日々感じたあれこれ身辺雑記
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阿修羅王

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ミニチュアカメラマンのファインダー通信
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木香薔薇
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のれんと木香薔薇

 十日ほど前の木香薔薇。毎年楽しみにしているお酒屋さんの店先に、長い蔓を張り巡らせて咲き乱れる木香薔薇。今年もむせかえるほどのいい香りを撒いて咲いた。

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幟と木香薔薇

 のれんや幟の紫色と、木香薔薇の黄色の対比がとても綺麗だ。反対色を狙ってこの色にしたのかと考える。

 老舗のこのお酒屋さん。ふじちとせという美味しい清酒と濁り酒がある。毎年吉田神社の節分祭の夜店に出店している。このお酒が本当に美味しいのだ。もっぱら私は冷酒ならぬ、常温だが。

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 今年は植物園の木香薔薇も見に行かなかった。近くにこんなに綺麗な木香薔薇があるので、ついこちらで満足。もう一軒、木香薔薇が綺麗なお宅がある。それで私は十二分に満足している。
 そちらの薔薇はまた今度。

 木香薔薇が終われば、平等院の藤をアップする予定。 
【2009/04/30 21:55】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
花嫁 at 上賀茂神社
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上賀茂神社 片岡社に詣でる新郎新婦

 この春、上賀茂神社で遭遇した新郎新婦の撮影会。お式が終わって出てきたのかと思ったがそうではなく、お式の写真撮影だった。

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指輪をあなたに・・・

 首輪をはめられ・・・ あ、いや、違う。綺麗な指輪を、花嫁の白い指にはめる。

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 片岡社は、その昔、紫式部も詣でたというお社。文字通り鈴なりになった呼び鈴(というのだろうか・・・)の紐は二本。それも縁起物の七色だ。それを振ると、なんとも涼しげなきらきらとした鈴の音が響く。舞を舞うときに手に持つ鈴のようだ。

 彼女の願いは叶ったのだろうか。それとも秘められた恋だったのか。現代に生きるこのふたりには、そんな心配は不要だ。
【2009/04/30 06:04】 神社仏閣 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
京都御所 特別公開
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御車寄せ

 今年は天皇皇后御成婚50年、つまりは、我々庶民にとっては金婚式か。それを記念しての特別公開が行われた。今日はその最終日。行きたいと思いつつ、天候不順だったり、お仕事だったりして、ようやく最終日に間に合った。
 ただ、日・祭日に行われた雅楽などには間に合わなかったが。しかしこれらはこれまでも様々な機会に拝見しているので、今回はよしとしよう。シチュエーションも大切なのだが。

 今日は取り急ぎ、簡単に紹介を。

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儀装車その1

 この馬車は両陛下が御成婚の際にパレードで使われた馬車だ。

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儀装車その2

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儀装車その3

 レリーフは落ち着いた金色に輝く。このえんじ色は漆だろうか。上品な色合いに、しばし見入っていた。

IMG_2388朱塗りの欄干
朱塗りの欄干

 この舞台で舞や雅楽が行われていたはずだ。朱色が綺麗だ。

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霧島つつじ

 今年の公開は1ヶ月例年より遅いため、普段は見られないつつじを見ることができた。枝垂れ桜もよいが、青もみじと真っ赤なつつじがとても眩しく、私としてはこちらの季節にしてくれないかと秘かに考える。

 特別公開だけあって、これまでは公開されていなかった建物まで見ることができた。順路がとても長く、人混みに押されながら、さて、どれくらいかかっただろうか。2時間半はたっぷり廻っていたように思われる。しかし普段は見られないところまで廻ってきて、とても有意義な半日だった。

 それにしても拝観の人の多さには驚き。

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phoohさん

 今日のおまけはこれ。実は午前中、最後の藤の花を撮りに平等院に行ってきた。帰り際、読売旅行の添乗員さんが持つ旗に目が釘付け。

   プーさんや・・・(^_^;)
ユーザータグ【 京都御所 御所特別公開 儀装車
【2009/04/29 17:08】 御所 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
藤 at 平等院 後編
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観音堂

 昨年はの花つきが悪く、ポスターに使用している姿とあまりにも異なったため、随分と苦情を受けたの花。今年は気候のせいか早くに花を咲かせ、生育もいいとは、花の混み合っている部分を間引いて選定していた庭師さんのせりふ。

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 今頃はもっと満開になっていると思われるが、さて、行けるかどうか解らない。この状態でもまずまずとしてもいいかと。

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 ことのほか好きなのが青もみじ。ここから見る鳳凰堂がお気に入り。

 そして・・・

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 咲き始めた真っ赤なさつき、いや、この季節ならつつじか。色目の少ない中に鮮やかな朱色が華を添える。

 なんやかんやと言っても、四季を通して美しい所だ。

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高野川と比叡山

 今日のおまけはこれ。高野橋から見た比叡山。バスからこの景色が見えて、思わず降りてしまった。できれば桜が咲いていればもっといいなあと思ったが、あの時期にはまだ新緑が萌えていなかったから無理な話だ。
ユーザータグ【 平等院
【2009/04/27 16:07】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
徒然道草 鴨川は増水
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今日はコンデジで

 古いカメラで撮った写真展に参加するため、プリントを注文しにいつもの写真屋さんへ。その帰り、ふと橋の上から鴨川を見ると結構増水している。朝からかなり降っていたので、渡り石も隠れてしまっているほどだ。と言うことは4・50cmは増えている。
 その川縁でじっと川面をにらめっこするサギたち。

   この濁った水で、見えるんかなぁ・・・

 彼らを脅かさないようにそっと下まで降りていった。

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   あ・・・ 行ってしもたわ・・・(T_T)

 白鷺はどうも人間が苦手なようだ。アオサギは餌付けできるくらいに人に慣れる。それも困ったものだ。

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 そんなときアオサギは魚を捕まえた。大きさとヒレの形から鮎の子供だろうか。かなり大きそうだ。苦労して、やっと飲み込んでいた。

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 私が去ると、白鷺はまた帰ってきた。

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 雨は小降りになってきたが、まだ空は暗い。そして寒い。

   明日は晴れるかなあ・・・

 願いもむなしく今日も天気が悪い。今日はどこにも行かずにお休みしよう。
【2009/04/26 10:47】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
源氏物語朗読劇「ゆくへも知られぬ宇治の恋」 by 木もれ日
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ナレーション

 先日4月22日、宇治の源氏物語ミュージアムにおいて、懇意にして頂いている朗読サークル木もれ日による朗読劇が行われた。春の京都府庁旧本館で行われた、あの公演の第2弾である。この朗読劇の面白いところは、会場によって脚本や演出をどんどん変えていくところだろうか。オリジナル脚本ゆえのためかとも思う。

 もちろん演出は中田達幸氏による。前回も公演が終わった後、楽屋ではお茶をしながらチェックが入っている。その様子を私も拝見したが、なかなか厳しくもあり、なるほどと感心することもありだった。

 何は兎も角、私にとっては脚本より会場の広さや照明のセッティングが気になるところ。開演1時間ほど前にミュージアムに入った。

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白い木香薔薇

 思ったより会場はコンパクトで、奥行きがあまりないことが助かった。また、真後ろから強い照明が当たっていて、ストロボも焚かなくても何とかなりそうだった。もちろんそれはビデオ撮影をすることに対しての配慮だ。

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匂宮(向かって左)と薫(同じく右)

 最近の朗読劇は演出家を招いていることで、より舞台劇のようになってきている。下手な演劇よりよほどよくできているのではないかと、思うことさえある。これも演出のよさとそれに応えているメンバーの努力のたまものだ。彼女らはあくまでもボランティア活動であって、プロではなくごく一般の主婦などだ。

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大君と薫

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薫と浮舟

 今回の見所はふたりの男性に求愛されて、揺れる女心。正反対の性格を持つ男性は各々に魅力的だ。認知されず卑屈な生き方をしてきた浮舟にとって、誠実な薫は尊敬できる人だ。ただ彼は亡くなった姉の「ひとがた」として自分を引き取って姉の大君の代わりに愛そうとしている。
 薫に対抗心を燃やしている親王である匂宮は、自分を一人の女性として求愛してきた。こっそり闇に紛れてまでして忍んできた。薫の振りをしたという、少々卑劣な真似ではあったが。それでも情熱的に求愛する彼に拒む勇気がない。そのうちどちらにもうち解けられない自分に嫌気が差してしまう。

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ミュージアムの展示

 そのようなシチュエーションが、現代にもないだろうか。ここまで気の弱い控えめな人は少ないと思うが。いや、彼女は単なる優柔不断だったのかも知れない。どちらにするべきか、判断できなかったのだ。だがそれは彼女の生まれ育った環境がそうさせたのだ。認知もされず疎まれながら成長し、誰にも自分が必要とされず・・・ 悲しいことだ。そして初めて必要とされたのだ。そのことに戸惑う浮舟。

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ミュージアム玄関前に咲くシランの花

 激流の宇治川に身を投げた浮舟。亡くなった大君は浮舟を異腹の妹とさげすんではいない。気の弱い妹を「自分自身の道を歩め」と諭す。
 結局彼女は比叡山の僧都に救われ、おのれが大君に救われたように人々を救っていくために出家する。

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青もみじ

 と、こんな風にお話は終わる。源氏物語も若紫など、章の始め辺りまではよく知られているが、ここまで来るとややこしい人間関係や系図で混乱したり、源氏を取り巻く人々があまりにも多くてわかりにくいが、この脚本はここだけでも解る内容に仕上がっているので、宇治十帖の流れを知らなくてもとても楽しめる。また、匂宮と薫のキャスティングがぴったりで、正反対のふたりがよく表せている。

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木香薔薇

 聞きに集まった人の中に、作曲家である尾上和彦氏の姿があり、公演のあとに招いて感想と演出の講釈を受けた。一緒に聞いたのだが、手厳しいことも言われる中、こうすればぐっと引き立つという内容まであって、私までがひとつひとつうなずいてしまった。また、彼は3月に宇治でオペラ 月の影ー源氏物語ー の公演を行っていることもあり、深く読み解いている人でもある。彼が仰るに、紫式部は素晴らしい演出家だと。名前ひとつをとっても、人間模様に合致したnamingを付けているとのこと。
 例えば匂宮は、源氏のオーラを匂わせている。確かにプレイボーイな所がそっくりだ。薫は源氏が薫かお)っているのだと。女性たちの名前はその人を表す名前だとは思っていたが、彼らもそうだったのだ。
 そしてまたナレーション。なぜナレーションが出てくるか。物語の進行だけではなく、現代に現れた紫式部になって観客を引き込ませる。なぜナレーターが舞台を見るのか。しっかり見るのではなく、30度くらいで止めておき、その先にあるものを観客が想像する。

 などなど・・・

 さすがは演出家であり作曲家。オペラを指導していたときと同じくらいに、熱心に指導されていたと思う。源氏物語を語るメンバーは6人だが、そのアマチュアのグループにここまで熱心に指導されていたことが、私には大きな感動だった。

 このメンバーの方々と知り合ってからこういった公演に参加しているが、だんだんと内容が充実していっているように思う。また、それに応えるメンバーの努力も凄まじいものがある。この先どんな風によくなっていくか、その成長を見守る私も襟を正す思いで会場をあとにした。

 
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ユーザータグ【 朗読サークル 木もれ日 源氏物語ミュージアム
【2009/04/25 23:18】 イベント | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
藤 at 平等院 前編
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その1

 先日、今年2回目のを見に平等院へ行ってきた。今年は少し早い。午後から源氏物語ミュージアムに入る予定にしていたので、ここへはお昼前に入った。人が多いのは承知の上だ。

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とつつじ

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その2

 ここ数日、あれこれと忙しく、また、昨夜は遅くまで呑んでいて、今朝は4時半に起きて出掛けたので、少し、どころか眠い。そのお陰で更新も滞りがちになってしまった。
 このあと、元気があれば続きを打ち込むが、このの続きはまた今度と言うことで。そしてこのシリーズもあと1回を予定しているので、よろしく。
ユーザータグ【 平等院
【2009/04/24 20:19】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
徒然道草 今夜は歓迎会
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つゆしゃぶ(ケータイにて)

 昨日は朝から地獄の忙しさで、バイトの私でさえ、1時間半の残業。みんなはもっと残っていた。
なのに、アフター5は歓迎会。ボスに無理矢理らちされて行った。うちの部署だけではなくて、全体の歓迎会なので、各部署のボスだけではなく、役員もトップも来るのでこれも付き合いだと、諦めるしかない。

 18時、あとは交代するからと引き継いだのだが、あとから気が付いたのだが、まだもう一つ、残っていたのだ。まあ・・・ 仕方ないか。今度出勤したら済みませんと、謝っておこう。

 開始が20時、仕事が遅くなるのを見越してのことだ。それでもまだ遅れてくる人も多く、宴もたけなわになったのは21時も廻ってから。いやはや、男性陣は呑むこと呑むこと。つられて私も少々・・・ 一緒に業務をやっている○きーは、トップから数えても上の方になるがとてもフットワークも軽くお酌に廻る。新しくきた若い男性はそれを見て目を丸くしている。その○キーも、海外出張があるからと、早々に帰っていった。シカゴに行くそうだ。それを追いかけるようにU氏も2日ほどずらして渡航するとか。

 ま、何は兎も角、トラブル続きの業務のあとはとても疲れた宴会ではあるが、全体のメンバーが殆ど集まるので、日頃顔を合わさない人とも挨拶できて結構楽しかった。
【2009/04/24 12:52】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
菜の花 by 鴨川保全活動
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高野川の菜の花

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鴨川 葵橋から賀茂大橋を臨む

 この春は何回か鴨川中州に咲く菜の花を撮ったが、写真を整理していてふと気が付いたことがあった。中州の菜の花が、昨年より広がっているように思えるのだ。これまでそれほどじっくり見たことがなかったので気が付くのが遅れたが、確かに広がっている。

 見た目にはとても綺麗でいいのだが、繁殖力の旺盛なこの植物がこれほどはびこると言うことは、見た目の美しさとは反対に、これはいけないことだと、遅ればせながら今日になって気が付いた。
 というのも、2年、いや、かれこれ3年ぶりであろうか、鴨川保全活動を行っている田中真澄(しんちょう)氏の奥さんにばったり再会したのだ。真澄さんも私に逢いたがっていたということで、しばしお話をした。彼は今も新聞に連載記事も載せているとのことで、奥さんと別れてから、最近の活動はどのようなことをしているのかと考えていたら、ふと鴨川の菜の花を思い出したのである。

 見た目には綺麗だが、これだけのものが枯れたとき、どれだけの枯れ草ができるか。これからやってくる梅雨と台風による水位の上昇、考えなくても激しい増水が予想される。河岸工事も進められ、氾濫を起こすことはまず考えにくいが、広がっていく中州の面積を考えるとやはり恐ろしくなる。野鳥の繁殖にもこの中州を残して欲しいという意見は多く寄せられる。しかしそれも限度だろう。

 花の季節が終わり、枯葉が目立ち始めた頃、大がかりな草刈り作業が始まる。これは思うほど簡単なことではないのだ。どれだけの予算が使われているのかは私も調べたことがないので解らないが、かなりの財政負担にはなっているだろう。

 保全活動により鴨川も綺麗になり、散歩を楽しんだり、観光客も楽しんでもらっていることとは思う。しかし中州が広がっていったことにより、野鳥が増えすぎて、今では年間を通して鴨類も多くなっており、アオサギ、白い羽が綺麗なコサギ・チュウサギも増えている。水が綺麗になって小魚も増えたという理由もあるだろう。ところが、昨年から気になっているのがカワウである。琵琶湖の竹生島の木々をほとんど枯らしてしまったのが、このカワウの糞なのだ。滋賀県も頭を抱え退治に躍起になっていたが、そのカワウが出町柳辺りにも見かけるようになり、それがこの冬を境に急激にその個体数を増やしている。それは鴨川のみならず、御所の九条邸跡、その池にも住み着いているので脅威だ。

 カワウがこの菜の花とどういう関係があるのだと突っ込まれそうなのだが、なんでも保護すればいいというものではないと言うことだ。増えすぎれば、どこかでバランスが崩れる。自然が自分自身で崩していくだけならよいが、そこに人の手が加わり過剰に保護することで悪影響を与えるのだ。
 動物愛護というものを笠に着て、変に野生動物や飼えなくなったペットを殺すなと声高に宣伝しているが、増えすぎた鹿は簡単に農家の作物を食い散らす。保健所などで保護したペットなども、要らなくなったからと持ち込まれ(保健所に合法的に捨てていくとも言う)るが、そのまま生かして誰が面倒を見てえさ代などを出してくれるのか。いないであろう?愛護団体が出してくれるのか?そのペットたちも泣く泣く処分しているのだ。

 それらと同等のレベルになっていくのだ。花を楽しむものは無くすな、野鳥の観察や保護活動をしている人も無くすなと言う。増水によって被害を被る可能性のある人、もしくは被害のあった人は河川の整備をして欲しいと望む。それらは自分の都合だけの発言だ。

 どのような保全活動でも、どこかで折り合いをつけねばならぬだろうと思う。ある意味この菜の花も景観に一役買っているが、広がりすぎはよくない。台風による増水で、橋桁の直ぐしたまで水が溢れているのを見たことがあるものにとっては、やはりこの中州もある程度除去しなければならないと痛感するのである。

 資料;京都府鴨川条例に関する一般意見 

 ふむ、たかが菜の花でまた長くなってしまった。最近、ちょっと長いけど気が付いているかと、ある人に言われたことがある。

   うん、わかってんねん・・・(^_^;)

 そう思って短めにしていたのだが、つい、今夜は熱くなってしまった。これも久し振りに真澄さんの消息を聞いたせいだろう。

 今夜のお詫びは・・・

 え、そう言いながらまだ打ち込むのかと?ま、いいではないですか。

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 とある個人宅に咲く藤の花。
ユーザータグ【 鴨川保全活動 菜の花
【2009/04/21 22:47】 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
京都桜紀行 その20 at 賀茂川
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菜の花と桜その1(4月15日撮影)

 いよいよ最終日となった京都桜紀行、lastは賀茂川。鴨川ではない。出町柳から三角州で綺麗なYの字に別れる西側の上流。

IMG_9121菜の花と桜
菜の花と桜その2

 賀茂川沿いに遙か上流まで続く桜並木。そこが満開を迎える頃、鴨川中州には菜の花も満開を迎える。四季を通じて美しい京都だが、私はこの季節の鴨川が一番美しいときだと思っている。

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菜の花と桜その3

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花ニラと桜 遠くに舟形を臨む

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桜の通り抜け

IMG_9109河川敷

 染井吉野はそれほど好きなわけではないが、こうやって川沿いに並んでいるのを見るのは好きだ。ここの染井吉野だけは、私の一押し。ただ、全国的に戦後まもなく植えられたこの桜は、そろそろ寿命を迎えようとしており、病気などで枯れてきているものが多くなったと聞く。
 哲学の道に咲く桜は橋本関白が寄贈したものだが、ここも傷み方が激しくなっており、現在この桜のクローンを作ろうとしている。しかし、それが成功したとしても、植え替えしてから成長するまでの期間に訪れる観光客に足元を踏まれると、桜は生長できない。昨年も桜の足元を踏まれないようにと柵を設置したそうだが、どれが柵なのか解らなかった。桜は足元を踏まれるのをとても嫌がるのだ。また観光客は写真を撮るために柵の中にも平気で入り、踏んでいく。

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視界を横切るハト

 なにも観光客に来てもらいたくないのではない。桜をいたわってやって欲しいだけだ。府立植物園の桜たちもそうだ。枝垂れ桜の直ぐしたを通る。そんなことをしていて大丈夫かと思っていたら、ようやく保護し始めた。あそこも開園時からの桜もあって、傷みが激しくなっているのだ。

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 そんな人の心配も知ってか知らいでか、鴨の流れは今日も穏やかだ。100年前も1000年前も、同じように流れていたはずだ。
 そして来年も、100年後も、同じように清き水が流れ桜が咲くのだ。いつもと変わらぬ姿で。

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 2009年春、京都桜紀行はこれにて終了。しばらくは鴨川に咲く菜の花と、いよいよ咲き出した藤ともっこう薔薇を。
 
ユーザータグ【 鴨川 菜の花
【2009/04/20 22:50】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
京都桜紀行 その19 知恩寺
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知恩寺本堂(4月5日)

 2009年京都桜紀行も、残すところあと2カ所。振り返ってみれば、どうのこうの思いながらあちこち行ってきたものだと感心する。だが、少々疲れたのは確かである。来年はもっと減らそう。今年行けなかったところを中心に行ってみてもいいかと思う。

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 障子はぴったり閉めてあったが、奥の駐車場には大型観光バスが駐めてあり、団体が入っているようだった。障子の奥からは低く、あるいは声高に読経の声がずっと流れている。

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 この日、まだ咲き始めの桜は濃い蕾の色で、白い障子と年月を経た黒光りのする建物の色の対比が、とても綺麗だった。

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花ニラ

 いよいよ次回は京都桜紀行の最終回。さあ、とりを飾るのはどこか。お楽しみに。
【2009/04/20 09:11】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
京都桜紀行 その18 at 上賀茂神社
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上賀茂神社 斎王代桜

 歴代の斎王代が愛したと言われる、見事な紅枝垂れ。市内でも北に位置するここ上賀茂は、紅枝垂れは最後に見られるところ。
 と、言っても私は初めて実物を見た。

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 桜、それも紅枝垂れは特にそう思うのだが、なんと妖艶なことだろう。月明かりに照らされたならば、もっとそう思える。ライトアップなどと言うものは無粋だ。せめて遠くの外灯が微かに、程度かと。それも叶わぬのならかがり火で。などと贅沢か。
 その昔、西行法師もこの桜の下で死にたいと言ったそうだが、私もそう思う。彼が見た桜は決して染井吉野ではなく、この紅枝垂れだろうと思うのだが、この樹齢何百年という枝垂れ桜には魂が宿っていると思う。それも女性の。淡い桜色の薄衣を纏い、艶やかな黒髪を垂らしているのだ。もうじき死が訪れると言うとき、この桜の樹下に身を横たえると、静かな吐息とともに白いひんやりとした細い指の霊が迎えに来る。そして現世の体はそのまま朽ち果て、桜の養分となる。また、人の魂は樹霊に吸い取られ、ますます妖艶な姿となっていき、永きの命となる。

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 桜はそうやって何百年も生き続けるのだ。そしてその永き命も終わりに近づいた頃、新たな命を引き継ぐため美しい女をその中に引き入れ、やがて枯れる。その後には若木が新たに芽吹く。

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 神々が降臨した上賀茂神社。この地にはそのような血が脈々と流れる。その地を汚してはならないのだ。

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ヤマブキ(私は一重の方が好きだが)

 斎王代桜、その直ぐ脇では京産大の学生が宴会の真っ最中。お花見ではない。単なる新人歓迎会だ。ならば自分たちのグランドでやればいかがなものか。桜を囲う柵の直ぐ横に、大きくブルーシートを広げて騒いでいる。写真を撮りに来た男性たちもあきれ顔。私も卑下しているような目つきで見ていたに違いない。世界遺産のこのような場所で、多数の人数での宴会を行ってもいいものなのだろうか。かなり疑問に思うが。そして聞こえてきた会話。先輩風を吹かせている男子学生。どうもバイクを盗んで逃走するときの方法のようだ。イグニッションは針金を利用してエンジンをかけ、警察に追いかけられた場合は人混みの中に走り込めば追いかけにくいので掴まらない、など。馬鹿か・・・

 これはごく一部の学生のことだとは思うが、これも今をときめく京産大の実体だ。

 真面目な学生がこれを読んだときにはお許しを願いたい。あまりにも呆れたので。

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みあれ桜
ユーザータグ【 上賀茂神社
【2009/04/19 11:43】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
スリランカ写真展 by 岸野亮哉氏
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岩倉図書館での展示

 さて、ようやく写真展のレポートを。

 夜中から降り出すという予報を他所に、岩倉に降り立った時には既に小雨が降り出していた。その中、静かな住宅地に、そこだけぽつんと灯りが漏れる・・・
 そこが京都市立岩倉図書館だった。

 開演は18時。出町柳を17:20発の電車に乗らなければ間に合わない。ほぼ定時、16時45分には幸いに早く仕事を終えることができ、残りは若い子に引き継いで大急ぎで愛車を走らせて有料駐輪場に滑り込む。

   やれやれ、これで間に合うわ・・・(汗;)

 図書館に入ると、本の特有の香りがする。この臭いが大好きだ。とても幸せな気分になる。子供の頃から学校の図書館には入り浸りだったものだ。そんな感傷的な気分になりながら、どこに行けばよいのかと見渡すと、スーツ姿に眼鏡を掛けたスキンヘッドの男性。間違いなく知っている顔貌は岸野氏だ。おずおずと近づいた。

   あの、ブログにコメントをいただいた阿修羅王です・・・(ぺこり)

   ああ、どうもありがとうございます

 彼は私が声をかける前に私だと解ったのか、小さく会釈をされた。会場には年配の人が多く、ブログでは年齢を明らかにはしていないが、彼らよりは年少だ。少し場違いな感じでもしかしてと思われたのか。それとも真っ直ぐ近づいたので、それと解ったのか。まあ、どちらでもよい。直接面識あるものとして話すのは初めてだ。ものすごく緊張した。

 開演までにほんの少しだけ時間があったので、展示されている写真を見る。報道写真ではないので、悲惨な写真はない。また、子供も出入りする図書館なのでむごい写真はだめだろう。
 おおよそ、民間、ごく一般的は市民には戦争は無縁だ。多分、太平洋戦争の時でも、戦争とは関係なく営まれている生活もあったはずだと私は思う。そんな風景が、屈託のない笑顔とともにここにはあった。

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バスの中に飾られている宗教

 先日も書いたが、岸野氏は僧侶である。大谷大学で学び、その後free lanceで写真の仕事をしながら、「信仰と祈り」「宗教は戦争の原因か?」というテーマで海外取材を行ってきた。アフガン紛争をはじめとして、世界で起こっている戦争や内戦は、宗教対立が原因のように報道されている。本当にそうだろうか?彼は浄土宗の僧侶という立場から、それを検証し始めたのである。

 スリランカの内戦は、我々には少しなじみが薄い。それもそのはず、彼が何回も取材に行った中でも報道関係者の姿は殆どなかったそうである。ミャンマーで取材中に亡くなった長井健司氏などのこともあるが、激戦区では報道関係者でさえも立ち入りを禁止する地域が多い。危険と言うよりは報道規制。今回もスマトラ沖地震後の取材という形で入ったそうだ。しかしスリランカをよく知る人に言わせると、彼が入っていった地域は本当に危険な地域だったそうだ。

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ハルジオン

 報道取材ではないが、監視の目が厳しく、民間人に本音を聞くことはできなかった。世間で言われている宗教の対立と言っても、主な民族シンハラ人とタミル人、誰もが全ていがみ合っているのでない。極ごく普通に生活をしている姿があった。この国には仏教徒、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒と多くの宗教が混在しており、乗り合いバスにはこの宗教の象徴が並べて飾られている。このことをとっても市民レベルでは、宗教の対立が一般市民にまで影響を及ぼしているとは考えにくい。

 パレスチナの件でも記事にしたような気がするが、宗教は信仰するものではなく、人民の頂点に立って支配するためのものではないかと思っている。特に西洋の宗教は特にそう思う。イスラム諸国では女性の人権はないがしろだ。女性に教育は無用と考えられているほどだから。今は随分と改善されているようだが。クリスチャンの方々にも失礼だとは思うが、十字軍遠征なども相手の信仰する宗教の廃絶が目的だ。なんとも過激なことか。本来の宗教の姿はこのようではなかったはず。大義名分を使い、時の政治家は「宗教」を悪用してきたのだ。

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ジシバリ

 イスラエルのガザ侵攻でもそうだ。今更何を始めたのかと驚いたが、何百年もの昔の因縁を根に持っての戦争だ。一般市民は関係ない。結局被害者は市民レベルであり、政治家の企てだけだ。これもある意味宗教が戦争の原因であるかのような言われ方をしているが、ごく一部の過激派が口実を設けて政権乗っ取りをしようとしているだけではないか。
 このスリランカでもそうだ。取材中でも多くの市民の生活を見た中で、多くの宗教や民族が暮らす国は、相手の事を受け入れて尊重しなければ生活は成り立っていかない。心の中では違うと思っても、それを行動には出さずに受け入れる寛容さがある。それが国際社会というものではないだろうか。

 スリランカの場合は宗教が大きな影響と言うより、植民地支配の副産物だ。一部の民族を、民衆を支配するために優遇したためにのちにこのような影響が出たのだ。今更英国に責任をとれとも言わないが、結局は支配制度のためなのだ。
 ゆえに彼の結論としては、宗教は戦争の原因ではないと考えているのだと思う。私もそう思う。

 彼の報告はこれまであまり入ってこなかったスリランカの現状を知ることができたのと同時に、私がこれまで考えていたことと同じような意見を聞くことができ、とても有意義な講演だった。

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タンポポの綿毛

 戦争とは、いつの時代でも悲しい思いをするのは民衆で、独裁者の独占欲の被害者だ。そして戦争とは資本主義社会が生み出した究極のお金儲け。観光と農産物が主な資源であるスリランカに、どうやったらあれだけの重火器が投入できるのか。彼も詳しく調べた裏付けがないので、と口を濁していたが、いつの時代、どこの紛争でもそうだ。双方に武器商人が売りつける。どこの国の闇商人なのか。さあ、どこの誰なのか。もしそれが解ったとしても、政府は黙っているだろう。様々に形を変えて、裏で繋がっているのだから。

 そうそう、東京の小さな測量機材を作る企業が、ボート型の自動測量機を開発した。GPS機能を内蔵していて水上で深度などを測量して、それをPCに取り込めば地形模型を描くこともできるとか。その測量機にモーションをかけてきた海外の軍事関係者。社長はno commentを貫いたが、恐い恐い・・・ 日本の精密機器は世界中に狙われている。いくらでも戦争に使えるのだ。それを十分に認識しないと、戦争の加担者となりかねないことを忘れてはいけない。

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鬱金桜

 今日のおまけはこれ。上賀茂神社近くの河川敷に咲く、鬱金桜。御衣黄桜に似ているが、ちょっと異なる。淡い黄緑が綺麗だ。

 
ユーザータグ【 岸野亮哉 京都市立岩倉図書館
【2009/04/18 16:17】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
京都桜紀行 その17 vol3 at 東寺 
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東寺 大日堂その1

 今夜も紙面の都合上(?)写真だけ、取りあえず。4月6日東寺の最終回。

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東寺 大師堂

 大師堂からは読経とお香の香りが漂ってくる中、桜は満開だった。次から次へと桜を愛でる人が集まる。

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大日堂その2

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鐘楼

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急ぎ足で立ち去る僧侶

 秘かに私は東寺の桜が好きで、毎年来ているが、こんなに満開の染井吉野は滅多に見られなかった。その分、紅枝垂れは少し早かったが、それを抜きにしても十二分に堪能することができたのは幸いだ。

 さあ、まだ残っている京都の桜。え?いい加減にしてくれと?まあまあ、もう少しだけ、お付き合いを。来年はきっとここまで出掛けないので。

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カタバミその1

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カタバミその2

 今日のおまけはこれ。鴨川で見つけたカタバミ。緑の中に、濃い赤紫が綺麗だった。
【2009/04/17 22:53】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
京都桜紀行 その17 at 東寺vol2
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五重塔と傘

 どんどん記事が溜まり、季節が遅れてしまうので今回は写真だけ。

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不二桜と傘

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すずめ

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五重塔の屋根

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講堂
【2009/04/16 22:44】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
スリランカ写真展 at 京都市立岩倉図書館
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岸野 亮哉氏 ポートレイト

 先日、昨年夏の記事に鍵コメが入った。開けてびっくり、記事に書かせて頂いたご本人からだった。それがこの方、岸野亮哉氏。れっきとした僧侶であり、カメラマンでもある。なのに本日知った事実、クリスマスイブがお誕生日とか。

 いや、前置きはこれくらいで、その岸野氏は僧侶の立場から「信仰と祈り」「宗教は戦争の原因か」というテーマで海外自費取材活動を行ってきた。その最新活動報告会ともいえる講演会が、本日行われたので、会場の市立岩倉図書館へ仕事終了後に出掛けてきた。

 と言うものの、レポートと感想が少々長くなりそうなので、申し訳ないとは思うが詳しいレポートは明日以降にすることをお許し願いたい。
【2009/04/16 22:38】 イベント | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
竹宮 恵子 東京展 2009 in 東京Gallery KUBOTA

お知らせのポストカード

 今年もお知らせが届いた。京都精華大学professor竹宮恵子氏の個展。今年は東京だ。来年はまた、京都で行われる。今回のテーマはファラオの墓。サブタイトルは悠久ETERNITY。
 最近は「地球(テラ)へ・・・」が多かったし、ちょっと飽きてきていたのでとても嬉しい。それもファラオの墓は、特に好きなので。できればイズァローン伝説ならもっと嬉しい。いつかはまた行われるだろう。


 竹宮恵子東京展  2009.5.2~2009.5.9
12:00~18:00(最終日は16:00終了)
  GALLERY KUBOTA本館5階(中央区京橋2-7-11)

 
ユーザータグ【 竹宮恵子 ファラオの墓
【2009/04/15 21:36】 イベント | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
京都桜紀行 その17 at 東寺vol1
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東寺 五重塔と不二桜

 九条のたかばしから東寺へ移動する。九条大宮の交差点からも、桜を雲海のように従えた五重塔がそびえているのが見える。いつ見ても綺麗な五重塔だ。今は特別拝観中なので第1層までなら入ることができる。ただし、撮影は禁止。

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瓢箪池から講堂を臨む

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白鷺

 この池ではアオサギや白鷺がエサを漁る姿をよく見かける。池の中には大きな鯉もたくさんいるのだが、川から取水しているのか、小さな魚も多く、それを狙っているようだ。

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五重塔

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不二桜

 不二桜と呼ばれている枝垂れ桜はとても大きく、五重塔にひけをとらない。樹齢はどれくらいなのだろう。この種の桜は長寿だ。

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紅枝垂れその1

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紅枝垂れその2

 この時、紅枝垂れはまだ咲き始めたところ。しかしこの個体だけは満開を迎えていたので、代表して東寺の紅枝垂れとして紹介。思いっきり開放F値で。

 そろそろ桜も終わる季節となった。大原ではまだ枝垂れ桜が満開。もうすぐすれば染井吉野も満開を迎える頃だろうか。
 しかし京都桜紀行シリーズはまだ残っていた。あと、3回分は十分にある。困ったことだ。東寺もあと2回はシリーズで出したい。結局御室にも行きそびれたが、他のところで楽しんだのでよしとする。

 よって、桜の季節が終わっても、まだしばらく記事のupをする予定となっているので、よろしく。

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白鷺

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ミニチュアダックス

 今日のおまけはこれ。鴨川で見つけた白鷺と、お店の前で静かにしてじっとご主人様を待っているわんこ。動物ネタのおまけが多いなあと思いつつ、かわいければいいか。
ユーザータグ【 東寺
【2009/04/15 20:24】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
京都桜紀行 その16 at 京都タワー
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京都タワーその1

 そろそろ桜の記事も終わりの方へと近づいてきた。この季節、私の中でやはり外せないのがここ。

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京都タワーその2

 東大路をそのまま南下すると、東福寺交差点から九条通りに変わるところに架かっている、俗称九条の高橋(たかばし)。そこから見る京都タワーと桜が、私には春の景色には欠かせない場所だ。無機質な駅ビルを、桜とタワーが優しくするように見えるのだ。

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京都タワーその3

 子供の頃から大好きだった京都タワー。この街に住んでいる幸せを噛みしめる。

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鉄橋を渡る機関車

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新幹線とJRの快速電車

 タイミングよく在来線の電車と新幹線がすれ違った。慌てて構えたので、あとから見ると斜めになっていた・・・ ちょっと落胆。
ユーザータグ【 京都タワー
【2009/04/14 23:59】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
京都桜紀行 その15 at ある日の下鴨神社
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ヤマザクラと楼門その1

 ある雨上がりの早朝。

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ヤマザクラと楼門その2

 夜中からやや激しく降っていた雨は、明け方になってようやく止んだ。まだ少し雲は残っているが、明るくなってきている。

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ヤマザクラ

 その瑞々しさが残っているうちにと、早くに家を出た。さすがに参拝者も少ない。珍しく静かな下鴨神社だ。

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楼門と鳥居

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巫女さん

 さあ、仕事開始。神職の男性、巫女さんたちが集まってきた。

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 今日のおまけはこれ。とある公園の靴下猫。外猫なのだが、カメラを向けると一目散に駈けてきて足元に寝ころぶ。女の子だ。見事な白い靴下。

 そう言えば先日鴨川で撮っていたら、そこで遊んでいたグレイのトイ・プードルが、いきなり走り寄ってきて私は襲われてしまった。顔は舐められるし、飛び跳ねながら抱きついてくる。縫いぐるみのような子だった。この子も女の子。まあ別に男の子に襲われたいのではないが、わんこにはとても好かれる。しかし飼い主さんは恐縮することしきり。

   いいですよ、わんこにはいつも好かれるので・・・(^_^;)

 そう言えば私の身内にもそんなやつがいた。いきなり知らないわんこに襲われるように飛びつかれ、お腹を見せて甘えると。その連れ合い曰く、きっと人間だとは思われていない、わんこの仲間だと思われているに違いないと。

 これは血筋か・・・
【2009/04/13 22:07】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
徒然道草 今日はちょっとそこまで
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300系 ひかり(別名 鉄仮面)

 私には学生の頃から交流がある、古い友人がひとりいる。その頃の友人たちとは、殆どがお年賀の挨拶状だけのやりとりだが、この友人だけは細いがずっと付き合っている。離れているため年に数回、逢えるかどうかの付き合いなのだが、昨年は家庭内のごたごたでずっと逢えずじまいだった。
 最近、ようやく落ち着いてきたのでおしゃべりをしようと言うことになり、ちょっと遠出をしてきた。年老いた母親の世話もあるからこちらには出てこられないので、いつものように私が出向く。

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中州の菜の花

 走っている新幹線の窓から、コンデジで撮るのは結構タイミングが難しい。

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太陽光発電パネル

 待ち合わせの場所には友人の方が早く着いてしまったようで、まだ車中の人だった私のケータイがぶるぶる・・・

   はい、もしもし・・・ まだ新幹線の中やねん。あと10分で着くから

 改札口をでて待っていてくれる場所に急いで向かおうと駆け出す寸前、その先に友人が笑いながら立っているのが見えた。

   や、久し振りやなぁ

 私は手を振りながら、やっぱり走ってしまった。友人は昔と変わらぬ、いや、ほんの2年ほど逢わなかっただけだ、変わるはずはない。

 軽いランチを摂りながら我々はしゃべり続ける。スポーツセンターの一角にある飲食店。木目が綺麗な店内の内装が落ち着いていて、テーブルの間隔も広く、休日のお昼時だというのにかなり空いている。女性店員がごゆっくりと言うてくれたのをこれ幸いに、近況をずっとしゃべり続けた。
 友人は私が仕事を辞めたのは知っている。あのまま続けていたら、絶対に倒れてしまうと心配してくれていたのだ。嘱託に変更して本当によかったと言ってくれた。そしてまた、定年にはまだほど遠い年齢なので、こうして社会に再び戻って来れたことも喜んでくれる。誠によい友人を持ったと、自分でも嬉しくなる。

 友人はと言うと、ここ1・2年の家庭内のごたごたは、口で言うほど楽なものではなかったようだ。自営業をしている友人は、以前行っていたお店の莫大な借金を抱えていて、連れ合いともども必死に働いて返していた。連れ合いも管理職を委されながら夜は、遅いときで22時、23時までも働いていたこともあったそうだ。お互い仕事の疲れや業績悪化で、ぎすぎすして、一時別居までしてしまった。とても仲のよいカップルであったのに、離婚届まで突きつけられたとか。

 そんなことを笑顔で話すが、事態は本当に深刻だったようで、連れ合いは被害妄想にまで至り、子供までもがちょっと頭がいかれたのではと心配して、あいだを取り持ってやっと収拾がついたのだと。だからそんな原因になった仕事の多さを精算して、体が楽になったことで今はどちらもが優しくなれたと。来年辺りはゆっくり海外旅行にでも行こうかという計画までしていた。

   ふ~ん、そうだったんや・・・

 しかし、話はそれだけではなかった。その介護している老母。昨年交通事故を起こして大腿骨骨頭骨折で人工関節を入れる手術をしていた。それまで独居生活だったが、もう無理となったので自立型介護施設という所に入所させた。その事故も、最近多発している高齢者ドライバーが起こす逆走だった。今から思い起こせば、事故を起こす前に前兆があったのだという。配達で車の運転が必要だったのだが、度々道に迷ってたいへんだったと。そこで気が付けばこんなことにならずに済んだとがっくりしているが、これは自分に科せられた運命だと前向きだった。

 それでも寝ているあいだにぽっくり死んでくれないかなあと、そう言う友人の本音は私もそう思う。実家の母が、きっと同じように思いっきり周りに迷惑をかけ、嫌がられながら長生きしそうだから。自分の親だから言えることだ。これが連れ合いの親なら、言いたくても言えないだろう。

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高圧電線の鉄塔

 どちらからともなく言い出した、こんなにしゃべったの久し振り・・・の言葉。生活の匂いのしないおしゃべりはどちらもがリフレッシュする。

 帰りの車中は、乗り過ごしはしないかと、時折意識が遠のき舟を漕ぐ私は、不安がいっぱいだった。でも、久し振りに逢っておしゃべりに興じた、疲れたが楽しい1日だった。 
【2009/04/12 23:15】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
京都桜紀行 その14 at 上賀茂神社
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御所桜その1

 先日の上賀茂神社。行くタイミングを逃して、生憎と少し盛りが終わっていた。

 それにしても見事な桜。樹齢何年くらい時を経ているのだろう。

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御所桜その2

 一昨日だったか、カナダ人のカップルがここで神前結婚式を挙げた。私がここを訪れた翌日・・・ 惜しいことをした。このお二人、初めての来日でここでお式を挙げたいと決めたそうだ。白無垢に紋付き袴。とてもお似合いだった。そしてなんて幸せそうな笑顔。文化の全く違う異国でのお式は、人生の中で一番の想い出ではないだろうか。

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御所桜その3

 来る5月皐月に、ここで私の親戚筋にあたるMちゃんがお式を挙げる。桜の季節ではないが、鮮やかな萌葱色に染まる新緑の5月。とてもよい季節だ。その撮影が私にはとても楽しみであり、また学ぶ試練でもあるのでとても緊張している。と言っても、自ら撮らせてと言ったのだから仕方ないが。

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風流桜

 鳥居横にそびえる風流桜。葵祭では花笠と同じ形に整えられている。この形を花笠にしたとも言われるそうだ。まだ咲き始めたばかりで、この週末にはほぼ見頃を迎えると思われるが、しばらく私もここには来られそうにないので、残念だが多分見られないだろう。

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 ここでちょっとおまけ。昨日の平安神宮で見つけた飛行機雲。

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 蒼穹に真っ白な筋を引く飛行機雲は、私のお気に入り。
ユーザータグ【 上賀茂神社
【2009/04/11 17:09】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
京都桜紀行 その13 at 平安神宮
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蒼龍楼の枝垂れ桜

 今年の桜は、あまりにも早くに咲いたのでこの先どうなるかと思いきや、案外長く咲いている。八重の柔らかい紅色のふわふわの花びらを咲かせる、紅枝垂れ。私の一番好きな桜だ。もっと早く咲いてしまうのかと思ったが、ここの紅枝垂れも、結局例年通りに咲き誇った。

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桜と献灯

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池のほとりの染井吉野

 小高い樹木に覆われて、なかなか陽の射さない白虎池(西神苑)の染井吉野。池にその綿帽子を被った白無垢のような姿を写す。ここも私のお気に入り。私の撮っている横でも、熱心に同じ方角に向かってカメラを構える男性の姿があった。

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晒鳳池(東神苑)の尚美館その1

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晒鳳池(東神苑)の尚美館その2

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尚美館に佇む巫女

 ここに巫女さんが立っているということは、きっと今日もお式が執り行われているはずと思って待っていると、笑顔の白無垢姿の花嫁さんと、スキンヘッドのちょっと強面なのににこにこと愛想のよい花婿さんが現れた。尚美館に姿を消す前には、池の向こう側から一気に向けられたカメラに向かって、ふたりとも満面の笑顔で手を振るというサービスまで飛び出した。あちこちでシャッターを切る音が響き渡る。

   おめでとうございます。お幸せに・・・(^.^)/~

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 今日のおまけその1。嵐電の桜電車。そのボディには・・・

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 こんな桜模様のタペストリーが貼られている。これはペットボトルから再生された繊維で、西陣織の技法で織られている。

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 いつまで走っているのかは忘れたが、駅ではしきりに写真に収める姿を見た。

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 今日のおまけその2。その嵐電沿線、北野線の帷子の辻を北野白梅町駅に向かって、200mほど続く桜のトンネル。そこを走る電車が撮りたいが、途中下車してそれも踏切に立たないと桜の中の電車は撮れない。遠くになる踏切に、ずっとこちらにカメラを向ける男性の姿があった。
ユーザータグ【 平安神宮 神苑 嵐電
【2009/04/10 21:12】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
京都桜紀行 その12 at 大沢池 
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大沢池その1

 映画やTVドラマの時代劇のロケがよく行われる大覚寺。その門前に、写真を趣味としている男性がご夫婦で営む小さな飲食店があって、壁にはいつも多くの写真がかけられている。
 嵯峨野、特に大覚寺に行くときにはいつもこのお店に立ち寄って、軽食か、もしくはお茶をして一休みすることにしている。この日は気温が上がり、数km歩いたあとではさすがに口渇を覚えていた。

   お久しぶり(^.^)

 小さく手を振って、奥にいたご主人に挨拶をする。

   おお、誰かと思ったがな

 ここのご夫婦とは、ちょっとした知り合いだ。

 滅多に冷たいものは頼まないのだが、早朝に軽い朝食を摂ってから何も口にしていなくて、とにかくさっぱりとした冷たい飲み物が欲しくて檸檬スカッシュを注文。奥で奥さんが作りながら、我々は写真談義。

   今は何を使うとるんや?これか?重いなあ、ええの使うとるやんか

   ほんとはな、MarkⅡが欲しいねんけど、私の財力ではこれが限界やねん・・・

 程なく檸檬をたっぷり搾った檸檬スカッシュが運ばれてきた。一気に飲みたいところをぐっと我慢して、ゆっくり飲んだが、注意していたにもかかわらず種をひとつ、飲み込んでしまった。ま、大丈夫だろう。
 クエン酸パワーを補充した私は、また来るわと手を振ってお店を出た。

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大沢池その2

 昨夜、ニュースの続きでそのまま消し損なったTVで、派遣切りの関連した内容で番組が始まったので、つい見てしまった。人手不足を派遣切りで職を失った人に、農業の仕事を提供してみたその結果だった。「農業は雇用の受け皿となるか」とサブタイトルが付けられていた。
 農業が今抱えている問題が後継者不足、人手不足と言われているが、それは山間地で著明だ。地方の小さな自治体が、研修生として人員を募集して農業や林業に携わる人を育成して、できればそのままその地域に永住してくれることを望みながら、安い家賃で住居も提供して募集をかけた。多くの人が集まったが、いざ仕事(研修)を始めると、早ければ3・4日で姿を消すという。

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大沢池その3

 ある自治体では、1年間頑張ったら10万円の報奨金をだしていたが、それをもらった途端に出て行ったとか。東京でこのような農業従事者の募集案内を行ったところ、派遣切り経験者をはじめ、本当に多くの人が集まったのだが、結果は上記のような結末が多かったそうだ。

 そんな脱落者に理由を聞いてみたところ、やはり体力の問題、仕事の拘束時間が長くきりがない上にお給料が安いこと、冬場の寒さの中での仕事に耐えられなかった・・・等々。
 根本的に農業というのは屋外作業であり、季節で作業の繁雑さが変わる。また天候や作物の病気や害虫、そのようなことが理解できずに応募したように思う。

 この番組を見ていて思ったのが、人出が足りないから余っている派遣切りの人を使うという、安易な考えそのものに無理があることだ。派遣社員の殆どが製造業に携わっていた人が多く、少なくともエアコンのコントロールが行われいる作業場で働き、きっかり時間内で仕事が終わる。農作業とはあまりにもかけ離れすぎているのだ。機械だけを相手にしていた人にとって、生き物である野菜たちの声にならない言葉を聞き、自然を相手にすると言うことは、所詮無理があったのだと思う。

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大沢池その4

 老後を田舎で田んぼを耕してというのは、計画を練ってから行っていることだ。それでも70歳、80歳になればそれも無理と言うもの。いきなり仕事がないから農業でも、と言って簡単にできるわけがない。また、最近の農業は多角経営が多く、農産物を市場に出荷するだけではなく、「農業法人」という組織になっている経営者も多いそうだ。採れた農産物を加工して、売り手市場に出す。それには単純作業しかできないスタッフは不要で、柔軟な考え方のできる人や、特技や資格を持っている人を募集しているとか。ある会社の新人を紹介していたが、京都外大(!)卒で英語が堪能な男性や、百貨店でばりばり営業をこなしていた経験のある女性などだ。経営者曰く、農作業や製造などの単純作業はパート従業員で十分まかなえる。欲しい人材はこういった経営戦力となる人たちだと。

 これでは主に単純作業の多かった元派遣社員では厳しいかも知れない。

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枝に乗って毛繕い

 しかしこのような人たちを募集して成功している自治体もあると言うことで、その成功の秘訣としてはいくつかあるが、まずは農業自体がこれまでの農業ではなくてどんどん変わってくこと、移住してきた人を受け入れ若い人の発想を延ばすこと。従来の考え方では農業は廃れると言うことだ。過疎地に於けるこういった試みでは特にこの考え方が重要ではないだろうか。

 このミスマッチはなにも農業に限ったことではなく、今年1月に同じ事を介護職で始めた自治体がある。その後どうなったのかは知らない。まあ、似たり寄ったりだろう。この時も私はこのやり方は、絶対に失敗に終わると思った。行きつけの鍼灸院の先生とも雑談でも私が切り出した話だ。仕事がないからと、いきなり介護の仕事は無理だと。この仕事がやりたいというのならともかく、おしもの世話、吐物の始末、移送等々、できるだろうか。利用者からクレームが出たとき、いきなり切れて虐待を行わないという保証はない。ある程度のセンスも必要とされると思うのだ。

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たんぽぽ

 数字の足し算引き算なら簡単に辻褄は合わせられる。しかしそれを人間でやろうというのは無謀なことだ。そして元派遣切りにあった人も、安易に考えないことを望む。ネットの掲示板などを見ると、なかなか手厳しいことを述べる人が多いのには驚かされた。その辺りのことはあえてここに示すつもりはないので、興味のある方はご自分で見て欲しい。

 面白いと思ったのは、派遣業が開始された小泉内閣の時、最低限のお給料でも生活できるように始まった事だという意見だ。定職を持っていた私には関係ないことだったので、この時期あまり耳を貸さなかったのだが、ちょっとしっかり知っておいた方がよかったと反省。そしてネットで意見を述べる人は、ある程度余裕のある人だから好きなように言えるのだと言うこと。この点は私もなるほどと思った。結局俗に言う「勝ち組」だからだ。

 そう言う自分もブログを立ち上げてこうやって打ち込んでいるのは、これは仕事ではなくて遊びの部類に入る。本当の意見はネットには出てこないだろう。だが、接客業がいやだから機械相手の仕事しかできないという人もいるだろうし、40歳、50歳になってから新たな職種は経験できないと逃げる人もいるのは確かだ。でも、そうやってえり好みできるのは、まだせっぱ詰まっているのではないのではないか。甘えてはいないか。子育ての関係で、どうしてもそんな不安定なことしかできなかったなどという人もある。それを外しても正社員の責任がうざいから気楽な派遣で、と安易に考えてずるずると来た人も多いはずだ。特に工場での製造なら、大抵安くて入れる社宅が付いている。

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ヒドリガモ

 とはいえ、この世界的恐慌では誰がどうやっても当分は景気の回復は無理だろう。誰がどのような意見を述べようとも、始まってしまったことはどうしようもない。私のこの発言も、どうぞ戯言と笑ってやってもらえたら幸いである。

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日向ミズキ

 今日も長くなってしまった。

 鴨川にも咲いていたこの花、最近やっと名前が解った。日向ミズキ。ちょっとお気に入り。 

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北大路橋下流から上流を臨む(コンデジで)

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半木の道に咲く紅枝垂れ桜(コンデジで)

 今日のおまけはこれ。鴨川飛び石から撮った鴨川と、満開に近くなった植物園西側の、半木の道に咲く紅枝垂れ桜。今週末がここも見頃だろうと思われる。多くの人で賑わっていた。

 
ユーザータグ【 大覚寺 派遣切り
【2009/04/08 17:08】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
修復中の銀閣寺 その続き for リクエスト
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基礎工事

 滅多に見られない文化財の修復工事。昨年、私は知恩院御影堂の修理中を見てきた。屋根の骨組みはもちろん、床下まで。300年ぶりという大修理だった。生きているうちに見られるかどうかと言う文化財の心臓部、機会があれば行っておいて損はない。
 この基礎部分も今後は、耐震性を施していくそうである。

 で、ちょっとリクエストがあったので、こけら葺きのトリミング拡大バージョンをどうぞ。
 (クリックで拡大)

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その1

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その2

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その3

 数mmに削いだ板が、綺麗なラインを作って隙間なく並べてある。本当に綺麗だ。

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銀沙灘(ぎんしゃだん)

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向月台(こうげつだい)

 芸術的な造形と言えば、これらも。一見、触ればもろくも崩れそうな砂の芸術品だが、案外崩れにくく固められている。触るなと立て札があったが観光客のおじさんが、連れの人たちに自分が触って見せて、

   これなあ、触ってみぃ。固いんやで。コンクリート屋さん(自分のことらしい)はこういうところがきになるんや

 などと説明をしている。

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 この窓からの眺めが好きで、ちょうどここにカメラを向けた途端、旗を持ったバスガイド(今は何と言ったか)さんに連れられた団体に取り囲まれた。

   皆さん、この窓からの眺めがとても綺麗なんですよ。ぜひとも覗いて下さい

   (私は今覗いてるで・・・)

 この窓の少し右手には、蕾のほころびかけた牡丹が植わっているので、それをここから眺めるのもいいだろう。

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 リクエストの最後、ということでもないが、先日出す余裕のなかったショーウインドーのお着物。絞りの入ったこの色と柄がたいそう気に入った。
【2009/04/07 21:58】 京のニュース | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
修復中の銀閣寺 in 東山
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哲学の道 疎水

 週末の哲学の道は、恐ろしい人混みだった。さもありなん・・・ こんな日にするべきではなかったかと、一瞬、後悔した。しかし行けるときに行っておきたかったのだ。
 東大路から心臓破りのゆるい坂道が、北白川通りまで続く。自転車ではしんどいかと思ったが、心配は全く不要だった。余裕で軽く登り切る。

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銀閣寺その1

 先日、行ってレポートして欲しい場所があると、ある読者のお一人からメールが届いた。場所は銀閣寺。現在28年ぶりの大修復工事中だ。ここには少々苦い想い出がある。一昨年雪が降ったとき、大喜びでここへ早朝からやって来たのだが、入り口に修復工事が始まるという看板が立てかけてあった。その日付が明日から・・・ なにか引っかかると思いながら入ると、何のことはない。お目当ての観音殿は足場が組まれ、覆いが架かっていた。ものすごいショックだった。何日も立ち直れないほどだった。あれだけの雪が、この次いつ降るだろうと。

 そんな事があって、しばらく足を運ばなかったのだが、今回依頼があって久し振りに出掛けた。屋根が葺き替えられて綺麗になったが、この美しい色は1年ほどしか見られないと言うことなので、ぜひとも見たいというのが、依頼の内容だった。

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こけら葺きその1

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こけら葺きその2

 屋根を覆っていたシートはなく、そこには隙間なく綺麗に波模様を描いたこけら葺きの屋根が出現していた。少し曇っていたので、思ったよりは輝かないが、金閣寺のように金色だと表現された屋根だ。これから1年間風雨に晒されて、しっとりとした色に落ち着いていくのだ。それが銀閣寺、月の光がよく似合う慈照寺の名の通りになる。
 こけら葺きとは、サワラ材の薄く剥いだ板を竹の釘で張り付けていく屋根の葺き方の方法だ。京都にはその職人さんもいるが、継承者は少ない。いつだったか、その職人さんを紹介したTV番組を見たことがある。多くの文化財の修復に活躍している。

 私には大阪に男子大学生の友人がいる。建築を学んでいて、たまたま前夜メールをくれていたので、この屋根をケータイカメラで撮って送ってやった。なかなか見られないこのような文化財の修復作業の写真を送っているのだが、とても喜んだというのは言うまでもない。

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全景

 知っている人は知っている展望所。ここにはライブカメラがあって、拝観時間内の様子が1分置きにアップされる。工事中の様子を見ておけばよかったかなと、今頃思い出しても遅すぎる。
 その展望所からライブカメラの視線で見える画像がこれだ。振り向けばライブカメラと防犯カメラが並んでいるのが解る。

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銀閣寺その2

 晴れた日なら、確かにあの屋根は金色に輝きそうだ。木肌の色がとても綺麗で、このままの色が続いてもいいかなとも思ってしまうほどの綺麗な色だ。くすんでくればまたそれはそれなりに風情があっていいものだが。

 近いうちにこの屋根の輝きを見に来たものだ。

IMG_8988高野川
 今日のおまけその1。出町柳から東に遡る高野川上流方面。中州の菜の花が咲き始めた。もうすぐすれば中州は菜の花で埋まる、とても綺麗なロケーションを楽しむことができる。

IMG_9024鴨川下流
 その2は反対に丸太町方面に下流を臨む。こちらも菜の花で埋まる中州と、染井吉野の淡いピンク、そしてしだれ柳の黄緑がとても綺麗で、鴨川の四季の中で一番美しい時を迎えようとしている。

IMG_9058八重紅垂れ
 おまけのラストはこれ。うちの集合住宅のエントランス植え込みにそびえる、八重紅枝垂れが7・8分咲きになってきた。私の一番好きな桜だ。派手かも知れないが、このいろと八重の豪華さ、そしてしなだれて揺れる細い枝に咲く姿がお気に入り。
ユーザータグ【 銀閣寺 こけら葺き 鴨川の桜
【2009/04/06 21:53】 京のニュース | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
徒然道草 奥嵯峨散策
IMG_7437二尊院
二尊院

IMG_7448有心堂
有心堂

 先日の続きを。

 嵐山を出ると、人混みを縫うように北へ向かう。目的地は鳥居本。駅前の通りから左に折れ細道に入ると、それほどの混雑はない。途中嵯峨野のたまごやさんで晩ご飯用に赤にぬきを仕入れる。

 二尊院は入らずに入り口で失礼し、そのまままだ進む。ようやく有心堂入り口の坂道が見えてきた。案外と知られていない穴場なのだが、一般に拝観しているのかどうかは知らない。塀の外側からここも失礼・・・

 ここまで来れば鳥居本は直ぐそこ。上からつたやさんを撮ろうかと、鳴滝へ続く道路へ上がった。そこには年配のおじさんが、愛宕(おたぎ)念仏寺方面に向かって歩いていくのが見える。この道路を行くのは大抵がその愛宕念仏寺だ。中には鳴滝まで歩く人もあるが。
 その男性が、ふと足を止めて振り返る。目があった。

   失礼なことをお訊きしますが、愛宕念仏寺へ行くにはこの方角いいのでしょうか

 関西なまりのない話し方は、遠くからの観光客だ。

   そうです。このまま道なりに進んで、トンネルの手前左にあります

 嵐山駅か嵯峨野駅からずっと歩いてきたのだろう。遠いなと思ったが、私も人のことは言えない。私はこの先広沢の池まで歩いていくのだから。

IMG_7473鳥居本
鳥居本

 その道路から向かいの山に向かって高架橋が架かっている。その先が高尾パークウェイだ。その高架橋から見下ろすとその先に朱色が鮮やかな鳥居が見える。こちらは桜も少ないため、観光客は殆どいない。紅葉の季節には、こんな細い通りにも人が溢れるのだ。今日はここを独り占め。

IMG_7479高尾パークウェイ
高尾パークウェイ入り口

 竹の緑の中、パークウェイ入り口のヤマザクラが、そこだけ白く光っているようにも見える。
 ゆるい下り坂を大覚寺道方面へ向かって歩き出すと、建築会社の資材置き場のような広い場所が突き出している。ちょうどパークウェイを眺めるのに都合がよかったのでそこに立っていると、後ろから話しかけられた。

   綺麗に咲きましたねぇ

 手に車のキーを持ったワイシャツにネクタイ姿の男性が立っている。ひょっとしてこの資材置き場の社長さんか誰かで、無断で入ったと言って注意されるのかと思いきや、なぜかにこにこ。

   ぼくも写真が好きで、今お昼休みなので、配達のついでに咲き具合を見て回っているんですよ。ところで桜が好きなら佐野造園は行きましたか。

 また言われる。どうも嵯峨野の人はそこが自慢の様子。みんなが勧めてくれる。聞いたわけでもないのに、教えてくれるので嬉しく思う。

   (人徳やろか・・・(^_^;))
   これから行く所なんです。大覚寺まで行く予定なので・・・

 その男性にもう一度場所を確認して別れたのだが、彼はその先に仕事用の軽トラックを止めていた。先程道を渡るときにやり過ごした車だ。

   そうか、わざわざ車を駐めて声を掛けにきてくれはったんや

 なんとも嬉しいことだった。でもなぜ解ったのだろうと考えて、しばらく解らなかった。あとからようく考えてみれば一目瞭然、首からカメラのストラップをかけ、手にはそのカメラを持っているのだ。解らない方がおかしい。写真が好きだと言っていた人なのだから。
 彼はそのまま私が行こうとする方向へと走り去った。

   え・・・ そっちに行くなら、おじさん、乗せて欲しかった、あぁ・・・(T_T)

 相手が女ならそう言うわけにも行かなかったのだろう。ああ、残念。仕方ない、まだまだ距離があるがぼちぼち行こうか。

 この続きはまた今度。まだまだ続く嵯峨野紀行。

IMG_7451振り袖
 
 今日のおまけはこれ。着物やさんに展示してあった総絞りの振り袖。私の好きなのしめの柄だ。いい値段が付くのだろう。昔、何年昔だったかは忘れたが、成人式の時にちょっといい家の同級生が、紫色の総絞りの振り袖を着てきた。ものすごく羨ましかったのを思い出す。
【2009/04/06 15:41】 徒然道草 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
朗読劇 「ゆくへ知られぬ宇治の恋」 in 京都府庁旧本館
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 今日は京都府庁旧本館の春の一般公開最終日。この日は懇意にしている朗読サークル木もれ日の朗読劇が催され、とりを飾った。

 今回の演目は2月に出来上がったばかりの脚本で、今日が初演になる。舞台は宇治十帖、浮舟という女性の物語だ。源氏は既に亡くなっており、匂の宮と薫、そして浮舟の俗に言う三角関係か。

 本庁の一般公開も最終日で、昨日からの雨も午後になってやっと快晴となり、いい日になった。ここの建物と桜もちょっとお使いものにする用事があるので、1時間半前に到着して使えそうな画をどんどん切り取っていた。この間来たときには、時間とメモリー切れで中途半端だった。
 中庭を囲って廊下があるので、様々な角度で捜してみる。こうして2階の東廊下を歩いていると(確か2周目だ)、向こうから見知った顔が。いつもの舞台衣装ではない、普段の姿のサークルの一人だ。

   ああっ!お久しぶりです。今回も来ましたよ(^.^)

 手を取り合って再会を喜んだのだが、そこがちょうど楽屋の前だった。古めかしい(そうだろうとも、明治の建物だ)ドアを開けて入ると、いつものみんなの笑顔があった。前回と演目が異なるため、衣装もがらりと変わる。全てメンバーの手作り。いや、正確には京言葉担当の、土川さん製作の作品だ。これにまつわる逸話も聞いた。とても笑える話だが、あまり関係ないのでここでは触れないでおこう。
 毎回の事ではあるのだが、いつもビデオ撮りをしているがスイッチを入れてもらえる人がいないので、今回も頼めないだろうかと言うことだったので、快く承諾。

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正庁前の窓

 席を確保し、三脚に乗せたビデオを持って一番後ろの真ん中に据える。どんどんお客が入ってきて、ビデオカメラの視界に入るところに立った人には、申し訳ないがと断って前を開けてもらった。そこに低いアルミの脚立を持った男性。腕章に京都新聞とある。この催しにはいつも取材に来てもらっている。

   ここの横、いいですか

   はい、どうぞ。いつもお世話になります(ぺこり)

 この話をあとでみんなに伝えると、どっと笑いが起こった。

 時間が来て私はビデオのズームを調節し、録画スイッチを押すと自分の席に戻った。

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朗読劇
 
 浮舟という女性は、私の中ではちょっと存在感が薄いイメージがあった。源氏物語も最後の方で、ちょっと優柔不断かなとも思ったこともあった。妾腹の認知されなかった経歴にくわえ、亡くなった姉の代わりにと、よく似た自分が召されてしまう。女としては普通嫌がる過程ではないだろうか。しかし養い先でも疎まれていては、望まれて連れ出してくれる人をどんなに嬉しく思うか。
 だが卑屈に育った彼女は素直になれない。薫がどんなに優しい言葉をかけたとしても、引け目を感じてしまう。本当は素直に彼の胸の中に飛び込みたかったのだろう。現在で言うところの、白馬の王子さまか。でも飛び込んで心を開くことができなかったのだ。

 なぜだ?

 それは薫の瞳は浮舟を通り越して、なくなった大君を見ていたからだ。愛されたいのにおのれを見ていない薫。そこに付け込んだのが匂の宮だ。対称的なふたりの中で、結局どちらにも心を開くことのできなかった浮舟。やはり過去の辛い生い立ちのせいなのか。誰にも相手にされなかった自分を、ここまで愛して必要としてくれる匂の宮。自分一人を愛そうとする男性ふたりを押しのけて、彼女が選んだ道は自刃することだった。それはふたりの間で揺れたおのれの心の贖罪。

 しかし死の淵で見たのは強く生きてゆけという、姉である大君の幻。一人の男性を愛するより、御仏のご加護の元に、多くの人を愛して救いたい、これはおのれが辿ってきた生い立ちを思えばこその選択だ。

 ひとりでも辛く寂しい境遇から救いたいと願うのは、偽善過ぎた話なのだろうか。自分がその痛みを知っているからこそ、そのような人を救いたい。自分を犠牲にしてまで救いたかったのは、本当は彼女を奪い合ったふたりの男ではないだろうか。そして誰にも心を開くことのできなかった、ふがいないおのれの弱い心。気持ちの上では薫を慕っていたが、薫の視線はもっと遠くを見つめている。匂の宮は情熱的だがその分、支配欲が強い。

 いずれにせよ、一度死んだも同然の浮舟は尼として生きていくことを、死んだ姉に誓う。今度こそもう迷わずおのれの道を進めるだろう。自分を愛した男たちのやるせない心を引導しながら。

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月が昇る

 朗読劇が終わった頃、東の空には月齢十日の月が、青い空に白く輝いていた。それは優しく見守る浮舟の控えめな心だったのかも知れない。

IMG_2239宇治川と宇治橋
宇治川に架かる宇治橋

 宇治川は、今も昔も、蕩々と豊かな水をたたえている。今ほど浅くはなかっただろう宇治川は、それでも見る人の心をかき乱してならない、不思議な魅力を持った深い流れだ。
ユーザータグ【 源氏物語 京都府庁旧本館 浮舟
【2009/04/05 22:34】 イベント | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
京都桜紀行 その12 at 嵐山渡月橋
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嵐山渡月橋上流

 この春はすっきりと晴れる日が少ない。昨日もすっきりと晴れることはなかったが、嵐山の画像が必要に迫っていたため、桜を求めて出掛けた。

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亀山公園展望台からの眺望

 この時期は多くの人で賑わう嵐山界隈も、早朝はまだ少ない。だが私が行きたかったのは亀山公園の展望台。嵐電嵐山駅をでると左に折れ、渡月橋の手前を川沿いに遡る。高級料亭旅館嵐亭を右に見ながら進むと、市の公衆トイレがある。そこの横から展望台に上がることができる。もっとも、その先にも上がっていく道はいくつかあるが。
 急な階段を上がっていく。石畳の階段は、雨の日には滑りそうだ。

 眺望の開けた展望台には、既にふたりの男性がカメラを準備中。柵の向こうの景色をまずは堪能する。直ぐ真下には大堰川の流れが、深い緑を映し込んでいる。息を飲むような眺めだ。

 展望台はこの奥にもあるので、そちらの眺めも確認する。少しでもいい眺望を切り取りたいのだが、薄雲のかかった空は晴れそうにもない。淡い桜色をちりばめた山の斜面も、色がくすんでいる。

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トロッコ列車

 春から晩秋まで運行しているトロッコ列車は、いつも予約でいっぱいだ。特にこれからの季節は新緑が川面に映えて、また美しいのだ。秋の紅葉のシーズンもとても見応えがある。まだ芽吹いていない樹木が多いので、赤く塗装された列車も目立たない。やはり新緑の頃が綺麗に映えそうだ。
 ここから見える線路沿いにも桜が植えられているが、日照時間の関係か、まだちらほらのようだ。カメラを持った年配の男性が、いろいろ教えてくれる。

   あんた、どこから来はったんや?嵯峨野の佐野造園は行ったか?

   いいえ、話は聞いたことがありますが、詳しくは知らないんです

 彼は行き方を説明してくれたが、嵯峨野の地図が頭に入っていない私は、大沢の池、広沢の池までは解った。その直ぐ近くのようなので、どちらにせよ大覚寺には行く予定にしているので、その辺でまた訪ねてみればいい。

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渡し船(大人400円 子供200円)

 眺望は手前の所が一番いいようだ。しかし真ん中の展望台でも60歳代くらいの男性が、望遠レンズを付けて準備中。この向こう岸の山の中腹に境内に大きな桜が咲く、お寺が見える。そこを狙っているとのこと。眼下に見える向こう岸の道から、突き当たりを険しい山道で上がっていけると教えてくれたが、今日の所は時間がない。

IMG_7368 r大堰川
大堰川

 展望台から降りてくると、そこは人種のるつぼだった。ブロンドの男女、見た目は日本人なのに中国語を話す人、何故かえびすやさんの車夫のお兄さんは片言英語でカメラの扱い方を聞いていたが。来たときと異なり、多くの人で賑わっている。この人混みを抜けて私は奥嵯峨まで行きたいのだ。

   えらいことになったわ・・・

 まあ、予想されてたことでもあるし、頑張って歩いていくか。

 この続きはまた今度。

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 今日のおまけはこれ。嵐電嵐山駅前にお店を構える京漬け物の「もり」さんの店先に飾ってあった大根。りっぱだ・・・

   I have no idea・・・ 
ユーザータグ【 嵐山 亀山公園
【2009/04/04 22:59】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
京都桜紀行 その11の続き at 醍醐寺最終回
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大講堂その1

 長かった醍醐寺もいよいよ最終日となった。

 山門を抜け、五重塔を右手に、金堂を左手に、どんどん奥まで行く。ぱっと開けたそこには大きな池のほとりに立つ大講堂と弁天堂。

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弁天堂その1

 少し小高い所に立つ弁天堂。見晴らしがよいのだろう。数人の人が入れ替わり立ち替わり階段に座って、池を見下ろすロケーションを楽しんでいる。池の周りをうろうろして、その人影が消えるのを待った。

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弁天堂その2

 ようやく人影がなくなったのでシャッターを切り始めると、隣に見覚えのある姿が見えた。被写体を捜しているのか、きょろきょろしている。

   あ・・・(ぺこり)

 霊宝館で場所を譲り合った男性だ。

   ああ、これはまた(笑) ここには初めて来たんですよ。

   あそこの弁天堂に長いこと人の姿があったんですけど、やっといはらへんようになりましたわ。
   私は時々来ているんです。

 言われて彼は、池の向こう岸に建つ弁天堂のロケーションに気が付いたようだった。しきりに撮り始めた。
 丸顔の、笑顔が優しそうな人だ。

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大講堂その2

 大講堂には、お参りに上がっていく人の列が絶えない。とても急な階段なのだが、中央に手すりも付けてあるので、足腰の弱そうな年配の人たちも上がっていく。
 その行列につられて私もお参りを済ませ階段を降りようとしたが、目の前に桜の枝が迫り、とても綺麗だ。そしてひさしの突端にぶら下がっている、あれはなんという名であったか、桜を背景に撮りたいと思っていたので、何カットか撮って満足してその場を離れようとした。すると私とすれ違うように、と言うより退くのを待っていたかのように、私より少し年上くらいの女性が滑り込む。私はそのまま階段を降りたのだが、後ろを振り向くと私の立っていた階段横には人だかりだったので笑ってしまった。

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大講堂その3

 つい先程まではお参りをして帰る人だけだったのに・・・ そしてまた、その中にさっきの男性の、ブルーのジャケットを見つけて再び苦笑した。

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すみれ


 帰り道、すみれが群生していた。低い姿勢で撮っていた私は、後しろから声がするのが聞こえた。

   これはなんやろな?すみれかな・・・

 少し年配の男性の声だ。少しして、それが私に向けて言われていることに気が付いた。

   はい、すみれですよ

 私は立ち上がり、振り向いて答えた。

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金堂再び

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山門その1

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山門その2

 人混みを抜け、ようやく下山してきた。陽は高く昇り山門に当たるようになっている。桜の多い醍醐寺は、山門を見ているだけでお花見の雰囲気が伝わってくる。太閤さんのお花見は、こんな風に山と桜に囲まれた、本当に華やかだったのだろう。あの時代にタイムトリップして、ちょっと覗いてみたいものだ。

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飛行機雲

 もう間もなく外へ出ると言うとき、真っ青な空を飛行機雲が横切っていくのが見えた。青い空に描いていく真っ白な飛行機雲が好きだ。思わずカメラを向けてしまった。
 そのカメラを下ろすと、背後から男性の声で話しかけられた。

   済みません、ちょっと撮らせてもらいました。大きなカメラですね、撮ってる姿があんまりかっこいいので撮らせてもらいました(笑) 顔は撮っていません

   ああ、構いませんよ(^.^)

   最近女性でこんな大きなカメラを持っている人が増えましたね

   ええ、そうですね。今日もたくさん見ました

 実を言えば、どうせなら普通に撮ってもらいたいものだと、ちょっと残念だった。しかし最近は肖像権だとか諸事情が絡み、言い出しにくいのだろう。

   ま、いいか。どうせ疲れた顔をしてるやろしな

 そう、ここには3日通って、ようやく青い空を手に入れたのだ。ここまで長らくのお付き合いをありがとうございます。

IMG_7369嵐山

 次回の京都桜紀行予告はこれ。嵐山。今日はひたすら歩いてきた。そのレポートはまた今度。
ユーザータグ【 醍醐寺
【2009/04/03 22:10】 花鳥風月 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
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