。

 
 勝持寺はまた今度。休みます。お休みなさい。
【2009/12/03 21:56】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
西山 紅葉紀行 勝持寺 その1
IMG_3300仁王門
仁王門

 この仁王門をくぐったときから、俗世とは離れる。そんな雰囲気の伝わる花の寺だった。

 洛西のそのまた奥、もう西山の麓の大原野、そこに目的のお寺があった。朝のニュースで聞いた正法寺の「ヒマラヤ桜」、それを見ておこうと急遽出かける準備をしたのだが、それならばと、先日最近懇意にさせていただいているブロガーさんがアップされていた見事な紅葉の勝持寺、そこにも行こうと決めたのだ。この秋にこの近くまで行ったのだが、紅葉には早かったので入らなかった。綺麗に色づいているのを見て、自分の目でも見てみたくなった。
 出かけるとなれば決断は早い。しかし決断した時刻がお昼に近かったことだけが悔やまれる。なにしろ住まいしているここから大原野は、冗談抜きに遠いのだ・・・ま、いいか。


IMG_3008.jpg

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 仁王門をくぐり、大原野神社からの近道の合流点に立って、来た道を見て俗世を振り返る。また、長い坂道の先を仰ぎ見て来世を思う。そんな人生の岐路に立っている気分だ。この坂道は画像で見るより厳しい坂道。やはり人生の歩む道、そのものだ。

IMG_3011_20091201231212.jpg


 突き当たりの塀というのは、何が待ち構えているのかわからない。それだけにわくわくするものだ。前回見ているがこの時期はきっとすごいはず・・・

IMG_3015石段
山門へ続く石段

 思わずつぶやく言葉。

   すごい・・・綺麗・・・

 亡き写真家入江泰吉が好んでよく撮っていた場所、奈良東大寺の戒壇院、そこの坂道によく似た光景がそこには広がっていた。これが雨上がりなら、濡れた紅葉はとても艶やかであろう。そして妖艶な女性の唇にも似た、赤い紅葉の葉・・・ その濡れた唇に吸い込まれて行くように、一段ずつ階段をあがる。

IMG_3036かやぶき屋根
茅葺き屋根

IMG_3130.jpg
紅葉その1

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紅葉その2

 そこで私を待っていたのは、妖艶な唇ではなく、なんとも風情のあるひなびた茅葺き屋根。それも大きな屋根だ。庫裡を覆う屋根は、長い年月を風雪から守ってきたのだろう。重厚な厚みが物語る。

 冬は雪に耐え、春は桜を愛で、夏は雨に打たれ、秋はこうしてこの世の極楽のような燃える紅葉を満喫する。それは生きていくものすべてに共通する命の息吹・・・
 目前で季節が変わっていくのをこうして見つめ、見守ってきたのだ。この燃える紅葉は、冬に向かって生命が一巡する最後を締めくくる、命あるものが最後に見せる大舞台なのだ。

 フィナーレを飾るにふさわしい光景に私は息をするのも忘れそうなくらいだ。

IMG_3053紅葉
屋根と紅葉

IMG_3071鐘楼
鐘楼

 山のここかしこで燃えていた。言葉にならない言葉で、お互いに最後の挨拶をし合う。陽射しの加減で何色にも見える色で、風が吹けばかすかなそのささやきで、語りかける。

   今年もありがとう・・・

   こちらこそ、素敵な1年をありがとう・・・

   また、来年の春、瑞々しい若葉で逢いましょう・・・

IMG_3086かやぶき屋根と塀

 白壁の向こうから、古い大きな茅葺き屋根は何も語らなかった。紅葉たちが囁きかけても、いつものように寡黙にじっと耳を傾けるだけだった。しかしそれでも紅葉たちは、母なる大屋根はいつもちゃんと聞いていてくれることを知っているので、何も問いかけず静かにおしゃべりを続ける。

IMG_3139.jpg
紅葉その3

 いつまでも、いつまでも・・・ おのれの命の尽きるまで。地上に落ちても、その姿が土に還るまで・・・

 
 そんな息吹の感じる花の寺、勝持寺。

 この続きはまた今度。 
【2009/12/02 00:17】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
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