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![]() ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。 今日のおやつはいちごです。お買い物に行ったあーちゃん、確かお買い物メモにはいちごは書いてなかったはずなんですけど、帰ってきたら大きな箱を抱えていたんです。いちごでした。 この間のいちごはジャム用にって少し傷んだいちごでしたけど、今日のは違います。お店のおばちゃんが、もう最後だから安くしとくよって言っていたので、思わず買ってしまったんですって。いちごのパック二つ分です。いくらしたのって聞いたら、ないしょやでって言って298円。 ちょっと酸っぱかったけど、形は綺麗だし、大きさもいいし、いちごのショートケーキにちょうどいいと思いました。そしたらね、誰がスポンジケーキを焼いてくれるのって、あーちゃんに怒られちゃいました。 う・う・う・・・ 残念です。 たくさんあるので明日のおやつもいちごです。明日はBSでおーい、ニッポンを見ながら食べます。 あーちゃんが番組表を捜してきてくれました。時間のある方は、ぼくたちと一緒に見ませんか。 おーい、ニッポン 京都府 ![]() ![]() フィルムには賞味期限というのはないが、有効期限というものが記載されている。自分なりの解釈では気にはしていないのだが。 うちの冷蔵庫にはこういった使用期限の切れたReversal filmが10本余り入っている。忙しくて撮影に行けなくなった身内から引き取ってきたものだ。とはいえ、腐ってもリバーサル。そう簡単に使うにはもったいない。そのように考えているうちに期限を大幅に過ぎてしまっていた。ちょうど綺麗な薔薇が咲き出している。それを撮ってみようと思い立つ。 ![]() 富士フイルムVelvia ISO50 DAYLIGHT プロフェッショナル用カラーリバーサルフィルム。感度が低いので快晴の日中でないと三脚なしでは使えない。全くなんでこのような小細工の必要なフィルムを使っていたのだろうと、心の中でぶつぶつと呟きながら冷中から出して常温に戻す。 この日はとても眩しいほどのよい天気。リバーサルを使うほどの腕が伴わないのが難点だ。しかし久し振りにフィルムを使うのも悪くはない。そのためカメラはとうの昔にバッテリーが切れていて、乾電池から交換が必要。ま、いいだろう。この先ちょっとフィルムカメラを使う用事もあるし、感覚を少し戻さなくては。 とは言っても、普段デジタルばかり使っていると失敗が許されないので、かなり慎重になる。ふわりとした風でさえ、静まるのをじっと待っていた。たった37枚の写真を撮るのにどれだけの時間を費やしただろう。 ![]() 見た目には少しくすんだ空の色であったが、フィルムに収めると綺麗なブルーになっている。わかってはいたが、葉のつやつやした質感など、やはりフィルムの方が発色は断然綺麗だ。このようなのを見るとまた使いたくなるが、下世話な話はしたくはないが、現像してCDに落としてもらうと結構な費用が掛かる。そしてまた撮ってからラボに出し、手元に帰ってくるまでも4日ほどで時間もかかる。だが、せわしないこのご時世、たまにはこのようにゆっくり時間をかけて写真が仕上がるのを待ってもいいかもしれない。 ![]() それにしても腕が伴わないというのは、とても悲しい。これを機会にもう少し頑張ってみるか・・・ ![]() キンシバイその1 ![]() キンシバイその2 私の住む集合住宅、その敷地内の一角でキンシバイが咲き始めた。 夕方、もう薄暗くなり始めた頃、CT検査から帰ってきた私の目に入った眩しいほどの山吹色。濃い緑の中に金色の花が鮮やか。 天気は下り坂で、今夜遅くから再び雨だというが、すでに空は怪しげなねずみ色の雲に覆われ、強い風が吹き始めている。そう、梅雨に入る時分にこの花は咲き始めていた。職場の植え込みにもあったと、懐かしく思い出した。 ![]() 飛行船 おまけというほど今日は出してはいないが、おまけ。日曜日の試験飛行だろう。「地球エコ」と描いてあった。その横には私の好きなどーもくん。出先で見つけたのでコンデジで。デジイチを持ち歩くのもちょっと・・・ 当日は市内どこにいてもこの飛行船が見えることだろう。 ![]() アカタテハ 昨日の続きを。 紺碧の空を思い起こさせる珠状のこの花、名前は知らないが綺麗な色だ。蝶でなくても惹かれる。 ![]() アルメニアその1 ![]() アルメニアその2 丈のほどは10数cm余り。花壇の縁を飾る可愛いぽんぽん・・・ ![]() タイムと蜜蜂 再び登場。ピンクの絨毯はやはり気持ちがはんなりとしてくるから不思議だ。きっとこんなに広い面積を埋め尽くしたタイムを目の当たりにして、酔ってしまったのかもしれない。 ![]() フリンジラベンダー さすがにラベンダーはフリンジとフレンチが多かった。穂が長くなるイングリッシュラベンダーはまだのようだった。フリンジがとさかのようで可愛い。 さて、この次は何にしようかな。そろそろまたお出かけもしたいが、ちょっとまだ疲れるし・・・ ![]() ZEPPERINその1 ![]() ZEPPERINその2 先日、5月21日のお昼、京都上空を飛んだ飛行船ZEPPERIN。この飛行目的がわかった。 NHKのBS放送で「おーい、ニッポン」というひとつの都道府県に密着した番組がある。今度の放送は6月1日(日)この京都府。この日には飛行船が飛ぶというのは知っていたが、この日の試験飛行だったそうだ。清水寺から始まって御所、瓜生山の京都造形大、金閣寺などの上空からライブ放送を行う。放送はBSで多分12時から18時まで。京都では総合で11時から始まる。 道理で京都上空をぐるりと廻っていたわけだ。土曜までは天気も悪いが、この日はいい天気になりそうなことを天気予報は告げている。上空から撮ったこの試験飛行の映像を少しだけ流していたが、御所から鴨川を北に向かって映し出していた。そう、このもう少し東側を写してくれたら私が見えたかもしれないと期待したが、それは無理だろう。 ![]() ホテルオークラとZEPPRERIN 日曜日はTVを見ながらまた飛行船を追いかけてみよう。 ![]() ハナビシソウその1 ![]() ハナビシソウその2 昨日の続き。 オレンジ色の花というのは、南国の太陽を思い出させるのか、なぜか元気が出てきて気持ちが明るくなるように思うのは私だけだろうか。芥子のように極薄い花びらは、とても繊細だ。しかし陽光を受けたオレンジ色のランプシェードは、人の心まで明るく照らすのだ。 花壇の一画、そこだけが明るい光に包まれていた。 ![]() クレマチスその1 ![]() 画のあるガーデン ところで、HPトップに出ていたクレマチス、今日も捜してみた。朝HPを見て見当を付けたのだが、午後になってもう一度見たら睡蓮に変わっていたのがショックだった。しかし先日に比べて睡蓮が咲き始めたのなら、これも仕方のないこと。先週はまだ数えるほどしか咲いていなかったから。 で、多分ここで咲いていたクレマチスだと思う。 ![]() 5月17日のいもちび ![]() 今日のいもちび 芋虫が苦手な方には申し訳ないが、大きくせずにこのままでご勘弁を。ベランダの小さな柚の木にアゲハが卵を産んでいってしまった。昨年は大丈夫だったので安心していたら、今年はしっかりおちびさんがせっせと葉っぱを食べていた。これはまずいことになった。大きい方の柚の木は、昨年花がつきすぎて冬場に葉っぱが全て落ちてしまい、今はまだほんの少ししか出ていない。あっという間に食べ尽くされるのは目に見えている。移し替えることも、ぽいすることもできない私には悲惨だった。 仕方なく食べ尽くした時点で考えようと思っていたら、3日ほど前、食べ尽くしたあと、いずこともなくどこかへ行ってしまっていた。ところが今日になってベランダの壁をよたよた昇っていく姿を発見。身体に白くふんわりとしたものがついているので、カビが生えたのかと思ったら埃だった。あの柚の木からは2m以上離れている。1.5cm程度の小さな身体で、どこをどうここまで来たのか、憐れになった。大きい方の柚もようやく葉が出始めたので、何とかこちらへ乗せてやるとお腹も空いているのだろう嬉しそうに(多分)必死に葉っぱへ移っていった。みんな飢え死にしてしまうのかと心が痛んだが、1匹でも育ってくれたら良心の呵責も軽くなると言うものだ。 しかし、今年も柑橘類は丸裸だ・・・ 糞の掃除もせねば・・・ ![]() クレマチスと矢車菊 昨日の続きを。 比叡山に上がる前、HPで見たクレマチス。壁に添ってちりばめた星のようだった。今が見頃だという。支柱に絡み合ったものしか見たことがなかった私は、このようにたくさんの花が咲いているのを見るのが楽しみだった。 ![]() 紅白のクレマチス ![]() ピンクのクレマチス 植物園では濃いブルーや紫系の花しか見たことがなかったが、ここでは星のような白と淡いピンクだけだった(ざっと見ただけだけだったが)。それもこれでもかというくらい、わさわさと群がっており、垣根の様だった。 HPのトップで見たのはどこだったのだろうと捜した。ここの壁か、このアーチか、あの手すりか・・・ 結局よくわからなかったが、クレマチスの季節に初めて来たので、至る所に咲いている花に呆然とするとともに、ここまで群がって咲くととてもゴージャスな花なのだと気が付いた。色と形がとても可愛いので、決して嫌みではない。見事な蔓薔薇と張り合っても負けはしないだろう。 ![]() 白いクレマチス 塀を乗り越えるばかりに咲き乱れているクレマチスは、背景に何もなく青い空だけだ。まるで空中庭園。あと2週間もすれば薔薇に取って代わるこの庭園は、それまではこの清楚でありながらゴージャスな花たちの独壇場だ。 ![]() タイムの花とアカタテハ ![]() タイムの花 今日のおまけはこれ。ハーブもたくさん栽培されているが、まるでピンクの絨毯のように地面を埋め尽くされているタイムの花。この花からは上等なハチミツも集められるが、まさかこのようなところに蜜蜂の巣箱を置くわけにもいかないだろう。この花に集まってくるのは野生の小さな日本蜜蜂と蝶たち。細かな強い香りの葉は、魚のハーブソテーに使うと臭み消しになる。思わず摘んで帰りたくなった。 この続きはまた今度。 ![]() モネの池その1 下界とはたっぷり3週間季節のずれる比叡山山頂。先日、22日(木)今年初めての比叡山に上がってきた。昨年、藤の季節はいつくらいになるかとガーデナーの人に訊いておいた。 そうは言っても今年は爆弾を抱えているので、手放しで楽しめたわけもないが、それでも池のほとりに咲く藤棚はやはり見事だった。 ![]() モネの池その2 見ての通り、池に架かる橋に藤が伝わせてあるだけなので、それほど大きな藤棚ではない。それでも花房はたっぷりと付いており、今が盛りと咲き誇っている。クマバチもとても忙しそうに花から花へと飛び回る。 急に気温も上がり始めた頃で、よく晴れた日なたは少し汗ばむくらいだったが、藤棚の下はとても涼しくて快適。風も時折ふわっと通る。 それにしても蛙のからころと鳴く声のすごいこと!昨年よりうるさいかと思ったが、いつももっと早い時期に来ていたので、蛙もまだそれほど鳴いていなかったのだろう。きっとこの鳴き声は求愛の鳴き声だ。その蛙を狙っているのか、背後でなにか動く気配がして振り向くと、木の枝かと思いきや、茶色のシマヘビだった。 ひっ・・・! びっくりしたぁ・・・ 思わず悲鳴を上げると、通りかかった女性が驚いたように私を見るので、そこに蛇がいると告げた。するとその人、他に連れがあったようでその人たちを呼んでいる。 早く早く!蛇がいるわよ。蛇を見るといいことがあるから見なさいよ! 見てと言われても、久し振りに見た私もまだ動揺が治まらない。といいながらしっかり写真に納めてしまったが、後から見るとやっぱり恐くて大きくクリックできない。(だったら撮らなくてもいいだろうに・・・) 藤棚の下で年配のご夫婦に出会う。見事な藤を褒める。 平等院はだめでしたねぇ。 この方たちも平等院へ行ったようで、そうですねと、相打ちを打った。 ![]() 藤の丘その1 藤棚はもう一カ所ある。ガーデンミュージアム比叡の一番高台。この藤はとても古く、平等院の藤と同じように樹齢200年余りと聞いた。ガーデンミュージアム比叡を造園するとき移植したのだが、枯れてしまうかもしれないとみんなが心配したそうだ。しかしガーデナーの人たちの祈りが通じたようで、枯れずにこうやって素晴らしい花を咲かせている。あとの手入れがとてもよかったのだろう。 この藤、房の長さは普通のサイズだが、花の付きがすこぶる凄い。だからクマバチの数も半端ではなかった。だが藤棚の下で休む人間にかまっている暇はないようで、低い羽音を呻らせながら自分のミッションを遂行中だ。 ![]() 藤の丘その2 200年前の風景はどんなだったのだろう。どんなところで生まれ、どんな気持ちで根を下ろす土地を替えられ、再びしっかり大地に根を下ろしたとき、どんな心境だったのだろう。こんどこそこの地で朽ちていこうと思ったのか。それとも生きながらえたことで安堵してそこまで考える余裕はなかったのか。 どちらにしろ、この季節の気持ちの良さを、花のひとつひとつ、葉の1枚1枚、新芽の先まで味わっているかのようだ。精一杯の命の花だった。 このほかのレポートはまた今度。 ![]() 梅花うつぎその1 ![]() 梅花うつぎその2 斜陽を受けて ![]() 梅花うつぎその3 今日のおまけはこれ。どどんといっぱい。近所の教会の前にある、道路脇の空き地に誰かが植えている梅花うつぎ。利休梅かと思ったが少し違った。梅花うつぎだった。とてもいい香りがする。夜になって、街灯の明かりの下に白く浮かぶ姿がとても幻想的で綺麗だ。 ![]() 茶団子 ぼく、ぴよちゃんです。今日もぴよたまちゃんと一緒です。 昨日あーちゃんは雨の中、お出かけしました。雨が降っているのにどこに行くのって聞いたら、お仕事をしていたときから行っているセミナーだって言いました。お勉強のようです。お昼から夕方遅くまであるから、おみやげを買ってきてくれるってお約束でした。 おみやげは茶団子でした。あーちゃんの好きな仙太郎の茶団子です。普通、お抹茶色のお団子が三つ、串に刺してありますが、ここのは少し違います。真ん中のお団子は白いままです。でもその上に細かく砕いたお煎茶が散らしてあります。色合いもとても綺麗だと思いました。 お味はと言うと、さっぱりとした上品な甘さです。昨日はあーちゃんが帰ってきたのが遅かったので、今日になってからいただいたのですが、少し固くなっていました。包んであった紙には本日中に寝仕上がってくださいと書いてありました。そう書いてあっても、次の日にいただくことがよくありますけど、こんなに固くなっていたのは初めてです。それだけいい材料を使って、変な混ぜものがないのかもしれません。安心安全な食材を使うというのが、このお店のポリシーですから。 今日もとてもおいしかったです。あーちゃん、ごちそうさまでした。 ![]() オダマキその1 ちょっと古いが5月12日の植物園。薔薇が咲き始めた時期だったが、薔薇よりこちらの方が綺麗だった。 ![]() オダマキその2 ![]() オダマキその3 静かな森の中にひっそりと咲くオダマキは、派手な薔薇のような華やかさはないが、凛とした気高さを感じた。薔薇は薔薇でそれもよいが。 ![]() あざみその1 ![]() あざみその2 この時期、アザミを抜きには初夏の美しさは語れない。新緑の中に咲く赤紫は、葉に備わった棘が薔薇の刺よりも鋭く、その美しさを胸に突き刺そうとするのだ。薔薇よりも薔薇らしいアザミの棘。アザミのどこが私をこうも突き動かすのだろう。 ![]() 白いアザミ この白いアザミはヒレアザミという。赤紫のアザミよりも小さな花だ。色が乏しい分、ひっそりと咲いていた。 ![]() すずめ もう、とうに花の散った藤棚の下で休憩していると、足元を小さな茶色の固まりが転がって行く気配がして、目をやった。テーブルの下を、小さなすずめがこちらを見ている。小首を傾げてねだっているように見える。小さくパンのかけらを放ってやると、ちょこちょこっとやって来てくわえてどこかへ飛び立った。安全なところでゆっくり食べるのか、それとも小スズメが待っているのか。 生きていくと言うことは、人間であれスズメであれ、皆真剣勝負なのだ。 ![]() ねこ 年に1回ほどの周期でやってくる。多分昨夜は疲れていたのだろう。やはりまだ遠出は身体に堪えるようだ。 疲れているはずなのに、いつになく神経が冴えて寝付きが悪い。ただでさえ寝付きが悪いのに眠れない。ようやく眠りについたと思われる頃、足元の方からざわついた人の気配で眼が醒めた。 来た・・・! 右側の腰から肩にかけて這い登ってくる何とも言えないこの気配。 いやぁっ・・・! どうせ声はでないと知っていても出さずには居られないこの不快さ。今日はいったい何をしていて行くのだ? ![]() とんぼその1 右の肩で停止したその気配は、首筋から後頭部にかけて断続的に圧縮空気のような弾丸を当ててきた。今やその気配は後頭部に居座っている。痛くはないが、その気配にとても怯える。2回、3回。そして唐突にその気配は消失。 大きく息を吐いて目を開けた。見慣れた天井。もう一度目を閉じて再び開ける。目覚ましを見ると23時半。就寝してまだ30分余りしか経っていなかった。全くいつものことながら、疲れることだ。 ![]() とんぼその2 ![]() あめんぼ あめんぼが水に浮いている。その水面下に写る影は、足の影がとても大きくなっている。いくら身体の軽い虫とはいえ、あのようにすいすい水面を滑るのはどういう仕組みなのだろうと思っていたが、この影を見ればその理由がよくわかった気がした。細い足の裏は大きな表面張力を持っていたから、沈まずにこうやって滑ることができるのだと気が付いた。 ![]() 薔薇その1 昨日、ようやく急ぎの用事をすませることができた午後、またもやアポも取らずに例の薔薇屋敷へと出掛けた。先日、奥さんがお留守の時におじゃましていたので、またいらっしゃいと声をかけて頂いていた。 今回は前回の写真をプリントしていった。自分の好みではあるが、A4サイズのものとはがきサイズで、絵はがきにしたものだ。 昨日は諸事情により、この件がアップできなかったので今夜になってしまった。 ![]() 薔薇その2 ![]() 薔薇その3 薔薇の咲き具合は前回くらいが8・9分咲きくらいだったかも。薄茶色に枯れてきているものも目に付くようになっていた。まあ、仕方ない。ちょっと用事が立て込んでいたのだから。時刻もちょっと午後遅くでは逆光であまりよい状態とも言い難い。しかし空が青いうちに来ておきたかったし、散ってしまいそうだった。それに今日は別口で出掛けたいところがあった。 今回は離れの2階に上がり、母屋から伸びていく蔓薔薇の帯を見ることができた。上からの眺めはまた凄いもので、ひさしに垂れ下がり屋根を這い登って広がっている枝の様子が見て取れた。 ![]() 長野のお土産 ![]() 絵皿(奥さんの作品) この日は日なたにいると結構汗をかいたが、仕事を辞めてからあまり汗をかくこともなくなり、ちょっとすっきり。この後涼しいリビングで頂いたハーブティがとても美味しかった。これには薔薇のリキュールを垂らした。いい香り。お茶請けは長野で買ってこられた林檎風味の白あんが入った可愛いお饅頭。定番の品だ。 お茶を頂きながらおしゃべりに興じたのだが、プリントしていった写真を随分と気に入って頂いて、こちらとしてもとても嬉しかった。毎年見事に咲き乱れる薔薇の記録を残して置きたいのと、お友達の方々に薔薇の自慢をしたいとのこと。だからA4サイズではちょっと持ち運びがたいへんなので、もっと小さなサイズが欲しいと要望される。もちろん、そういう主旨であれば了解。はがきにプリントしたものも、このまま送れるのでこれもいいわ、と。で、大きくプリントしてあるものを縮小コピーできるかしらと質問があったので、できるのはできるが、それならば選りすぐってCDに落として来ましょうと提案した。そうすればご自宅のPCでも見られるし、ラボに出してプリントもできる。 ![]() 薔薇その4 ![]() 薔薇その5 夕日を受けて ところで、と奥さん。先日の写真はもうアップされているのかと聞かれたので、PCを立ち上げて見てみることになった。ここのPCはビスタなのだ。 ところがネットがなかなか繋がらない。ケーブルがどこか外れているのではと、ああでもないこうでもないとすったもんだの末、ようやく接続。ところが今度は肝心の先日の分、18日のところで写真が出てこない。 おかしい・・・(-_-;) 奥さんはPCの操作がまだ慣れておられないし、私もビスタはよくわからない。IE7.0なら職場で触ったので、というより私が勝手に7.0にバージョンアップしてしまったと言うべきだろう。黙っておいたが。ま、それはさておき、更新のボタンもどれかと捜しながら何回も更新してやっと写真が出てきたときは、ほんとにほっとした。あの日はファイルサイズの大きなものも一緒にアップしたので、重くて出にくかったのかもしれない。それでなくても最近FC2さん、画像の不具合が度々出てきていて、記事をアップするときに苦労する。 でてきた画像を前に奥さんは、 お友達にここを見てって言えば、このブログでうちの薔薇を見てもらえるのね と。確かに。そうすれば遠くのお友達にいつでも見て頂ける。絵はがき仕立ても楽しみにされていたので、CDの件と、私もちょっと楽しみながら作業させて頂こう。 ![]() キショウブその1 ![]() キショウブその2 今日のおまけはこれ。八瀬の料理屋さん前に広がる池に咲いていたキショウブ。今日のお話はまた今度に。 ![]() 飛行船ZEPPELIN その1 郵便局で用事を終え、その帰り。自転車を走らせる私が空を見上げた西の空に、白い飛行船がまったりと飛んでいるのが目に入った。 あれはもしやツェッペリンとちゃう? この時コンデジしか持ち合わせておらず、とにかく追いかけてみた。が、すでに遠くなったか街路樹に隠れたか、その姿は見えない。こうなったら急いで帰ってデジイチを持ち出すしかない。 ![]() 飛行船と京都タワー ![]() 飛行船ZEPPELIN その2 急げば大阪に向かう後ろ姿くらい見えるかもしれない。大急ぎで屋上へ上がり、飛行船の姿を探す。うっすらとかすんで青空ではないが、よく晴れていてとてもまぶしい。目を細めながら西から南方面へ視線を移すと、いた!飛行船だ。南へゆっくりと飛んでいるのが見える。このまま行けば京都タワーとbooking。 しめた! ZEPPELINはそのまま大阪へ向かうと思われたが、なんとゆっくり機首をこちらへ向ける。あれよあれよいうまに、飛行船はどんどん近づいてくる。なんと早い飛行速度か。それと同時に低いエンジンの音も聞こえてきた。飛行船はそのまま鴨川沿いに進み、出町あたりで再びゆっくりと方向を変える。 とても巨大だ。レンズを通さなくても手を伸ばせば届きそうに見える。望遠レンズの中では入りきらないくらいに大きくなっていた。乗客が気づくか否かはわからないが、思わず手を振ってしまった。 すごい・・・ ![]() 飛行船ZEPPELIN その3 ![]() 飛行船ZEPPELIN その4 この春からZEPPELINが大阪からこちらへ飛んできているのは知っていたが、なかなか見ることができなかった。営業もいつまでなのかも知らなかったので、こうやって見られたのがすごく嬉しい。何かわくわくしてしまうのは乗り物が好きだからだろうか。(高所恐怖症のくせに・・・) ましてやそのまま遠くになってしまうのかと思ったら、すぐ目の前ほどの距離で飛行船が見られたのがとても嬉しかった。こんなよい天気に空のクルーズは最高だろう。 今日はとても珍しいものが見られたのが嬉しい。 日本飛行船 ![]() 夕日 早朝に雨の上がった今夜は満月。昨夜の十四夜は、激しい雨で惜しくも見ることを叶えられなかった。さわやかな北よりの風は雲を吹き飛ばしていった。 ![]() クレーン 夕日を背景に、建物の工事をしている。 ![]() 満月その1 ![]() 満月その2 月夜 今夜の月出は20時過ぎ。南の天空に昇るのをじっと待った。今夜北海道方面はまだ荒れ模様だ。大きな被害が出なければいいがと、心配する。明日はまたよい天気になりそうだ。 今夜も手持ちなので、窓の明かりがややぶれ気味か。 ![]() 今日のおまけはこれ。余り関係ないが、檸檬の花。 ![]() お抹茶ロール 皆さん、こんにちは。ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。 今日はね、あーちゃんがちっとも遊んでくれません。宿題のレポートの締め切りが近いからって、朝からずっとPCとにらめっこしています。おやつは作ってくれないのって聞いたら、今日はだめって言われました。その代わり、近くのケーキ屋さん、ほんとにすぐ近くで道を挟んだ向こう側にある、おじいちゃんとおばあちゃんで作っている、小さなケーキ屋さんでケーキを買ってきてくれました。 先週まではいちごのロールケーキでしたが、季節ものなので今週からはお抹茶のロールケーキに変わりました。これは4つに切ったものですが、とてもお手軽なお値段なので、毎日のおやつにもちょうどいいのです。スポンジ生地は弾力のあるシフォンケーキのようです。中のクリームの中には甘納豆が混ぜてあります。切ったときにそれが潰れて、クリームと混ざると小豆のお味がとてもいい感じなのです。先週のいちごもおいしかったけど、新茶の季節のお抹茶ケーキもとてもおいしかったです。 あーちゃん、今日もごちそうさまでした。 ![]() 薔薇その1 ![]() 薔薇その2 空は昨日の夕方から曇り空。今日は夕方遅くから雨が降るという。実際には予報より少し遅れそうな気もするが、雨が降り出す前に行っておきたいところがあった。本当は昨日のうちに行きたかったのだが、ちょっと気後れしてしまった。知らないお宅に声をかけるというのは、本当に勇気がいることだ。 ![]() 薔薇その3 近所に小さなたばこ屋さんがある。たばこ屋さんといっても、煙草と清涼飲料水の自販機が置いてあるだけだが、多分以前は対面販売の小さな窓もあったと思う。ちょうど交差点の角にあって、大きい通りに面した方はシンビジウムなどの鉢が置いてあるのを見たことがある。時々そのシャッターが下りていて、いつも見えるわけではない。 そのお宅の細い方の通りに面した壁に添って、蔓薔薇が植えられている。毎年気になっていて声をかけるのをためらっていたが、今年は勇気を振り絞って行くことにした。対面販売の窓が開いていれば声もかけやすいのだが、それがなく、薔薇が植わっている側にはお勝手口のようなスチールドアがあるだけなので、どこに声をかければよいのかわからない。今朝はだめもとで行ってみた。 ![]() 薔薇その4 ![]() 薔薇その5 ![]() 薔薇6 きっと運がいいのだろう。その自販機の前でおしゃべりをしているお歳を召した女性が3人。ドアが開けられているので、その中の一人がこのお宅の方なのだろう。お話が済んだとき、思い切って声をかけ撮らせて欲しいとお願いした。するとすんなりどうぞと。まだ咲き始めかと思っていたら、花殻をこまめに切っておられたようで、この雨でだめになってしまいそうだから今のうちにどうぞ、と。 ありがたいお言葉に甘えることにした。 こちら側は車の往来は少ないものの、やはり専念するには通行の邪魔になるので、いつになく後ろや周りを見ながらだった。撮っているのを見て改めて薔薇を眺めていく人、私の顔を覗き込んで、綺麗な花やねぇと笑顔で通り過ぎるお歳を召した女性。カメラを向けているので失礼、と声をかけて横切るクロネコヤマトの女性。そこにやって来た珍客はスズメバチだった。スズメバチでも蜜を集めるのかと、また雑学が増えた。 ![]() 薔薇その7 ![]() 薔薇その8 毎年眺めるだけだったこの淡いピンクの蔓薔薇。ほんの2m程度の幅でしかないところに繁っているのだが、存在感は大きい。はんなりとした色はとても上品だ。風が時折強く吹く生憎の天気だが、強い陽射しがない分、この上品なピンクがもっと綺麗に見えた。 今度は雨上がりで水滴が付いているときに来てみよう。 ![]() ![]() 薔薇その1 ちょっと手違いで朝の設定のままファイルを作ってしまったので、今夜は豪華版。いつものサイズと、拡大できるサムネイルと、お好きな方でどうぞ。(それにしても、二つずつアップも手間なものだ) 例の薔薇屋敷と秘かに呼んでいるお宅。先日伺ったときはまだそれほど咲いておらず、今日、再び伺った。何しろ明日から天気は下り坂。青空のうちに行こう。 ![]() ![]() 薔薇その2 先日伺ったとき、奥さんはお留守で、ご主人だけだった。ご自由にどうぞと許可を得、ちょっとのつもりが1時間ほど居ただろうか。今日はお二人ともお留守のようで、息子さんが出てこられた。先に電話を入れたらいいと思うのだが、知り合ってまだ日の浅いお宅に電話をするのがどうも緊張してしまい、直接行ってしまう。まあ、行けばどなたかおられるので関係ないと思ってしまうのか。仕事では人見知りなどする暇もないので大丈夫だったが、プライベートではほんとに情けないくらいに人見知りをしてしまうことが多い。 ま、それはさておき。自宅の屋根から塀に向かって思いっきり伸ばした枝には、淡いピンクの薔薇がそこかしこに咲き乱れる。いったいどこから手を付けようかと考えあぐねるくらいに咲き乱れる。まだ五分咲きといったところか。 ピンクの妖精が森の中、至る所に飛び回っているようだ。 ![]() ![]() 薔薇その3 ![]() ![]() 薔薇その4 ![]() ![]() 薔薇その5 いくら広いお庭だと言っても、何種類もの蔓薔薇が絡まっているわけではない。直ぐに撮り終わるだろうと思ったのが大間違い。広さとボリュームがある分、このアングル、この花と、いいなと思うところが多すぎて、同じ位置でもいろいろ撮ってしまう。 とてもいい天気で、気温も上がってきている。ジャケットを脱いで長袖のシャツ1枚でも、脇の下には汗をかき始めている。久し振りの汗かき。こんな時を利用してでも汗をかかなければ、今は運動も辛い。 ![]() ![]() 薔薇その6 ![]() ![]() 薔薇その7 ここのお宅の屋根には、薔薇の蔓がどんどん伸びて行っている。屋根が落ちやしないかと、奥さんは心配されていた。2・3年前の写真を見せて頂いたが、ひさしのところに少しだけかかっていた枝が、あっという間に屋根を覆い尽くすばかりに伸びてきていた。 居心地のよさそうなリビングには槇ストーブもあったが、その煙突が薔薇のアクセントになっていていいなと思う。 ![]() ![]() 薔薇その8 結局のところ、1時間半ほども居ただろうか。お庭中に香っていた香り、どこかで嗅いだ香りだが思い出せず、もう帰ろうかというところでようやく思い出した。羽衣ジャスミンだった。そう、離れの裏に壁一面に咲いているはずだ。そこまでは入り込むわけにはいかない。今回は薔薇だけで堪能させてもらって大満足だった。 府立植物園でも今が盛りの頃だろう。1週間前に行ったときは咲き始めだった。何種類もの薔薇が楽しめる植物園もいいが、こうやって比べると、教科書のように鎮座しているだけより仕立ててある方が趣がある。かなり遠いが、宝塚のガーデンフィールズ、また行きたくなってきた。だが、今の状態では結構厳しい。諦めて中之島公園か、ひらパーにしておいた方がよさそうだ。 ![]() 素画十二支夜遊図 先月末、平等院に行ったとき、鳳翔館出口の一画で展示してあった巨大な屏風図。これは全体を縮小したもので、全体図がわかるようにと展示してあった。もちろん、屏風は撮影禁止。代わりにこれを撮らせてもらった。 東京芸大の先生方による作品で、現代版鳥獣戯画といったところか。白い満月の下には鳳凰堂がある。この絵画の主人公たちは擬人化した十二支たちで、その他にうさぎがなりすました阿弥陀さまがいる。 さて、彼らの姿をどう描いているのかというと、その阿弥陀さまはきっと業務連絡だ、いついつの法要の段取りか何かでケータイを片手に電話中。うまく行かないのか、眉間に皺を寄せて難しい顔をしている。うちのボスみたいと、どこかで誰かが呟いていそうだ。 猿が人力車に乗り、牛の車夫が車を曳いている。力があるから軽々としている。 ねずみの行司で相撲を取っているうさぎと猿。その側で兎がケータイでおしゃべり中。 黒板を背にして、うさぎの先生がねずみに何かを教えているのだが、肝心のねずみはDSに夢中。どこかの学校での風景みたいだ。それとも最近流行りのDSを使っての授業だろうか。 うさぎが猿に蹴飛ばされているのに笑っている。箸が転がるだけでもおかしい年頃なのか・・・ 見ていてとても楽しい。人間社会の縮図でもあるし、我々が知らないだけで、動物たちも本当はこんな事をしているのかも知れない。ケータイにDSという発想が凄く面白い。 この巨大な屏風絵の制作にあたっての説明が書かれていた。それによると、 「原画は白い紙に墨一色で描かれているが、本作品では逆に黒地に白で表現することにより、秋の夜長に遊び戯れる情景を想像することが鮮明となった。 その想いで、十二支の鳥獣が夜に神仏と交歓することがごとき様子を、平等院を舞台に現代的に描きだしたのが大作「素画十二支夜遊図」である。 今後大型イベントの緞帳などに活用する予定で、千年紀を控える記念すべき年に原画を奉納した」 と、こんなことが表示してあった。 今年はきっとどこかでこの屏風絵を目にすることがあるかも知れない。 追記;ちょっと手抜きをして拡大バージョンを載せなかったので、改めて。 ![]() トリミング ![]() 阿弥陀さま ![]() 黒板 ![]() 祭り B4サイズくらいの用紙にプリントされていたものを拡大しているので、少々画質が悪いのはお許しあれ。 ![]() 長年使っていたお財布がとうとう限界まで崩壊した。小銭入れの部分はホックが壊れてぱちんと止まらない。お札入れの部分は縫い目がほつれてきていらんところがぱっくりと口を開けるようになった。まだ使って使えないこともないが、全崩壊するのにはさほど時間はかからないだろう。それより、人前で(お買い物に行って)それを出して支払いをするという行為が徐々に恥ずかしくなってきた。 雑貨屋さんでお財布が並んでいるのを見ると、気に入るものがないかと捜すが、自分にとっての使い勝手というものが大きな要因を占めるお財布。色も大切だ。これというものがないままに時間だけが過ぎる。お財布は崩れていく。困った。 先日、無理を承知で出掛けた御蔭祭り、そのついでにと植物園に出向き大田神社まで行ってその帰り、ここまで来たのなら(いつものことだが)北山のBreeに寄ることにした。ショーウインドウを見ると新作が並んでいる。買う予定のバッグはもちろんないが、なじみの店員さんもおられることだし、覗くのも悪くない。 そういうことで久し振りに入ったお店。バッグもさることながら、お財布を見ようと思った。以前カタログでこのデザインならいいなと思っていたものがある。見れば新しいデザインのお財布がある。中を開くと自分の好きなデザインになっている。ううーん、どうしようか。もちろん柔らかいこの手触りも大きさも申し分ない。在庫は1個のみ。この時お財布の中はこの品の支払いができるぎりぎり。できればカードで支払いがしたかったのだが、この日に限ってカードケースを自宅に残してきてしまっている。次に来るまで10日間は取り置きしてくれると言うが、ううーん。 丁寧に包まれ箱に収め、なおかつ袋に入れられた新しいお財布をリュックに入れると、そろそろお腹全体まで痛み出した身体に拍車をかけ、帰り道を急いだ。しかし痛い出費だったという後悔が、気に入ったものを手に入れたという嬉しさにかき消されていくのが走るに連れ徐々に湧いてくるのがわかった。 中のしきりはBreeのロゴが入った赤い生地。このメーカーの品であれば痛んだときにはメンテナンスも効く。使うのが嬉しいが、いい気になって無駄遣いしないようにせねば・・・ BREE KYOTO 京都市北区上賀茂岩ヶ垣内町103 スパイラルスペース103 1F 075-721-4767 BREE official HP ![]() ちら見の斎王代 こういう日を皐月晴れと言うのだろう。昨日の夕方は少し曇ってきており、今日の天気が心配だったが、今朝は抜けるような青空。昨年もそうだった。2年続けて晴れ女なのだろう、斎王代は。羨ましい限りだ。それに今年はとびっきりの美人。高台寺そばの料亭梅乃井の若女将。衣装は今年新調された。 ![]() 行列 今年は下鴨神社の涼しい有料席を買おうかと思ったり、いやいや、自由に動けるように早くから糺の森のどこかに場所を確保しようかと考えていた。新緑を背景にした写真を見て、自分もこのようなのを撮ってみたいと思ったのだ。しかし有料席はもったいないと考え直し、直前まで早めに森に入ってしまおうと思っていた。それなのに直前になり、やはり場所を確保しやすい御所でいつもの場所、建礼門の前に決めた。そこなら行列を最後まで見送った後、次の移動が楽だから。 今年は昨年の失敗を踏まえて、折りたたみの小さなディレクターチェアを買って置いた。背もたれもちゃんとある。あそこは日陰がないので帽子を被り、日焼け止めを塗り、ペットボトルにお茶を入れる。 よし、準備完了。暇つぶしの本も持ったし ![]() 苦笑いの警官 9時半前には出たが、既に2列ほどの観客が砂利の上におのおの座っている。その3列目の隙間にチェアを置き、悠々と座った。次々と観客は増えていき、背後にも人が多くなった。その人影で背中と首筋が涼しくなって、思わず、ラッキー・・・ サングラスに替えて本を読み始めて直ぐ、辺りが騒がしくなった。建礼門の前に座っていた中年男性が、辺りの観客に向かって怒鳴り散らし始めた。いちゃもんを付けているようだ。うるさく不愉快だったが、パトロールに廻っていた警官に、観客の一人が何とかしてくれと声をかけてくれた。警官は場外退去を命じたが、男は従った振りをしてまた戻ってきたり、注意をされると門に向かって柏手を打ってみたり、訳のわからない行動をしている。警官をからかっていたようだ。観客も笑っている。そんな男に警官は苦笑い。まあ、うるさいだけで人に危害を加えるわけでもないので。そのうちようやくどこかに消えた。 変なやつ・・・ ![]() 平安騎馬隊その1 ![]() 平安騎馬隊その2 京都のお祭りに欠かせないもののひとつに平安騎馬隊がある。彼らが現れると辺りは低い歓声が沸き、ざわざわとざわめき立つ。盛んにシャッターを切る音が響いた。騎馬隊はとても人気だ。3月に武信神社に伺うときに三条大橋の下で見た、あの婦警さんだった。灰茶色のこの馬は、とてもおとなしい子。そのうち警官たちにすり寄って甘えている。警官も笑いながら頭をなでてやっている。 この場所は毎年なにかトピックスを提供してくれる。今年は女官を乗せた牡馬が行列を待っているあいだに尿意を催したようで、ジャアーと勢いよく放尿を始めてしまった。観客は笑いをかみ殺しながらくすくす。乗っている女性もそれを聞かされたのか、肩を震わせて笑いを堪えている。放尿の場面は見たくないだろうから、これはカット。前張りをしなければ。 ![]() 牛車 行列は滞りなく進む。 私の前には日傘を広げた女性と、カメラを持った男性が二人並んでいる。男性たちは立ち上がるのだろうかと心配したが、幸い我こそはと出しゃばることもなく座ったまま撮影に専念。お陰で私もディレクターチェアに座ったままいられたのでとても助かった。直ぐ後ろに立っていた人もよく見えただろうと思う。また外国人の観客も多く、一番前で立つ人もあって後ろからbooing。 座って下さい! please sit down! 何度か声がかかるが聞こえないのか、それが自分に向けられていることに気づかないのか、あっちでもこっちでも聞こえている。 ![]() 斎王代その2 糺の森 最後に控えていた救急車まで見送ったあと、さあ、どうするか。昨年のように河原町通りに出るか、予定通り下鴨神社で場所を探すか。やはり下鴨神社。この時刻だ、いい場所はないと思うが行ってみるだけとにかく行くとしよう。愛車に乗り、寺町から今出川通りに出て、川端から上がる。既に沿道は凄い人垣で、鴨川沿いから下鴨本通に出て糺の森にやっとのことで入った。チェアは置いていく。小川沿いにまずまずの場所を見つけ、涼しい木陰で行列の到着を待った。 明るい日陰だが動く被写体なので、いくら手ぶれ防止のレンズでも軽くぶれてしまう。感度を上げてみたが、なかなか難しいものだ。馬が驚くのでフラッシュは禁止だし、確かに背景はいいが、ここは難しいなと思った。時々行列が停まるので撮影もしやすいし、やはり有料席もいいかも。 とてもすがすがしいよい天気に恵まれ、この後下鴨神社内での行事と上賀茂神社までの道中は、11時の時点で2万人と発表のあった観客に見守られながら、つつがなく葵祭は終了した。 関係者の皆さま、どうもお疲れ様でした。そして素晴らしい衣装や行列で楽しませて頂きありがとうございました。 ![]() 馬のお尻 今日のおまけはこれ。馬のお尻・・・ 理由は神主さんに聞いてと言えばお叱りを受けそうだが。どうも気になりだしたら目に入ってしまって・・・ ![]() 美術館コンコース ![]() パンフレット どう感動を現したらよいのか。錦織絵巻は圧巻だった。 別に今日でなくてもよかったのだが、承天閣美術館方面にお買い物のついでがあったので、思い切って行くことにした。昨年の伊藤若沖展は2時間3時間待ちで、暑さもあって断念している。会期のもっと早いうちに行けばよかったのにと、未だに悔やんでいるので、まだ時間はたっぷりあったが行ってきた。 ![]() 桜部分 拡大 ![]() 花びら TVで見た織物の一部。このような織り方は初めて見た。裏側が透けて見えるのだ。ころもがふわっと浮き出て立体に見える。 「透けて見える織り、実際に透けている織り」 西陣織は世界でも通用する高い織物の技術を持っているが、この錦織絵巻は、西陣の京都の織りの頂点を現していた。構想から40年近く、この歳月は故山口氏にとっては一瞬の事であっただろうと想像する。70歳を迎えてから取りかかった大事業。持てる技術全てをここにつぎ込んだ。 この桜は玉鬘邸中庭の部分だが、桜の花は白い縦糸のみで織られていて、その下に薄紅色の敷いてあり、浮かしてある花びらの白い糸をはさみで切ると、下になっている薄紅色が見えるので、角度により薄紅だったり白くも見えるという。説明文と実物を交互に見比べる。幹の下にこぼれている花びらは、地に落ちていると思われるのだが、私の眼にはまだ宙を舞ってゆっくり落ちているとしか見えない。わずかに動いているのではないかとまで感じてしまうほどに、「動(どう)」を見た。また幹はこれまで以上の色糸を使い、巧みに立体感を出しているということだった。 薄い単衣のころもの下に腕が透けて見える。欄干にかけられた夏の生地である紗の下にも欄干がちゃんと透けて見える。御簾の向こうに女たちが見え隠れする。 朱雀院の僧衣は、山口氏が月参りに訪れた鷹ヶ峯源光庵の僧にポーズを取ってもらい、かなり研究をしたというだけあって、僧衣がふんわりと立体に織り上げられている。薄墨の僧衣の下に着ている白い衣まで透けて見えるのだ。 これらは二重構造で織られていて、肌となる地に密度を粗くして薄物に見せた上紋を重ねて織る技術。説明文を読んでも、全く想像ができない。資料はたくさん残してあるそうで、後世にこれらの技術を伝えて行くのが残された者の使命だ。また、いずれは永の年月のうちには多少なりとも色あせていく錦を、どう保存されるのか。それらも課題なのだろう。次にこれらを見ることができるのはいつになるだろう。素晴らしい工芸品は収蔵庫の奥深くでしばしの眠りについていく。 ![]() 玉鬘の巻 これら4巻にまとめられた錦織絵巻、お披露目をするのが源氏物語千年紀のこの年になったのは、山口氏のなにがしのえにしがあったとしか思えない。どこかで運命の糸に引き寄せられたのだろう。このような時に巡り合わせた私も運がよかったと思う。 肌寒い平日、お客はちらほら。やはり年配の女性が目立つ。たまに大型タクシーの観光だろうか、数人のグループが入ってくる。ざわざわとうるさい。説明を聞きながらざわざわおしゃべりも多い。2・3人で来た人は、ガラスケースの前で身内のよもやまばなしを始める。かなり邪魔。美術館で、しかも展示ケースの前での立ち話は不愉快だ。また、それぞれケータイを出してきて写真を撮ろうとする。禁止ですよ、と思わず注意をした。入り口の大きな張り紙が見えなかったのか。どこの美術館でも撮影や写生、録音は禁止なのを知らないのか。美術館のマナーも知らずに見学に行くのはやめてもらいたいものだ。かと思えば、けたたましく鳴り響く着メロ。なかなか鳴りやまない。こういった公共の場ではマナーモードにするのが礼儀。ケータイで話をするのも禁止しているはずだ。このような有様だから「おばはんは・・・」と揶揄されるのだと思う。 しまった、しばらくおとなしかった毒舌が、つい、出てしまった。気分を害された方があったら申し訳ないと思う。 ![]() 方丈庭園 ![]() 石庭 ![]() 裏方丈庭園を臨む そのまま帰る予定であったが、ここまで来たついでにと(また来るのが億劫なだけともいう)特別拝観の法堂で、八方睨みの鳴き龍に向かって手を打ってきた。なかなかうまく鳴らないものだ。 このあとにはまだ続きがある。長くなったついでにもうしばらくお付き合いを願いたい。 お買い物を終え、愛車を押しながら商店街のアーケードの下を歩いていたら、サングラスをかけ白い杖を持った男性が道を訊いているのを見た。教えている人が指し示しているのである程度視力がある人なのかと思ったが、歩いている後ろ姿を見ているとどうも危なっかしい。あちこちに当たりそうになっている。狭いところを歩くためなのか、杖を使うようになって間がないのか。とうとうぶつかりそうになって思わず、声をかけてしまった。右に左に寄って。そのまま通りに出るのかと思ったらお買い物だった。お店の名を聞くとこの日は定休日。お魚が欲しかったという。お魚屋さんなら来た道をまた戻らなければいけなかったので、そこまで一緒に行くことにした。肘に掴まってもらえばよかったのだが、生憎自転車を押している。だから杖の邪魔にならない方の少し前を歩きながら再び右へ、左へと誘導。お魚屋さんへ到着し、お店の奥さんにバトンタッチ!やれやれ。 お気を付けてお帰り下さいね 男性に声をかけて帰ったものの、ちゃんと帰宅できたのか、手にはお財布代わりとおぼしき小さなポーチのひもを握っていたが、ひったくりにあわないだろうかと、実は今でも心配な小心者である。 ![]() レモン 例の薔薇屋敷と呼んでいる、Fさんのお宅で、先日レモンを頂いてきた。塀際に植わっていたレモンの木には甘夏かと思われるくらい大きな実がついていた。葉っぱを見ればレモンだが、どう見ても大きさは甘夏。お風呂に入れて楽しんでおられるとの事だったが、この日、3個も頂いてきてしまった。マーマレードにするというと、器用で忙しい人だと笑われてしまった。確かに自分でもそう思う。 で、この時は空き瓶がなかったので、ようやく空き瓶ができた昨日マーマレードを作った。直径11cm、500gほどもあるレモン。一度に3個も使ったらビンが足りなくなりそうで、取りあえず2個だけ使うことにした。無農薬だが砂埃などを被っていて、たわしでこするとみるみるうちに綺麗なレモン色に。ほのかにレモンの香りも上がってくる。 さて、これからどうしたものか。切ってみると白い綿の部分がかなり多い。これを入れるとかなり苦みが出そうだ。ということで皮と身だけを使うことにした。皮をごく薄くスライスするのは、自慢ではないが得意。皮は3回ゆでこぼし、実は案外水分が少なかったので冷蔵庫に転がっていた甘夏の実を1個分追加した。マーマレードなのでグラニュー糖は60%にした。 煮詰めているあいだに、一昨日留守電の入っていた母に電話。そろそろ新茶の宅配便が届いているはずだ。母の声は思ったより元気で弾んでいる。下のおちびが保育園に入り、身体が楽になったようだ。手術をしなければいけないと言われていた耳鼻科の医師からは、しなくてもいいと言われたようで、そんなこともあってストレスが取れて元気になったようだ。やれやれ、愚痴を聴かずに済んだ。私の体調についてはシークレット、黙っておいた。何がしてもらえるわけでもないし、これをしなかったからだとか、そんなことを言われるのがオチだ。 お茶はちょうど母の日に届いていた。あえて母の日には触れず。ま、ちょっぴり親孝行をしたつもりになって偽善者気分。元気になってよかったねと、何回も褒め殺しをしておいた。 ![]() 出来上がり 電話をしているあいだにだいぶん煮詰まって、これでいいかな。だが、冷めてみるともう少しゆるい。もっと煮詰めてもよかったようだが、まあいいだろう。少しだけ取り置いたものを今朝トーストに乗せて食べてみたら、上品な甘さと香り。冷蔵庫で冷やされたためか、ゆるさはいい感じだった。ヨーグルトにぴったりのゆるさかと思う。アイスやシフォンケーキなど、フルーツソースにもぴったり。 あと1個残っているレモン。同じようにするか、甘夏と合わせてマーマレードにするか。楽しみが増えてしまった。シフォンケーキも作りたくなった(誰が食べてくれるのか)。 ああ、やっぱり器用貧乏で忙しい毎日だ。やらなければいけないことがこの1週間で溜まってしまったのに。それでも急がし楽しの今日この頃。 ![]() お抹茶サンライズと北山メロンパン ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。 最近になって、やっとぼくたちも出番が増えて嬉しいです。 昨日あーちゃんは遅くなるからねって言って、出掛けました。お祭りとついでに大田神社を廻ってくると言うことでした。遠いんですよね。ぼくたちは行ったことがないのでよくわかりませんが、植物園の北門、そこが北山通りで、その下鴨中通りを真っ直ぐゆるい坂道を上がります。深泥池と別れるところを反対側、西に入ったところに大田神社はあります。近道もあります。北山大橋すぐ東の、フォルクスという飲食店の横をずっと上がっていけば近いのです。 えっと、地図の説明をしている場合ではなかったですね。その北山通り沿いに進々堂というパンのチェーン店があるのですが、そこに出ていた看板に「北山限定 メロンパン」 あーちゃんはね、ぼくたちが言うのもなんですが、ほんとに莫迦みたいに限定品に弱いのです。これまで何回注意したか知れません。今回もそうなのです。そんなの、どこがどう違うのって言ったんですけど、食べて見なきゃわからへんやろ、って言います。それはそうでしょうけど、メロンパンならここで買わなくてもデイリーヤマザキのメロンパン(今は4代目)の方が美味しいのにと思います。で、お店の中に入ったらお抹茶シリーズで蒸しパンなどが並べられていて、メロンパンの食べ比べをしたくなったからって。 でもね、食べ始めて思い出しました。お抹茶のメロンパン、少し切れ目が入っていてお抹茶クリームが挟んであってとても美味しいのですが、この味、以前試したことがありました。それをあーちゃんに言うと、一瞬手を止めてfreezeしてしまいました。 ああーあ、言うんじゃなかったと思いましたが、もう遅すぎました。がっかりしたあーちゃんを慰めるのも楽ではないです。ぼくはやっぱり少ししゃべりすぎですね。気をつけます。 ![]() 焼き餅 今日はね、おやつがいっぱいなんです。えへへ、嬉しいな。これは上賀茂神社の前にお店を出している葵家総本舗の焼き餅。大田神社の杜若の咲いている時期だけ神社前にテント張りのお店が出るのです。そこで買ってきてくれました。焼き餅は人馬堂というお店の方が有名です。いつでもたくさんの人が並んで待っています。でもいいじゃないですか。どちらも美味しいし。 でもね、ぼく、知っているんです。あーちゃんは夕方こっそり一人で芋羊羹を食べていたのを、ぼく、目撃しているのです。あれは東京舟和の芋羊羹でした。ぼくたちには食べさせてもらえなかったなんて・・・ え、やっぱりぼくたち食いしんぼだって?失礼ですね。 でも、当たっているかも・・・ 葵家総本舗 ![]() 杜若その1 昨日、御蔭祭りの進発を見送った後、外に出たついでにあっちもこっちも行っておこうと思っていた。またわざわざ出ると、時間のlossだ。 ![]() 杜若その2 頭の隅で、誰かがそっと囁いていたようにも感じた。 ちょっとまだやめておいた方がよくないか・・・ 空耳、きっと空耳。私には聞こえなかった。 1週間しんどい思いをした私にとって、出掛けるのがとても億劫になりがちになっている。動くとまだ余り具合がよくない。自宅で養生しておく方がいいに決まっている。だが、祭事や季節の花の噂を聞くと、そんなの我慢ができるはずがない。ましてや、痛み止めを使っておけば大丈夫とわかったからには出掛けない手はない。 ![]() 杜若その3 風が強く、眩しいほどの陽射しが出たかと思うとまた曇ってくる。目まぐるしい天候だ。だが、この時既に時刻は中天を差している。暗いのはいやだが、さりとて眩しい陽射しの方がもっと嫌だ。強い陽射しは部分的に抜けてしまうし、私は苦手。幸い、明るい薄曇り。ちょっとメリハリのない色合いになってしまったが、まあ、いいだろう。及第点。 この大田の沢は平安の昔からあるという。毎年見事に咲かせるのも苦労があるだろう。葉がわさわさ揺れると思ったら、マガモだろうか、我が物顔に杜若の茂みの中でエサを漁っていた。何年も通っているが、初めて見た。 平日だが、見たい人にとって曜日は関係ない。多くの観光客(関西弁ではない言葉も聞こえる)や、カメラを抱えた年配の男女。コンデジで友人同士撮る人もあれば、あっち向け、ここに立てと指示されながら記念写真を撮るご夫婦。年配の女性たちはケータイのカメラで撮っていて、カメラを持ってきたらよかったわと、とても残念そうに言う。 撮った後どうしたらええの? 中のな、チップ(まあ、そうだけど)を抜いて現像してもらったらええんやで。写真屋さんにそのまま持って行ったらええよ ふーん、わからへんし、息子にやってもらうわ そんな大きな話し声が聞こえる。みんなそれぞれにこの綺麗な杜若を楽しんでいた。この後は遅ればせながら本殿にお参りした。見ると、先刻沢の側で見かけた人たちもぞろぞろと、多くの人がお参りに訪れていた。 ![]() アオサギの着水 今日のおまけはこれ。帰り道、植物園側の半木の道で見かけたアオサギ。飛んでいるところを撮りたかったが間に合わず、幸か不幸かちょうど着水したところが撮れた。 大田神社 ![]() 巫女さんたち 葵祭に先立ち、この日行われる御蔭祭り。派手な祭事の陰になり、あまり知られていない祭事である。それでも根強いファンは多いと聞く。ようやく勤務を気にすることもなく出掛けられるようになり、予定をしていたが体調不良を整えるのに手間取り、ちょっと出遅れた。 鳥居の前では巫女さんたちが記念撮影のまっただ中。その奥境内では既に神事が始まっている。彼女らを横目にそっと奥まで入っていった。 ![]() 舞台越しの鳥居 御蔭祭りとは賀茂祭に先立って大御神さまの、御神威の甦りを祈るものだ。ここ下鴨神社を出発した行列は現代風にバスなどに分乗し、八瀬の御蔭神社を目指す。そこで御生神事を行い、荒御魂を移御、再び下鴨神社に帰って神事が行われる。 ![]() 樹下神事 到着した時刻は祭事の真っ最中と言うこともあり、立ち入ってはいけないところもあって、禰宜さんたちの指示に従っていけるところまで行く。樹下神事を行っているすぐ横に一般の立ち入ることができるスペースが作られていた。低い柵で区切られているだけではあるが。その一番前に見知った横顔を見つけた。 ふむ、さすがやな。きっと早くからスタンバっていたのだろうな ここの行事は行っている動作を逐一説明を入れてもらえるのがありがたい。他所もそうかどうかまでは知らない。今年は御蔭祭りのパンフレットが初めて作られた。これをもらうのも楽しみだった。鳥居のところで記念写真を撮っていた巫女さんから1枚もらってきたので、それを見ながら神事を見守る。 ![]() 進発先頭 ![]() 雅楽 ![]() 鳳凰の飾り 午後3時くらいには再び帰ってくるが、この後遠出をしたため疲れた私はこの後に行われる神事は来年の楽しみとした。日陰はとても寒かったし。 それでもまた来年が楽しみになった。 ![]() レンゲツツジその1 1週間前の5月4日(月)、忘れもしない腎結石の発作を起こした日だが、実はこの日、私は午前中ここ、蹴上浄水場を訪ねていた。 ![]() ピンクのつつじその1 もうそろそろ時効でいいだろう。そんな発作を起こしてまで行くのかとお叱りを受けそうだったから。一番の目的がこの黄色いつつじ、レンゲツツジを見ることだった。黄色いつつじがあるのは聞いたことがあったが、どこで見られるかまでは知らなかった。蹴上浄水場の一般公開は知っていたが行ったこともなく、この高台にあることを聞いたため、ちょっと無理をして行ってきたのだ。でなければまた1年待たねばならない。 急な斜面、急な細い階段を昇り、南禅寺から遠く京都市内が見渡せる高台、そんなところに植えられていた。まだ植えられてそれほど年数は経っていないようで、株は大きくない。また、数本植えられたようにあったがそのうち2本は枯れたようで、小さくくぼみのようなものだけが残っている。花壇を囲んでいるのは、浄水場の汚泥を利用して作られたエコ煉瓦。 変わったつつじということで、次々と人が訪れていた。 ![]() レンゲツツジその2 ![]() ピンクのつつじその2 ![]() 淡ピンクのつつじその1 少し前にはあれだけつつじには余り興味がない、などと言っていた私。しかし、ここに至っては考えが変わってきた。途方もなく広い敷地の広さに負けたわけでもないのだが、撮っているうちにきっと植え付けのしかたの相違が、つつじを見る私の偏見に至らしめたのだと思った。きっと大きな固まりで植わっているのが私の好みではなかったのだ。大小の変化を付け、適当な間隔を開け、繊細でなお、可愛く見せる。多分それが私の好みに合ったのだろう。三室戸寺のつつじが好きな人には申し訳ないが、あの質より量で勝負しているように見えるつつじは、私の好みではなかったのだ。 殆どが山の斜面に植え付けてあり、決してその直ぐ側まで行けるのではない。綺麗に丸く刈り込まれ、丁寧に世話がしてある。その数は何千では効かないかも。色もそれほどバリエーションに富んだものではないが、いつの間にか夢中になっていた。群れで咲いているので、チューリップのようにしてみたが、チューリップほど背丈が揃っておらず丸く刈り込まれているので、うまくいかない。それでもすっかり楽しむことができたのだからいいと思う。 ![]() 南禅寺三門 今日のおまけはこれ。眼下に広がる景色の中に飛び込んできた南禅寺。望遠で引っ張ってみたのだが、高台に上がるとあんなところにあんなものが見えるのかと、ちょっと観光客気分だった。 ![]() 君子蘭 ご主人様の苦悩を植物たちは知らない。人の気も知らないで、自分たちはその季節が来たら自分の義務を着々と寡黙に果たしていく。 4月の下旬、水やりの際に花芽が小さく葉っぱの隙間から覗いているのを見つけたときは、とても嬉しかった。いつ咲くだろう、他の子も今年は咲いてくれるのかと楽しみにしていたが、結局咲いたのはこの子だけだった。それも花の数はたった4個。それでもとても嬉しい。一昨年はとんでもない季節7月に咲いたのだ。そして昨年は5月始め、今年もちゃんと適切な季節に咲いたのだから褒めてやらねば。 どこかのお店先、他所さまの玄関先にりっぱな花を咲かせているのを見るにつけ、羨ましく思っていた。買えばそれほどお高いものではない。だが、自分で育てたものはりっぱな売り物にはない付加価値というものがある。それもこの子たち(子だくさんで昨年株分けをした)、廃棄処分にされるところを引き取り手がないので私がもらってきた子供たちだ。寒気にも当てられずずっとガラス越しのホールに置いていたので、葉っぱも徒長し、あまりよい状態でもなかった。現在の環境もそれほどよくはないが、昨年から少しずつ咲くようになったのだから良しとせねばならない。 これから何年かすればもっとよい株に成長するだろう。小さなおちびさんたちもそのうち大きくなっていく。何年かに1回だけ植え替えすればいいだけの手のかからない子供たち。今年は体調不良で外出もままならないが、この子たちが気休めになった。とても可愛い子供たちだ。 ![]() 鯉のぼりの生菓子 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。 あーちゃんがね、たいへんだったんです。やっと元気になったので、ちょっと前に買っておいてそのままになっていた生菓子をやっと食べることができました。もちろん、お茶は今日買ってきた新茶です。お菓子はあーちゃんお気に入りのお店、泉涌寺音羽屋さんの生菓子、季節ものの鯉のぼりです。 季節ものなので、端午の節句が過ぎると販売がなくなります。だからあーちゃんは救急で病院に行ったくせに、その帰りにちゃっかりお店に寄って来たのです。でも気分が悪くて食べられませんでした。日にちが経っていますが、少々のことを気にするようなあーちゃんではないので、ようやく食べられるようになり、お茶も買ってきた今日になって、やっと食べられました。 和菓子のお店を通るといつも覗き込むあーちゃん。変わったものとか、季節のお菓子で綺麗なものがあれば直ぐに買ってきます。きっと珍し物好きで食いしんぼなのでしょう。え、ぼくたちもですか?違いますよ。付き合っているだけですってば。 えっと、お話が脱線しました。で、あちこち見ますが、この季節ではこんな可愛いのはこのお店しか知らないと言います。ぼくたちもそう思います。ほんとに鯉のぼりのお菓子は可愛いです。 あーちゃん、今日もありがとう。美味しかったです。ごちそうさまでした。 泉涌寺 音羽屋 ![]() 新茶のパック 第一日赤へ行くついでに、毎年恒例新茶の発送を依頼してきた。お店はいつもの大谷園茶舗。大旦那さんがおられたが、地方発送をとお願いすると奥に声を掛け、若奥さんが代わりにでて来られた。 今年もお願いします。 ああ、○○さんでしたね。 はーい。(^O^) ![]() 店内 顔パスというのは気持ちのいいものだ。これがおなじみのお店のいいところ。送り先と数量を確認しているあいだに、大旦那さんがいつものように新茶を煎れて下さる。奥に小さなテーブルがあって、パフェなどを食べることもできるちょっとしたコーナーに座り、美味しくお茶を頂いた。 右手に大きなフリーザーがあって、お抹茶最中アイス、カップに入ったもの、コーンに入ったものが売られている。今年はそば茶というのもちらりと見えたが、もちろん私が買って帰ったのはコーンに入ったもの。コーンがぱりぱりで美味しいのだ。お店で食べるならソフトクリームもある。祇園の辻利も多くの店舗で販売しているが、私はやはり食べ慣れたさっぱりとした甘さで、ほどよい黄緑色のここのお抹茶アイスがお気に入り。 私が帰る頃、入れ違いに入ってきた若い男性、お土産にお茶を求めていたようだが、後ろから聞こえてきた会話でこの人、静岡から来ていたようだ。あそこもお茶の産地だが、何を持って宇治茶を?それとも、静岡の住人でも宇治茶が好きか、飲み比べてみたいとか。 理由はともあれ、お茶のおいしさがわかるというのはいいことだ。帰ってからゆっくり煎れたお茶は美味しかった。 大谷園茶舗 ![]() 藤 九尺その1 今日の検査の結果は余り芳しいものではなかったが、ともあれ、適切な処置をしてもらったのでひとまず安心。痛みも消失。本当だったら今頃2回目の春日大社に行っているはずだったが、病気なら仕方あるまい。また来年行けばいいだけのこと。 ![]() 九尺その2 記憶が薄れないうちにレポートしてしまわないと。というわけで、先日の続きを。 少し遠出をするときは電車とバスを乗り継ぐ。今回は私鉄各社からでている「奈良・斑鳩1dayチケット」を使った。この類はいろんな種類がでていてとてもお得。何がいいって、プリペイドカード1枚で電車やバスに乗れること。こんな便利なものはない。今回のカードは京阪から発売しているものだ。これ1枚で発売日1日、京阪・近鉄・奈良バス、全て乗り放題。こんな素敵なものを紹介してしまうのはちょっと惜しい気もするのだが・・・ 春日大社や東大寺、あの周辺なら別にバスを使うほどではない。歩いても距離は知れている。しかしこの日は5月にしてはとても暑い日で、ペットボトルに冷たいお茶を入れ、保冷袋に収納して持って行ったものの、やっぱり奈良バスに乗り込むことにした。ほんとにたいした距離ではなく、しかし歩道も人が溢れ、とてもではないが歩きにくそうだ。道路は混んでいたが、歩くよりましだろうと思い切った。 ![]() 野田白 人が多いのは何も道路だけではなかった。藤園の入り口には満開の看板が立てられ、次から次へと人が入っていく。受付のテーブルも3カ所も4カ所もある。きっと全てに群がるくらいに集まってくるのだろう。少し早めに出掛けてよかった。だが、後から知ったのだが、この季節は6時半から開園しているとか。ふむ、地元の人はいいが我々県外からはたいへんだ。 この藤園、藤だけかと思いきや、万葉植物も見ることができる。さすがは古い歴史のある土地だ。その庭園を過ぎ、いよいよ藤園。まず高くそびえる樹木に巻き付いた藤(多分ヤマフジだろう)をくぐって入っていくと、そこは一面の藤色・・・あたりは藤の甘い香りにむせかえるようだ。ここの下調べをしたとき、多くの種類が栽培されていることを知ったのだが、青紫系・ピンク系・白と様々な種類を目の当たりにすると知らなかったものにとっては、かなりの驚きだった。 ![]() 口紅藤 ![]() 麝香藤 花びらの先がほんの少しピンク色なのが可愛い。名前の通りか。それにしてもこの香り、藤と言ってもどこかで嗅いだ香りだ。かなり長いこと考えた挙げ句、温室を思い出し、ようやく蘭の香りに似ていることを思い出した。それにしても凄い香りの強さ。遠くから嗅ぐのはよかったが、庭園の半分も行かないうちに頭が痛くなるほどだ。こんな時に香りに敏感な私の鼻は辛い。中でも麝香藤という種類は特に香りが強く、あたり一面に香りを放散している。 ![]() 海老茶 ![]() 水に映った本紅 被写体そのままもいいが、ゆがんだガラス越しとか、揺れる水面に映り混んだ花というのは、どこか幻想的で好きな撮り方。 それにしても暑い日だった。かなりくたびれてしまった私は本殿まで廻る元気もなく、帰ってからやはり惜しいことをしたと思った。この咲き方だともう少しあとでもう一度行こうと思ったが、まあ、今回は諦めよう。 ![]() レンゲソウ 今日のおまけはこれ。なんの変哲もないレンゲソウだが、どこか懐かしさを覚えてとても好きな花だ。 |