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ミニチュアカメラマンのファインダー通信
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今日のおやつ
IMG_7741西瓜

 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。

 先日、松本市から大きなスイカが届きました。スイカはあーちゃんの大好物です。腎臓が弱くて、両方にしっかり結石があって、だからスイカを食べて利尿をかけてとか、そんなのではないです。純粋にスイカが好きなのです。

 昨年から夏になるとその親戚から届くようになりました。そこは代々小さなクリニックを開業しています。あーちゃんはそこに季節ごとにお写真を送っているのです。珍しいもの、季節感が漂うものなど、スタッフも患者さんも楽しんでくれているそうです。その御礼だそうです。そこで腎結石を持っていることを知った親戚の人が、夏になるとスイカを送ってくれるようになりました。あーちゃんはものすごく喜びます。ぼくたちも嬉しいです。あーちゃんがご機嫌だから。

 ここのところ時間がなかったので、今日になってやっと切ってくれました。大きなスイカです。重たそうです。冷えていませんでしたが、早速食べました。止まりません。えらいことになりました。あーちゃんのお昼ご飯はスイカになってしまいました・・・

 ここでひとつ、問題が起こりました。去年も起こりましたが、スイカが冷蔵庫に入り切りません・・・ 何とかして入れたものの、そんなに大きな冷蔵庫でもなく、スイカが占領してしまいました。
 でも文句は言いません。あーちゃんの機嫌がいいので、あ、いいえ、美味しかったので。

 あーちゃん、美味しかったです。ごちそうさまです。明日も切って下さい。
【2009/07/31 21:55】 ぴよちゃんの日記 | トラックバック(0) | コメント(17) | Page top↑
パリ第8日目 6月23日 市内半日観光バスツアー
IMG_7312ノートルダム寺院
ノートルダム寺院(車窓から)

 先日の続きを。

 フランス旅行もいよいよ最終日となった。この日は再びマイバスで市内観光の予約をしていた。朝9時出発、3時間ほどの駆け足観光。
 集合場所のマイバス前には前日、ロワール観光に同行した添乗員さん・・・

   あはは・・・ またお世話になります(汗;)

 今度は集合に遅れないようにしなければ。

 バスはロワールに向かったと同じ方向へ走り出した。オペラ座に背を向け、ルーブル美術館の横を通り抜け、セーヌ川沿いを南下する。セーヌの向こう岸にはシテ島。昔の王宮だ。川ではボートが出ていて、潜水服を身につけた人が潜っている。救助訓練だろうか。とても濁った川で、捜し物は見つかりにくそうだ。ただ流れはかなりゆったりとしているので、川面が荒れて転落するという事故は少なそうにも思う。

 さて、ノートルダム寺院。結局中に入ることはなかったが、この外装の特殊さはどうだ。普通、壁枠をしっかり作るので、ここまで窓が大きくとれない。そう、ここはステンドグラスを大きくはめた窓のため、壁に柱などの補強ができなかったので、こうして外から梁を作って建物を補強している。
 観光地のど真ん中、以前は観光バスが入れ替わり立ち替わり何台も1日中駐車していたそうだ。しかし排ガスによる酸性雨で石灰岩で建てられた建造物に被害が激しくなり、今では停車することも規制されているとか。

 この左手向かいにはパリ警視庁の大きな建物。現在外装工事中で幕が張ってある。日本でもそうだが、工事中の幕や看板に色んな絵が描いてあったりするが、ここでは職務中の警察官の写真が出してあった。パトカーや自転車に乗っている警察官。街中を走っているパトカーを見たが、なんとPeugeotだった。とすれば、幕に描いてあった自転車は私の愛車の兄弟だ。

 さて、バスはどんどんthrewして走っていく。ポン・ヌフを渡り、遠くになったノートルダム寺院を川の向こうに見て、コンコルド広場を横切る。ぐるっと廻ったらシャンゼリゼ通りの遙か向こう側に凱旋門がそびえているのが見える。バスは真っ直ぐそちらへ向けて走っていく。シャンゼリゼの両脇には、開店準備をしているカフェやレストランがずらりと並ぶ。交通量の多いシャンゼリゼ。その脇で食事やお茶はしたくないと思う。

 凱旋門は思っていた以上に巨大だ。門をくぐって通り抜けるだけだが、そこを中心に12叉路になっている。ぐるりと廻って自分が行きたい方を見失うと、半永久的に回り続けることになる。フランスの人でも行く方向を見失うことがあるそうだ。パリの通りは、日本ほど道路標識が多くないので、余程の注意が必要だ。反対に考えれば、地図に頼って自分の方向感覚が鈍くなるよりいいかも。便利ではあるが、カーナビと言うものも、ある意味サービス過剰で、自分で地図を調べるなどのことをしなくなると思う。パソコンの文字変換に慣れてしまい(頼ってともいうな)、漢字が書けなくなるのと同じか。そんなのもあって漢字検定が流行ったのか。そして個人の利益を生んだ。

IMG_7351エッフェル塔1
エッフェル塔その1

 さあ、やって来たのはエッフェル塔。チェロのコンサートで来たときはもう夕方で、それも曇っていたので、こんなに青空の下で見る塔が綺麗だということが解らなかった。絵はがきで見たり、ポスターであったり、そんな典型的な姿であるが、綺麗なものは綺麗だ。

IMG_7354エッフェル塔2
エッフェル塔その2

 歴史ある観光都市ということもあるのか、塔の色は地味だ。東京タワーの紅白、京都タワーの白い陶磁器のような華やかさはない。とても落ち着いたブロンズだ。塔だけを撮りたいのに、観光名所、車がひっきりなしだ。あ、でもこれなら・・・ 

IMG_7370エッフェル塔4
エッフェル塔その2

 市内観光バス、よく見かけたバスだ。これがアクセントならなかなか面白い。

IMG_7390サクレクール寺院2
サクレクール寺院

 次に我々がやって来たのはモンマルトルの丘。今でもユトリロなどが描いた街並みがそのまま残っている。しかし現実は厳しい。世界不況のあおりもあって、普段でも治安が悪い地区でもあるので、物売りには充分に注意するようにと添乗員からの説明。何かと気を引くような言葉を掛けてくる人々。絵描きさんが多いと言うこともあって、似顔絵を描いてもらうとぼったぐりに合うとのこと。バスツアーのみんなは、ひたすら知らん顔をして先頭の添乗員に付いていく。

IMG_7182のみの市
のみの市
 
 広場には昔と変わらぬ光景が広がっている。って、私が実際に見たわけではないが。そうらしい。絵を並べている横でも忙しそうに筆を動かしている。その中で1枚だけ、はっと目を引く小さなキャンバスがあった。椅子があって、変わった構図のものではなく、ありきたりなのだが、その色遣い、陰の入れ方がとても私の好みだった。値段は・・・と、見ると25ユーロ(3500円くらい)大きさはA6かB5程度の小さなものだ。こうしたものとの出会いは見た瞬間に決まってしまうものだが、いやいや、無駄遣いはやめておこう・・・
 だが、それを無駄と考えるか、自分にはその倍を出してでも手に入れるべきものだったのか、今でも私はその回答を得ていない。しかし心残りだったと思っていないところを見ると、出会うべき作品ではなかったかもしれない。

IMG_7186.jpg
パフォーマンス

 帰り道、サクレクール寺院の脇にいた人。初めはマネキンかと思った。しかしその前を通りかかって生きた人間であることに気づいて、ぎょっとする。彼の横には空き缶が置いてある。よくあるパフォーマンスだ。何カットか撮りたかったが、また隊列を乱すので、我慢、我慢・・・
 私にはキャンバスに描かれた絵画より、こちらの方がきっと心残りだ。

 サクレクール寺院の丘に登るにはケーブルを使うことが多いそうだが、結構混み合っていると言うことで、帰りに使うことになっていた。でも使うほどの距離や階段の数でもないので、我々カルガモ隊はここでも賑やかに騒ぎながら降りていく。その途中、どこかでバイオリンの音がする。階段の真ん中当たりで1人の男性がバイオリンを弾き、その横で彼の息子と思われる7・8歳くらいの男の子が帽子を持って小銭をせがんでいるのだ。不況の波はこんなことをしなければいけないことになっているのを、まざまざと思い知らされた。

IMG_7195ムーラン・ルージュ
ムーラン・ルージュ

 バスは全行程を終え、オペラ座のマイバスへ向かって走り出す。途中、歓楽街の通りでムーラン・ルージュの前を通るが、一瞬、取り損ねて正面が切れた。ああ、残念。

 もうお昼だ。マイバスに無事到着。最終の観光を終えると、ちょっとまだ物足りない気分。ツアーではなく、一応個人旅行になるので自分たちで行きたいところを選んで廻ったこともあるせいだろうか。それでも随分市内を観光したと思う。とても楽しかった。これでパリともお別れだ。最終日の晩は、マリーさんたちとお別れ会になっている。彼女とまた逢えるのが楽しみでもあり、これで最後かと思うと、矢っ張りそれも寂しい。

 この続きはまた今度。
【2009/07/31 17:20】 イベント | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
三室戸寺 その2
IMG_8435蓮6
蓮その1

 昨夜は土砂降りの中を走って帰ってきた。ひどい有様だった。

 恒例の京都大学花山天文台の観望会「月」に出掛けていたのだが、生憎の曇り。見事な曇り。挙げ句の果て電車を降りたらぽつぽつ・・・ 途中から土砂降りになった。

 そして早朝にも土砂降りの雨で目が醒め、今日はとても眠いので、簡単に昨日の続きを。この観望会の様子はまた今度。

IMG_8337蓮2
蓮その2

 この日、蓮はまだ咲き始めだった。場所のいいところや、綺麗な色目の出ているところには、どうしてもみんな集まってくるのは致し方のないこと。

IMG_8349蓮3
蓮その3

IMG_8351蓮4
蓮その4

 ここのところちょっと多忙で、しばらく撮影には行けそうにもない。もしも行けたらラッキー。しばらくは身近な話題になりそうだ。ああ、詰まらない。

IMG_7450車の看板
 今日のおまけその1。万福寺から三室戸寺まで約2kmを、蒸し暑い中歩いて移動したのだが、その途中で見付けた空飛ぶ車・・・ あ、いや、もとい。看板だろう。その可愛らしさは遊園地のそれと同じだ。

IMG_7455わらびもち

IMG_7454.jpg
 きょうのおまけその2。その帰り、菓子司で買ったわらびもち。お抹茶がまぶしてあるものにした。お腹も空いていたので、京阪特急の中で包みを開けてしまった。お味は申し分なし。他のお菓子もそうだったが、京都市内より若干お値段も安い。そしてこのわらびもちのパックに同封されていた注意書きは、切符の形。わらびもちの行き先は私のお腹の中だと思っていたが、実はそうではなく、冷蔵庫のようだった・・・
【2009/07/30 23:01】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
徒然道草 今日はおしらせ
 昨夜は眠くてすっかり忘れていた追加項目記事。

 水曜20時からテレビ朝日で放送中の「クイズ雑学王」その中の難読漢字のコーナーがあるそうだが(テレビを見ない私は知らない)、今夜放送分では「蹴鞠」を取り上げるそうだ。その時の画像に私の蹴鞠の写真が使われることになった。

 番組編集者から連絡があったのだが、プロ野球中継が中止になれば番組放送、野球が行われた場合は、さあ、どうなるのやら・・・

 今夜は私もお出かけをする用事があるので、一応留守録をセットしてでるが、最近の天候不良、ああ、でもドームだったかな、あ、違う、甲子園だ。今夜の天候は微妙だ。
【2009/07/29 10:15】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
三室戸寺 その1
IMG_8359トンボ
蓮とトンボ

 溜まっている記事を少し。7月6日の三室戸寺。ここのところ少し時間がなくなったので、今夜は簡単に。

   極楽に咲くという蓮に停まるトンボを、極楽とんぼと称する。

 いや、嘘だが。

IMG_8465トカゲ
トカゲ

   なんか、あたしに用なの?

 いいえ、ございません。

IMG_8455ウラギンシジミ1
ウラギンシジミその1

 ひらひらと舞う、緑の中で目立つ色を見付けた。見付けたと思ったら、ふと、また見えにくくなって探す。その正体がこれ。ウラギンシジミ。名前の由来がこれ・・・

IMG_8457ウラギンシジミ2
ウラギンシジミその2

 単純なことだが、裏側が全く色の色調の異なった銀色だから。

IMG_8473紫陽花
紫陽花

 今年はここという紫陽花も見ていない。紫陽花で有名なここ三室戸寺だが、わずかに紫陽花の綺麗なのが残っていた。

 この続きはまた今度。
【2009/07/28 21:43】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
パリ第7日目 ロワール古城巡りその6 帰りには教会コンサート

セーヌ川沿いのビルディング(車窓から)

 昨日の続きを。

 バスの乗客はみんなくたくただった。朝7時15分集合に、みんな何時に起床したのだろう。我々は幸いにメトロの近いホテルだったので、7時前に出発して充分間に合った。バスに乗って移動している時間が長いとはいえ、さすがに標準行程時間13時間というバスツアーは、いかにハードスケジュールかと言うことがよくわかる。

 殆どの人がうとうと眠っていたはずだ。往路と同じ南6号線。日曜の夕方は、郊外から帰ってくる車でパリ市内へ入る幹線道路はいつも渋滞するので、このツアーも帰りは予定時刻を少し過ぎるだろうという説明だった。それでもまずまずの車の流れ。名神の栗東あたりから大津くらいまでの、あの夕方の渋滞を思えばどういうことはない。
 私もすっかり疲れて眠っていた。

   ごんごんごん・・・ 

 いきなり車体に何かが当たるような、音と振動がシートから体幹へ伝わって覚醒した。

   な、何や?

 車内もざわつく。なんだろうと、小声で話す声があちこちから聞こえてきた。バスはゆっくりと路肩に寄っていき停車する。添乗員の男性はバスを降りて、車の後方へと小走りに駆け出した。バスのドライバーもシートから降りて、一緒に行ったり来たり・・・ 
 やがて添乗員の男性はケータイを手に、帰ってきた。

IMG_7280.jpg
エッフェル塔(車窓から)

 何が起こったのか。説明はこうだった。中央よりの車線を走っていたバスの左側に、1台の乗用車が併走していた。ところが急に蛇行運転を始めた。どうしたのかといぶかっていたがそのうちその車がバスの走っている方へと寄ってきたので、何かが起こったのだと察した。直接車が当たらないようにゆっくりと速度を落とし、軽くかする程度の衝撃を受けながらその乗用車を停止させた。そこには4人の人が乗っていて、運転していた男性が意識をなくして軽度の痙攣を起こしていた。救急車を手配してことなきを得た、ということだ。

 それにしても、高速で走行中の事故ではあるが、よくもまあ大事故にならずに済んだものだ。ドライバーの運転がよかったのだと思う。詳しい説明はなかったが、ごんごん、と当たる音から想像すると、やはり車体に軽くぶつけさせて車の速度を落とさせたのが、大事故にならずに停車させることになったからだろうと考える。
 この事故で高速道路の測道に長い時間停車することになった。ますます帰る時刻が遅くなるが、誰も文句を言う人はいない。いや、内心では思っていたり、小声で隣の人とこっそり話していたかもしれない。しかし声を荒げる人はいなかった。大きな事故にならなくてよかったと、そんな会話は聞こえてきた。

 ところで、フランスでは労働時間の決まりが厳しい。このままだとドライバーの労働時間が大幅な超勤になると言うことで、交代になった。近くの営業所から替わりの男性ドライバーが、間もなくやって来た。初めのドライバーは彼の乗ってきた車で帰っていったが、明日はまた、遠くまでツアーにでる勤務になっていたので、どちらにせよ、代わってもらわなければ明日の勤務がきついと、男性添乗員は労をねぎらった。

 あと少しでパリ市内に入ろうとしている高速道路でのハプニングだった。

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自由の女神(車窓から)

 アメリカ・ニューヨークに建つ自由の女神は、ここフランスから送られたものだ。その原型がこれ。高さはどれくらいあるのだろう。思ったより小さい。傾き掛けた太陽の残照が、ちょうどそこにだけスポットライトを当てている。

 セーヌ川沿いにバスは走る。この先大きく右に曲がって橋を渡り、ルーブル美術館の横を通れば終点ピラミッド駅マイバスのオフィスに到着。この時、時刻は21時に近かった。こうして全走行距離520kmにも及んだロワール古城巡りのバスツアーは終わりを告げた。

   ありがとうございました。楽しかったです(^.^)

 バスを降りるときにはドライバーに、降りたところでは添乗員に、それぞれ御礼を言って去っていく乗客。最後にハプニングがあったが、フランスに行った折りには、ぜひとも行くことをお薦めしたいバスツアーだ。

 さて、降りたところではK子さんと、他の観光へ出掛けていたRさんたちが首を長くして待っていた。これから食事会なのだ。しかし明日も市内観光の予定が入っており、疲労でくたくたの体に胃腸も弱っている私とHは、申し訳ないがとお断りして先に帰ることにしていた。しかし夏至祭りの最中で、そこの近く、マイバスの前に伸びるオペラ通りを挟んだ向かい側で、パイプオルガンと合唱のコンサートが間もなく始まるという。それを観賞してから行動開始となった。

IMG_7286.jpg
教会

 日没が遅いこの時期、21時も廻ってようやくオレンジ色の陽の光になっている。ステンドグラスを通して、金色の曙光が照らすさまは何とも神々しいものだ。みんなため息を漏らす。

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市民合唱団

IMG_7147.jpg
パイプオルガン

 席もなくなってしまった一番後ろで、我々はじっと耳を澄ませる。我々の直ぐ真上にはパイプオルガン。コンサート開始時刻、そのパイプオルガンは天上の音楽を奏でた。スケールの大きな音だ。CDや録画の映像などディスプレイを通して聞く音と異なり、躰に響く音色だ。教会のドーム型の天井は、オルガンの音色を例えようもなく美しく響かせた。

   もうこんな時間やね、行こうか・・・

 21時半、我々は後ろ髪を牽かれる思いで教会をあとにした。

 食事組とメトロは同じ方向。予約の入っているレストランの近くにメトロのパレロワイヤル駅があるのでそこまで一緒に行き、我々は地下へ降りて行った。

 いつも団体で行動していて、こうしてふたりだけでメトロに乗るのは初めてだ。時刻も遅い。日本ほど治安のよくないフランス。ちょっと緊張しながら電車が来るのを待つ。ほんの2日ほど前、ここで騒いでいる若い男の子たちがいた。変な人に絡まれたらどうしようかと一抹の不安に駆られながらとにかく乗り込む。ひとつひとつ駅名を確かめながら降りる駅を待つ。よし、ここだ。何事もなく地上に出たときにはほっと、安堵の息をついてしまった。

   お腹、空いた?あんまり空かへんね・・・

 ホテルから近い少し大きなスーパー、もう22時だ。閉店してるだろうと思いながら行ってみる。灯りが消え、閉まっていた。仕方ない、もう一軒の小さいお店に行こう。確かあそこはこの時刻でも開いている。よかった、開いていた。しかしブラインドを降ろしかけ、閉店が近い。我々は大急ぎで果物とミネラルウオーターを買い、やっとホテルに帰り着いた。

   ボンソワール、ムッシュウ!

 出迎えてくれたのは、いつものおひげのムッシュウ。英語が少し使えるムッシュウだ。指を2本立て、Hを示しながら私は言った。

   今日はふたりだけで帰ってきたのよ!

 言葉は使えなくても、それだけで人は分かり合えるものだ。彼は大層に驚いて見せ(いつも大げさなジェスチャーをするが)、凄いと表現。それに気をよくした私は、首に巻いていた値切って買った(何回も言わなくてもよろし!)お気に入りのショールをひっぱてみせ、

   これ、いいでしょ?買っちゃった↑(^^_)ルン♪

 やっと帰り着いた安堵感もあって、ちょっとはしゃいでしまった。部屋の鍵を受け取ると、

   ボン・ニュイ・・・

 と、お休みの挨拶をして部屋へ帰った。

 長い一日だった。いやいや、明日も観光に廻るのだ。

 この続きはまた今度。では、みなさま、Bonne nuit(^_-)
【2009/07/27 22:41】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
パリ第7日目 ロワール古城巡りその5
IMG_7239シャンボール城
シャンボール城

 昨日の続きを。

 古城巡りもいよいよ最終目的地へと到着。ちょうど夏至と重なっており、お祭りの真っ最中だ。城の広い敷地には臨時の駐車場が設けられ、ぎっしりと車が停まっている。中には長期滞在を予定しているのか、キャンピングカーの姿も見られる。

 シャンボール城はディズニーランドのお城のモデルとなったそうな。言われてみれば確かに似ている。高い塔が乱立するさまは、確かにディズニーランドだ。実際にディズニーランドには行ったことはない。多分これからも行くことはないだろう。ディズニー自体が好きではないので。ただ、子供の時、親戚のおじさんにもらったディズニーの絵本、それに描いてあったこれに似たお城は、子供心に少し、憧れた。

IMG_7250塔


 遠目で見てもデザインの凝った感じは見て取れたが、実際に城へあがり、間近で見る建築物はかなり細かなデザインだ。フランソワ1世が狩猟のために作らせた城で、ここには彼が敬愛して止まぬ、レオナルド・ダ・ビンチの設計した二重螺旋階段がある。絶対に顔を合わさずに昇降できるという、不思議な階段・・・ 我々は二手に分かれて昇ってみた。だまし絵のような錯覚に陥る。

IMG_7253狩り
狩り

IMG_7246テラスからの眺望
敷地の一部

 狩猟のためということで、この城の敷地内には広大な森が広がっている。そして夏至のこの時期、お祭りとして当時の狩りの様子を再現する馬術競技が行われている。時折映画などでお馴染みのラッパの音が響いている。遠目なので猟犬が群れているのは見えるが、さすがに鳴き声までは聞こえない。高い位置から人や動物が動いているのを見ていると、現実を忘れてしまいそうだ。この光景は画像の中でしか見たことのないもので、実際に自分が見ているとはなかなか自覚できない。

   わわわ、待ってよ!

 よそ見をしているうちにまた隊列から遅れている。今度は建物の中をぐるっと廻る。といってもかなりの駆け足だった。

IMG_7260仮面舞踏会
masquerade

 お祭りのイベントとして、当時の衣装などがそれぞれの部屋に展示してある。これは仮面舞踏会のもの。劇団四季のミュージカルの世界だ。もしくは映画アマデウス。今打ち込んでいる私の頭の中では、Carpentersのマスカレードがリフレインしている。しかし、やはりなにかの映画の一場面のように見える。

IMG_7119エルメス
馬具

 フランス王室の馬具といえば、言わずとしれたエルメス。ガラスケース越しの通路に置かれた場所で、ちょっとピンが甘いのが気に入らないが。

 こうして早朝7時半にパリを発った古城巡りは終わりを告げた。しかし感動を胸に帰京(パリでも帰京でいいのか)の徒に尽きた我々は、とんでもない事態に遭遇することとなる。

 この続きはまた今度。
【2009/07/26 23:56】 イベント | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
パリ第7日目 ロワール古城巡り その4ワインの試飲
IMG_7172藤
藤の花その1

 昨日の続きを。

 シュノンソー城を出た我々は、駐車場の脇を素通りして踏切を渡る。するとそのまま集落へと入っていくのだ。その先にワインを試飲でき、購入できるお店があるという。みな、わくわくしているようにも見える。私は通り道に見える民家の門構えに、藤のつるが巻き付いている方がとても気になる。

IMG_7171藤
藤の花その2

 日本では藤棚と言われるように棚仕立てにすることが多いが、このように門のアーチに絡ませるのもなかなかいいものだ。普通蔓薔薇をこのように這わせることが多いが、藤の花が好きな私にはときめく光景だ。これで空が真っ青であれば、何も言うことはない。

 おっと、また列から遅れそうになる。もう1人のカメ小にぃやんはどこだろう。いた、私より若干先を行っている。すると駐車場でしゃがみ込んだ。車体の下にカメラを向けている。どうも猫がいるようだった。レストランの駐車場では隣のわんこが走り回っており、それを追いかけていた。まあ人のことは言えないが、どうもカメ子はカメ小同士、似たところがあるようだ。

 ワインを購入するつもりが全くない私は、辺りの景色を撮って廻る。試飲だけでもしてきてもよいが、この景色を保存しておく方がいい。この旅行に関しては再びという言葉は絶対にないのだから。
 ここでの時間もたっぷりとあるのではないので、そろそろトイレを済ませておこうとお店のトイレに並ぶ。10人近くの行列ができている。発車時刻に間に合うかと心配しながら、眼下で試飲している仲間の姿を見ていた。トイレは二つしかない。だがこれだけまだ残っていれば大丈夫だとじっと待つ。前後に並んでいる人に話しかけられ、ツアーではなく個人旅行だと答える。彼女らは関東から来たとのこと。そんなことを話しているうちにやっと順番が回ってきた。
 入って驚く。

   わっ、便座がワイン色・・・

 便器は綺麗なボルドー色だった。ふむ、さすがだ。飲食店でトイレにはいると、薄暗い照明の中、便器が黒かったりする。夜の飲食店の暗いトイレ、黒い便器、私はあれが苦手だ。視力の弱い私にとって照明が暗いのはとても見えにくい。リビングやダイニングの照明で間接照明にして薄暗くしてゆっくり心を落ち着けるなどというが、あんな暗い中で本は読めないし、手元だけが明るくなるPCも叩けない。料理も見えにくいまま食べるのは厭だ。

 飲食店のトイレが暗いのは、きっと大勢の人が使って掃除をする暇もなく、汚れが見えにくくするためだろう。きっとそうだ。

 まだ人が残っているので大丈夫、しかし急ぎ足にバスに戻ると、ああ、なんたること、私が最後の1人だった・・・ ものすごいショック。ではさっきの彼女らは他のツアー客か・・・

   しもたわ・・・ 絶対に目ぇ付けられてる(--;) それでなくても隊列から遅れ気味なのに

 これでワインでも注文していればガイドの面子も立つのだろうが、ワインには見向きもせずひたすら写真を撮りまくっていた私。

   あはは・・・(汗;)

 次の所ではおとなしくしていよう。

IMG_7221ロワール川
ロワール川(車窓から)

 バスは最終予定地に向けて走り出した。ゆったりとしたロワール川沿いに走っていく。日本の地形とは大きく異なり大地が広がる大陸では、大きな河川は流れがとても緩やか。この川でものんびりと流れているのが解る。上流から流されてきた土砂は広い中州を作り、そこにはうっそうと樹木が茂るほどだ。また、川砂が盛り上がっているのもよく見える。

 記憶に新しいところでは、2002年のヨーロッパでの洪水だろう。あの時はドナウ川、エルベ川水域で河川が溢れて多くの被害を出している。ザルツブルグあたりで降り出した大雨は、その流域で水位を増しながら下流へと流れが緩やかになり、結果的に多くの建物が水に浸かった。水が引いたあともその汚れや悪臭、不衛生な状態が長期間続いたと聞く。

 これが日本とは大きく違うところだ。日本では流れが急な分、あっという間に土石流となることが多い。ここ数日の九州から中国地方の土砂災害は目を覆うばかり。どちらの被害がいいとか、悪いとかという問題でもないが、その昔、後白河法皇がサイコロのコマと鴨川の水と言ったのと同様だ。

IMG_7223水道橋
水道橋(車窓から)

 この地方でもこの河川の状態だったので、しばしば麦畑が水害を受けたと言うことだ。そのため長い期間を掛けて治水対策を行った。そのなごりがこの水道橋だという。ありすぎてもなさすぎても困るのは水。今も昔も悩みの種。水を制するものは政治ができるのかも。

IMG_7227麦畑
麦畑(車窓から)

 その苦労あって、現在この地方は豊かな農地に恵まれている。

IMG_7208ショーモン城
ショーモン城(車窓から)

IMG_7233メナール城
メナール城(車窓から)

 バスの車窓から、河岸に立つ、優美な城を見ながら次の目的地へと近づいていく。実はこの城はどろどろの昼ドラのようないわくにつつまれた城だ。

 最終目的地はもうすぐ。

 この続きはまた今度。 
【2009/07/25 23:55】 イベント | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
だ~るまさんが・・・ in 黄檗宗大本山万福寺
IMG_8616だるま4

   ♪だ~るまさんが、こ~ろんだ

   ころん・・・

IMG_8637救助1

   痛てっ・・・

   こら、お前、なにするねん!痛いやないか

   あほ、おまえが落ちて来たやろ

   あっ、あんた、動いた!(^.^)/

   ああっ、お前のせいやで、見つかってしもたやんか!どないしてくれる

   人のせいにするか(--;)

IMG_8638救助2

   次、行くで。だ~るまさんが・・・ こけよった!

   え?そんなん言うか?

   言う、言う(^.^)

   わし、聞いてへんで

   せや、わいも知らんで

IMG_8630かくれんぼ1

   おまえらなぁ、わしの目をごまかせると思ったらあかんで。
   上からはみ~んな、見えとるんやからな

   ひぇ~ お、お許しを・・・
【2009/07/24 22:52】 神社仏閣 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
アオバズク at 宗像神社

IMG_9036rアオバズク
アオバズクその1

 雨が降ったり止んだりのぐずつく天気が続いた連休。アオバズクはそろそろ雛が顔を出す時分だ。ちょっと様子を見に行ってみようか。

IMG_9033r.jpg
アオバズクその2

 いたのは親鳥だけ。そしてたくさんの人、人、人・・・20人ほどだろうか。この多くのギャラリーがいるのなら、きっと雛がいるのだろうと思ったが、当てが外れた。
 いたのは京都野鳥の会の人たち。会員の人に連れられて、見物見学に来ているようだった。巨大なレンズを付けたカメラを持っている人はおらず、双眼鏡程度だ。三脚を据えて、長期戦で巨大レンズを向ける人がいるときは苦手だ。レンズが羨ましいのではない。観察のために記録するというより、そういった人たちはオタクに近い感じがして嫌いなのだ。寡黙に記録を撮っていく人、そんな人ならいいのだが、ここは自分たち常連のテリトリーでこの子らはよく知っているんだ、新参者は・・・という感じに思えて仕方がない。たまに現れる私のようなものには近寄りがたい時がある。

 野鳥の会の腕章を付けた年配の男性が教えてくれた。今年はまだ雛が出ていない、遅れていると。しかし親鳥、それも牝が出てきているのでもう間もなくだろうとのこと。祇園さん(八坂神社)の雛もまだだったと、どこからか話が聞こえてくる。今年はどこも遅いのだろうか。

IMG_9042提灯


 小雨がぱらついてきた。どうしようかとタオルを出してカメラに掛けていると、先程奥でお参りをしていたもっと年配、高齢と言ってもいいほどの男性が話しかけてきた。

   アオバズク、撮れたか?ここなら顔がよう見えるで

 と、花山稲荷の上、榎木の茂みを指さす。どこだろう?少しきょろきょろしていると、彼は背後から肩を掴んで向きを変えた。

   あそこや・・・ 

IMG_9044rアオバズク
アオバズクその3

 わかった、見えた。だが、天気が悪いせいで暗い。感度を上げなければ顔など判別できないほどの暗さだ。

   あんたのはデジタルか。なら調節しやすいな

 暗いのを心配してくれている。

   (それにしても、おじさん、今の行為はセクハラやで・・・)

 まあ、高齢なので許してあげよう。

 雛がまだだったので、もう一度来なくてはならなくなった。さほど暇でもないのだが。

IMG_9047rアヒル
 
 今日のおまけはこれ。小雨が降っているというのに、九条邸跡に立ち寄ると、池の小島にアヒルがカメに傅かれていた。

   ほんまかいな・・・(-_-)
ユーザータグ【 宗像神社 アオバズク
【2009/07/23 22:48】 御所 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
パリ7日目 ロワール古城巡りその3 シュノンソー城
IMG_7137rシュノンソー城1
シュノンソー城その1

 昨日の続きを。

 次にやって来たのはシュノンソー城。女性的なデザインの綺麗な城だ。それもそのはず。この城を愛したのは、イタリアからやって来たカトリーヌ・ド・メディチ。かのメディチ家の令嬢だ。

IMG_7135rシュノンソー城2
シュノンソー城その2

IMG_7132シュノンソー城3
シュノンソー城その3

 メインとなる建物にしか入っていないが、駆け足で見学をしていく。もう少しゆっくり見たいのに、と思うが、きっとこの後に行くワインの試飲・兼・ワインの販売が控えているからだろう。旅行会社もお店からリベートをもらい、お客を連れて行ってワインを買わすというわけだ。まあ、お互い様だからいいとも悪いとも、私は思わないが。ワインが欲しい人にはありがたいお買い物だろう。

IMG_7095礼拝堂2
礼拝堂

 さほど広くもないが、とても綺麗な礼拝堂。ステンドグラスの絵柄は、案外現代的なものだった。入って正面の真上、出入り口の上には、女性用の小さな桟敷席のような場所がある。更衣が面倒なときなど、普段着のまま礼拝に来られるようにと作ったバルコニーとか。

   ふ~ん・・・

IMG_7116石窯
石釜

 こんな石釜で焼いたパンは、さぞかし美味しかったのだろう。台所には、壁一面に銅製のフライパンなどがぎっしりとぶら下がっている。さすがはイタリアからやって来ただけのことはある。クロ・リュセ城でも聞いた解説だが、もともとフランスにはまともな料理がなかった。手づかみで骨付き肉を囓るような、また、庶民はスープとパンが定番だったとか。
 今のようなフランス料理の原点は、このカトリーヌ・ド・メディチ嬢が料理人を連れてきて、ナイフとフォークを使って食事をすることが広まった。レオナルド・ダ・ビンチも200名あまりの料理人を連れてきたとか。お客を呼んで食事会を開くのが好きだったそうだ。タイムマシンに乗って、彼らの食事風景を垣間見てみたいものだ。

IMG_7149ラベンダー
ラベンダー

IMG_7152薔薇とラベンダー
ポール仕立ての薔薇とラベンダー

 駆け足で内部見学をして、外へ出てきた。この庭園も廻ることができるのかとちょっとだけ期待したが、思いっきり裏切られる。大急ぎで数カット切り取ると、先に行った人たちを追いかけた。

   ずっと地味な石ばかり見て、やっと明るいお花が見られたのに・・・(T_T)

IMG_7167蔦

IMG_7164蔦

 すっかり遅れを取りながら、まだ立ち止まっては大急ぎで道草を囓っている私がそこにはいた。そろそろ目を付けられそうだ。もう1人、20から30代くらいのカメラ小僧がいるのだが、彼は結構撮りながら遅れずに、いやいや、私とどっこいどっこいくらいに遅れながら、最後尾グループで走る。

 さあ、この後はワインの試飲会場へなだれ込む。ロワール地方はフランスの中でも特に農産物の豊かな地方とか。ワインも美味しいが、ボルドーほど名が知れていないので、上等なワインが安く買えると重ねて説明があった。今から思えば、ますますお店と結託している感じにとれるが。これは私のひねくれた性格の所以か。

 この続きはまた今度。
【2009/07/22 21:32】 イベント | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
皆既日食
IMG_9064日食開始

 日食が始まった。詳しい記事はまた後ほど。

 先程の続きを。

IMG_7616フィルター1
フィルター製作その1 
①フードの周りに厚紙を巻いて止める。

 46年ぶりとなる陸地から見られる皆既日食。ツアーもたくさん応募があったと聞く。個人で行ってトラブルも多く発生したと聞く。島民の何倍もの人が国の内外からやってくるとか。

 一番心配だったのが天候。未だ梅雨の明けない近畿地方。それでなくても中国地方では土石流などの被害も出ている。早朝、6時前後には晴れ間が出ていて、これはいい感じと思っていたのはほんのしばらくのこと。再び雲が空を覆い始めた。
 太陽観測用のフィルターを注文したのが、7月も半ば、間に合うかと心配しながらの13日。代金を振り込んで届いたのが15日。早かった。しかしお店のサイトを見ると、15日発送分で完売していた。太陽眼鏡も、ものによっては不良品が出たとかいって回収騒ぎもあったようだ。私が持っていたのは、京大の花山天文台が講演を行ったときにもらったものだ。幸い不良品のお知らせはなかった。

 天候の悪さに、カメラに取り付けるフィルターを作るか止そうかと悩んだ挙げ句、取りかかったのが今日、9時も廻ってから。遅すぎるが、まあいいだろう。簡単な工作だ。

IMG_7618フィルター2
フィルター製作その2

②フードの経より少し大きめにカッターを使ってフリーハンドで切り取る。

IMG_7619フィルター3
フィルター製作その3
③先に巻いた厚紙に、フィルムを貼り付ける。本当は両面テープがいいそうだが、どこかにあったはずの両面テープ、探すのが手間だったので普通のセロファンテープで、ダーツを取りながら貼り付ける。

IMG_7620フィルター4
フィルター製作その4
④貼り付けたフィルターの上からもう一度厚紙を巻き付けて止める。

 はい、これで完成。

IMG_9056 9時59分
9時59分

 屋外に出てみたが、薄雲がかかっている。すっきりしないが、まあいいだろう。

IMG_9064日食開始
10時03分

 で、これがトップに出したもの。少し陽射しも戻ってきた。うまく見えるかもと、期待する。

IMG_9072 10時29分
10時29分

 これが太陽を見た最後。あとは厚い雲に覆われて見えなくなった。なんでもトカラ列島方面は風雨が強くなったとか。皆既日食はやはり天変地異が起こるものなのか。(まさか)

IMG_9072 10時29分r
トリミング

 次の皆既日食は26年後。北陸地方で見られるようだが、それまで私は生きていられるのだろうか。まあ、無理だ。長生きはしたくないし。しかし折角作ったフィルターなので、次の部分日食の時に使ってみよう。
 京大チームは現地に入って観測をする予定になっていた。花山天文台台長の柴田先生は花山天文台で観測かと思いきや、現地の小学校を観測用に借用したのでそこで講演を行うことになり、京都には不在だ。きっと観測はうまく行かなかったかもしれないが、次の講演会にはその時の話が聞けることを期待しよう。

 さあ、次の部分日食はいつだったか。早速調べてみなくては。

IMG_9083ヒヨドリ

 今日のおまけはこれ。単なるヒヨドリ。観察中に私の近くで飛び回っていたヒヨドリ。どうもこの辺りが縄張りのようだ。
ユーザータグ【 皆既日食 太陽フィルター
【2009/07/22 10:12】 京のニュース | トラックバック(0) | コメント(12) | Page top↑
パリ7日目 ロワール古城巡りその2 洞窟レストラン
IMG_7084r.jpg
レストラン

 昨日の続きを。

 バスは昼食の予約が入っている街へと入った。石灰岩を採掘したあとの洞窟をレストランに改装した所だ。一般のお宅でも、一定温度を保つことが可能なので、ワインセラーにしているところもあるとか。

 我々は集落の中を走る狭い通りから、もっと狭い路地を入っていく。本当にこんな細いところを、大型の観光バスが入ることができるのかと、目を疑うような狭い道に入っていく。窓の直ぐそこに塀や庭木が見える。窓に当たるのではと思わず身を退いてしまいそうだ。
 しかしそこはプロのドライバー。狭いフランスの道には精通しているのだろう。小さくハンドルを切りながらレストランの駐車場へと入った。車中のみんなが、わっと歓声を上げた。

   すごぉい!(O_o)WAO!!!

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メイン

 ここは12世紀に掘られた採掘場の跡地。12世紀!何年前だ?多くの人が指を折って数えた、かも。外は陽射しも強く少々汗ばむくらいに暑かったが、さすがにここはひんやりと涼しい。天井も思ったほど低いことはなかったので、圧迫感もない。

 主食はピタパン。そば粉の入ったもので、素朴な味に、噛めばかむほど穀物の甘みが口に広がる。中が空洞になりやすくなっているので、そこにレタスとクルミのサラダと、豚肉(イベリコではないだろうが)のパテを挟んで食べるのだ。これがすこぶる美味しい。パテは大きなビンにたっぷり入っており、お代わり自由。ピタパンもひとりあたり2・3枚があてがわれる。それも焼きたてだ。そのままでも充分に美味しい。
 メインはソーセージと鴨のもも肉をソテーして煮込んだもの。ソースはややこってりした感じはあるが、ソースもお肉も、もちろんソーセージも美味しい。鴨肉に失敗して、ソーセージの質によっては好きではない私が美味しいと感じるのだ。お陰で帰国してから再びソーセージを食べてみようと言う気になれない。きっとあれほど美味しくはないだろうから。これはこのレストランで作った、保存料も入っていない、いいソーセージなのだろう。日本で食べるものはどこか薬臭い感じがして、あとから気持ち悪くなる。

 ワインを忘れていた。グラスワインもあったが、我々は団体で来ていたのでボトルを注文。美味しい赤ワインだった。

IMG_7086.jpg
デザート

 ツアーの昼食はワインと食後のコーヒーは付いていなくて別料金になる。しかしこのデザートは日本人好みかと思われるくらいに甘さ控えめの、生地もさっくりとした林檎のタルト。いや、スフレに近い軽い食感だ。焼きたて。これもすこぶる美味。そこそこのツアー代金ではあったが、それなりの価値があるというものだ。フランスに来て初めて美味しいものを食べた。

   (料金、聴きたい?聴きたくない?   145ユーロ この時1ユーロ140円くらい、はい、計算)

 出発前にトイレを済ませておこうと、交代で行く。私は結局行かなかったのだが、口をすすぎにだけ洗面所に行く。その時に先に行ったHから、情報は聴いていた。

   入るんやったら、手前の大きい身障者用に入った方がええよ。他の所は便座がなかったから・・・

   はぁ・・・?

 言葉通りなのだが、洗面所を使っていると、年配の奥さんが個室に入ろうとして悲鳴を上げた。

   なあに、これ?座るところがないわよ!

   そこ、手前の大きな所に入って下さい。他の所は便座がないそうです。

   あら、本当だわ・・・ ありがとう

 これが何のためか、どうしてなのか、確かめる術は私には持ち合わせてはいない。実際の話、なぜだろう・・・ 多くの人が利用して掃除がたいへんだからか・・・ 

   I have no idea.

 取りあえず、お腹が一杯になればみんな幸せだ。
 さあ、また次へと出発。

IMG_7003蔦

IMG_7014蔦

IMG_7018蔦

 ご注文のあった蔦の絡んだおうち。まだまだ続く蔦のいえ。

 この続きはまた今度。

IMG_7615雨宿りr

 今日のおまけはこれ。仕事の帰りに見かけた光景。コンデジで思いっきりズームにしたので画質がすこぶる悪い。
 疎水から鴨川に流す水路なのだが、今日は雨が強く降ったり止んだりの一日だった。この時も小雨が降っていたので自転車の私は急いでいたが、ふと、目に入ったのが2羽のサギたち。向かって右が白鷺、左がアオサギ。雨の中でも平気だと思っていたが、きっと今日は強い雨に厭になって、ずっとここで雨宿りをしていたのかもしれない。
【2009/07/21 22:09】 イベント | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
パリ7日目 6月21日 ロワール古城巡りその1 クロ・リュセ城
IMG_6962クロ・リュセ城
クロ・リュセ城 

 先日、いつのことだろう。その続きを。

 朗読劇のパリ公演も全て終わり、観光三昧となった。メトロのピラミッドという駅を上がって直ぐの所にあるバス観光案内所「マイバス」、そこで今回の日帰りバスツアーを予約した。もちろん、クレジット・カードで前払いの予約だ。
 ところが一筋縄ではいかないのが我々木もれ日・カルガモ隊。ここでもクレジット・カードでハプニング。私は大丈夫、などと言っていた人が暗証番号を間違えた。1回目失敗して、2回目・・・ 通らない。さすがに同日3回目に失敗すると使えない。幸いここでは日本式にサインで大丈夫だったので、カードを使うことができた。
 こんな時のために、と、クレジット・カードを2枚持ってきている人もあった。なんでも準備することに越したことはないものだ。忘れた私が言えることではないが。

IMG_6983アンボワーズ城
アンボワーズ城

 さて、話を戻そう。ピラミッドのマイバスに7時15分集合するために、我々ホテル組は7時前には出る必要があった。しかし朝食は7時半からなので間に合わない。前夜、そこでいつものムッシュウに相談。6時半に準備をしてもらえないかと。するとムッシュウ、笑顔で了解と。きっと早朝に出掛けるお客も多いのだろう。慣れた様子だった。飲み物を先に申し込んでおくことになった。メトロが近いという立地条件、何とも捨てがたい。

 マイバスの前で大学の迎賓館組と合流、大型観光バスに乗り込んだ。みんな日本人だ。若い男女は新婚旅行か。何組かいる。観光案内はもちろん、日本人の男性だ。ノリのいいjokeを飛ばす、楽しい人だ。何となしにタモリに似ていないこともない。
 我々を乗せたバスはルーブル美術館の横を通り、セーヌを右手に見ながら南下。そのまま高速6号線に乗って南仏へ向かう。快適なドライブが始まった。

IMG_7129原発
原子力発電所

 これは帰りのバスから撮ったものなのだが(行きは反対側で見えなかった)、フランスの電気事情として、80%が原発だそうだ。食料品の自給率も100%を越える農業国だが、大学の迎賓館でもIHだった。きっとガスより電気の方が多く使われるのだろう。農村部ではどうなっているのかはわからないが、少なくとも都市部では電線は全て地下に埋められていた。車窓から見る限りは農村部には目立った電線は見えない。
 しかし世界政治の方面から見ると、この原発でできた核の廃棄物をアフリカ方面に捨てていると言うことで、批難を浴びている。自分の国には危険なものは置かず、他所に捨てに行く・・・ 日本でも青森県の六ヶ所村など、問題は山積みだ。

 かといって、天然資源の燃料は品薄になりつつあり、ましてや電気の消費は鰻登りだ。消費電力が少ないというキャッチフレーズで売り出している高い電化製品があるが、電気代節約とエコということで割高の差額はどちらが安いのだろう。もとをとるまでにきっと次の買い換えになるような気がする。私はTOYOTAもPanasonicも嫌いだ。もう、どうにでもなれと考えたくなる。エコポイントがついて云々というが、ポイントのために買い物をするのは厭だ。消費拡大のためだけではないか。決してecologyのためではないと思う。低迷した経済を建て直すため、企業があの手・この手で消費者に買わせようとしているのだ。

 ああ、また大幅な脱線をしてしまった。私の悪いくせだ。

IMG_6961蔦
蔦の絡んだ民家

 さあ、本編へ。クロ・リュセ城とは、レオナルド・ダ・ビンチがイタリアからフランスにやって来て、晩年を過ごした城だ。ここには展示スペースがあって、彼の発明品が並べられている。建造物内は撮影禁止なので画像がないのが残念。何回もガイドに言われていたのに撮っているおじさんがいたが・・・
 また、遙か遠くに見えるアンボワーズ城から、フランソワⅠ世がお忍びでここまで通ったとされる、秘密の地下道もあった。かなり距離があるのだが、暗い地下道を松明だけでここまで来るには苦労しただろうと思う。閉所恐怖症の私には絶対にできないことだ。酸素が薄くなったらどうするのだ?

IMG_6982集落
集落

 ここまで来る行程で少し時間に余裕ができたということで、この城から見えるアンボワーズ城まで集落の中の道を歩くことになった。空は快晴、陽射しは眩しく少し汗ばむような陽気だが、乾いた空気は気持ちがよい。遙か向こうに見えるアンボワーズ城までさあ出発。

IMG_7008住宅
岸壁の住宅

 地震もなく石切場になっていたこの辺りの住宅は、家の背後を岩場の中にくり抜いて作っている住宅も少なくない。窓が少ないのは暖かい空気を逃さず、夏には暑い陽射しを遮るためだ。しかし換気が悪そうだと思う。向かって左手に煉瓦を積み上げて作った煙突が見えるが、台所はどんな感じに設えてあるのだろう。とても興味を持つ。そして何百年も経っているような住宅なのだろうが、ちゃんと衛星放送のアンテナが見えたのが、現代風に改修を繰り返している証拠だ。

 あちこち見ていると列からはぐれそうだ。ゆっくり撮る暇がない。

IMG_7041ロアーヌ川
ロワール川

 あっという間に先程渡ったロワール川に出てきた。川を渡る風がとても気持ちよい。このような風景は写真や絵画でしか見たことはなく、本当にこのような風景が広がっているのだと、少し感動。

 バスはクロ・リュセ城の近くに駐めてあったので、こちらまで移動してきた。さあ、次の目的地に向かって出発。

IMG_7058バイク
バイク

 今日のおまけはこれ。バスに乗り込む前に見付けたバイク。ぴかぴかで、車種はわからなかったが、とてもかっこよかった。(Harleyだったようにも見えたのだが・・・) 
【2009/07/20 21:19】 イベント | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
今日のごはん
IMG_7611ウナギ

 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。みなさん、今日が何の日がご存知ですか。今日は土用の丑の日です。

 丑の日って何ですか。ぼくたちには解りません。ウナギを食べる日って言うことだけはわかりました。滅多にウナギなんて買ってこないあーちゃんが買って来たのですから。
 あーちゃんはそれほどウナギが好きな方でもないです。でもこのウナギだけは違います。国産のウナギです。中国産の食品を信用しないあーちゃんは、冷凍野菜は仕方ないと言いますが、ウナギの中国産は絶対に買いません。美味しくないと言います。ぼくたちにはよくわかりません。だって、食べ比べたことがないのですから。

 さて、お味です。ウナギは少し小振りのものですが、肉厚です。タレは鮮魚店のオリジナルです。少しだけ甘めですね。炭火焼きです。あのお店は少しお高いけど絶対に失敗がないからと言って、お魚だけはあのお店です。炊きたてのご飯に乗せました。いい匂いです。お腹が空きました。

   いただきまあす↑(^^_)ルン♪

 美味しいです。それしか感想が言えません。もぐもぐ・・・

 今年はもう一日土用の丑の日がありますね。31日です。その時にも買ってくるのでしょうか。微妙です。
【2009/07/19 21:09】 ぴよちゃんの日記 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
アオバズク  at 宗像神社
IMG_8145rアオバズク1
アオバズクその1

 少し前の記事が溜まってしまった。少し急いでアップしてしまおう。古い記事ではレポートの意味がなくなってしまう。
 そういいながら、今日はちょっと古い情報で堪忍して。

IMG_8150rアオバズク2
アオバズクその2

 初夏には御所にやってくるアオバズク。蒸し暑いとある午後に出掛けた。3ヶ所営巣する場所があるので、まずは宗像神社から。鳥居の前には自転車が3台。つまりはアオバズクがいると言うことだ。その中のひとりは三脚に大きなレンズを付けたカメラをセットして座り込んでいる。

   (うわ・・・ 大きいなぁ)

 そこへやって来た年配のご夫婦。座り込んでいた人の知り合いのようだった。高山にはもう行ったのかと、会話が始まる。定年後の方たちというのは、たんまり時間があるのだと感心するやら呆れるやら。羨ましくはない。ただ、どうやったら生活できるのだろうと、下世話なことを考える。
 そして座っていた人がしゃべり出してびっくり。女性だった・・・

   (だ、男性かと思った・・・)

 申し訳ないことをした。姿や顔立ちからてっきり男性だとばかり思いこんでいたので。話しかけなくてよかった。

IMG_8157rアオバズク3
アオバズクその3

 この子は牝だそうだ。彼らの会話で解った。彼女は周りでヒヨドリがうるさくするのも知らん顔で、毛繕いに専念する。

 7月の半ばには雛が顔をだしてくるのでそろそろだ。今度晴れたら出掛けてみよう。そのあと梅林などを廻ってみたが、姿はなかった。

IMG_8182宗像神社
宗像神社

IMG_8167ねこ1
猫その1

 宗像神社と言えばこの住人たち。涼しい木陰で散歩中の人に遊んでもらっている。

IMG_8168ねこ2
猫その2

 しかしさすがに眩しそうで、みんな目を細める。

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猫その3
 
 彼らの中で一番人なつこいのがこの子。・・・だと思う。直ぐに寄ってくるのだ。秘かに私は「ハナクロ」と呼んでいる男の子。

IMG_7440猫1

   ちょ、ちょっと・・・!あんた、どこに潜り込むんやな

 彼は陽射しを避けるためか、私の足元へ入り込んでいく。冬ならいざ知らず、暑いときにはちょっと堪忍して欲しい・・・ 

   あっつ・・・

IMG_8177ねこ4
猫その4

 とはいえ、世はこともなし・・・

IMG_7606キャップとバッグ
キャップとエコバッグ

 今日のおまけはこれ。某カメラ店の一部でリニューアル。注文していた印画紙が届いたので、取りに行くついでに寄ってみた。ジッツォやマンフロットの三脚がラインナップするということで、ちょっと覗きに行って、三角くじを引いたら2等が当たった。くじ運の悪い私がどうしたのだろう?1等は三脚だったようだが、きっと小さなものだろう。それなら少し派手でもこのキャップの方がいいかも。
 しかし、ここで問題。自慢ではないが、私は帽子が似合わない。本当に似合わない。陽射しの強いときは仕方なしにつばの広い帽子を被ることもあるが、どうも苦手だ。この派手なキャップは、待ち合わせなど、目立ちたいときにでも使用するか・・・
ユーザータグ【 アオバズク
【2009/07/19 20:56】 御所 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
管弦楽作品の夕べ at 京都コンサートホール大ホール
IMG_7607パンフとチケット
パンフレットとチケット

 先日、パリ公演の打ち上げを行ったとき、一緒に行かないかと誘われたコンサート。コンサートホールと言っても、なにも京響のコンサートのような大げさなものではない。地道に発表を続けている「炎ほのお」と言う管弦楽団の作品演奏会だ。

 18時、会場に到着。先に行ったメンバーが席を確保しておいてあげるというので、甘えることにした。早めに行きたかったのだが、パリに送るCDと写真ファイルを作るのに1日がかりで、浴衣で行こうと考えていたがとてもではないがそのような時間はなかった。

 コンサートホールは舞台の直ぐ後ろにパイプオルガンがある。パリでもパイプオルガンを聞いてきたが、本当に素晴らしい音が響く。やはり生演奏はいいものだ。このような場所でなくて、街のライブハウスでも生演奏は迫力が違う。目の前で演奏しているという付加価値が大きいのだ。

 今回の曲目は4曲。全曲新作で、世界初演奏となる。

 会場に入ると、演奏者の一部は軽く練習を始めている。オーケストラのこんな風景が私は好きだ。弦を張りつめたような演奏が始まる前のこの穏やかなひととき。思い思いに息を吐き出し、弦をつま弾く。団員が集合し、コンサート・マスターの合図でチューニング。この音合わせの時も好きだ。メンバーが気持ちをひとつにするために、徐々に神経を集中していく。もっともっと気が高まっていくときだ。指揮者が登場し、さっと視線が集中する。指揮者の一挙一動を、ひとつとも漏らさずにじっと見つめる鋭い視線が彼の指先に集まる。緊張の一瞬。

 静かに音が滑り出した。渋谷 由香作曲、「あいまいなシルエットの中に3」。曖昧さを表現するため、とても静かな緩やかな曲調だ。大きく呼吸をすると吹き飛んでしまうようなふわふわのフェザーのイメージ。白い羽の天使がゆるりと飛び交うような、そのイメージだ。しかしどこか日本の曲調がゆるく流れていく。
 彼女のライナーには、こう記されていた。

  「聴衆を強いエネルギーで誘うような力はこの音楽にはありません。むしろ、響きのかたちや質感を一つずつ愛でるようなそんな感覚で聴いていただければ・・・(略)」

 細かな泡を潰さないように、そっと手にとっては頬にあて、その泡の奏でる優しい音を、いち音たりとも逃さぬよう、耳に止めた。

 そう、音のひとつひとつを丁寧に拾っては聞き取る、そんな楽曲だった。

 2曲目。安村 好正作曲「管弦楽の為の幻影2009」短い小品ではあったが、バイオリンを初めとする弦楽器が奏でる小刻みのリズムが心地よい。弦と打楽器の掛け合いを通じて、幻影と現実を音とリズムで現されている。あちらの楽器、こちらの楽器と、どこで楽器が語り始めるのかと、思わず探してしまうようだ。

 小休憩のあと、後半2曲。三村 晶子作曲・管弦楽と朗読のための「スサノオ」。題材は言わずと知れた古事記。日本人なら誰もが知っている古典だ。激しく盛り上がる曲と静かな曲で物語は展開していく。朗読がなくても曲だけで話の展開が手に取るように解る。朗読なしで聴いてみたいと思った。楽章仕立ての交響曲のようだ。その合間に朗読、と言うより物語るのだが、残念ながらマイクを通した声では少し音が金属音のようになって割れていた。また、曲調に合わせているのか、早口で聞き取りにくい。音質にもよるのだろう。ストーリーは知っていると言う前提で、語りはもっと少なくてもいいと思われる。だたら声色などは不要で、淡々と読み上げる方が音楽にも耳を傾けられる。声の質も、ちょっと声量が足りない。バックの音響に負けている。語りと音響がお互いを打ち消しているようだった。終わり掛け、音楽がないままで読み上げている部分があったが、全体、そのようにしてもいいと思う。演奏と朗読を交互にするのだ。

 ちょっと不満な所もあったが、とてもよい作品だった。

 そして最後。安村 好弘作曲「管弦楽の為の紋様(2009)」タイトルが示すとおり、小さな曲のフレーズが様々な紋様を描き、ホール内を飛び交っている。さざ波が岩を洗い、風が木々の葉を揺らし、白い水しぶきが山を下る・・・ 同じ音の模様でもそれは様々に変化する。音は生まれたときとは違った性質に生まれ変わりながら踊り続けるのだ。単調な音はどんどんフレーズを変えて、何回も脱皮を繰り返して成長を続けていく。それは遙か何光年も離れた太陽まで届こうとする、宇宙樹だ。

 全曲が終了。割れるような拍手。なんとも形容しがたい感動だった。物語を音で綴っているような、そんな演奏会だった。弦楽器はとてもおしゃべりだ。トーンを変えながらいつまでもしゃべり続ける。グループ「炎」の演奏会は今年で36年。管弦楽だけの演奏を続けている。おしゃべりな弦楽器は、これからも語り続けるだろう。 
【2009/07/18 23:40】 イベント | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
パリ公演打ち上げ with 木もれ日
IMG_7591ワイン
2005年ボルドーワイン

 先日、15日は三条高倉にあるフランスレストランにて、木もれ日のメンバーと打ち上げを行った。パリから帰ってから初めての顔合わせ。これまでは何ヶ月かに1回程度しか顔を合わせることがなかったが、旅行中は10日間もずっと一緒だったので、とても寂しかった。私が人見知りをするというと、私を知っている人からは絶対に「まさか、そんなん、信じられへんわ、絶対」と言われると思う。それだけ彼女らとは親密な関係になれたのだから、いかに彼女らが魅力的かと言うことだ。

 (きっと笑っている)

クレセント
お昼のコース(クリックで拡大)

 お昼のコースで予約を入れてもらっていて、私が一番乗り。新風館へ寄ったので早めに来ていた。場所はよく知っている文博(京都文化博物館)の東隣だ。
 地下に降りていくと、照明を落とした店内はモダンな感じだが落ち着いた雰囲気がとても落ち着く。しばし待ってみんなが到着。途端に静かな店内は歓声が上がる。

   久し振り!

   元気やった?

 騒がしい挨拶。その中にひとり初対面の顔。木もれ日応援団のKさん。ずっとこのサイトを閲覧して公演の無事を祈って頂いていた。大学のマリーさんの友人なのだ。初めて顔を合わすが、お互い、この場でやりとりをしていたのと、私の記事を読んでいただいているので、一緒に行動していたようで初めてとは思えないわと、嬉しい挨拶。確かにそうだ。

 ワインは何にしましょうかと、お店のソムリエの男性。スレンダーで背が高い。しっかり左の薬指にリングが光っているのもチェックする。声が心地よく響くテノール。決して大きな声ではないのによく通る声だ。そしてお願いしたのが2005年のフランスワイン。ボルドーではないが、ボルドーの南にあるワイナリーで同じ品種から作られた赤ワイン。パリでは本当に安くて美味しい赤ワインをたんまり飲んできた我々は、すっかりファンになっている。お土産に買ってきた人も多い。

 そして誰にtastingしてもらうかは迷うことなく、「リーダー!」の声が飛び交う。私の目の前でグラスにワインがゆっくりつがれていく。その途端に何とも言えない赤ワインの薫りが私の鼻腔をくすぐる。エアコンの緩やかな風は私の左から右へと流れていたにもかかわらず、注いだ途端に薫りが湧いたのだ。いかに素晴らしいワインかというのが想像される。

   かんぱーい!

クレセント2
お昼のコースその2

 思い出話に花が咲く。数々の失敗、ハプニング、おかしかったこと、本当に楽しい。彼女らは公演の準備に必死なので、細かなやりとりなど耳に入っていなかったり、見ていなかったことも多い。ここでの記事を読んで初めて知ったという事実もあったとのこと。裏方の些細なことまで彼女らが心配することではないと私も思っていたので、多くは語っていない。今だから言えること、みたいなこともあったと思う。

 しかし、ことの発端、たまたまマリーさんが来日中に関西日仏学館での公演を見て感動し、これをパリで行いたいと思い立ったこと、たまたまリーダーの知り合いが(お嬢様の友人が通訳のK子さんの姪御さんだった・・・ ややこしい関係だが)パリに住んでいたと言うこと、仏語の朗読をcollaborationしたベロニクさんがパリに帰っていて、つてを頼ってやっと探し出せたこと、メンバーの住む町内会にマリーさんの友人が住んでいたこと、等々、信じられないほどの奇蹟としか言いようのない、数え上げればきりがないくらい人の繋がりと偶然が紡ぎあって、この公演は成功を収めることができた。
 きっとこれは絶対に偶然ではなく、必然的に行うことになっていたのだろう。そして私もそうだ。2年前のあの日、本庁の一般公開での公演、偶然に仕事がお休みでこの公演は面白そうだから行ってみようと思い立ったこと、その内容に感動して記事にしたことでメンバーに見付けてもらい、こうしてお付き合いが始まったことでパリ公演に同席することができた。

 あの公演は、本当にこれまでの公演で一番のできだと思う。これまで関わった多くの人と一緒に作り上げた、一生の記念ではあるまいか。思い出を語ることで改めてあの時の感動が込み上げてくる。

 以前の私なら、このようなお尻がくすぐったいような話は決して書けなかった。しかし、どういうことなのか、多分、ネット環境で記事にしていると言うこともあるのだろう。素直に自分の感情や心の声を文字に表すことができる。これらはメンバーの活動や声を世の中に発信するのが、私の役割なのだと思っているからだろう。地域の広報や新聞、あるいは先日のように地方局であってもKBSと言うTVメディアの電波にも乗ることができた。だが、フランス在住の関係者には届かない。北海道のTVにも乗らない。ネットならそれは可能だ。

 私は裏方の雑用係を行って、いろいろ楽しませてもらおう。

 KBSのニュース番組に出たその帰り、外に出ようとする彼女らを押しとどめ、番組アナウンサー梶原 誠さんら、スタッフが整列して見送ったとのこと。他の番組ゲストでも、こうやってスタッフ全員でお見送りをすると言うことで、KBS京都は小さい地方放送局故なのか、こうしてゲストを大事にするのだなあと感じた次第である。

 11時半集合、お店を出たのが14時半。我々の他にお昼のお客もなく、ゆっくり騒がしくランチを楽しませて頂いた。ここでもソムリエの男性、玄関の外までお見送りに出てこられた。これも日本のおもてなしの心なのだろう。
【2009/07/17 22:42】 日記 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
ベロタクシー at 新風館
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新風館に停まるベロタクシー

 今週に入って、職場のエアコンがやけによく効いている。思わず、さぶっ!と叫んだほどだ。そのせいか今日は足がだるい。眠い。昨日の続きを書くべきなのだが、今夜は簡単に。

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ベロタクシーその2

 乗り物流れで昨日、同じ新風館で見たベロタクシー。エコロジーの象徴のように言われている人力自転車タクシーだ。四条烏丸周辺の限られた地域でしか乗ることができない。オフィス街をちょっとそこまで気分という感じで利用するのもいいかも。直ぐそこなんだけど、ちょっと乗ってみたかった、とか。2・3年前は河原町通りでもよく見かけたものだが、最近は、こうして新風館で展示(?)してあるのを見るだけになってしまった。

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運転席

 このシートの位置から考えると、かなり躰は傾斜をつけた形で座るようだが、腰に負担がかからないのだろうかと心配してしまう。
 私が操縦するわけではないからいいが・・・ が、乗り物は楽しい。
【2009/07/16 22:28】 イベント | トラックバック(1) | コメント(8) | Page top↑
フィアット展示 by アルファロメオ京都
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赤いフィアットその1

 今日は昨晩書いたように、朗読サークルのメンバーと打ち上げだった。場所は文博の直ぐ傍にあるフレンチレストラン。(この様子はまた明日以降に)
 なんてラッキー、新風館の直ぐ近くだ。

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赤いフィアットその2

 今日・明日と、新風館ではフィアットの展示を行っている。待ち合わせは11時半。私は30分早く出掛け、フィアットを見に行く。毎年祇園祭の宵々々山の頃には車の展示をすることが多くなった。これがすこぶる嬉しい。今年は特に京都輸入車ショウがなかったから。フィアット2台でも、リイチが生きていたら喜んだだろうなあと、車の好きだった彼を思い出す。最後の輸入車ショウには本当に連れ出してあげたかった。

 今年のフィアットも楽しみだった。新風館の烏丸側からはいる階段を上がったところに、この赤いフィアットが出迎えてくれた。かわいい。ダッシュボードの操作パネルはアイボリー、その他が車体と同じ赤。シートはグレイ。渋いデザインだ。

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赤いフィアットその3

 そしてよく見ればこの車種は屋根がオープンになる。なかなかおしゃれだ。価格は280万ほど。手も足も、いや、足がでる・・・

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白いフィアットその1

 そしてもう1台。こちらは白、と言うよりアイボリー。上品な色だ。フィアットは最近ちょっと人気。安全性にもすぐれた評価を受けている。大きいだけのアメ車とはやはり違う。見た目は日産のマーチに感じが似ている。この色は年代を問わず人気だ。若い人にはそれなりに(何が?)、年配の人でもとても上品に似合う。そんな話をアルファロメオ京都の人と話していた。こちらの価格は195万円。

IMG_7569ハンドル

IMG_7570ダッシュボード

IMG_7572後部座席

 内装にも凝っていて、ハンドルは革張り、握ると手掌に吸い付くようだ。シートは赤とアイボリー。後部座席を倒すと大きな荷物も入る優れものだ。おちびの私にぴったり。

 昨年からの自動車産業の低迷や、地球環境の悪化は解っている。しかし私は車が好きだ。乗せてもらうのも好きだ。自分でハンドルを握るのも好きだが、ペーパーの私は恐くてもう運転できない。それに私は豹変するそうだから・・・ ベンツであってもあおるから・・・
 それは兎も角。乗るならこのような小型だがおしゃれな車に乗ってみたい。以前はミニクーパーがいいなあと考えていたが、この車を見た途端、考えを変えた。

IMG_7603おまけ

 散々褒めちぎった私は、帰りがけに宣伝用の団扇と、本当は抽選を行って当たればもらえるはずだったよーじやのウエットティッシュをもらってご機嫌で待ち合わせのレストランへと向かった。

 この続きはまた今度。


   アルファロメオ京都
ユーザータグ【 アルファロメオ京都 フィアット
【2009/07/15 23:19】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
徒然道草 今夜も長電話
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夕方に見た雲

 明日は朗読サークルのメンバーと打ち上げがある。ところが公演の時の写真がまだ整理できていない。公私ともに用事がたまっていて、枚数も多くて編集が追いつかないというのが一番の理由だ。

   ああ、いや、言い訳だ・・・

やっとの思いでデータだけはCD-Rに落としたのだが、昨晩CD-Rにプリントしようと準備していたら叔父貴からの電話。今夜こそはと思っていたら、姪っ子の両親からの電話・・・

 旅行に行く1週間前、親戚の家で火事に遭遇した姪っ子ふたり、私が作ってやった通園かばんとリュック、各ひとつずつ燃えてしまったのだ。帰ってから縫ってあげるからと言っていたのだが、それをようやく送ることができたのが先週の土曜日。日曜には届けられていたはずなのだが、あそこも忙しいところで、お母さんの方が体調を崩して電話する元気もなく、やっと今夜電話できたとのこと。それはいいが、あのふたりも何かの時には私に愚痴をこぼしてくる。いや、愚痴と言うほどではないが、とりとめもなく話すことで心のバランスを保っているようだ。

 そうやって私は毎晩カウンセラーをするはめになり、用事が滞ってしまった。ラストチャンスは明日の午前中。遅くなってしまって本当に申し訳ないなあと思う。冗談抜きで何とかせねば。

 父を看取ることができなかった分、叔父や叔母の世話をして看取った。そして気の弱い叔父貴の支えになり、姪っ子の両親、性格のひねくれた母の愚痴の聞き役。きっと私はそういう世話をする運命のもとに生まれ、生かされているのだろう。私は世話をされるのは厭だ。その時は私の人生、終わったも同然。

 きっと間違いなく私の一生はこうやって忙しくすることになるのだろう。そう思うと、退屈はしないが自分で休憩を取らないと、しんどいやろなあと思う今日この頃。
 まあ、ぼちぼち旅行の続きは本当にゆっくり書き留めていこう。

 今夜こそ早く休むつもりがまたこのような時刻だ。やれやれ・・・ 習慣になっている更新は、病的なくらいにやめられない。
【2009/07/14 23:44】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
月齢21の月と臓器移植法案
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月その1

 用事をするため出掛けたら疲れたので、記事のアップはやめておこうかな、と思い始めた22時過ぎ。癌末の妻を抱えた叔父貴から電話。ちょっと疲れた叔父貴の声。30分ほど話を聞いてやり、言える限りの励ましの言葉を掛けて電話を切った。
 詳しい話をすると長くなるのでここではやめておくが、喉が渇いたので台所へ行くと、ちょうど月が昇ったところだった。夕方ほんの申し訳程度に雨が降り、蒸し暑いことこの上ない。

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月その2

 雲がうっすらとかかりながらのいい月ではないが、毎日形を変えていきやがては消える。そしてまた新たに現れる。もう長くは持たない叔母を思う。しかし彼女が私に与えてくれた愛情は大きい。ふたりの娘はそれぞれ嫁ぎ、下の妹は子を宿した。

 月は生き物の象徴だと思う。やがては必ず消えゆく命。しかしまた新たにこの世へと生まれてくる命がある。そうやって巡っているのだ。

 輪廻転生。私の好きな言葉でもある。人はいつかは死ぬ。知らない世界へ行くのは恐い。知っていれば恐くない。解らないから知ろうと修行をする僧侶。彼らが我々を導いてくれるのだ。

 臓器移植法案A案が可決された。私は反対だ。病気を持った子供がいるわけでもないので、待っていた親の気持ちは解らない。しかし、人の命を簡単に変えてもいいのだろうか。例え20年も生きられない心臓しかないのなら、それがその子の生まれ持った人生。その子を産んだのは誰の責任でもない、親もそう言う運命にあっただけのこと。
 確かに今のあり方では海外へ臓器を買いに行って、お金の力で買いたたいているようにも見える。カンパで集めた大切な何千万というお金だ。それを使って何年生きていけるのだろう。これをもったいないといえば、不埒な、と言われるだろう。だが、多額のお金を使って数年生きられて、その子の親は、カンパを受けた人たちにどんな御礼ができるのだろう。数年の自己満足のために多くの人から少しずつの小さな愛をもらうのだ。

 以前は私も角膜を初めとして、臓器提供しようと思っていた。角膜・腎臓程度ならいいだろう。しかし、人の心の象徴みたいにされる心臓。私は誰にもあげない。これは私だけのもの。


 病気の子供を助けてやりたいのは、親なら誰でも持つ気持ちだ。だが、そこまでして他人の臓器をくれと言うのは厭だ。静かに運命を受け入れるという選択肢はないのだろうか。苦しそうにする子供を見るのは、親でなくても辛いものだ。しかし愛情をたくさんもらって生かされている子供なら、親を恨んだりはしないだろう。

 私なら子供が先に旅立つという運命を受け入れる。


 子を持つ親からは、批難を受けることは覚悟の上です。臓器提供は基本的には反対の立場です。使えるものは使う、合理主義に則った資本主義社会の、合法的臓器売買となんら変わらないのではと考えています。脳死になったから臓器を提供するのは当たり前と、誰もが思って欲しくないと思います。
ユーザータグ【 臓器移植法案
【2009/07/13 23:46】 京のニュース | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
今日のおやつ
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 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。

 最近あーちゃんはあまりかまってくれません。写真の整理が進まないと焦っているようです。そうしているうちに祇園祭が最高潮を迎えます。そうするとまたそわそわ・・・
 でもさすがに今年は暑さにも辛そうです。食欲もなさそうです。でもおやつは食べたい・・・ そう言います。そこで登場。ずっと前に買っておきながら、忘れていたサーターアンダーギーミックスが出てきました。気分転換に作ってくれました。

 たまごを割って、粉を入れて、サラダ油を入れて、混ぜます。手にサラダ油をつけて丸めていきます。楽しそうです。ぼくたちはじっと待ちます。

 揚げたてをまず食べます。うふ、美味しいです。温かいうちはちょっと甘いかなと思いましたが、冷めるとちょうどいい甘さです。お腹一杯食べました。ぼくたち、また丸くなります。でもあーちゃんの手作りのおやつは久し振りです。ミックスを使ったものでもいいです。嬉しかったです。
 あーちゃんはネットでレシピを検索していました。それを参考に、きっと自分の口に合うものを作ってくれると信じて、次のおやつを待ちます。

 あーちゃん、うたた寝しそうにしています。ぼくたちも寝ます。お休みなさい。またおやつを作って下さい。
【2009/07/12 22:28】 ぴよちゃんの日記 | トラックバック(0) | コメント(12) | Page top↑
パリ第6日目 チェロコンサート

市内観光バス

 昨日の続きを。昨日は一気に記事をアップしたら肩が凝った。

 カルガモ・ママを先頭に、小ガモ二羽は郊外へ出る電車に乗るべく、オルセー美術館直ぐ傍の駅に降りていった。エッフェル塔方面に行くのだ。チケットはまとめてママが買ってくれる。我々はありがたく借りた。路線図を見てホームへと上がっていく。メトロではないので、よくTVなどで見る二階建ての国旗色をした電車を待つ。

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郊外鉄道(RER)

 ホームは油くさい匂いがする。外から鳩も入り込んでくる。煤けた黒い埃の中で、ちょっと息苦しい感じ。まだ完全な地下鉄のホームの方がましだ。列車はなかなか来ない。時刻表を見て、あと何分で到着か確かめる。ここの時刻表は面白い。発車時刻は普通に表示してあるが、ホームにぶら下がっている電光掲示板には、あと何分で到着かが出るのだ。少しいらちかな、とも思われるが、一切アナウンスがないのでそれも必要かと思われる。
 
   ああ、やっと来たわ・・・ 

 ようやく列車が来たものの、中に人影が見えない。仏語で何かアナウンスもあったような・・・?しかし方向は間違ってはいない。とにかく乗り込んだ。

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二階のシート

 我々は二階へと上がった。合成皮革のシートだ。お客はいない。いや、いることはいた。車両の反対側に、若い男女が4人。寝そべっている。背合わせにシートが並んでいる中央には、傘用のコーナーが作られているのがびっくりした。降水量の多い日本でさえこのようなサービスはない。
 しばし待ってゆっくりと列車が動き出した。ホームを抜けると雲がたれ込めている空が見える。どんよりと薄暗い。この薄暗さが我々の不安をかき立てる。

   だぁれも乗ってこうへんよ・・・?

   うん、ほんまやね。この列車でよかったよね・・・?

 列車は次の駅に止まったが、追い越しの待ち合わせなのか、ホームを挟んだ向こうに満員の人を乗せた列車が走り去っていく。この列車より速度も速い。

   あれは快速とか急行とか、通勤時刻に郊外まで行く列車なのかな?

 そして列車は再び走り出した。次の駅に止まったとき、とうとう不安がつのって一旦ホームに降りてみた。数分経っても走らないのだ。これは絶対におかしい。変だ。何かが起こっている。そう言えば先程のアナウンス、なにを言っていたのだろう。メトロでもあった。混み合った時間帯、電車が駅に入れず信号待ちをしたときに放送をしていた。いやなに、仏語がわかるのではない。状況から想像したまでだ。そして学んだことは、フランスではアナウンスがあったとき、はなにか事故など突発的な出来事が起こったときと言うことだ。
 そう言う意味では先程のアナウンスは何だったのだろう。ホームに降りた我々は、同じ車両の端から降りた若い男女の姿を見た。

   さっきの人たちやね。同じように降りてきたわ。ああ、発車時刻、もうすぐみたい、乗っとこうか

 置いて行かれるのは困る。再び列車に乗り、動き出した。そして仰天した。

   え?え?ええぇっ?(O_o)WAO!!!

 同じ頃、同じ車両の下のデッキでも彼らの大爆笑が聞こえた。列車はなにがどうなったのか、もと来た方向へ走り出していったのだ!? どういうことなのだろう?笑ってはいたが、もと来た方向へ連れ戻されるのも困る。

   な、なんなの、これは?

 きつねに摘まれた気分だった。しかし、大爆笑。結局何だったのか解らずじまいだった。やっともとの駅、オルセーに到着したときは、むしろ安堵したものだ。取りあえず変な所へは連れて行かれなかったのだから。
 それからもう一度路線図のある所まで戻り、再確認。ホームは間違ってはいない。よし、再度出発。とは言っても先程乗った同じホームだ。間違ってはいない。程なく列車が来た。今度は多くの人が乗っている。混み合っているが、混雑していても人が乗っていることにほっとしたというのも妙な話だ。

 エッフェル塔の駅に無事到着。駅の直ぐ裏がセーヌ川。どんよりとした空は、ちょっと寒そうだ。さすがに天気が悪いせいか、薄暗くなりかけている。この先、川沿いに南西方向に行くと京都広場、日本文化会館がある。この建物でコンサートがあるのだ。
 ガラスのドアの向こうには金属探知器のアーチが見える。またか、とげんなり。荷物は開いて中が見えるようにして自分だけが通っていくのだが、私はベルトを外すのが億劫で、ジャケットを持ち上げて見せ、ベルトをしているがよいかと示す。OKのサインをもらって通過したが、ピーと鳴る音はどうも気持ちのよいものではない。

 チケットは19時半から配布と言うことで、少し時間がある。軽く夕食を食べに行こう。

 この建物を廻った通りを物色して歩く。お客が多く入っているところを選べよとのアドバイスに従って、どんどん進んでいく。イタリア系のレストランが多い。ピザ、パスタなどだ。時折店先のおじさんが日本語の言葉を投げかけてくる。いかに日本人観光客が多いかと言うこともあるし、日本文化会館が直ぐ傍なので、パリ在住の日本人が集まりやすいのだろう。

 風が冷たかった。昼間は強く降ったが、そのまま陽射しはなく気温が戻らないままだ。その時、1軒のお土産やさんの店頭に、スカーフがたくさんぶら下がってるのが目に入った。カラフルなものあり、柄物あり、色々だ。支柱の上には10ユーロとしてある。そんなに高くはない。

   この際だ、背に腹は代えられへんし、一枚買うわ・・・

 落ち着いた柄物を手に取ったが、化繊ぽい。だめだ。これは、と違うものを手にしてまたポイ。そしてこれで妥協しようかと思いかけたとき目に入った。光沢のあるグレイ。手触りがとてもよい。材料は?と表示を見ると、pashmina60%silk40%。少々まがい物であっても悪くはない。

   ちょっと、会話集の本出して

 ぱらぱらとページをめくり、買い物編を探す。あった、これだ。

   Pouvez-vous me faire un prix?

 更に持っていた単語カードを一枚取って

   10→9

 と書いた。そこへお店のおじさんが現る。ボン・ジュールと、にっこり。我々も挨拶を返してにっこり。そして私は行動に出た。そのままお勘定に持って行こうとするのをとどめて、

   このショールなんやけど、負けられへん?10ユーロを9ユーロにならへん?

 と、本とメモを見せた。おじさんは難しい顔をする。

   Non,non,merci! 負からないんやったらええわ、ノン メルシィ

 言って置くが、私は関西人だが、決して必ず負けろと値切る大阪人ではない。恥ずかしい話、借金をしているので、安くなる物なら安くしたいだけ。それにこの不況だ、一割負けても売れる方がいいのではないかと考えただけ。
 おじさん、諦めてうんと肩をすくめる。やった。私は連れを通りに残してうきうきとお店の奥へと入った。10ユーロ札を出して、1ユーロおつりをもらう。私でも買い物ができたとちょっと嬉しい。

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 これが私の買ったショール。光ってわかりにくいか。早速それを首に巻き、その暖かさにうっとり。連れのふたりはきっと呆れていたかも知れない。

 日本文化会館に戻ったのは配布時刻ちょっと過ぎ。番号を見ていると、その様子を見ていた日本人男女が、ちょうど真ん中辺りのいい席だと教えてくれる。
 早速会場に入ったが、ぷん、と木材の香りがする。舞台もそれを取り巻く壁も全て木材だ。なんとも贅沢な作りだろう。舞台も広い。階段状の客席はかなり高いところまであるから、ざっと見繕って200人は入るだろう。こんな舞台で朗読劇ができたらいいなあと、カルガモ・ママに言う。

(ところで、全く関係ないのだが、気が付いたら結構部屋が暑い。扇風機だけ掛けて、タンクトップで打ち込んでいたのだが、背中も胸元も汗が噴き出している。温度計を見ると33℃。暑いはずだ。きっとDesktopの放射熱だろう。今夜は涼しかったのに、自分で気温を上げてしまっている。日中にアップしておけばよかった)

 演奏会が始まった。心地よい音色についうとうと・・・ 連日のハードスケジュールに疲れが貯まっている。20時から始まって45分に途中休憩。と言うことは終了は22時くらいになる。それから電車を乗り継いで帰るとホテルに帰るのが何時だろう。この休憩時間を利用して途中だが帰ることにした。

 帰りのスムーズな列車はどうだろう。未だ持ってあれが何であったかは知るよしもないが、今思い出しても笑える出来事だった。
 実はこのハプニングは当事者の我々以外、きっと知らないはず。これを読んだ木もれ日のメンバーはどんな顔をするのかと思うと、またくすくすと笑ってしまうのだ。本当に楽しいハプニングだった。そして私はしばらく負けさせて買ったショールの話をするのだった。

 この続きはまた今度。

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 今日のおまけはこれ。ルドベキアに留まるツマグロヒョウモン。数ヶ月ぶりに府立植物園へ行ってみると、蓮池が大幅なリニューアル。蓮が殆どなかった。一瞬この池は何だったっけと、考え込む。綺麗な東屋もできていた。しかし私が嬉しかったのは蝶を撮ることができたこと。他の画像も結構いいのが撮れていて、引き延ばしたいな、と。
【2009/07/11 22:47】 イベント | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
パリ第6日目 オルセー美術館からチェロコンサート
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ケーキ屋さんのショーウインドウ

 先日の続きを。早く記事を書いてしまわないと、だんだん記憶があやふやだ。

 公演の全行程を終えた朝、我々は朝食時刻ぎりぎりくらいにのんびりと起き出した。しかし早起きの人が多く、待ち合わせより早くにお誘いがかかる。午後はオルセー美術館に行く予定を立てていた。それまで時間があるし、カルガモ・ママと私、Hでホテルの近くを探検。さすがパリ、というほどカフェやパン屋さん、ケーキ屋さんが至るところにある。お客の争奪戦で経営が成り立つのかと心配になるほどだ。
 このケーキ屋さん、イチゴのタルトがとても美味しそうだった。

 位置的にはこの先を右に回ればホテル前の大きな通りに出るはずだったのだが、放射線状になっているパリ市内は見通しが悪く、不安になってくる。遠くまでは来ていないので大丈夫なのだが、遅くなっても困るので解らなくなったときの必勝法、もと来た道を戻る。

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セーヌ川を渡る観光船とオルセー美術館

 待ち合わせはルーブル美術館近くのメトロの駅、日本人向け観光バスツアーのオフィスがあるマイ バスの前。駅を降りて地図を見ていると、背後で日本語が聞こえる・・・?
 振り向くと、反対方向へ行く電車が行ったところで誰もいないホームで、大学組のメンバーが我々と同じように地図を見ていたのだ。

   え?ええぇっ?なあんだ、同じことしてたんや

   ほんまや、線路を挟んでね!

 我々は線路のあちらとこちらで大爆笑をしていた。

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セーヌ川

 セーヌ川にまつわる逸話があった。新婚旅行でパリに来たMさん。このセーヌ川の観光船に乗った途端、眠りに落ちたのだ。起こされたのは到着したとき。だから乗ったところと降りたところしか知らないのだと。乗り物に乗ると直ぐに眠くなる私。その気持ち、同感だ。

 ルーブル美術館を通り抜け、セーヌ川を渡ればそこはオルセー美術館。わいわいとおしゃべりをしながら歩けば、あっという間に到着だ。しかし、この天気の悪さはどうだ。今にも降りそうな雲行き。
 その不安はチケットを買うために並んでいるときに現実となる。小雨が降り出したのだ。雨が降るとかなり寒くなる。天候で気温の差が激しくなるのだ。私はTシャツに麻のジャケット。腕を抱えてボタンも掛けたが、やはり肌寒い。

   失敗やったなぁ・・・(^_^;)

 ま、仕方ない。そんな急な雨を道具にしきりに傘を売りつける男たち。いったいいくらで売りつけているのか。その横ではペットボトルのお水を売っている。これは値段が見えた。1Euroだ。約140円。ちょっと高い。彼ら押し売りには興味を示してはいけない。何をされるか解らないのだ。

 館内に入り、エスカレーターで食堂エリアに向かう途中、外を見ると土砂降りだった。素晴らしい晴れ女の集団に守られ、雨に当たらずに済んだ。もちろん、出たときは止んでいたのだ。

 昼食を終えた我々は、集合時刻を決めて解散。エントランスに16時。

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ドガ

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ゴッホその1

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ゴッホその2

 フランスはさすが芸術の国。子供の時からそういう躾は厳しいのか、ごった返している館内でもあまり監視の人がいない。写真もフラッシュさえたかなければ撮影OK。日本では考えられない。普段、印刷されたものでしか見たこともないような画が目の前にある。絵の具のタッチまでじっくりと見ることもできる。
 明るい館内だ。京都市美術館でも京都国立博物館でも、あるいは京都文化博物館でも、こんなに明るいところで見たことがない。薄暗いところに軽く照明が当たってはいるが、とても見えにくい。特に私のように視力の弱いものにとっては結構辛いものがある。

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 この大広間はなんだったのか、絢爛豪華な大きな鏡と照明。舞踏会が行われるような部屋だ。

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ミレー

 やっとこの絵を見付けたとき、やれやれと胸をなで下ろしたのもつかの間、その画の前には日本人の学芸員なのか、ツアーコンダクターなのか、男性が高校生くらいの日本人修学旅行生(?)に説明の真っ最中だった。この集団、先刻トイレに行ったとき、通り道でオルセー駅の模型を前に説明していて何気なく聞いていたら、近くにいた日本人女性、これこそが添乗員なのか、聞くなと言わんばかりに恐い目つきで辺りを牽制していたのだ。
 この時も、日本人のカップル、きっと新婚旅行だろう、若い男女が画を見ながら聞いていると、その恐い女性に追い払われていた。画の解説にも料金が含まれているのだから、部外者は聞くなと言うことか。ま、一理あるが・・・

 私は睨まれる前に退散した。

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アリオン像

 少し暗がりに、巨大な画が掛かっていた。中央にはこの白い像。スポットライトに照らし出され、浮かんでいる。これが人なら軽犯罪法に触れ、作り物の像ならおとがめなし。よくわからない。

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時計その1

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時計その2

 一旦集合したが、二手に分かれて別行動をすることになった。それというのも、この後、K子さんと食事会に行く人と、いい加減胃が疲れて来ていた私とH、そしてカルガモ・ママは知人のコンサートがエッフェル塔の近くであると言うことで、我々ふたりはそちらに付き合うことにしたのだ。

 さて、これからがまた面白いことになるのだが、今夜はここまで。この続きはまた今度。
【2009/07/10 22:40】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
桔梗 at 廬山寺源氏庭
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桔梗その1

 先日も書いたが、今年の桔梗は見に行く日はないだろうと、半分諦めていた。ほんとに嬉しい。近くに名所があるのに行けないのはもっとがっくりする。

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桔梗その2

 平日の午後、とても蒸し暑かった。受付に立つと、すぅっと涼しい風が通っていく。

   わぁ、涼しい!いい風が吹くわ(^.^)
 
 思わず口にすると、受付に座っていた男性、にっこり。ここは風がよく通るところだそうだ。

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源氏庭

 人影は少ない。数人の観光客が黙って見ている。時折聞こえる話し声も、この静けさの中では罪だとばかりに囁くように、低い声だ。その中に我々カメラを持つものがシャッター音を響かせていた。

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桔梗その3

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桔梗その4

 先日朗読サークルのみんなとフランス公演を行ってきたところだが、ここに来ると紫式部が降臨してくるような、そんな錯覚に陥るようだ。自宅の近くにこのようなお寺があったのも、きっと運命の巡り合わせだったのだろう。

 不思議なものだ。人のえにしというものは。おのれの運命までもが変わっていく。いいや、おのれの人生は自分で作るものだ。今私はまた新たな人生を歩んで行けそうな気分になっている。
ユーザータグ【 廬山寺 桔梗
【2009/07/10 21:04】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
双頭蓮は瑞兆のしるし at 黄檗宗大本山萬福寺
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双頭蓮その1

 ネットでそのニュースが流れていたのはいつのことだっただろう。確か先週の土曜日だったように思う。万福寺で双頭蓮の蕾が付いたとのこと。
 双頭蓮とは、蓮の花が背合わせに二つ付いた形につけたもの。暑い夏にできやすいと、いつだったか聞いたことがある。故に、蓮の種類ではなく、形態のこと。

 最近では昨年府立植物園で見られたし、その前、一昨昨年であったか、宇治の三室戸寺でも見られた。全国的に昨年はあちらこちらで咲いたと、ニュースでも見たことがある。

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7月6日付け

 これが今週初め、月曜の状態。この蕾の感じから、咲くのは9日かあるいは10日頃かと予測を立てた。昨日は仕事だったので無理だったため、必然的に今日になったというわけだ。

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双頭蓮その2

 滅多に見られないと言うことで、これは縁起物として珍重される。瑞兆の兆しとされる。今朝は新聞各紙が昨日の開花の様子を掲載したので、今日は絶対に人が多いだろうと思い、9時開門直後に入った。ちょうど年配のおじさんが場所を訊いているところだった。

   うちも、そこに行くねんで・・・(^^)

 心の中で、そっと呟いた。

 彼のあとについてどんどん奥へと進む。売店の前に柵を作って置いてある。多くの鉢に栽培されているが、その中の一鉢だ。
 途中で少しだけショートカットを使う。

   おじさん、こっちが近道です!

   双頭蓮、やで?

   そうや

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双頭蓮その3

 そこには既に10人近い男女がカメラを向けている。お寺の職員のおじさんが、記念写真を撮るならあそこに立つとええよ、と、声を掛けている。みんな和気藹々として撮影。先日の天得院のような人はいない。狭い場所だが、売店の前でちょうど屋根もあって、降り出してきた雨の中、屋根の下から、あるいは濡れるのを気にも留めず、みんな譲り合いながら撮っていた。

 三室戸寺や植物園で見た蓮も、これと同じようなごく淡い白っぽいピンク地に、縁がすっとピンク色をした蓮だった。 この鉢は昨年株分けをしたものらしいが、その時に種類がなんであったか、解らなくなったと言うことだった。この手の種類が双頭蓮になりやすいのかも知れない。この万福寺でも滅多に見られないと言うことで、職員のおじさんも記念写真を撮りながら嬉しそうだった。

   花が散ったあとはどうするのかしらねぇ。花托もくっついているわけでしょ?記念に採っておくのかしら

 年配の女性が呟く。

   府立植物園ではネットを被せて、盗られないようにしてありましたね(^_^;)

 私の言葉に、一瞬の沈黙のあと、どっと笑いが起こる。

 案外この花から採った種は、双頭蓮になりやすいのだろうか。統計を取っていくと面白そうだ。蓮の種は簡単に発芽するので栽培は容易い。あとは水管理だけ。ものすごい勢いで伸びていくさまが感動で、夏休みの観察日記にアサガオを付けるより絶対に面白いと思うが、どうだろう。

IMG_8656蓮


 撮り終わった頃から次第に激しさを増してきた雨。少々濡れながらの撮影も疲れる。片手で傘を持ち、片手でカメラを持つのだ。私の腕ではきつかった。

 このほかの蓮はまた今度。

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 今日のおまけはこれ。東京展は終わったものの、私はまだ興福寺に帰ってこられない。
ユーザータグ【 万福寺双頭蓮
【2009/07/10 16:25】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
桔梗 at 東福寺塔頭 天得院
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華頭窓

 今年の桔梗は案外いい時期に行けたようにも思われた。智積院はだめだったが、ここ、天得院はちょうど花が咲きそろっていて、思わずにんまり。時には枯れた花殻がついているときがある。望遠で見ると、切り取った痕が所々見えるので、こまめに切っているようだ。

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桔梗その1

 陽射しは弱く、もってこいの日和だ。ごくまれに薄日が射す程度。しばしじっと眺めた。

 と、そこへ賑やかな声。いや、賑やかというものではない。姦しいと言う方が正解だ。それは世にも恐ろしい有閑マダムの集団だった。(などと書くと攻撃されそうだが)

   きゃあ、綺麗やねぇ!

   ほんま、ほんま!

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桔梗その2

 美しい桔梗の花が褪せて見えてきたのが悲しい・・・ 彼女らは桔梗を絶賛する言葉こそ吐いているが、その騒がしさはバーゲンに行ったときと同じだ。室内から庭に向かってカメラを向けていても、その視線の先に立ち止まる。あるいは縁側を占領して、縁側にいる私を動けなくする。

   前を通ります(--;)

 私は遠慮なく通った。もう70近くに見える男性、その集団の中でおろおろしながら、どこから撮ろうかと場所を変えていた。彼女らは、初めの歓声のあとはずっと座り込んで家庭の話など、桔梗や天得院に関係のないことばかりをやや大きな声で話し続けていた。

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桔梗その3

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桔梗その4

 天得院の桔梗は、もっと八重の桔梗が多かったが、ここ数年、普通の花が殆どを占めるようになった。年数を経て株が弱って枯れたのか、園芸種のためどうしても弱いのか。現在代替わりをして若いご住職になったが、先代のご住職からは桔梗を育てるにあたって、苔の管理の難しさも聞いたことがあった。

 何はともあれ、今年は桔梗を見るのは無理かと思っていたので、本当にほっとした。

 まだある桔梗。もうあそこしかないとも言うが。この続きはまた今度。

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 今日のおまけはこれ。昨日出し損ねた、近くの街路樹にしっかり絡みついていたソライロアサガオ。たくさんの花を付けていた。街路樹の足元から生えていたが、そんなに栄養状態がいいのだろうか・・・?
ユーザータグ【 天得院桔梗
【2009/07/09 20:45】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
パリ第5日目 6月19日 リハーサルと二回公演
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アデリーヌ嬢
 
 先日の続きを。

 いよいよ今日はリハーサル。音源が届くまで、中庭で音楽祭の見物。サングリアが振る舞われていて、それを片手にピアノ演奏などを楽しんだ。
 陽射しは強いが、空気が乾燥しているので木陰はとても気持ちがいい。

 と、急に行動を開始したMさん。

   アデリーヌさんや!

   へ?

 アデリーヌさんとは、京大西部講堂近くにある関西日仏学館に以前務めていた女性で、何を隠そう、源氏物語の仏語訳をして下さった方だ。日本語も堪能で、日本大好き。しかし事情があってフランスへ帰っていた。できればもっと日本で仕事がしたいと希望して画策したが、夢は叶わなかった。 今日は、全くの偶然だった。ようやく職を得たのは、この大学の図書館の仕事だ。我々がフランスへやって来た15日からここでの仕事が始まっていたとのことで、本当に奇遇なことだった。

   日本に帰りたいわ・・・

 フランス人の気質が合わない、とても恥ずかしがり屋の彼女。日本に帰りたい、と言う。今の仕事は職員の夏休み期間の臨時職員だ。日本を愛している彼女だからこそできた仏語訳。どんなニュアンスなのか、仏語のわからない私では到底理解できない。しかし通訳のK子さんに言わせると、本当に素晴らしい訳だそうだ。

 木もれ日のメンバーは、何かに付け人徳なのか、節目節目で必要な人物に巡り会えている。これも偶然ではなく、必然だったのだろう。
 アデリーヌさんは、今夜の本番を見に来ると約束して別れた。みんな、まだ興奮冷めやらぬ様子を隠しきれなかった。

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廊下の写真

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会場のセッティング

 14時、会場に入り、準備を始める。帯とお着物を掛けたのだが、前回の時、マリーさんから指摘があって少し変えることになった。お着物が額縁の中に沈んでしまっていたので、それを外に出して欲しいとのこと。洗濯ばさみも調達してもらったし、セットの仕方は前回でこつを掴んだので難なく飾ることができた。
 陽射しがお着物に当たりとても綺麗だが、正絹の生地は陽に当たると黄ばんでしまうので、セットができた時点で外側のシャッターを下ろしてもらう。我々の持ち物ならいいのだが、これはK子さんからの借り物。若い頃、フランス人の旦那様と結婚された頃のものだと聞いている。大事にしまわれていたお着物だ、何かあっては申し訳ない。

 前回の公演が評判よかったため、今夜は急遽、22時公演が追加された。続けざまに二回も公演をするのは初めてのことで、みんな嬉しいようなどきどきと緊張するような・・・ いや、緊張はしていないだろう。彼女らはみんな凄い度胸がある。

 そうこうしているうちに、PC係り、スライドショーの責任者にマリーさんから集合がかかった。スクリーンセイバーがかからないように設定してもらったとのことで、予定通り、開演までスライドショーを行ったあとは一番初めに出している白い蓮と平等院の画像を出すようにと指示が出る。

   D′accord. 了解です (^_^;)

 我々にはそれしか言うことがない。

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カメラ小僧

 いよいよ最終のリハーサルが始まろうとしていた直前、急な来訪者があった。前日、初回公演の時に最後まで残っていた年配の男性だ。今日はポロシャツにカメラをぶら下げて、ラフな姿。そう、彼は朗読劇の写真を撮りに来たのだ。
 演技をしている直ぐ傍、あるいは何かの作業中、ありとあらゆる所に出没してはシャッターを切っていく。リハーサルとはいえ、私でもそんな近くに寄れば気が散ると思って控えているのに、この方は遠慮なしに近寄る。あとから聞いたところによると、この大学で数学を教えているダーク・ダース教授。
 私は彼をこう呼んだ。

   カメ小先生

 あるいは

   Professor カメ小

 彼は私やHが作業しているところへもやって来ては撮っていく。悔しい。私も撮りたい!

 そして来たときと同じように唐突に去っていった。嵐のような教授だった。廊下にたくさん下げられていた講義風景の写真、きっと彼の作品だろう。講義を受けている学生もしくは先生、あるいは何かちょっとした日常の瞬間、とてもいい表情の写真で、彼の切り取った瞬間を見てみたいと思った。

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公演の準備

 20時半からの公演に先立ち、18時からひとつ公演がある。17時過ぎ、既にドアの前には何人か集まり始めている。木もれ日のみんなは先に宿舎の部屋に帰り、私とH、そしてK子さんは居残りで18時からの公演の準備を一緒に手伝っていた。ドアも押さえておかなければ入ろうとするし、その都度まだであることを説明しなければいけなかった。

   この分では朗読劇の公演が始まるまで、このまま手伝わなければいけなくなるのでは・・・ 

 ふと、そんな不安がよぎった。我々は大学のスタッフではない。お手伝いが厭なわけでもないが、午後からずっと働きづめで公演まで少し休憩がしたい。

   K子さん?うちら、もう帰ってもいいかしらね

   いなさいとは言っていないから、いいと思うわよ

 ちょうどマリーさんがやって来たので、一旦引き揚げることを告げておいとました。彼女はすこぶるご機嫌で、ずっと笑顔だ。この演目が終わればK子さんが呼びに来てくれるという約束で、我々はみんなと合流した。

 ところが待てど暮らせどk子さんは来ない。講演なら1時間、長くても1時間半くらいだろうと思っていたが、さすがに20時近くになると不安になる。そして20時を廻ってやっと呼び出しがあった。私とHは先に行き、会場の準備に掛かろうとした。スライドショーにHDDのビデオをセットしなければならない。
 しかしドアを開けて驚いたの何の。講演会に出席した人が殆どそのまま残っていたのだ。

   ええぇっ!嘘やろ・・・(--;)

 この講演では源氏物語についてだったので、そのまま興味を持った人が残ったと思われる。控え室は部屋の後ろ、彼女たちがこっそりはいる余地はない。仕方がない。

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開演の挨拶

 そこへ血相を変えたマリーさん。お香はどうしたのかという。英語で話しかけられたので、これは私でもわかった。前回、煙がきつかったので日中に既に焚きしめていて、本番では使わないつもりで持ってきてはいない。控え室と言っても倉庫だが、そこへ行ってお香の所在を聞き、Hが取りに走った。息せき切って帰ってきたHからお香と香炉を受け取ると、半分に折って点火して、ちょっと一息ついた。

   やれやれ・・・

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香炉から立ち上る煙

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記念写真

 第二回目の公演も、盛況のうちに終わった。定員80人だったはずだが、今回はそれを上回る人数だった。何しろ準備した椅子が足りなかったのだから。開演すればドアを閉め切って、途中から入れなくしようと言うことになってはいたのだが・・・

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 外は徐々に暗くなる。その中で行われる朗読劇。とても荘厳な、それでいて厳粛にもなるような、そのような雰囲気の中で第三回目、最終のパリ公演が静かに、いやいや、大きな拍手の中で終わりを告げた。

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 パリに来てからばたばたと慌ただしく、しかし日本を発つ前からの準備も含めると、長い準備期間だった。それがあっけなく幕を閉じた。もう少し喪失感があるのかと思ったが、そうでもない。まだ気分が高ぶっているからだろう。何という満足感だろう。

 このような仕事をしたのは初めてだ。木もれ日の公演のリハーサルから裏の事情まで密着したのも初めてだ。いつも本番の時に出掛けて写真を撮るだけだったが、こうして彼女らのスタッフとして働くことでやっと木もれ日源氏チームの一員になれたと思う。そこには身内から連れて行くことになったHの力もある。引っ込み思案だった彼女。思い切って連れ出してよかったと思う。あそこの親には感謝してもらわないと。
 もちろん、私にも言えることだ。前々からこのようなイベント関係の仕事がやってみたいという気持ちがあった。それが今回のお手伝いで叶えられ、もっとやってみたいという気持ちになっていた。

 先日、KBS京都に出演したときに話していたことなので解禁だが、ジュネーブで生演奏付きでやってみないかという話も浮上している。私は次回もぜひ、お手伝いがしたいと思っている。もちろん再びHを連れ出してやろう。彼女も行きたいと言っている。身内の中でも外に出たがらない人見知りをする子が、あの賑やかなメンバーの中で楽しそうにやっていた。それだけでも大きな成果だ。

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私ももう少しPCに強くなろう。写真の腕も磨こう。次はPC一式にドライブや、生のCDなども持参しよう。そして彼女たちに出会わなければ、私にはこのような体験をすることはなかった。どこかでお互いが引き合うものがあったのだろう。彼女たちは記録を残してもらう人を欲しており、私は普段交流することのない朗読サークルという彼女たちを通じて多くの人たちと出会った。演出家の中田達幸氏、音楽プロデューサーで作曲家の尾上和彦氏、この大学の教授の方々、関西日仏学館のアデリーヌさん、北海道の風の音さんたち、馬頭琴の嵯峨治彦氏・・・数え上げればきりがない。

 様々なトラブルやハプニングも楽しんでしまうポジティブなメンバーは、一緒にいるだけで元気になる。マリーさんからは仕事に対する厳しさを学び、木もれ日のみんなからは活力をもらった公演旅行だった。

 最後まで残って談話を楽しむお客さまを見送ったあと、感無量で、しかし現実は厳しく大急ぎでお片づけをして、大学をあとにした。

 この続きはまた今度。天得院の桔梗をアップする暇がない。
【2009/07/08 22:27】 イベント | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
パリ4日目 6月18日 市内観光はオペラ座へ
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オペラ座入り口

 昨日の続きを。

 昨夜遅くまで出掛けていたので、本日の予定は朝ゆっくり目に起きて、お昼11時にオペラ座前で待ち合わせ。大学の宿舎組とK子さんとで、百貨店へ行くつもり。私はその時に両替をしたかったのだ。ルーブルで別れるとき、どこがいいか聞いておいたのが、オペラ座前のアメリカン・エクスプレス。パリではここが一番利率がいいそうだ。

IMG_6755オペラ座前
オペラ座前 バルコニーからの眺め

 歩いても30分程度と踏んだ我々は、それでも少し早めに出た。パリの通りは細く、交通量も多い。一方通行も多いため、慣れないと地図を見ても解りづらい。信号はあってもあまり役に立っていないようにも見える。初めて市内に入ったとき、交差点に信号のないところの多いことにも驚いたし、何より、信号を無視して横断する人の多さだ。車なら先に入ったもの勝ち。大丈夫、赤で渡っても車は待ってくれる。その代わり、大きな通りではやはり交通量が多いので危険。

 我々はパリジャンになった気分で歩き始める。先頭は道案内ならこの人のあとに続けとばかりにTさん。別名カルガモ・ママ。後ろに多くの小ガモを連れて歩くさまから付けられた、我々カルガモ隊だ。

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 教えられたように歩いたつもりだった。しかし、どこでどう間違ったのか、真っ直ぐ行けばオペラ座前の交差点に出るはずが出ない。結局ぐるぐる回って、ようやく辿り着いたのが待ち合わせの時刻寸前だった。換金場所は直ぐにわかったので、みんなも一緒に入ってくれた。

   T/Cを全部ユーロにして下さい。

 手数料4%もらうがよいかとのこと。悪いはずはない。
 治安は思ったほど、というより、言われ続けたより大丈夫だったので、それなら初めから全部ユーロで持ってくればよかったと、今更後悔しても遅い。お陰でカードを忘れるなどと言う失態をせずに済んだものを。

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 オペラ座の中は、豪華絢爛・・・ どちらを見ても黄金色だ。手の込んだ装飾の飾り物。綺麗だが、ここまで来ると悪いが趣味が悪いと思ってしまう。ベルサイユはこれよりもっと凄いらしい。今回は行く予定がないので、比べようがない。
 
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観覧席

 ここでの上演はバレエが多いとのこと。この日も、何の舞台か解らないが、舞台セットを組み立てていた。昨年からの不況で、ここのチケットがいくらするのかという無粋なことは質問しなかったが、売り上げはどうしても落ちているのだろうな、と感じた。

IMG_6762シャガールの天井画
シャガールの天井画

 ここに来たなら見ておきたいのが、舞台天井のシャガールの天井画。二カ所だけ入れる場所から、みんな交代で見物にはいる。観覧席の広さもさることながら、小さく見える天井もこの眼下に広がる客席の上に広がっていると思うと、感嘆のため息しか出ない。建造したときはたいへんな苦労が伴ったのだろう。

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 見ているときりがないオペラ座。さあ、次へ行かねば。お土産のスカーフを探しに繰り出すのだ。

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ギャラリー・ラファイエットの天井

 K子さんの案内で、スカーフを安く売っているところを探すが、どうも百貨店の改装工事に伴い、出店の場所を変えているらしい。結局見つからず。しかし、ラファイエットの屋上からは市内の殆どが展望でき、高所恐怖症の私としては、ちょっと冷や汗をかきながらぐるりと廻る。
 エッフェル塔、凱旋門、モンマルトルの丘にそびえるサクレ・クール寺院、ノートルダム大聖堂、等々、天気さえよければもっと素晴らしい絶景が広がっていただろう。緯度が高く、空気の乾燥しているパリは、晴天の空の青さが絶品だ。

 この続きはまた今度。やはり旅のレポートはいつまでかかるか解らない。まだまだお付き合い下さいな。

【2009/07/07 23:01】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
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