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![]() 京都twinTower 今朝思い立って出かけた。帰りに遅くなったついでに駅ビルへ立ち寄った。 京都タワーは、実はツインになっていることをご存じだろうか・・・? 魔法によりひとつしか見えないが、実はツインで・・・ ![]() 京都タワーその1 なんてことがあるはずもない。先日NHK京都放送の京いちにち、その最後のコーナーで紹介されていたタワーがふたつ見える場所。自分の足と目で捜してとなっていた。それを見つけただけのこと。暗いガラスに映り込んでツインに見えるこの場所を見つけるのは簡単だった。 ![]() 京都タワーその2 東京タワーほど巨大な塔ではないが、あちらは鉄骨、こちらはセラミックと、材質も違う。規模では負けるが、私はこのタワーが好きだ。 ![]() 関電ビル 実はこのタワー、関電ビルに立っているのをご存じだろうか・・・ タワービルの上にそびえているように見えるが、実は阪急ホテルの西側、関電ビルの上に立っているのだ。魔法で・・・ ![]() 十三夜の月 というのも本当はガラスに映り込んだ目の錯覚。 ![]() タワーと月 今日は空気も澄んでいて夜空がとても綺麗だった。月ももうすぐ満月。つい月の魔力に惑わされてしまう。 ![]() ツリー 今夜駅ビルに道草したのは、このツリーを見たかったためだ。このツリーの紹介はまた今度。 ![]() 胡蝶蘭の花芽その1 もうかれこれ1週間以上も前のことになるだろうか。リビングに置いているミニ胡蝶蘭にお水をやろうとして、花芽が出ているのに気がついた。この子は毎年花芽を付けてくれる。手入れが悪いせいで、あまり多くの花は付けないが、それでも冬から春先に小さな真っ白な花が咲き続けるのを見るのは、とても嬉しい。この子は2005年にうちにやってきた。 ![]() 胡蝶蘭の花芽その2 そしてもう一鉢。この子は2004年にうちにやってきた。しかしどうしたわけか、この子はなかなか花芽を付けないのだ。昨年は少なくともつけなかった。その前はいつだっただろう・・・? 確か2年ほどは見ていない気がする。今年はこうやって二つとも花芽が出て来たことに、私は気をよくしている。 ただし、見ての通り、最近植え替えをしていなくて、ものすごい状態になっている。恥ずかしくて見せられない。鉢からあふれた根っこの長いこと、長いこと・・・ アルミのスタンドの下まで約30cmは垂れている根っこ。 来年の春こそは植え替えをしてやろう。 堪忍やで、蘭ちゃん・・・ ところで・・・ ![]() この週末は恒例のレナウン・ファミリーフェアが開かれていた。場所は岡崎公園勧業館みやこめっせ。玄関先の紅葉の綺麗なこと・・・ バーゲンと言っても今特に欲しいものや必要なものはないが、せっかく会員登録をして招待券を送ってもらっているので、ちょっと覗きに出かけたわけだ。ちょうど暖かい靴下がたくさん出ていて、アンゴラ入りのものを3足買ってきた。冬場のお出かけには足が冷たくて・・・ 雪が降るかどうかは今年は特に難しそうだが、この暖かい靴下を履いて出かけたいものだ。 ちなみに次回は来年1月16日から17日。 ![]() 方丈八相庭 南庭その1 先日の続きを。 小紋さんと別れた後、予定通り方丈八相庭へと入る。紅葉はそれほどないお庭だが、やはり見ておきたいところだ。 ![]() 方丈八相庭 南庭その2 普段よりお客が多い。当たり前か。だが南庭を見下ろす廊下に座っている人が多いので、私は目的の庭へとまっしぐら。 ![]() 東庭 北斗七星の庭 ![]() 北庭その1 ![]() 北庭その2 初夏のサツキを思えばとても静かな庭だ。色目も苔の緑だけ。この緑の上に赤い紅葉があったらきっと綺麗だろうなあと、いつもながらの無い物ねだり。いけない、いけない・・・ 濃い緑の上に真っ白な雪が・・・ いけない、いけない、また無い物ねだり。雪は以前にかろうじて撮ったではないか。 ![]() 石仏 この季節だけはお地蔵さまは嬉しそうにしているように見える。万両の実がつき、紅葉の絨毯がふんわり・・・ ![]() 老夫婦のひなたぼっこ 少し陽が高くなってきた時分だった。本堂の横には暖かい陽射しが当たる。そこでは日だまりに座る老夫婦が語らっている。何を語っているのか。今年の紅葉の善し悪しか、孫のことか・・・ いずれにせよ、幸せそうな顔だった。 ![]() ピラカンサ 今日のラストはこれ。東福寺はやはりこれで締めなければ。多くの塔頭が建ち並ぶ東福寺。その駐車場に近いところにある明暗寺。その門のところには毎年見事なピラカンサが色づく。冬になって辺りが寂しい色使いになった頃でも、ここだけは輝いている。 東福寺もたくさんの画像があるが、とてもではないが切りがなくて、とりあえず今回はこれにて最終としようと思う。 機会があればまた今度。 ユーザータグ【 方丈八相庭 】
![]() 今日のお菓子はクッキー。紅茶の好きな私は、紅茶に合うお菓子が好きだ。お抹茶やお煎茶も好きだが、あれは別格。 というわけでもないが、紅茶のクッキーを三種。丸く抜いたのは紅茶とオレンジピール、葉っぱの抜き型は手前がレモンティ・クッキー、奥がミルクティ・クッキー。 さあ、作り方へ。 1)オレンジと紅茶のクッキーの作り方 材料;直径5cm 25個から28個分 紅茶葉(アールグレイのティバッグ) 2個 薄力粉 220g バター 100g 砂糖 80g 卵 1個 オレンジピール 30g(パックに入っている一袋) ベーキングパウダー 小さじ1/2 作り方; ①バターをクリーム状にして砂糖を2回に分けて入れ、すり混ぜる。溶き卵を入れ、その都度よく混ぜる。 ②オレンジピールを刻んで分量外の薄力粉ごく少量にまぶしておく。(混ぜたときにくっつかないようにするため) ③1に薄力粉・ベーキングパウダー・茶葉・オレンジピールを入れてさっくり混ぜる。冷蔵庫で1時間以上休ませる。 ④型で抜いて170℃のオーブンで20分焼く。 2)レモンティ・クッキーの作り方 材料;約25個分 紅茶葉(アールグレイのティバッグ) 2個(リーフなら大さじ1) 薄力粉 150g ベーキングパウダー 小さじ1/2 バター 80g 砂糖 70g レモン 1/2個(皮をすり下ろす・汁を搾って小さじ1) 卵 1/2個分 作り方; ①バターをクリーム状にして砂糖を2回に分けて入れ、すり混ぜる。溶き卵を入れ、その都度よく混ぜる。レモン汁・すり下ろした皮も入れて混ぜる。 ②薄力粉・ベーキングパウダー・茶葉を入れてさっくり混ぜる。冷蔵庫で1時間以上休ませる。 ③型で抜いて170で20分焼く。 3)ミルクティ・クッキークッキーの作り方 材料;約25個分 紅茶葉(好みの種類のティーバッグ) 2個(リーフなら大さじ1を刻む) 薄力粉 120g バター 80g スキムミルク 30g(個包なら2本) ベーキングパウダー 小さじ1/2 砂糖 50g 卵 1/2個分 作り方; ①バターをクリーム状にして砂糖を2回に分けて入れ、すり混ぜる。溶き卵を入れ、その都度よく混ぜる。 ②薄力粉・ベーキングパウダー・スキムミルク・茶葉を入れさっくりと混ぜてまとめる。冷蔵庫で1時間ほど休ませる。 ③型で抜いて170℃のオーブンで20分焼く。 共通点が多いのと、2)と3)を一緒に作れば卵が無駄にならない。面倒なことの嫌いな私にはぴったり。ミルクティ・クッキーに使う茶葉は、今回はセイロン・ウバを使用した。ミルクティによく合う茶葉だ。ストロングな味がする。レモンティにはアールグレイ。これも好みでレディグレイでも。これはアールグレイのレモン風味の香りなので合うと思われる。 あまり焦がした色を付けたくなかったので、低めの温度でしっかり焼き込んでいるが、色を付けたい人は温度を上げて短めにして。オーブンの癖があるので、時間はご自分のオーブンと相談を。きっと乗ってくれるはず。 ミルクティ・クッキーはスキムミルクを使ったが、粉っぽいので少量の牛乳で調節するか、スキムミルクの代わりにミルクジャムやエバミルクでもいいと思う。甘さの加減も使う材料で調節を。 オレンジピールの代わりにクリスタルジンジャーもいいかも。 とまあ、いつものように適当にアレンジして作ってしまうので、レシピとして役に立たないかも。ただ、葉っぱの抜き型は買っておいてよかったと思った。抜いた後竹串で葉脈を付けるととてもいい感じになったので。 ユーザータグ【 紅茶のクッキー 】
![]() 朝靄の通天橋 その1 先日奇遇な遭遇を果たした東福寺。人の入っていない通天橋をどうしても撮りたくて、再び出かけた。今度はちゃんと開門前に到着するように早めに出た。 といっても、他に用事もあったので、用事をついでにしたのか、ここをついでにしたのか、今となっては不明だ。 ![]() 朝靄の通天橋 その2 前日の夜、雨が降っていた。翌日は晴れると予報されていたので、きっと霧が出るだろうと踏んでいたが、予測通りとなった。初夏や秋の紅葉、雪の通天橋も撮ったことがある。しかし朝靄に包まれた通天橋は初めて。ちょっと幻想的に仕上がったことに私は大満足。 開門まであと10分ほど。大急ぎで何カットか撮り切った。 おっと、そろそろ開門だ。さあ、私も用事をしに行こう。 ![]() 紅葉その1 先日来たときは、まだ青かったここのもみじ。このカーブのところはいつも素晴らしい色に染まる。東福寺に行くならここも押さえておかなければ。ただ、人通りが多いところなので、それだけを注意。そしてこの先には市立高校があるので通学路にもなっているため、時間帯によっては高校生がだらだら・・・ ![]() 羊歯と紅葉その1 ![]() 羊歯と紅葉その2 通天橋を臨む橋のそばには羊歯が生い茂っている。その上には大きな楓の木があって、この木もいつも真っ赤に色づく。その真っ赤な葉が濃い緑の羊歯の上に落ち、コントラストが素晴らしく綺麗だ。夢中になってシャッターを切っていると、年配のおじさんが同じように撮り出した。 ![]() 飾り瓦と紅葉 まだ早い時刻なのでそれほど多くはなかったが、その分遅刻しそうになった学生が自転車を飛ばしては警備のおじさんに怒鳴られている。男子学生はいつの時代にもどこの地域でもすることは同じだなあと、内心笑いを堪えた。 この続きはまた今度。 ![]() 朝6時過ぎ 今朝も綺麗な朝焼け。今日はお出かけなので晴れそうな朝の始まりは気分がよろしい。今日は茶の湯体験で堀川寺の内にある裏千家学園を訪ねた。引率を入れて総勢23人の大所帯だ。 ![]() 紅葉(二階から中庭を臨む) まずは午前中裏千家学園で簡単な所作を習い、お濃茶をいただく。お濃茶は初めてだ。何しろ普段いただく機会がない。お濃茶は点てるではなく練る、という。とろりとしたお抹茶は一見とても苦そうだ。しかしとろりとした食感はとても飲みやすく、また、案外まったりと甘く感じる。 もともとお抹茶の新茶は11月というのは知識として知っている。普通のお煎茶でも、わざわざ一夏じっくり寝かせて秋にいただくことも知っている。初夏の新茶は若々しい青臭い薫りがするが、秋の新茶はぐっとうまみが増す。 お濃茶の前にはお善哉をいただいた。11月が新茶の口切り(わからない人は検索をかけよ)なのでお祝いの月とする。なのでお祝いの席と言うことでお善哉が出された。一口大の丸餅は備長炭でこんがり香ばしく焼かれている。それも二つ。本来はひとつなのだが・・・ ![]() 石碑 ![]() 今日庵の兜門 午後はいよいよ今日庵の見学。一番古い茶室は360年前のもの。新しいものでも160年前。すべてが重要文化財になっているので、ここは撮影禁止。 まずは一番奥、等身大の利休像が安置されている御祖堂から。とても薄暗く、天井も低い。明かりもないので目を懲らしてちらりとだけ。お家元は、こちらにおられるときには必ず毎朝ここでお参りされるとか。 また、正月元旦と宗家古式慣例の儀式はここで行う習わしとなっている。ここの一般公開はない。内庭の一番奥で、外で野鳥が鳴いているのがよく響いていて、俗世と隔たっている実感が湧く。 茶室 又隠(ゆういん)は茶道具資料館にレプリカがしつらえてあるので、ご存じの方もあるかと思う。しかし本物はやはり違う。明かり取りの天窓のみの明かりは、今日のような晴れた日でさえ薄暗く、茶道は目で見るのみではなく、音や手の感触など、全身で感じるものだと説明を受けて納得する次第。 ここのすぐ隣が今日庵。たった二畳の茶室だ。こんなに狭いとは思わなかった。みんなの意見も同様。茶室の構成を極限まで 切り詰めるとこうなるようだ。狭いだけなら最小限の動きでお茶は点てられるが、お客の動作一つで臨機応変に動くことを余儀なくされるので、お家元でも簡単にここへお客は呼べないそうだ。 その他すべて見学してきた。一生の記念だ。門下生の方に案内をしていただいたのだが、早朝4時の名水梅の井からの水汲みから一日が始まるそうだ。寒い年には、絞ったぞうきんの水滴さえ凍るときもあるとか。修行は厳しいものだ。 また、お茶時の裏に潜む準備の苦労。華やかな茶道に見えるが、裏は大変な作業があることを知り、また興味がわく。茶道も少し習ってみたいものだが、膝を痛めている私にはちょっとやはり厳しいものがある。ここはやはり気楽に自分で点てて楽しむほかない。 裏千家の出版物を多く取り扱っている淡交社という京都でも大手の出版社があるが、ここから発売されている携帯の野点セットがある。私はこれが欲しくて仕方ない。お茶碗と茶筅、お棗もセットに入っていただろうか。これが竹の籠をアレンジした巾着に入っているのだ。野外で自分でお茶を点てる、こんな素敵な体験はないと思うのだ。まあ、別にこのセットでなくてもいいわけだが、手持ちのお道具を持ち出せばいいだけなのだから。 来年、春になって暖かくなったとき、ちょっとやってみたくなった。 ![]() 表千家不審庵 見学が終わると、再び学園に戻り、今度は自分たちで薄茶を点て、もてなすことを体験。立ち居振る舞いは既に教えられていたし、正座も自分には全く苦ではない。むしろ、茶道で行っているような正座での姿勢が私には楽なくらいだ。とにかく女性がするような横座りが私には苦痛。腰が痛い。ただ、辛かったのが膝と、昔捻挫した足首だった。夜、入浴時に気がついたが、座りだこのように赤くなっていたのには驚いた。 ![]() 本法寺その1 ![]() 本法寺その2 ![]() 茶の湯が終わった後、すぐ北隣にある本法寺に立ち寄る。日蓮宗のお寺だ。多宝塔が綺麗で、また、ここの桜の紅葉がすこぶる綺麗だった。夕方、もうかなり暗くなっており、ゆっくりもできなかったので、近いうちにまたここへも来たいなあと後ろ髪を引かれながら帰路へついた。 ![]() 宝鏡寺その1 ![]() 宝鏡寺その2 ![]() 宝鏡寺その3 今日のおまけはこれ。堀川寺の内といえばここ、宝鏡寺。人形寺として有名なお寺がある。今の季節も秋の特別展が開催されている。それよりもっといいのは隠れた紅葉スポットか。塀の外からちょっと楽しませていただいた。堀川通りの金色の銀杏も見頃だ。 裏千家今日庵公式サイト ![]() 朝焼け 久しぶりに朝焼けを見た。仕事でなければ6時前に起きることができない情けない私・・・ しかし夜明けの空を見るのは大好きだ。現役の頃はいやでも早朝の、まだ真っ暗なうちから起き出していたのに、離れると途端に起きられなくなる。甘えが出てしまうのは仕方のないことだろうか。 夜明け前の空の色の変化が好きだ。夕焼けよりもっと好きだ。私にとっては宝石の輝きにも匹敵するくらいの色。まだ闇の残っている夜明けの空が好きだ。寒さに震えながら見る東の空。 残念ながら東山連峰があるのでこれよりもっと綺麗な空は望めないが、それでも大満足。 ああ、急がないと・・・ 早く朝ご飯を済ませて、と・・・ ![]() そろそろ出勤という時刻になって、ようやく朝の燭光が私の目を射した。 ![]() 今日のおまけはこれ。もう真っ暗な時刻になった17時半。仕事帰りの私の目に入ったのは出町のふたばさん。こんな時刻にまだお店が開いている。残っているのは豆餅と、・・・ 急いで愛車を歩道に停め、豆餅を買う。なにせお腹がぺこぺこ。こんな魅力的なものはない。そしてもう一つ私の目が釘付けになったのがこれだ。クリスマス仕様の金平糖。これはあるところにお使いものにする。誰のところに行くのか、それはもらった人のみぞ知る、ひ・み・つ。 ![]() 舟その1 昨日の続きを。 だいぶん回数を重ねて、次の更新が滞り気味。少々はしょってみようか、な・・・ ![]() 舟その2 ![]() 舟その3 次から次へとやって来る舟は切りがない。しかし景色がよいせいか、どこを撮っても画になる。色のついている墨絵みたいだ。この日は中国からの団体が入っているようで、ここかしこから中国語の大声が聞こえる。この渓谷が慶州だと言われても信じるだろう。それくらい中国人であふれていた。多分、青いボートで出ていた人のほとんどがそうだったに違いない。 ![]() 紅葉と毛氈 ![]() 舟その4 大堰川の南岸をどんどん遡る。ちょうどこの辺りが亀山公園の展望台、その真下になる。そこで上を向いてみると・・・ ![]() 首 きゃぁ・・・ さらし首・・・! あ、いや、もとい、展望台から下を覗いている人たち。先ほど自分もそうしていたのだ。この後大悲閣に昇る階段の途中から、再びトロッコ列車を見る。さすがに川を挟んだ向こう側なので、すぐそこに見える。列車の中からカメラをこちらに向けている人の姿さえわかるので、ちょっと手を振ってみると、向こうからも手を振ってくれる。列車はしばらく停車して景色を楽しんだ後、再び亀岡方面へとトンネルに消えた。 ![]() アオサギ 天気が急速に悪くなってきた。かなり暗い。そろそろ帰ろうかと戻り始めたとき、ばさばさとアオサギが飛んできた。どうも向こう岸の木に巣があるようだ。一羽が首だけ出してしゃがんでいるところに、もう一羽が茂みに消える。 冷たい・・・(T_T) とうとう小雨が降り出す。 ![]() 渡月橋の傘の花 予報に反して早くから降り出した雨は、徐々に強さを増している。しかし川面に出ているボートたちに帰ってくる様子はない。制限時間を目一杯楽しむつもりのようだ。まあ、それもいいだろう。 渡月橋の上は雨が降り出した暗さと裏腹に、華やかな傘の花が真っ盛り。色とりどりに咲き乱れている。それは季節外れのあじさいのように見えないこともない。 ![]() 荷揚場 保津川下りの舟を引き上げる荷揚場。先ほどまで作業をしていたが、今はそこに人影もない。きっとまた明日の早朝からトラックで運ばれるのだろう。物珍しそうに写真を撮っていたカメ小のおじさんや外国人のおじさん、その姿もとうに消えている。 そこには雨に濡れぼそった実をたわわに付けた柿の木の下に、川下りの細身の舟が綺麗に並んで浮かんでいるだけだった。 ![]() 紅葉その1 昨日の続きを。 私のお気に入りの場所はここ。いつも綺麗に色づく楓の木がある。川に張り出していて、とても綺麗だ。 ![]() 紅葉その2 ![]() 紅葉その3 ちょうど陽射しが当たり、色づいた葉も綺麗に見せてくれる。 ![]() 舟その1 この下に立っていると、観光船が次から次へと通っていく。右手上流からは保津川下りの舟が、左下流からはエンジンのついた観光船が上ってくる。定員いっぱいに乗せた舟、あるいは男女のペアで貸し切った屋形船など、みんなそれぞれに舟遊びを楽しんでいる。 ![]() 舟その2 ![]() 舟その3 保津川、別名大堰川の舟遊びは今に始まったことではなく、源氏物語の1000年の歴史のある優雅な遊びだ。違うのは、昔は貴族の楽しみだったが、今は普通に誰でも楽しめる娯楽になったと言うこと。 ![]() 舟と鴨と紅葉と そして嵐山は京都でも屈指の観光名所と言うことだ。外国人の姿もとても多く見受けられる。そしてはるばるシベリアから渡ってきた水鳥や、地元民のように住み着いているカルガモたちが安心して住むことのできる水辺だ。 ![]() ヒドリガモ 人々の歓声が響く中、鴨たちは自分たちの生活のリズムを乱すこともなくマイペースだ。 すべからず、世はこともなく・・・ *参考;ロバート=ブラウニング(1812-89)の「春の朝」 時は春、 日は朝(あした)、 朝は七時、 片岡に露みちて、 揚雲雀なのりいで、 蝸牛枝に這ひ、 神、そらに知ろしめす。 すべて世は事も無し。 私の好きな一説・・・ ユーザータグ【 嵐山 】
![]() トロッコ列車その1 昨日の続きを。 亀山公園の展望台には、ここからトロッコ列車を撮る人のために上り・下りの時刻が表示されている。それぞれ30分に1本のダイヤだが、上下で10分ほどの間隔でどちらかが来るので、こだわりがなければ列車を見ることができる。 ![]() トロッコ列車その2 ![]() トロッコ列車その3 現在はトロッコ嵯峨野線となっているトロッコ専用の線路だが、昔はここが山陰本線だった。北へ向かう列車に乗ると、この保津川の渓谷がずっと見られてとても綺麗だったのを覚えている。今はほとんどがトンネルになってしまい風情はないが、ほんの少し見えるところもあるので我慢しよう。 ![]() 屋根その1 展望台を降りてきて、途中料亭の横を通って川縁へ向かう。この下が私のお気に入りの場所。降りていこうとしたが、目の前にこの見事な色を見つけ、カメラを向けると先ほどのおじさん。土手のぎりぎりのところに三脚を広げている。その横ではもうひとり大きな白レンズを付けたこれもちょっと年配の男性が、同じように狙っている。ふたりは知り合いのようで、ああでもない、こうでもない、ちょっと見せろなどと言い合ってる。 さあ、私も横からちょっと失礼しよう。話しかけると先ほどのように長くなりそうなので、今回は話しかけず。 ![]() 屋根その2 この日、嵐山に来て初めて綺麗な紅葉を見つけた。陽射しが射し込み、本当に見とれるほどだ。その時だ。 ばさばさ・・・ ![]() ハシボソガラス カラスだった。どうせならもう少し右へ・・・ 言ってもむりだ。 ![]() さあ、ようやく目的の場所にたどり着く。 この続きはまた今度。 ![]() 通天橋 これまでにも何回か記事に書いているが、私はすこぶるくじ運が悪い。しかし何故か好運だけはいつもついて回るのだ。自分の背後に誰がついていてくれるのか私には見えないので知るよしもないが、いつもラッキーに遭遇する。 この日もそうだった。あちらで記事になったのでこちらでも書けるようになったので告白するが、まあ、大層なことでもないが、私には本当に素晴らしい奇跡に巡り会えたのだ。 リンク先の福岡在住の小紋さんにばったり。私の方が見つけていただいたのだが、こんなところで・・・・・ 本当にびっくりだった。 先週金曜日のことだ。少し時間の取れた私は、開門前に通天橋を撮ってしまおうと出かける準備をしていた。そういいながらちょっとした手違いで出遅れてしまい、開門直後に到着。案の定、谷の向こうに見える通天橋にはぎっしりと鈴なりの人・・・ 出遅れた自分が悪いのだから致し方ない。自分のふがいなさに腹が立ち、どうでもいいかとやけになって帰ろうかとも思った。しかしせっかくここまで来たのだし、撮れるとこだけ撮っていこうと気を取り直した。 ![]() 十月桜その1 この季節にここで楽しみというと、東福寺保育園の十月桜。交通整理の警備員のおじさんの声を背中に聞きながら撮り始めた。春に咲く桜と比べれば、本当に寂しい姿だが、華やかさこそないがこの質素な姿が好きだ。そしてオレンジ色の紅葉と一緒に桜を撮るという、シチューションがいいのだ。 本格的やなぁ というのは警備員のおじさん。橋の上では止まらないで進んでくださいと叫ぶ少し若いおじさんとは違い、こちらはもっと年配のおじさん。 もみじと一緒に写真が撮れますよぉ ![]() 十月桜その2 ![]() 十月桜その3 おじさんは次から次へとやって来る観光客の人に声をかける。交通整理をしているのだか、お寺の観光案内をしているのだか、聞いていてもおかしくなる。たまに立ち止まって1・2枚シャッターを切って行く人はあるが、私のように何カットも撮っている暇そうな人はいなかった。 そのうち観光客の団体さんも通っていく。その頃には交換レンズとして持ってきた300mmの望遠に付け替えて、再び撮り直していた私。桜フェチとしては、この画を外すわけにはいかないのだ。 さあ、次のお気に入りの場所へ移動。雪舟寺がすぐそこだが、そちらへ行くとゆっくり時間を過ごしてしまうので今回はパス。 正門を入りすぐ右手の禅堂、そこが次の撮影場所。 ![]() 禅堂その1 屋根を背景にするところが好きで、あちらこちらから何枚も撮っていた。その時だ。三門の方からやってきた独りの小柄な女性、すれ違いざまに立ち止まり私に話しかけてきたのだ。 あなた、阿修羅王さんでしょ? ??? (え、誰やった?) はい、そうですが・・・? 多くの人を相手に仕事をしているのに、私は人の顔と名前が覚えられない。しかしこの女性に見覚えはないのだ。 さらに彼女は言う。 ○○です(^^) (どこかで聞いた名字やけど・・・?) 私の顔がだんだん難しくなる。 小紋です(満面の笑み) その時の私の顔を見せてあげたいくらいだ。一瞬目が点になり、そして思いっきり大きくなった。 ええっ!? いい年をしたふたりは辺りもはばからず抱き合って初対面を喜ぶ。もう、本当に信じられなかった。話を聞けばどちらもが偶然にここに合流したわけだが、歴史に「もし」とか「~すれば」などで変わるというが、まさにこのことを言うのだろう。少しでも何かがずれていれば、ここでこうして巡り会うことはなかったのだから。 ![]() 禅堂その2 以前、顔を消して自分の姿を出したことはある。しかし髪型も服装も全く違う。それも先に気がついたのが桜を撮っているところだったとか。普段使っている一対の腕の他は決して出してはいないし、後ろも見ることのできる二面の顔も出してはいない(当たり前か)。なのに何故それが私だとわかったのだろう。私の背後についている誰かが、こっそり囁いたのだろうか。 その日一日、ひとりでにまにまとしていたのは、言うまでもない。それにしても本当に不思議なこともあるものだ。どちらもが知らせずにここに集まったのだ。未だに興奮醒めやらず・・・ この続きはまた今度。 ![]() 渡月橋 全く当てにならない天気予報・・・ 昨日は午前中晴れ、午後遅くから雨、今日もぐずつくはずだった。ならばと、この秋一番冷え込んで寒かったのを頑張って、昨日は混み合うのを覚悟で嵐山へ。 どうしても、というほどでもなかったが、久しぶりにちょっと撮ってみたかった場所があったからだ。ところが天気はいい加減なもので、晴れていたのは本当にお昼前まで。午後早くに雨が降り出すという、生憎の天気になった。そして今日はというとどうだ?午前中は濃い霧で寒かったが、このお天気・・・ とても気分が悪いが、まあ、連休も最後で多少は人手も減ってはいるかと思うが、きっと昨日より混み合っただろう。照り返しのコントラストもきつくて、きっと撮りにくい。そう自分に言い聞かせた。 ![]() 船遊びその1 ![]() 船遊びその2 嵐山の山全体がかえでということもないので、さすがにこの季節まで来ると、落葉樹はすべて葉を落とし灰色の哀れな姿と、ようやく色づいてきた紅葉で飾っている。来年はもっと早い時期に来よう。 まだ時刻も早めだったので、大堰川に船を出している人も少ない。そんな船を後に先へ進む。 ![]() 嵐亭 生涯に一度は泊まってみたい、もしくはお食事をしてみたい嵐亭。ドラマなどで見ているので知ってはいるが、ああ、無理だ。誰か誘ってくれないものか。 この横を川縁に降りてずっと奥へ。亀山公園へ向かう。 ![]() 登り口 ![]() 坂道を上りかけると、左手にそこだけ見事な紅葉。それを狙う独りの年配のおじさんは大型カメラだ。蛇腹の形から想像すると、かなりあおっている。どんな画を切り取ろうとしているのか。同じようにカメラを向けてみたが、もっといいところを見ているのだろう。彼はうろうろと歩き回り、しきりにレンズの先を眺める。これと言ったフレームが見つからないようだ。 彼は私に気がつき、話しかけてきた。やはりシャッターが切れないそうだ。 一枚現像するのに何百円もかかるんでしょうね。簡単には切れませんね (フィルムを)1本現像するのに1000円はかかるんや。年金暮らしではしんどいわ(^_^;) この大型カメラなら、ブローニーフィルムなら1本で何枚撮れるのかさっと計算できなかったが、現像したポジだけでも写真になっている大型カメラ。私には重すぎて、いや、扱いがたいへんだ。写真仲間の三婆のひとりは、マミヤの中判カメラが欲しいと言っていたっけ。 彼はこのカメラで横長の変形に撮っているとかで、ちょっと見せてくれた。横に長く撮っていて、山の稜線などの写真にはうってつけだった。 見せてもらったお礼を言って、再び昇る。 ![]() 展望台その1 ![]() 展望台その2 ![]() トロッコ嵯峨野線 第一展望台に到着したとき、ちょうど今まさにトロッコ列車が通るところだった。場所も確保できていなかったのでこの時は諦め、次の登が来る10分後を待つ。 ![]() 大悲閣 展望台から眼下の保津峡を挟んで向かい側に、山の中腹に立つ絶景と呼ばれる大悲閣が見える。 千光寺というお寺で、保津川の開削工事で亡くなった人と、その関係者の菩提を弔うために建てられたお寺だ。昇って行くとそれほど高くはないのだが、こうしてみるとかなりの高度に見える。ここから遠く京都市内も一望。そして毎日列車の運行と保津川下りの人たちを見守ってくれているのだろう。 この続きはまた今度。 ユーザータグ【 嵐山 】
![]() 山茶花その1 冬になっても艶々とした葉の、椿科の植物が好きだ。特にこの季節ならお茶の木、甘い香りのする白い花がすごく好きだ。次いでこれ、山茶花。冬から春先の藪椿。そしてわび助け・・・ おっと、これは少し種類が違うか。 ![]() 山茶花その2 ![]() 山茶花その3 哲学の道には多くの植物が植えられている。桜の葉もまばらになってきたが、山茶花はまだまだ見ることができる。ただし、この季節は歩くことも大変なくらい観光客が多い。 この日もほとんど愛車を走らせることもなく、哲学の道を押して歩いた。 ![]() 山茶花その4 ![]() 山茶花その5 今回のもう一カ所は吉田神社。桜の紅葉を探しに行ったのだが、少し早くて、代わりに山茶花を。 ![]() 桜と山茶花 見上げるような坂道を上がり、境内へ。七五三の季節と言うことで、境内には参拝者の車が多く駐車している。ナンバーを見ると、府内だけではなくて、他府県のものもちらほら・・・ ![]() 桜と社 このロケーションがとても好きな場所。桜が色づいた頃、もう一度訪れてみたい。 ![]() 徒然帰り道、濃いねずみ色の雲の切れ間から射し込んだ一条の光。そのオレンジ色のスポットライトは山をオレンジに染め、ねずみ色の空を対照的に染め上げた。 ![]() 石碑 昨日の続きを。今夜もアップロード・ダウンロードともに重いので、十二分に注意をしながらのアップをしなければいけない。 さて、法然院を後にした私はそのまま南下する。そこに安楽寺がある。ここの山門前の紅葉はまことに見事。しかし今年はどこともそうだが、もみじの個体差が激しくて、見頃になった横ではまだ青々しているなんてことが多い。 ![]() 山門その1 ![]() 山門その2 とりあえずここだけでいいかなとも考えたが、普段このお寺は一般公開はしておらず、季節のお花や行事の時だけで、今回の紅葉は23日までの公開となるためやはり入ることにした。 ![]() 千両 サツキの時に感じたが、ここは千両が多く植えられていて、万両も少しある。今がちょうど綺麗に色づいたところで、お庭のそこかしこに濃い緑の葉と真っ赤な小さな実のコントラストがとても綺麗だった。 長い石段を上がり、拝観料がいるのかと気づいてそのまま帰る人も多い中で、中をのぞいて確かめてから入る人も多い。入らなかった人は、そのまま山門のところから目の前に大きな枝を広げて、今を盛りと色鮮やかに色づいているもみじを撮って行く。 次から次へと多くの観光客がタクシーやレンタ・サイクルでやってきて、口々に歓声を上げていた。その列は切れることがないほどだ。 ![]() お地蔵さま 一歩境内へ入ると、山門あたりの喧噪が嘘のように静か。初夏は濃いピンクの花が咲き乱れていたところへ、今は千両と万両が色を添えている。お地蔵さまのあたりの赤く色と本堂脇の濃い緑の艶やかな葉を持った真っ白な八重のサザンカが対照的だ。 お堂からは甘いお香の薫りが、時折緩い風に乗って、私の鼻腔をくすぐる。 ![]() お庭の額縁画 本堂に上がってそのまま奥に進むと中庭を回って座敷から外が見られる。初夏のサツキも綺麗だったが、今は丸く刈られた緑の丸いサツキと、その土手の上に赤く色づいた紅葉が見える。ススキの白がアクセントだ。 この座敷に並べられている座卓には、ここの写真集や来年の写真カレンダーが見本として置かれている。季節柄、石段を上がるそのもっと前、入り口には本屋さんの出張所が(テーブルがひとつあるだけだが)でていて、ポストカードや写真集、カレンダーなどが売られていた。写真家は水野先生や中田先生だ。特に中田先生はこの安楽寺のパンフレットの写真も提供されている。 今回のパンフレットは、裏側が来年のカレンダーになっていた。上半分は酒井芳元さんの水彩画。 ![]() 紅葉その1 ![]() 紅葉その2 再び山門まで帰ってきた。空模様がかなり怪しい。時折暗い雲が通り過ぎていく。冬空はいつも急にやってくる。濡れないうちに早く帰ろう。 ![]() 白沙壇その1 この季節の天気予報など、本当に当てにならないものだ。冬型の季節風はいつ時雨を連れてくるか、追い払っていいお天気にしてくれるか、本当にわかったものではない。 今日の天気はぐずついて雨ではなかったか。朝から時々晴れ間ののぞく天気に、とうとう我慢できなくなって出かけた先は鹿ヶ谷。 ![]() 白沙壇その2 ![]() 白沙壇その3 それほどいい色ではなかったが、押さえておきたい場所だ。そのかわり根気がいる。人が多いのは仕方がない。 X2 or X3か、シャッター音から考えるとそのあたりのデジイチを持った30歳位の男性、しきりにぶつぶつ・・・ 下品な言葉で階段の上の端にしゃがんで待っている添乗員の女性に罵声を浴びせかけている。聞こえないからいいようなものの、みっともない人だった。誰もここは撮りたいところ。地元のものならいつでも来ることもできるが、遠くからわざわざ来た人ならそうも行かない。どうしても撮りたいだろう。でもそれは無理というもの。自分だけのお庭ではないのだから。 そりゃあ私も人が入らない画を撮りたい。確かに人混みは嫌いだ。しかしここは先日の真如堂よりかなりましだ。人の姿が隠れるまで、じっと我慢できる。 ![]() 蔵 ![]() 風鐸 ![]() 飾り瓦 綺麗な色の紅葉はごく一部のみ。名所だから多くの人がやってくるが、それほどよくはなかった。ただ、パンフレットに出ている山門だけはいい色ではないが、みんな撮っていく。まあ、それでもいいではないか。 アクセントから関東の人とわかる女性に、写真を頼まれた。縦位置、横位置、3枚ほど撮ったのだが、その彼女も人の多さに霹靂していたが、人気の場所で人の目線も気にせずに関係のないおしゃべりをだらだらするのはおばちゃんたちだと。確かに。空気が読めない人によく見かける。この夏、天徳院の桔梗の庭園で、長々とうわさ話に花を咲かせていた年配の女性たちを思い出した。 少し曇りがちになってきたが、せっかく出てきたのでもう一カ所回ろう。 この続きはまた今度。 ![]() ![]() 今日のおまけはこれ。夕方帰り道に、とうとう時雨れてきた。その時に出てきた虹。歩道に愛車を停めようとすると、すぐ目の前でケータイを空に向けている女子学生がふたり。思わず目を合わせてお互いにほほえんでしまった。 みんな考えることは同じだから。 ユーザータグ【 法然院 】
![]() 3年前、アメリカ留学から帰って来たばかりのU氏、その時の働きが認められて再びアメリカに呼ばれて、渡米することになった。 その送別会は、今たけなわ。本日解禁のボジョレーも振る舞われて、私はすこぶるご機嫌(*^_^*) 夕方仕事が終わって、常勤のみんなを尻目に帰ろうとすると、Hくんが半泣きの顔で追いかけてくる。 今夜、来るんですか(T_T) え?なんかあるの? Uさんの送別会・・・ 3年までの子は強制的に参加させられるんや。阿修羅王さんも行かへん? 一瞬どうしようかと考えたが、彼の情けない顔を見て諦めた。そんなわけで急遽宴会に参加することになった私。ところが当の彼がなかなか来ない。かなり遅れてきたが、夕方の会議に出なければならず、本日分の報告書が打ち込めていなかったので遅くなったとのこと。 彼、いわく、 遅くなったし、やめようかと思ったんやけど、誘った手前行かんわけにはいかんかったし・・・ 当たり前や(--;) もしこれで来うへんかったら、後が怖いで・・・ お腹ぺこぺこに減らして駆けつけたH、がっつりと呑んで食べ出した。 宴会が終わって私はそのまま帰ってきたのだが、後輩のSちゃん、今日が彼氏の30歳の誕生日で、これから彼のところに行くのだという。わかっていればケーキの一つでも持たせたのだが。とりあえずおめでとうと伝えてと言うと、 あーちゃんのことが大好きやし、喜ぶわ(*^_^*) と、嬉しいことを言ってくれる。新人で入ってきた時先輩にだいぶん絞られていたので、私にできることで精一杯フォローしてあげたのを、未だに恩に着てくれるとてもいい青年だ。 宴会は「がんこ」(関西では大手のチェーン店)だったのだが、お店のオリジナルとして焼き菓子なども売っていたので、大慌てでその中から豆乳バームクーヘンをoneホール買って、彼女にふたりで食べなさいと手渡した。私からのせめてものお祝い。 三十路の記念になるわ(^o^) 再び彼女が言う。Sちゃんはとてもかわいい子で、失敗しても許したくなる子だ。ありがとうと言う彼女の笑顔にこちらも嬉しくなる。 電車を降りて、宴会場のあったところより北になるせいだろうか、とても寒く感じたが、彼女の幸せそうな笑顔を思い出し、心まで暖かくなる。 ふと空を見上げると、南東の空にオリオン座が昇っているのが見える。低い位置にあるシリウスも見える。この星座を見ると、冬も間近だと思った。 ![]() 三門 先日の続きを。 真如堂を後にした私は、その南側を通ってまっすぐ南下、吉田山の尾根を伝う形でくろ谷さんへと向かう。ちょうど裏山の墓地から入る形になる。 ![]() この門の先がくろ谷さん。そしてこの先にあるのが文殊菩薩を奉った三重塔がそびえる。 ![]() 三重塔その1 ![]() 三重塔その2 この三重塔は小高い山の頂上に建立されているため、遠くからでもよく見える。ちなみに遠景がどうなっているかというと・・・ ![]() こんな風に見える。向かって左の大きな屋根が御影堂、その上に突き出ているのがこの三重塔だ。そして右下の華やかな垂れ幕が下がっているのが三門。 ![]() ![]() 私より先に、独りの年配の男性が熱心に回り込みならいいアングルはないかとでも言うように、塔の周りをうろうろ・・・ しかし赤く色付いた紅葉は片方にしかなく、そちらから撮るしかなさそうだ。そんな中、少し暖かくなった休日と言うこともあってのことか、紅葉狩りを兼ねたようなお墓参りの人の姿も多く見かける。 ![]() その塔に向かう階段を反対に下りていくと、三門が目の前に見えてくる。幕末に会津藩が本陣に使ったのがここで、この三門が見張り台のような役割を担ったのは有名な話だ。かなり高い。東福寺の三門に昇ったことがあるので、こんな足のすくむところへは、滅多なことではもう上がりたくない。 現在秋の特別公開を行っているので、行ってみたいのだがそうもしていられないほど今の私は切羽詰まりつつある。それが一段落ついたらまた思いっきり出歩こうと思っている。 ![]() 比叡山 ![]() 大文字 今日のおまけはこれ。かなり色づいてきた東山連峰。息抜きがここを見ることというのは、やっぱり贅沢なことなんだろうなあと、こっそり思う。 この続きはまた今度。 ユーザータグ【 金戒光明寺 】
![]() 昨夜から冷たい雨が降っていた。その冷たい雨の中、とぼとぼと出勤するのはいやな・・・・・・・ こともないのだ。ゆりかもめに会えるから。 それにしても、眠い。 なあなあ、へんな人が来るえ、気ぃつけよし あ、ほんまや。みんな知らん顔しぃや、ええか 雨の日はこの近道を通って出勤する。ここを通りたいのだが・・・ あのぅ、そこをちょっと通してもらえへん?通るだけなんやけど ![]() 朝からブルーだった。それというのも、こんなことを記事にするのもどうかと思いながら打ち始めてしまった。身内のHなら、絶対にやめとき、と、怒り出しそうだ。 でも教えよう。なぜ私はこんなに眠いのを我慢してまで記事を更新しようとしているのか。 昨日、市民検診を受けてきた。集団での胃の検査で、泣く子も笑い出すバリウムを飲んできた。自慢ではないが、見かけによらず消化器が弱い。最後に受けた検査から3年。そろそろ次の検査を受けなければならないが、普通に一般病院で受けると半年待ちだ。で、目に入ったのが市民検診。初めて市民検診なるものを利用した。本当は胃カメラの方がよかったのだ、昨夜の悲劇を考えれば。だが、市民検診にカメラはない。異常が発見されたとき、次の段階だ。 ![]() 持病と昔お腹を開ける手術をしているせいで、お腹の動きはすこぶる悪い。食べ物もとても気を遣うほどだ。バリウムは便秘になりやすいので飲みたくはなかったのだ、本当に。 順番を待つときから私の顔は引きつっている。発泡剤を飲みバリウムを飲むあの気持ちの悪さ、思い出すだけで気分が滅入る。胃の内容量も小さいので、バリウム1本飲むのが本当に地獄。ゆっくりひとくちずつ慎重に飲んでいく。でないと吐き気を催して、絶対に吐いてしまいそうだから。 だが、よほど辛そうな表情をしていたのだろう。Xp技師さんは、まだ1/3残っている状態で終わりにしてくれた。検査が終わり、下剤を渡され、駆けつけ3杯、お水と一緒に飲むようにと指示する。 わかってるって・・・(--;) それだけで吐きそうだった。口の中に残るあの感触、思い出すだけでも吐きそうだ。 その夜、白い便が少しずつ出始めた。前回はもっと早い時刻からでていたが、今回は遅い。早く出さないと悲惨なことが待っている。だが、これだけ出たら大丈夫だろう。また明日以降にでてくる。 そう思ってベッドに入る。お腹がぐるぐると反乱を起こしかけている。なかなか寝付けず、やっと寝付いた頃便意で覚醒。まだ45分くらいしか経っていなかった。寒さと眠気の中、トイレに。苦難の末、なんとか固くなったバリウムの固まりを出す。 ふぅ~、痛かった・・・ しかし悲劇はそこから始まろうとしていたことに、まだ気づいていない。 流れるかな・・・ いつぞや問われたことがある。 バリウムって、どんな感じ? お水でゆるめに溶いた石膏やね、その感触が一番近いわ うぅ・・・ もうええわ・・・ 便器の中には甘い香りのないバニラアイスが沈んでいる。これは流れるのか?固そうだ。まずレバーを1回。だめだ、全く流れない。掃除用に置いている歯ブラシの柄でつついてみる。これでは無理だ、固い。 水に溶かすようにバリウムをつつき、もう一度レバーを引く・・・ まだだめだ。ここからは必死の形相になってきた。十分に突き、溶かして、白濁したお水の中に固まりがないことを確かめてもう一度レバーを引く。三度目の何とやらでようやく流れていった。トイレに入ってから30分近くが経過していた。冷たくなった体をベッドの中に入れたが、あそこまで気合いが入ると目が冴えてしまって眠れない。 さあ、それからがたいへん。2時間あまり悶々と過ごし、アラームが鳴る寸前までまずまず眠れたのだが、まだ眠かった。そう、今も眠い。 ![]() そんな訳で、今日は眠い。ところがそれに追い打ちをかけるようなこの寒さ。私のいるコーナーにはまだ暖房が入っていなかった。来られた方々も寒いと言う。まあ、こっそり私のカウンターの下には小型のヒーターがあるのだが、それは内緒。 施設課に電話すると、いいわけがましく暖房は20日からの予定にしているとの返事。なんて融通が利かないんだろう。こちらは寒いと言っているのに。換気扇を回しているので、排気のみにして吸気をやめることでしか対処でないというので、それだけでもやれと強く言ってしまった。もう一つの建物は暖かすぎるくらいに入っているのに、この差はなんだろう。こちらのたてものの方が新しいのに。 寝不足と午後からの暖かすぎる部屋での仕事、よりによって人手不足で忙しくすっかりくたびれて帰ってきた。 もう、休みます。お休みなさい。 ![]() 本堂その1 昨日の続きを。 どこに行っても人だらけ。仕方のないこととはいえ、いい加減うんざり。ならばやめておけばいいのにと、独りごちる。観光地とは言っても、普段はここまで多くないのだから。特にこの日は行事が合ったから当然。それを忘れていた自分が悪い。 ![]() 本堂その2 同じ場所でも少し見る角度を変えると、全く異なった風景がそこには広がる。そんな場所を求めてうろうろ・・・ きょろきょろ・・・ 時にはしゃがみ、時には茂みの下から顔を出し、怪しい行動と思われても当たり前なことを繰り返す。 ![]() 本堂その3 人が多くて、といいながら全く写っていないではないかと仰る方もあるだろう。本当に何人も横切っていくのだ。その中には、私の怪しい行動を真似するカメ小の姿もたまには・・・ ![]() 三重塔 ゆえに私も人の行動を観察している。しかし私が狙う場所を見て続いてやってくる人の方が多いように感じるのは、やっぱり、うぬぼれだろうと反省。 ![]() 飾り瓦ともみじ たまに鬼瓦が地面に置かれていることがあるが、厄よけの桃を意味する飾り瓦だろうか。こうして見ると武将の兜にも見える。その飾りが桃というのが笑える。 一枚のもみじは偶然に落ちたのか、それとも誰かがそっと置いて作ったのか、それは私にはわからない。ただ、本当にうまい具合だとは思ったが・・・ ![]() 池越しの本堂 ![]() 池の畔に立つ弁天さま 池の周りには、まだススキが見頃だった。弁天さまも屋根の上をこんなに飾ってもらい、すこぶるご機嫌なことだろう。人のざわめきがなければ、絶対に琵琶のいい音色が聞こえたと思うのだが、残念ながら私の耳には入らなかった。飲食ブースには甘酒しかなかったが、お酒を少しお供えすれば、そう、先日とても美味しく呑んでしまったあれくらいのお酒だ。そうすれば調子よく弾き語りなどしてくれたかもしれない。 惜しいことをした。 この次行ったら、池にワンカップ大関を一合、垂らしてあげようかな。せやけど、お寺の人に怒られそうだからやめこと・・・ 鯉が酔っぱらったらどないすんねんって。でもな、錦鯉やったら、きっと酔ってもわからへんと思うねん。まだらに赤いけど・・・ オバマ大統領が来るというので首相も気合いが入っていたようだ。しかし相手は米国の大統領、そう簡単にはこちらの意見など聞くものではない。そうでないとあれだけの大国が治められないのだから。
APECでは鳩山さんまた英語でspeechしたが、なぜ堂々と母国語を使わないのだろう。通訳が自分の思いを十分に伝えないからと思っているのだろうか。それともただ単に通訳を使わなくていいからと考えているのか。 事業仕分けではことごとく教育関係が削られていく。ならばどんな事業ならいいというのだ。学力テストも最近学力の低下を示しており、戦後経済成長を遂げたあの勤勉さが今はない。資源のない国だからこそ、教育には力を入れなければいけない。 自分の母国語を大事にしない首相がいることに違和感を覚える。中国が、フランスが、英語でspeechをするか?自分はこれだけ英語を自由に操れるのだと自慢しているだけにしか見えない。 比較の対象が少し違うような気もするが、大阪の橋下知事は、全国に先駆けて新フルエンザの予防接種を前倒しにして、対象の子供の枠を広げてはじめた。いかに府民を、子供を大事にしているかという姿勢が見える。今この時期大事にしなければいけないのは国民だろう。鳩山首相は予算をけちることで高校の学費にあてて、国民を大事にしているように見せかけているが、結局それは自転車操業にすぎないのだ。目先にことにだけとらわれて、長続きしないと思われる。 教育だけではない。確かにこれほど投資をしなくてもいいのではと思われる事業もあるだろうが、何から何までけちって、それで経済が回るのだろうか。ますます買い控えていくのだ。 事業仕分けを国民に公開したのも、わざとらしく見える。「公開裁判だ」と言った人もいるが、裁判と言うより、やましいことはしていないぞと、言い訳しているとしか見えない。フランス革命直前のフランス議会を思い出すのは、私くらいか。 普天間基地移転は、きっとmanifestに入れたことを後悔しているに違いない。以前から騒がれた問題ではあるが、統合するにしても海兵隊と陸軍、似ているようで全く違うものだ。文化が違うと、知る人は言う。米国はわかっているがあえて口は出さない。下手に口を出すと移転問題に大きな出費がいる。面倒なことは鳩山に任せておけ、ま、そんなところだろう。それほど優しいものではないはずだ。 県民のすべてが基地の存在に反対のように言われているが、基地があることでこれといった産業のない地区では、基地関係の仕事で生活が成り立っている人も多い。だが彼らは賛成とは言えない立場だ。それが気の毒に思える。軍人による事件も確かに多い。それでも移転をするのは困難ではないだろうか。せめて縮少くらいにならないものか。新たに海上基地を造るのだけはやめて欲しい。沖縄の綺麗な海を、これ以上汚して欲しくない。 民主党が嫌いなわけではない。私は小鳩政権が嫌いなだけだ。小沢は一線から退いたかのように見せて、とうとうしっぽを出し始めている。自分がうんと言わなければ、右のものも左に動かない。これでは関白だ。 しかしそれ以前の問題で、鳩山首相が税金の申告をしなかったのは、そんなことをするものとは知らなかったという話、情けない話だし、税金を払うことも自分ではしたことないって、いかにもお金持ちのお坊ちゃんだから知らないよと、お金持ちを自慢しているようで腹が立つ。金銭感覚のないお金持ち、だっきらいだ。無駄を削っているよと見せかけているだけだ。 これでよくもまあ政治を執ろうというのは、はっきり言って無理だ。 これだけ言えばすっきりする。賛否両論あるだろうが、あくまでもこれは独断と偏見で述べただけなので、私の個人的な意見であることをお忘れでなく。 ![]() ゴイサギその1 先日、所用があって出かけた、どんよりとして今にも雨の降りそうな午後・・・ ふと四条大橋の下に目をやると あらま、珍しい。久しぶりに見たわ・・・ 運がいいとはこのこと。ちゃんとデジイチを持っていた。夜行性で臆病と言うが、結構ここでは見かけることが多いのだ。しかしいつもここに来るとは限らない。ましてや野鳥ばかり追いかけているわけではないので。 遠目でわかりにくいが、あの大きな赤い目はすぐにゴイサギだとわかる。慌てて来た道を戻り、河川敷に降りる坂道に向かう。そうっと、そうっと、脅かさないように。 でも、変だ。目印の白い2本の頭の羽がない・・・? ![]() ゴイサギその2 そのままじっと構えているとゴイサギはあっという間に水に飛び込み魚をくわえた。飛び込んだ画像もあるのだが、顔も見えないし、やめた。 ![]() ゴイサギその3 得意げに飲み込んだ彼は(勝手に雄だと決め込んでいる)悠々と戻ってきた。そして再び同じところに立つ。水辺に生息する鳥は好きな場所があるのか、魚を捕らえるいいスポットがあるのか、いつも同じところにいるので見つけやすい。 ![]() ゴイサギその4 そんなときいきなりの風が・・・ きゃぁ、かわいいっ 同じように見物していた女性二人が歓声を上げる。後頭部の羽がめくれあがっても、やっぱりアンテナ2本、出てこない・・・ 変だ。 ![]() ゆりかもめその1 ![]() ゆりかもめその2 先日、ニュースでも流れていたが、冬の到来を告げるゆりかもめの姿もあったが、これはまだ先陣なので数が少ない。 ![]() ホシゴイその1 ![]() ホシゴイその2 ふと向こう岸に目をやると、何か茶色の毛玉が見える。その本人がこれ、目つきが悪いのは親譲り。ゴイサギの幼鳥、ホシゴイと呼ぶ。 目つきが悪くて悪かったわね・・・(--;) あ、いや、なにもそんなつもりでは・・・あは、あはは・・・(^_^;) ![]() きっと一緒に魚を狙っていた白鷺に先を起こされたので機嫌が悪いのだろう。触らぬ神に祟りなしで・・・ ![]() 結構好きなのがこれ。今日のラスト。陸に上がったアオサギ。斜めの堤防をスマートに大股で上がっていく姿も面白いが、人間くさい顔をして歩く姿はもっと面白い。 これからの季節はこのような鳥を撮るのが定番になる。とても楽しみな季節が始まった。 ユーザータグ【 ゴイサギ 】
![]() 三重塔その1 これまで何日分の記事が貯まっているのだろう。宇治神社、一条戻り橋、清明神社、大原野神社、八瀬、鞍馬、特に多いのが奈良・・・ もう、諦めた・・・ 今日は吉田神社から竹中神社を通り、仰弥寺から真如堂。裏を通って黒谷さんとまあ、結構歩いてきた。数回シリーズでupできるかと思っている。 まずは真如堂から。 ![]() 三重塔その2 さすがに9時半ともなると人の姿も多い。特に今日はお十夜法要の結願、最終日にあたり、午後にはお稚児さんの行列もある。吉田山を越えたときから、大きな鐘の音が高く低く響いていた。 ![]() 落ち葉 しかし紅葉の美しさはさすがで、最近は早くから枯れてしまう葉も多いが、想定内ということで。 目の前を本当にたくさんの人が通る。家族連れや若いカップル。もちろん一眼レフを構えたおじさんや兄やんの姿も・・・ 本堂の前には左右に白いテントが4張りほど張られ、飲食ブースが出ている。 うう・・・ おでんの匂いが気持ちが悪ぅ・・・ 別におでんが嫌いなわけではない。中に入っている具の中で、私はタコが嫌い。ああいった軟体類を加熱する匂いがどうも苦手で。どこか鼻につく匂いだ。 うう・・・気持ち悪ぅ・・・(-_-;) 吐き気するぅ・・・ ![]() スケッチ その本堂の前でスケッチブックに画を描いている男性。それを見た年配の男性が熱心に見入って質問をしている。これは普通のサインペンを使って点描画にしていた。 ちょっと喉が渇いたかな・・・ ![]() シナモンロール 空いている石のベンチに腰をかけ、出がけに淹れてきたミルクティと、一昨日買っておいた東山泉涌寺のパン屋さん、ゲベッケンのシナモンロールで少し早いお茶をする。ここは少し奥まったところなので人も通らない。紅葉を眺めながらのお茶は最高だ。 ![]() 本堂 人は、時間の経過とともにどんどん多くなる。 この続きはまた今度。 ユーザータグ【 真如堂 】
![]() 最近土曜日はお菓子を作ることが多くなった。別にこれという理由もないのだが、ちょっと記事のネタ程度のもの。 今日はお抹茶のマフィン。すこぶる上出来だった。以前からのレシピなのだが、どんな味だったのかとか、画像も残していなかったので、多分、こうしてお菓子のレシピを記事にしているのは、記録として残す意味もあるのだろう。 さて、早速レシピを公開。って、料理研究家がこれぞ究極のレシピだ!と紹介するほどのものではないのだが・・・ ま、簡単なのが取り柄と言うことで。ややこしいと作るのが億劫になる。 お抹茶マフィンの作り方 材料;小振りのマフィンカップ10個 ホットケーキミックス 200g(一袋) 砂糖 80g 卵 2個 バター 50g サラダ油 50g 牛乳 60ml お抹茶 小さじ2 お煎茶 小さじ1+1 作り方; ①溶かしバターとサラダ油をよく撹拌する。そこへ砂糖を2回に分けて入れてよく混ぜる。 ②卵を溶きほぐし、①に少しずつ入れてはよく撹拌する。 ③粉とお抹茶をよく混ぜておき、②に入れ、その上にお煎茶小さじ1を指で砕いて混ぜる。さっくりと混ぜながら室温に戻した牛乳を少しずつ入れて混ぜる。お抹茶がままこにならないように。 ④カップに入れたら残りのお煎茶を指で砕いて、上に乗せて飾りとする。 ⑤180℃ 20分ほど焼いてできあがり。 焼き上がってすぐ、ひとつを食べてみたのだが、思わずにっこり・・・ ![]() ![]() ところで先日、こんな急須を手に入れた。備前焼の小さなもので、200ml程度しか入らない一人用だ。並んでいる中でこれが真っ先に目に入った。一目惚れだった。いぶし銀のような色もさることながら、形がかわいい。ちょうどこのような小さなものが欲しくて仕方なかった。 ふたの裏には窯元の銘が入っている。お店のおじさん曰く、手作りのいい品で、中の茶こしの丸い部分が綺麗にできる職人さんが少なくっている中で、これは本当に自信を持って奨められる品だと、語ってくれた。 今日、マフィンを食べるときに使ってみたが、とても使い勝手がよくて嬉しかった。 ![]() シュウメイギクその1 昨日の続きを。 最近、fc2さん、トラブルが多すぎる。errorで表示できないことが多すぎ。夜間、21時も過ぎるとアクセスが集中して・・・ と、自分のコメントへの返信もできない始末。記事の更新もこわごわで、コピーをとってからでないとアップできないこともある。本当に困ったことだ。 夜がだめなら午前中に、と思ったが、今朝もerrorがあって、しばらくobserve。少なくとも、いつも22時半から23時過ぎに更新することの多い私なので、なるべく日中に更新できるように頑張ってみるつもりだ。 ![]() シュウメイギクその2 などと息巻いても所詮blogはお遊びの範囲内なのだから、そこまで気合いを入れることもなくぼちぼちと、常連さまに楽しんでいただけるようにやっていこうと思う。 ![]() シュウメイギクその3 この秋は出歩く暇がなかった割には多くのところに出かけて、貯まりに貯まってしまった。記事の更新が追いつかないのだ。なので少し時期がずれているところもあるのでその辺はご了承を。 ![]() まあまあそう言わんと、わしらのことはちゃんと記事にしてくれんと困るがな・・・ せやせや、わしらの誰が一番ええ顔か決めてくれんか ええっ・・・(^^; そ、そんな無茶なこと言われても、うち、困りますがな・・・ ![]() そらあんた、わしらの写真を撮るならそれくらいするのが当たり前いうもんやろ。なあ、ねえさん ああぁ・・・(T_T) 書きます、書かせてもらいますよぉ。全く年寄りは厚かましくてかなんわ ねえさん、なんか言うたか? 言うてへん、な~んにも言うてません! ![]() ある秋の午後。冷たい雨が降っていた。その中を歩く赤山禅院。迎えてくれたのは屋根に座って遠くを眺める一頭のお猿。 ![]() ![]() 雨の降りしきるお庭では、今を盛りとホトギスの鮮やかなえび茶色・・・ ![]() 雨の日は餌も乏しかろう蜘蛛は、じっと獲物を待つ。お腹にはさぞかしたくさんの卵を抱えているのだろう。子供たちのためにも餌が欲しい。 ![]() 雨を待っていたのは小さな蝸牛。雨のシャワーは気持ちがいい。 ![]() 灯籠はそんな小さな生き物たちを、静かに見つめる。今日も明日も、そして明後日も。いずれ寒さの厳しい冬になって、誰もいなくなるまで。 ![]() この時刻、まだ晩ご飯のメニューを考えるほどのことでもないが、先日商店街の売り出しのガラポンで当てた純米吟醸酒をとうとう開けてしまった。 もったいないのでなかなか開けられなかったのだが、普段飲んでいる小さな缶ビールを冷やしておくのを忘れたのと、まあ、やはり冷たいものがそろそろ飲めなくて、常温の何かが欲しかったと言うことがあって、開封してしまった。 このお酒はどうも地酒らしい。京都にいながらなぜ伏見のお酒ではなくて若狭のお酒なのだ?その理由は簡単。これを当てた商店街は若狭からの街道の終着点に当たるのだ。 さてさて、前置きはこれくらいにして、お味見と行こう。 ふむ・・・ 私はもともとお燗したお酒は好きではない。アルコールが鼻腔につんとくるのだ。かといって冷酒も好きではない。冷やすのはワインであって、日本酒ではないと考えるから。それでいつも常温のままにして蕎麦猪口で頂く。コップ酒と言わないところがみそ。 薫りは柔らか。地酒にありがちな麹の甘い香りはない。純米吟醸酒のせいだろう。癖のない薫り。一口飲んでみる。 これはやばい・・・ むっちゃ、やば・・・いわよ・・・(-.-) 甘くもなく辛くもなく、とても飲みやすい。昔で言う特級酒だ。しかしそこまで甘ったるくもない、極めてすっきりとした飲み口。あれよあれよいうまに1合ちょい、呑んでしまった。 ![]() そんなお酒にどんなごちそうを、とお思いだろうが、肴にしたのは簡単な煮込み料理。おだいと鶏の手羽元を煮込んだもの。ごく薄味にしてお醤油の塩分も感じないくらいにしている。これくらいにしておけば、翌日味が染みこんだときでもからくないのだ。 寒い晩はやはり日本酒に限る。おなかも満足、気分も満足。 しかし、大事に呑んで今は1日1合弱くらいに押さえているが、これを呑みきったら寂しい。きっとあそこの商店街のどこかで買えそうだが、お値段はどれくらいするんだろうかと、ふと不安がよぎる。 大根と手羽元の煮込みの作り方(こんな簡単なものを載せてどうするの・・・(^_^;)) 材料; 大根 太めのもの食べたいだけ(青首大根でいいと思う。淀大根だと少し癖があるので、それはぶりと一緒にどうぞ) 鶏の手羽元 適当に食べたいだけ 作り方; ①大根は皮付きのまま湯がいておく。私は皮を剥かずにいつも使う。剥くときは人参と一緒にきんぴらに使い回しする。 ②手羽元はフライパンで焼き色を付けておく。 ③1と2をお鍋に入れ、お水を入れてぐつぐつ・・・ こまめに灰汁をすくい、お砂糖、みりん、薄口醤油で好みの味付けをする。くれぐれもはじめはごく薄く。時々ひっくり返して煮込んでいき、再びお醤油を少し足して整える。あれば大根の葉っぱを色よく湯がいたものを刻んで飾る。 きっと二日目が美味しいかも。骨付きが面倒な方はもも肉でどうぞ。あまり煮込むと鶏の旨みが逃げてぱさつくので、そこは適当に・・・ ![]() 昨日の朝焼け ![]() 金色の南円堂 昨日の続きを。 暑いほどの天候に恵まれた昨日は、朝焼けも見事だったが夕方になるにつれ西の空はどんどん金色に染まっていった。私は基礎工事の終わったコンクリートむき出しの金堂建設予定地に座り、空が変わっていくのをじっと待っていた。 その横では仮金堂の阿修羅像を見るために並ぶ行列がまだ続いている。 150分待ち・・・ そんな表示になっていた。北円堂は既に打ち切ったのか、敷地内に並ぶ人はなく、お堂の周りに少し人影があるだけだ。 夕景は思うほどの色も出なかったが、こんな時刻にこんな場所で夕景を堪能する贅沢な時間を満喫することができて、すこぶる嬉しい。境内に残っている人たちも、多くの人が金色に染まっていく西の空を見上げている。 ![]() 五重塔 五重塔は、思ったほどいい色にはならず。 ![]() 柳越しの五重塔 ![]() 池に映り込んだ五重塔 ![]() 朱雀門 ちょっと番外編になるかもしれないこれは朱雀門。近鉄特急の車窓から狙ってみた。 ![]() 今日のおまけその1はこれ。南円堂にあがる石段下でかご屋さんが客待ちをしていたのだが、そこに乱闘してきた浪人とのひともめ。あっという間に人垣ができていた。映画村のイベントみたいで楽しそうにみんな見物していた。 ![]() 今日のおまけその2はこれ、信号待ちの車。酒屋さんの配達だろうか。もみじマークがついていたのに、ドライバーは40代くらいの男性だ。季節に合わせて紅葉を貼ったのかもしれない。 奈良紀行の画像がたくさんあるのだが、まだ整理ができていない状態。でき次第少々だそうと思っている。 22時ちょうどくらいに地震があった。下からずんと突き上げるような地震。弱いものだったが、あまり気持ちのいいものではない。阪神淡路大震災をはじめとして、多くの大地震を経験したものにとっては、弱いゆれであっても悪夢が甦ってくる。 ![]() 牝鹿 連日の奈良紀行に少々疲れ気味。今日も別件で奈良に行っていた。明日も奈良公園に行くのだ。正倉院展はよしにして、その他をいろいろ・・・ ![]() 牝鹿その2 牡鹿はここへ来る前の週に角を切られ、とても情けない表情・・・ 男の威厳をそがれた感じ。雌と雄と、どうみても雌の方がかわいい。何故だろうかとようく見てみると、雌は顔がすっとほっそりしているのだ。きっとそれがかわいく見えるのだろうと思う。それにこの時期の角のない雄はどうも・・・ ![]() 牝鹿その3 鹿が人の言葉を理解するとは思えないが、ちょっと声をかけてみた。 お嬢さん、ちょっとこっちを向いてくれへん? え?あたしのこと? そうそう、あなたのことや(^^) 一枚撮らせてくれてもええかな? ええ、どうぞ おおきに・・・ ほんまかいなと思いつつ撮らせてもらう。つがいとか、この春生まれたばかりのバンビが一緒にいればもっと画になったが、そんな贅沢はいわまい。 ![]() なあなあ、うちの子になんかおいしいもん、食べさせてやってくれへんか 鹿のお父さんもたいへんなことだ。ご苦労様と言いたくなる。それともただのセクハラか・・・ ![]() きゃあ、なにすんのよ! ほらみたことか。いやがられてる。 などということはないと思うが、ここの鹿は人間を恐れない。むしろ餌をくれるものと思っているのでずうずうしい。公園のベンチに座るとえらい目に遭うのだ。背中を鼻先でつんつんされ、バッグの中には顔を突っ込む。だからベンチにはほとんどの人が座らない。広い奈良公園の芝生でも、お弁当は広げない方が賢明だ。若草山は料金入山料200円を取る代わりに今は柵がしてあって、鹿は中には入ることができない。 ![]() ナンキンハゼ 今日のおまけはこれ。昨年も記事にしているが、成長の具合を見にわざわざ戻ってきた。これは奈良国立博物館北側にある松林、その1本の朽ちた部分に生えているナンキンハゼの若い木。少しだけ成長したようにも見える。過酷なところに生えているのに、しっかり成長しているところがすごい。 来年も成長を見守ろう。 ![]() 京都文化博物館別館正面 先日、写真家岸野亮哉氏よりメールをいただいた。この週末まで開かれている写真展のお知らせだった。この週末は予定が入っており、今日はほかの予定を入れていたが急遽予定変更。午前中、依頼されていた撮影の取材に行き、その帰りに文博へと向かった。 5階の会場へ行き、記帳を済ませてパンフレットをいただく。ずっと名前を捜し、あった。岸野さんの名前。招待作家で読売新聞賞を受けておられた。タイトルを見なくても彼のテーマは一貫しているので、そのタイトルに納得する。 犠牲となるものは・・・ それがタイトルだ。そう、今年の4月に岩倉でスリランカの報道写真展を行ったときの一作品だ。左足をなくした若い女性とその義足・・・ 全く理不尽な内戦だった。この9月に終結宣言を行ったものの、それまで流された血は、地球の重さよりもっと重いものだと思う。 その写真の前に立って物思いにふけっていると、年配のご夫婦が私の背後に立って会話を始めた。 イラクやねぇ・・・ 義足や・・・ 何回か奥さんがそうつぶやいたとき、我慢できなくなって振り向いた。 いいえ、これはスリランカなんです。内戦の犠牲になった若い女性とその義足なんです まあ、戦争というとイラクかと思ったわ・・・ イラクもアフガンもあまりにも有名すぎて、世界各地そのほかの地域でもこのように犠牲になっている人がいるのだということを、私はやはり知ってもらいたいと思い、つい、言ってしまった。お節介かと思ったが、我慢できなかったのだ。 ほかにも知った名前があった。NHKカルチャーセンターで講師をされている北奥先生や、溝縁先生だ。また、造形大の鈴鹿先生。そして・・・ まさかあの先生・・・? ある大学の教授なのだ。受付に座っていた男性に尋ねてみたがわからないと言うことだった。今度逢うことがあれば聞いてみようと思う。 そして何より驚いたのがもうひとり、招待作家で滋賀県に住まう女性写真家横井恵美さん。私は昨年ちょうどこの時期だろうか、彼女の写真集をいただいた。とても素晴らしい写真集で、多くの刺激を受けたのだ。その名前とタイトル「未来に」を見た瞬間、未だ後ろを振り向くことができないでいるのだろうかと、少し胸が痛んだ。 私はしばしそこから離れられなかった。多くの感情が渦巻いていたから。 多くの刺激を受けて帰ってきた写真作家展。今スランプになっていることに対して、いいヒントをいただいてきた。明日からの活力に使おうと思う。 |