FC2ブログ
日々感じたあれこれ身辺雑記
プロフィール

阿修羅王

  • 名前:阿修羅王
  • 小柄な体格なので、ミニチュアフォトグラファーの阿修羅王といいます。
    当サイトに於ける写真・記事などには著作権が生じます。無断でのご利用はお控え下さい。

ホームページ

ミニチュアカメラマンのファインダー通信
↑本家はこちらとなります

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
来訪者
ブロとも申請フォーム

リンク
徒然草のバナー
電子郵便

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
RSSフィード
天気予報


-天気予報コム- -FC2-
時刻

3年目のジンクス その2 in my life
IMG_6732つつじと山桜
つつじと山桜
 今夜は4月12日、御室のミツバツツジとともに。何しろこの日に最初の症状が出たのだから。

 久し振りにキーボードを叩くと、いつもの調子が出ない。しばらく離れるとなまるものだ。

 さて、何とか今日も生き延びた。ほんの1日2日で直ぐに落ち着くだろうと高をくくったのが間違いだった。当日はまだ余裕があった。多分。鎮痛剤も6時間ほど効いていた。が、翌々日はもっと悲惨だった。鎮痛剤が効かない。3・4時間しか持たないのだ。普通6から8時間開けて使う鎮痛剤。痛みは激しくそのようなことを言っている暇はない。4時間毎に使い、また動くとたちどころに痛んでトイレに行くのもやっとな状態。

   これはまずいことになった・・・

 さすがの私も焦りが見え始める。当日4日の夕方打ってもらった鎮痛剤の注射は効きが悪かった。もう一度行くか、府立医大へ駆け込むか。考えるほどの選択の余地は残されていなかった。医大の救急外来に電話を掛け、また、タクシーを飛ばす。

IMG_6739つつじ1
つつじ
IMG_6745つつじと青いもみじ
つつじと青いもみじ

 先に連絡を入れておいたので手続きは簡単だった。しばらく待って診察。初めの経過から話さなくてはいけないので変わるのはいやだったのだ。仕方ない。取りあえず経過を説明して再びエコーを撮る。変化なし。
 
   結石の場合、痛み止めを使って出てくるのを待つしか・・・

   はい、わかってます。痛みさえ止めてもらったら。痛むたびに吐き気を伴って・・・(うぇっ・・)

 医師は慌ててくず箱を差し出してくれる。いや、吐き気だけで何もでるものがない。お腹は空っぽ。朝から何を口にしたかも忘れたくらいだ。確かスポーツ飲料をグラス一杯?

 ここでも即効性の注射を打ってくれた。とても痛いが文句も言えない。打ち終わってものの5分も経たないうちに、腰がすっと楽になるのがわかる。やれやれ、やっぱりこちらの薬でないと私には効かないようだ。同じような痛み止めだが、1日赤と医大で使う薬剤名が違うが、成分は変わらないものだと思っていた。だが今回はとてもよく効いた。2回目の強い発作の時は合計5回も打ってもらっている。きっとこれだったのだろう。後からふわあっと来る浮遊感、これだ。痛みはとうに消えている。しかし足を取られるくらいの浮遊感と気持ちの良さ。合成麻薬だが、これが薬中なのだろう。

   ああ、気持ちいいなあ・・・(ふわふわ・・・)

IMG_6747つつじと枝垂れ桜
つつじと枝垂れ桜

 少し何か飲めそうだったので売店でスポーツ飲料を買い、玄関の長いすに座って浮遊感が少し治まるまで休み、その間に喉を潤した。
 この日は結局そのあと8時間も痛みが取れ、とても楽になったが、いかんせん、今度は頭痛がひどく再び寝込んだ。

 このしんどさはいつまで続くのか。こんなに長引いたのは5回目にして初めてだ。いつも楽天的にものごとを済ませてきたが、さすがに心配になる。手持ちの座薬も思いがけず多く使ったので残り少ない。連休明けに診察に行くまで持つのかと心配になってくる。

IMG_6947幹越しのつつじ
桜の幹越しのつつじ

 それでも使わずにはいられず、4時に1個、それでも効かなくてとうとう6時に最後の1個を使う。だがそうすると病院に行くまで持たないのは明らかなので、いつも使っている内服の痛み止めを、だめ押しで2錠飲んだ。我ながらすごい使い方をしていると思わないでもないが、痛くて動けないよりいいだろう。その代わりそろそろ胃が荒れてくる頃だ。
 痛みが少しましなのでバスと電車を乗り継いで1日赤へと行く。IDカードを再診機に入れ手続きを済ませ、外来の椅子に座って待った。9時から診察が始まるのにどうも様子がおかしい。9時半になってもまだ始まらない。待ちきれないおじさんが準備を始めているナースに聴いている。透析の患者に手間取っているようだった。それはいいとしても私の方も待ちきれずに痛みが時折襲うようになっていた。向かいを見ると、体格のいい30代位の奥さんらしき人が付き添った男性も、顔をしかめて右の腰をさすっている。どうも同じ結石のようだ。会話から、すでに痛み止めの座薬は入れたらしい。彼はそのうち治まったようだが、私は治まらない。息をするだけでも痛む。

IMG_6951つつじ2
つつじその2

 やっと名前が呼ばれる。一通りまたエコーを撮り、どうしますかという。ま、それはそうだ。

   座薬をたんまり、下さい。それでいいです。

 それしかない。とにかくこのように痛みが続くのは本当に辛い。どうにもこうにもならないのだから。とは言ってもどうすることもできず、こちらで検査をすることになった。以前にもやったあれだ。そして今日も注射をしておきましょうと。効果は期待できないけどと思いながら、痛い思いをしながら受ける。すると注射をしてくれた若いナースが、強い注射なので休んでから帰るようにという。

   ええーっ?(いやそうに)

 ま、そう言うのであればと、わざわざ用意してもらった部屋(処置用ではなく、何かの検査をする部屋のベッドだ)で横になってみたが、やはり一向に痛みは消えない。帰るときは声をかけてくれと言われていたので、たまたまそこにいた外来のナースに名前を言うと、どうでしたかと効果を訊いてくる。あれは私には効果がなく、先に座薬をもらってきて入れてから帰りますと伝えて帰宅した。
 多少は注射の効果もあったのか、帰り着くまで何とか持った。が、つかれた私はお昼寝をした。

IMG_6963五重塔と山桜
五重塔と山桜

 あまり効果があるとも思えず、相変わらず痛い。しかし夜になっても今日はかなり痛みが引いている。いい気になってこんなことをしているが、実際にはちょっと冷や冷やもの。ま、何とか今日のところまでのレポート報告ができた。
 やらなければいけないことが山のようにあるのに、いつになったらこの恐怖から抜け出せるのか、それは神のみぞ知ること。明日の検査に期待しよう。

 ということで、復活しつつあるのでご心配なく。
【2008/05/07 22:26】 日記 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
3年目のジンクス in my life
IMG_8209スズメのエンドウ
スズメノエンドウ

 今日は4月19日の植物園から

 病気の話題は極力避けようと思っている。朗読サークルの皆さんにもご心配をかけてしまったので。しかし、ひょっとしてここ1日2日、パソコンに向かえないかも知れないのでちょっと。

IMG_8269デージー
デージー

 私にはとんでもない持病がある。かれこれ12年来になる腎結石。左右交互でほぼ3年ごとに発作が起こる。そして今年がその3年目。
 予兆はあった。この春、御室に行った日のことだ。違和感を覚える腰からお腹にかけての痛み。それから時折そんな軽い痛みが出現する。それが昨日の朝、はっきりそれとわかる痛み。動けるうちに鎮痛剤の座薬を入れる。でないと絶対に動けなくなる。幸い直ぐに痛みは消失。やれやれ。あとはひたすら水分を摂って石が出てくるまで鎮痛剤で抑えるしかないのだ。これが結構辛い。辛いというものではない。地獄の痛みというものだろう。お腹の中を刃物でえぐられているような、そんな痛み。刺されたことはないが、そんな風に感じる痛み。そうなったら発作が少し治まるまで声もでない、でるのはたっぷりとした冷や汗。顔は真っ青。

IMG_8430ナデシコ
撫子
 
 朝座薬を入れたのが8時過ぎ。14時前には再び痛み出し、あっと思ったときにはもう動けそうもない。必死で座薬を入れ、横になって効いてくるのを待ったが今回はどうも効きそうにもない。仕方ない、救急受診することにした。
 私の救急受診はいつも第一日赤。自宅からは遠いのだが、これまでの腎結石はずっとそこにかかっているのであえて行く。じっとしていたらましだが、身体を動かすと再び息もできないくらい痛む。保険証は持ったが、診察券が見つからずそのままその旨を伝えた。受付が済むともうだめ、そのままベンチに座り込んだ。それほど待たずに担当の医師が迎えに来てくれ、奥の部屋に通された。腎結石とわかっていても他の疾患を否定するためにエコーを撮るのだという。

   はいはい、何でもどうぞ・・・

 やはり痛んでいる左の腎臓が腫れている。石がどこかにひっかっかて堰き止め、尿がでにくくなっているのだ。

   おしっこはでてる?最後にでたのはいつ?

   座薬を入れた14時。オレンジ色の汚いおしっこでしたけど、今回は少なくてもちゃんとでたからましかと思っていたんですけど。

 尿検をすると潜血(+++)以上、尿蛋白(++)。間違いなあと、こうなったら笑うしかない。

IMG_8436レンゲソウ
レンゲソウ

 ここでちょっと休憩。この続きはまた後で。


IMG_8443かすみ草
かすみ草

 はい、病院から帰ってきてその続きを。

 で、座薬を使ったところだが効果が薄いので、再び入れたが痛みが退くどころかなおひどくなった。ストレッチャーの上で手すりを掴んでもう少し頑張ってみようと思ったが、何ともし難い。この痛みだけはなったものしかわからない恐怖の痛み。
 ちょうどナースが様子を見に来てくれたのでかなり厳しいことを伝えると、程なく医師が来てくれた。その時には痛みの波が少し治まっていたのだが、話をしているうちにまた発作がでてきたので顔をしかめた。

   もう少し強い痛み止めの注射をしましょうか?

   はい。それで治まったら帰りますから。

 あの筋肉注射はかなり痛いのだが、この際どちらを取るかだ。痛いなあと心の中で呟きながらおとなしく処置を受けた。これはさすがに直ぐに効いてくる。そっと寝返りを打っても痛みがひどくならないのを確かめているうちに医師がまた様子を見に来てくれた。

   まだ痛みますか。

   いいえ、何とか治まってきました。動けるうちに帰ります。

 そう言って薬の影響でふらふらしながら立ち上がりお礼を言うと、

   お疲れ様・・・ あ、いや、お大事に(^_^;)

   (いやいや、私はここのスタッフじゃないし)

 私があまりにも慣れた様子で話すものだから、ここのスタッフに返事をするように言ってしまったのだろう。思わずくすくすと笑ってしまったが、医師も笑っている。大丈夫、多分若い医師より自分の方が慣れているから。

IMG_8466白タンポポ
白いたんぽぽ

 そうは言っても、痛みは治まらない。水分も摂らないといけないのに、痛みのせいか、薬の影響か吐き気と頭痛で食欲なし。スポーツドリンクを少し飲んだだけでお終い。次の発作に備えて急いで歯磨きとシャワーを済ませて早々に休む。そして襲ってくる痛み。夕方ほどではない。また座薬を入れる。

   6時間もたないなあ、次も6か5時間後やな

 PCを立ち上げる元気もない。今夜はお休みにしよう。
 
 結局6時間弱で座薬を使い続け、もう手元にない。座薬を入れ、ずっと眠ったままの私。どうやったらこんなに眠れるのかというくらい、ずっと眠っていた。動いたら痛む。こんなことは初めてだ。仕方ない、また動けるうちにもう1日分もらいに行かなくては。

IMG_8587白ヤマブキ
白ヤマブキ

 座薬を入れ、少しましなのを確かめて再びタクシーを飛ばす。今度は昨日より若い女医さん。座薬だけもらえたらいいと言ったが、水腎が悪化していないかもう一度エコーを撮るとのこと。少し待たされる。きっと上の医師に相談しに行ったのだろう。するともう一人若い女医さんもやって来た。きっとこの女医さんも自分でエコーが撮りたいか、どうなっているのが水腎なのか見たかったのだろう。何でもどうぞ。そうしているうちにもっとベテランと思われる男性の医師が来てもう一度エコーを撮る。そして埒があかないのだろう、連休明けに外来に来るように言われてしまった。確かにこの痛み方では直ぐには石はでそうにない。

IMG_8625クリンソウ
クリンソウ

 今日は痛みはかなりましのようだ。少しおうどんも食べられた。しかし油断は禁物。動けるうちにできることをしてまた寝てしまおう。

 このいい季節に外に出られないなんて、最低だ。だがまあ、きっと少し遊びすぎだと言われているのかも知れない。しばらくおとなしくしよう。石が出てくるまで。
  
【2008/05/05 15:34】 日記 | トラックバック(0) | コメント(11) | Page top↑
九尺の藤 in 春日大社
IMG_0135九尺1
藤 九尺

 春日大社の藤は有名だが、遠くまで行くのもちょっとたいへんだと思っていた。しかし実際にその写真を見た途端に行ってみたくなり、開花状況の情報を手に入れることができたので思い切って行ってみることにした。

IMG_9754アオスジアゲハ
アオスジアゲハ

 藤園は春日大社神苑の中だ。情報では駐車場の方からのアプローチだったが、近鉄奈良駅方面から行った私は、西側の正面から入った。
 入って直ぐに出迎えてくれたのは藤ではなく、白い大根の花に来ていたアオスジアゲハ。お腹が空いているのか、なかなか立ち去らなかったが、それでもせわしなく飛び回る。藤を撮る前にすっかり夢中になってしまった。

IMG_0114本紅
本紅

 ここは多くの種類の藤を栽培している。敷地も広い。今日は気温も上がって少々疲れてしまったので、今日はここまで。この続きはまた今度。

 今日はもう休むことにする。悪しからず。
【2008/05/03 23:20】 奈良 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
日本語と仏語による朗読劇 その後日談 by 新聞記事
kiji 2
5月2日 読売新聞朝刊より

 少しゆがんでしまったスキャニングは許してもらおう。

 お昼前のことだった。Mさんに昨日の朗読劇が新聞に掲載されていたと見せられ、しばし絶句・・・

   これ、私だわ・・・

   やっぱり、そうだろうと思いましたよ。

 昨日座っていた座席の左斜め後方から、シャッターを切る軽い音がしているのは知っていた。早めに座っていたので、背後を振り返ることもなかったので気がつかなかった。ただ、公演初日なのでどこかの報道関係者が取材に来ているのではないかと思っていた。
 観客の向かって右端、白いジャケットを着ているのが私だ。

 ああ、びっくりした。
 記念にと、今朝の朝刊なのに気前よく新聞を切り抜いて下さったMさん。

 ありがとうございます。

 それにしても驚いた。
【2008/05/02 14:11】 イベント | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
今日のおやつは お抹茶豆乳ばあむ by おたべ本舗
IMG_8026茶団子
茶団子
 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。やっとぼくたちの順番が回ってきました。いっぱい書くことがあって、ぼくたちは後回しにされてしまうんです。

 これは先日、平等院に行ったときに買ってきたくれた茶団子です。通園で買ったそうです。他にも売っているお店はあるのですが、ちょっと買い損ねて、京阪宇治駅の近くにあるこのお店に寄ったそうです。

 ここのお団子は他所のお店のものより少し小振りです。ぼくたちの小さなお口にもちょうどいいです。え、誰ですか、顔の半分が黄色いくちばしなのにって言っているのは。

 ま、いいでしょう。色は少しくらいのですが、鮮やか過ぎるのも色がつけてあるのかなあって、変に考えてしまうのはあーちゃん譲りでしょうか。
 さて、お味はというと文句なしに上品な甘さとまったりとした舌触りは、絶妙です。

IMG_8249お抹茶豆乳ばあむ
お抹茶豆乳ばあむ

 今回は特別versionです。今日のメインです。

 昨日あーちゃんは朗読劇が終わってもなかなか帰ってきませんでした。変だなあって思っていたら夕方やっと帰ってきました。なんでも文化博物館に自転車を止めたまま、京都駅地下街ポルタまで地下鉄で行ってきたそうです。自転車で行ってもよかったけど、ちゃんと駐めておける場所がわからないからって。なんでそんなところまで行ったのって訊いたら、このお抹茶豆乳ばあむを買いに行きたかったんですって。売り出すお店を探したら、ポルタなら5月1日から買えると知って行くことにしたそうです。お店の場所はあーちゃん、よく知っています。迷うことなくお店に行って、試食もちゃっかりさせてもらって買ってきました。ワンホールで大小、それと半分の厚さのカットと、その3種類を販売しているそうです。

 え、早くお味をみてって?はーい。あのね、バームクーヘンだからって、洋菓子にありがちなバター臭さはありません。豆乳のせいでしょうか、しっとりとしたまろやかな舌触りと少し控えめな甘さ。その中にふんわりとお抹茶の香りがします。このお抹茶はもちろん宇治のお抹茶に同じく宇治のお煎茶をブレンドしてあります。生地は国産の小麦粉にこだわり、豆乳は京都の天然湧水で作ったものを使っています。豆乳の白いところと、お抹茶の綺麗な緑のコントラストがとても目を引きます。

IMG_8250フォンダンがけ
フォンダンがけ
 
 バームクーヘンの側面には、お抹茶の入ったフォンダンまでかけて豪華です。そこを囓ると、さくさくとお口の中でお砂糖が崩れる感触が何とも言えず美味しいです。
 
 お話はちょっと違うのですが、今京都の料亭では、例のミシュランのリサーチが秘かに入っています。各料亭では賛否両論です。名誉ではありますけど、ミシュランはお味だけですよね。元々が気楽に入れて美味しいレストランの紹介から始まったのですから。人気だけでは京都の老舗料亭はランク付けなどできません。またお料理のお味はもちろんのこと、器に盛りつけられた姿、テーブルの飾り、お部屋や床の間の飾り付け、お庭の設え、それら全てをあわせてのお料理を堪能して味わうことなのです。それにフランス人のお口に、あ、失礼、いくら舌の肥えているフランス人の方でも、そこまで理解されている方がリサーチしているとも思えません。天狗のようなお話でごめんなさい。でもそんな格付けは京都の懐石にはあわないでしょう。なぜ一見さんはおことわりという意味を、どれだけの人が理解してると思いますか。ミシュランの方たちはもう少しお勉強が必要ですね。

 ああ、またあーちゃんにおだてられてこんな事までしゃべらされてしまいました。宇治茶が美味しいです。あーちゃんに、新茶はまだなのって訊いたら、まだ高いからだめって言われました。新茶はまた今度です。
 さて、今日も美味しかったです。あーちゃん、ごちそうさまです。


   おたべ本舗 京ばあむ
【2008/05/02 10:27】 ぴよちゃんの日記 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
日本語と仏語による朗読劇 「紫の上 月の露」 in 京都文化博物館
IMG_8190ステージ
ステージ
 文化博物館別館は南側入り口が正面玄関だが、愛車で現地入りした私は高倉通り側の駐輪場に愛車を止め、博物館の玄関を横切り、別館裏側から入った。

 1時間近く早めに入ったので、準備こそできているがまだ誰の姿も見受けられない。だが、松栄堂さんのお香は既に焚いてあり、かぐわしい香りが会場を覆っている。
 と、自分がいるところの反対、向こう側から黒いドレスを身に纏った女性が入ってきた。ナレーターの方だった。これから簡単に音合わせのようだった。他のメンバーの方々の姿も次々と現れる。約1ヶ月振りの再会だった。
 音響の加減で、今回は難しいとのこと。声が響きすぎるのだ。確かに音が反響し、次の言葉に被さってしまう。これをどう乗り切るかが課題らしい。今回も中田達幸先生の演出が入っている。前回あっと驚かされた演出を、今回どのように拡張してあるのかが楽しみだ。

 30分前、前の席を確保するために会場へと急いだ。既に数人の女性グループが入場している。続々と入ってきたが椅子の確保が充分だったので、荷物置きに隣の椅子を1脚余分に確保。後ろで携帯の音が鳴り響いていたが、音をマナーモードにしなくてはと慌てて操作していた。

IMG_8204ナレーション
ナレーション
IMG_8203京言葉
京言葉の朗読
IMG_9708仏語朗読
仏語朗読

 シンセサイザーによるBGMが流れ、いつもの順で出演者が登場。ナレーターと仏語朗読の二人は着席してスタンバイし、京言葉の朗読が始まる。

 聞き慣れた京言葉。京都人全てがこのような京言葉を話すわけではないが、やっぱり源氏物語にはまったりとした京言葉がよく似合う。今回は目を閉じてじっくり聴くことにしてみたので、早速目を閉じた。春の芽吹いた山里を、幼い紫が走っている。それをじっと目で追う源氏。古典の授業で必死に現代訳をした箇所のためだろうか、余計に情景が目に浮かんでしまう。現在の北山でも、10年前とはかなり変貌を遂げており、この時代、どんな山奥だったのだろうと思い起こしながら、そんな山里の中で紫が遊ぶ姿を思い描いた。
 京言葉にフランス語、どちらもそれぞれを押さえることもなく協調して響いていく。

IMG_9716六条御息所
六条御息所

 御息所の登場はいつもどきどきさせられる。荒々しい口調。鷲づかみにするがごとくの鋭い指・・・
 この指は何を掴もうとしているのだろう。それは少しずつ遠くなってしまった源氏の心・・・ 悲しい女だ。冷たくされてもなお、皮肉の一言でも浴びせかけ自分に振り向かせようと、心にもないことを吐き捨てる。前回よりももっと激しい御息所。荒々しくすればするほど、その心の寂しさが伝わってくる。
 とても悲しい女だ。その心をわかってもらえた時、彼女の苦しみは終わった。
 上品で高貴な御息所。その姿に源氏は惹かれたが、サロンでは女主人の気位の高さも、裏を返せばそれだけ情に厚かったのだろう。源氏は美しい年上の女性がどんなであるか見抜けなかった。

IMG_9722明石の上と紫の上
明石の方と紫の上

 明石の方は本当に控えめだ。身分が低いと言うことに、とても引け目を感じているのだろう。可愛い盛りの幼子を、身分の高い位置に着くためとはいえ、手放さなければならない。わかってはいるが、頭の中ではそう理解できても心までは直ぐに受け入れられるはずもない。辛い心を必死にこらえ、表に出さぬよう繕う。そして胸の奥底で拒否しようとしている気持ちに区切りをつけるべく、無理矢理何度も自分に言い聞かせる明石。控えめな人らしいその行動、言い聞かせるその姿。いかにも側室の辛さを現していると言えよう。
 母になれなかった紫は、その気持ちをくみ取ることで本物の母に近づこうとしたのかも知れない。

IMG_9728嘆きの源氏
嘆きの源氏

 紫を亡くした源氏は帰るところがなく、途方に暮れてしまった。あまりにも多くの女性と浮き名を流し、紫に氷の涙を流させたが、待っていてくれる紫がいたからふらふらと大洋を漂っていても、最後には紫の懐の中に帰ってきた。幼くして母を亡くしたことで、ずっと心のどこかで母の面影を追い続けた源氏。母の姿を重ねた女たちを次々と亡くした彼は、彼自身が幼い子供のようだった。母を亡くした子供の源氏。そこから彼は大人になりきれなかったのかも知れない。そんな子供の姿を透かしてみた紫は、遊びに夢中になっても帰ってくるのはここしかいないと、源氏の母をも務めたに違いない。だからずっと待つことができたのだ。

IMG_8192会場


 開始直後は雰囲気にも音の響き方にも慣れなくて、どこかぎこちない面々だったが、中盤を過ぎるとようやくいつもの彼女らに戻っていった。しかしもともとこのような催し物をする会場ではないので困難は仕方ない。ただ、BGMが少し音量が大きいと感じた。これまでの会場よりもっと広いため、それなりに大きくしたのかもしれないが、BGMも反響し、ナレーションの時にもっと音量が大きくなっていたのでナレーションの声も大きくしなければならず、悪循環だったと思われる。

 演出は大きく変わったところはないが、やはり目を引いたのが六条御息所の場面。中田先生は六条御息所が気に入っているのではないかと思われるくらいに細かな演技だった。それだけにとてもリアルな場面を見せて頂いた。
 紫と明石の対面、それぞれが相手を思いやっていたことがよくわかる深いお辞儀。
 六条御息所と源氏、または紫の上と源氏がそっと寄り添うところでは、私としてはちょっと目のやり場に困ったところではあるが(宝塚のようだ)、源氏の相手を心から想っている様子が、その視線とちょっとした手の添え方でよく現していた。

 お香がステージの左右の袂で焚かれていたのだが、2カ所で焚いていたためか醸された強い香りは、平安の昔に否応でも引きずり込まれていき、また、ステージの端には霞のように煙が漂っているようすが雰囲気をより高めているように思った。

 来週・再来週とまだ続くが、今後どう変えていくのかが期待される。声の演技なので毎回微妙に変わる声の質で新たな感覚が生まれ、また違う感動が浮かんでくるところが朗読劇の面白味だろう。

IMG_9739納涼床
納涼床

 京のおまけはこれ。最近は床が始まるのが早い。本日から始まった。9月いっぱい床を楽しむことができる。

【2008/05/01 23:57】 イベント | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
«前のページ | ホーム |