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![]() 別館ホール いよいよ明日が本番となった朗読劇。会場がどんどん大きくなっていく。そのうち北山のコンサートホールまで行くのではないかというほどの勢いだ。だが、メンバーの方々はそれだけのプレッシャーがかかっているはず。それを生業にしているわけでもなく、それぞれの家庭を抱えての出演は本当にたいへんだと思う。 それにしても何回聞いても凄いと思う。朗読だけに、やはり一度は目を閉じて聴いてみるべきだろうと思っている。 今度の会場もとても素敵なホールだ。3週に渡って木曜14時開演。楽しみにしよう。 ![]() ニジュウヤホシテントウ ところで、今日の午後、ちょっとしたハプニングに遭遇。 ![]() ハルジョオン その女の子は大粒の涙をぽろぽろこぼしながら大声で泣いていた。用事で出掛けようと玄関を出たとき、どこかで子供が泣いているとは思ったが、よくあることだし気にも留めずにエレベーターの前を通り過ぎようとしたときだ。エレベーターのガラス張りの窓から子供の姿が見えた。ドアが開けられずにでられなくなったのだろう。扉を開けてやると、幼稚園かそれくらいの女の子。その腕にはしっかりと絵本が抱えられていた。不安そうに涙をこぼしている。 もう大丈夫やで、よーしよーし・・・ 恐かったんやな、もう泣かんでいいから・・・ はよ、お家に帰り。お母さんが待ってるさかいに。 そう言って外に導き出してやり、頭をなで、抱きしめてやる。それでもその子は泣くばかり。どこからかその子のお母さんらしき人の声が子供を捜しているのが聞こえた。 おかあさーん、今階段を下りていますから・・・! どこかにいるお母さんに向かって叫んだ。お母さんは下から階段を上がってきてくれて、無事その子を引き渡すことができてめでたしめでたし。 ![]() シロツメクサ クローバーと言わずにあえてシロツメクサ。 ![]() 下準備をしたいちご 一昨日のことだ。近くの商店街のある一軒のお店に用があってお買い物に行った。そのついでにいつも果物が山積みされているお店を覗くと、「ジャム用」と書かれたいちごの箱がひとつ・・・ ![]() 通路に置かれていた牡丹 箱はあまおう。少々傷んではいるがさほど問題はない。もちろん値段は格安。この大箱で(パックが4個はいるもの)1パック以下の値段。買わない手はない。おじさんが、袋に入れなおうそうかと言ってくれたが、そのまま箱に蓋をしてひもで縛って帰ってきた。 結構重たい。処理をして計量したら1.4kgもあった。6パック分くらいあったのかも知れない。そのまま食べる分は別に取ってある。甘くて美味しい。この日はもう時間がなくてこのままポリ袋に入れ、冷蔵庫に入れて翌日、つまりは昨日ジャムに加工した。 火を通していくとたっぷりの汁気が出てくる。強火だと吹きこぼれそうになるほどだった。灰汁を取りながら三分の二くらいまで煮詰めて諦めた。ここまで約1時間弱。その代わりペクチンが残っていたのでそれを入れる。 ビンは予めいつものように煮沸消毒してある。熱いまま入れて逆さにし、冷蔵庫で保存などとよく書かれているが、そのようなことしたら冷蔵庫がいっぱいになってしまうではないか。私は蒸し器で脱気する。そうすれば常温で3年は傷まない。ただし、歳をおうごとに開けるのがきつくてたいへんだが。 ![]() ハーブといちごジャム ま、兎も角、出来上がった。濃い赤紫のいちごジャム。いつもは林檎で分量に対して30%のグラニュー糖を使うが、今回は酸味もあるいちごなので40%にしてみた。レモン汁は適当。 昨日ハーブティにと頂いてきたカモミールとレモンバームを一緒に飾ってみたら、一瞬初夏の風が吹いていった。 このいちごジャムは朝のトーストやヨーグルト、はたまたパンケーキに乗せよう。 ![]() お祭りの提灯 今日のおまけはこれ。来月18日は上御霊神社の祭礼で御輿がでる。その通り道になっている商店街のアーケードには、提灯が下げられる。葵祭ももうすぐだ。 ![]() 木香薔薇その1 私が以前から秘かに薔薇屋敷と呼んでいたお宅、そこにおじゃましてきた。満開の木香薔薇を撮るためだ。写真を撮りにおいでと、誘って頂いていた。 ![]() 木香薔薇その2 歩道から塀越しに黄色い木香薔薇が咲いているのが見えたため、天気のよい日を見計らった。先に連絡を入れるのが筋であるが、自分の連絡先は置いてきたのに、相手先、このお宅の電話番号を聞いておくのを失念していたのだ。それだけあの時は嬉しかった。 少し緊張しながらインターホンを押して、応答があるのを待って門をくぐる。お庭に入った途端、黄色い霞のような木香薔薇が壁に添って咲いているのが目に飛び込み、また、淡く優しい薔薇の香りが鼻腔に入る。 うわ・・・ いい香り! 春の草花が咲き乱れ、木香薔薇が咲き、濃いピンクの蔓薔薇が咲き始めているお庭。やっぱり薔薇屋敷だ。もしくは子供の頃に読んだ秘密の花園。ずっとここに住んでいると、薔薇の香りがわからないと奥さんはおっしゃる。 広いお庭に咲き乱れる薔薇。このロケーションが独り占めで撮らせて頂けるのだ。なんという贅沢なのだろう。 ![]() 木香薔薇その3 ![]() ピンクの蔓薔薇その1 ![]() ピンクの蔓薔薇その2 ひとつ注文を付けるとしたらこんなに眩しい天気ではなく、薄曇りのつもりだったのに、ちょっと陽射しが強すぎた。ピンクの薔薇がちょっと白っぽく抜けてしまったのが残念。しかしまだこれから咲いていくので、その時にはもう少しうまく撮ってみよう。 ![]() べにしじみ ![]() アゲハチョウ 花の咲き乱れるお庭には蝶たちも数多く集まってくるようだ。せわしなく飛び回るモンシロチョウとキチョウは撮れなかったが、お腹を空かせたべにしじみとアゲハは私の被写体となってくれた。ここは薔薇だけでなく好きな蝶も撮ることができると知り、ますます嬉しくなった。 ![]() 一刀彫 弥勒菩薩 ひと通り撮影した後、図々しくもお家に上がらせていただいた。玄関に入るなり目を引いたのが一刀彫の弥勒さま。荒削りの刃のあとが、多分ご主人が彫られたのではないかと思われる。あとでお訊きしたら案の定そうだった。そしてリビングに入るなりどれから見ればよいのかと迷ってしまうほどの手芸品。特にクロスステッチの小振りなクッションが幾つも並ぶ。壁に掛けられた小さな飾り棚には、陶器のシンブル(パッチワークのキルティングで使う指ぬき)が幾つも並んでいる。 ど、どうよ、これ。私と趣味が合う・・・ それにも増して凄いと思ったのが陶器に描かれた繊細な絵画。何と言ったか。 久し振りに頂くレギュラーコーヒーは、奥さんの絵付けされたカップとソーサーで、バランスのとれた美味しい銘柄のお味を楽しみながらそんな奥さんとご主人の趣味で創作された品々のことなどのお話を聞く。私も現在の状況を話すと、機会は逃さず、なんでも学ぶべきだと渇を入れて下さった。年代は自分の母と大差はなく、母にも言ってもらえなかった励ましをいっぱい頂いてきた。 ![]() 木香薔薇その4 ![]() 木香薔薇その5 ![]() ナガミヒナゲシ ![]() すずめ ところで、縁と何とかはというが、たまたま道端でカモミールなどを撮っていたときに声をかけて頂き、こうして薔薇を愛でる機会を得た訳だが、奥さんも奥さんで、お庭の薔薇たちの写真を撮ってもらえる人を捜しておられたようだ。またご自分の作られた作品を人にあげてしまった場合、手元に写真を残して置きたかったとのこと。お互いにちょうど求めるものが一致したわけだ。私としても願ったり叶ったり。とても細かな繊細で素敵な画だった。飾り皿に仕立てたり、カメオみたいにジュエリーに仕立ててあった。 今度、じっくり時間を作って写真を撮らせて頂く事になった。自分の好きで撮っている写真とは異なり、これは仕事なのだ。先日マクロレンズを出してみたのは、案外このようなことが起こる予兆だったのかも知れない。人間、何が幸いするかわからないものだ。縁となんとやらは、ほんとにどこから転がってくるのかわからない。 やっぱり私はついているのだと思った。素敵なお友達ができた。 ![]() カモミール ![]() つつじその1 ![]() つつじその2 ![]() つつじその3 平等院の藤は今年は諦めた方がよさそうだ。折角宇治まで行ったのにこの状態なら、三室戸寺のつつじと石楠花の方がいいかもしれない。 ![]() つつじその4 別に宇治観光協会の回し者ではない。ただちょっと宇治の観光案内を。 この時期なら平等院の藤、少し前なら桜も宇治川沿いが見事だった。そして先程の三室戸寺。この時期に行くことができないのなら、6月入ってから中旬の紫陽花だが、それも叶わず5月の終わりなら私は天ヶ瀬ダムをお勧めしたい。ご自分のお車で行かれるのであればなおいいが、そうでなければタクシーを飛ばしてしまおう。帰りはまた呼べばいい。 天ヶ瀬ダムはその少し手前に吊り橋もあり、スリル満点。高所恐怖症の私はちょっと堪忍して欲しいが、初夏のこの季節は緑も美しく、お散歩に持ってこい。ハイキングに来てお弁当を広げる姿もよく見かける。春の桜がダム湖に写す姿も綺麗だし、秋には紅葉も綺麗だ。でもこの季節のドライブは気持ちいいだろうと思う。 ![]() つつじその5 もちろん今なら平等院が一番のお勧め。なにしろ国宝天蓋の模型複製が展示されている。寺院建築や仏像に興味がある人なら絶対に釘付けになるだろう。それだけ素晴らしいできだった。そうでない人でも、あれを見たら凄いと一言言って、次の句が告げない。 ![]() つつじその6 ![]() つつじその7 先日、つつじにはあまり興味がないと言いながら、いったい何枚出すのだろう、この私は。 そして今開催中でもある源氏物語千年記展、文化博物館まで行けず宇治でというならば、源氏物語ミュージアム。サイトでは全てが稼動しているわけでもないのだが、ちょっと寄ってみるのも話のネタになるだろう。 ![]() アオスジアゲハ ![]() たんぽぽの綿毛 観光が終わればお腹も空く、甘いものも食べたくなる。源氏物語ミュージアムの後にお店に入るのなら、京阪宇治駅に向かって大きな通り(府道かな、国道かな)に向かって行けば「伊藤久右衛門」という宇治茶の老舗がある。お茶するもよし、軽く茶そばを頂くもよし。 もちろん、平等院参道沿いにもスィーツを頂けるお店は多く並んでいるので困らない。 平等院、源氏物語ミュージアム、天ヶ瀬ダム。初夏の5月ならこんなものか。中旬になればどのお店でも新茶が所狭しと並ぶ。それも楽しみのひとつかと。 ![]() 藤と芝桜 ![]() 芝桜 今日のおまけはこれ。昨日の上鳥羽。低い位置から芝桜を撮ってみた。場所を変えてまたしゃがんでいると、先程まで私がしゃがんでいた場所で、何人かが同じようにしていたのがとてもおかしかった。 源氏物語ミュージアム ![]() 藤その1 ![]() 藤その2 ![]() 藤その3 先日行ってみた平等院。まだ藤の花は少し早かったし、ちょっと他に用事ができたので再び訪れてみた。 前回、記事には書かなかったことが二つある。ひとつは18mmの広角を持って行ったということ。今回も持って行った。その3の写真がそうだ。さすがは18mmの威力。人混みさえなければもう少し藤棚いっぱいを入れることができたのだが、今日は特に多くの人が訪れていた。世の中、ゴールデンウィークでお休みなのと、修学旅行や団体が多いようだ。入るときに受付の女性たちに、今日は多いですよと言われてしまった。そりゃまあ、私は年間を通してリピーターではあるが、まだ荷物の中からカメラも出していなかったのだが。ふむ、なぜわかったのだろう。先日来ていたのを覚えられていたか。まあ、いい。 ![]() 藤その4 ![]() 藤その5 そしてもう一つ。今年の花の付きがとても悪かったこと。咲き始めでまだ目立たないのかと思いこもうとしたが、やはりおかしいと思ったのだ。案の定、今年のポスターを見て来た観光客は、昨年の写真が使ってあろうがなかろうが、こんなはずではないとクレームもでているらしい。それはそうだろう。 ![]() 昨年の写真 昨年の写真を出してみたが、これではあまりわからなかった。(本家の方を参照してみて下さい) 成る可く多く花がついているところを撮ったので目立たないかも知れない。しかしその3を見ればよくわかるだろう。途中がすかすかに空いている。花房の長さも短い。樹齢200年(いつの時点だろう?)の古木は毎年多くの花を付けるのが疲れるようになったかも知れない。いたしかたないことだ。 話が違うとクレームがでるようになった平等院としては、苦慮の方法として、受付の前にその旨を書き記した看板を立てた。そしてまた、前回と同じで、藤の花だけでよいのなら、その受付前の藤棚がとても綺麗だった。 ![]() 藤その6 ![]() 藤その7 ほんの3日のうちに咲きかけだったつつじは満開を迎えていた。 この続きはまた今度。 ![]() ニッセンの飛行船 今日のおまけはこれ。宇治からの帰り、歩道を歩いていたら空に浮かんでいるのを見つけ、急いでカメラを出した。撮りながら歩いているものだから何があるのかと、私の怪しい行動にホームセンターの警備員のお兄さんが空を見上げた。 この連休、FM京都αステーションではスペシャルプログラムとして、小児がんの子供たちの支援を訴えるチャリティイベントとして飛行船を飛ばしている。搭乗の応募があったが落選。その飛行船だ。連休最終日には烏丸御池の新風館でイベントがある。ゲド戦記の主題歌テルーの歌を歌った手嶌 葵さんがゲスト。行ける方はどうぞ。 小児がんの子供たちの支援を訴えるチャリティイベント ![]() 藤その1 藤の名所はなかなか思いつかない。先日宇治へ行くときにも思った。他に名所といえば私はここしか思い浮かばない。上鳥羽水環境保全センター。120mにも及ぶ藤の回廊がある。 ![]() 藤その2 ![]() 藤その3 平成13年から始まった一般公開。4月最終の土日に開催される。ただ浄水場なので市内からかなり離れており、公共の交通機関ではちょっとだけ不便な場所にある。故にこの日はJR京都駅南側にある、アバンティ北の市バス乗り場からシャトルバスがでる。私もそれを利用した。9:30からバスが順次でたが、10分置きくらいに乗車できたのに、ものすごい人混みだった。始発のバスに乗るために9:20くらいには到着したのだが、既にバス2台分の人数が集まっていた。バスはすし詰め。そのバスに揺られること20分。かなりの距離だった。敷地の南側は名神高速道路だから。 ![]() 藤その4 敷地内も広大だ。入り口に駐車場があるのだが、会場からそこまで送迎バスまででいるのだから、その広さが想像できるというものだ。 ![]() プラントその1 ![]() プラントその2 普段何気に使っている水。しかし家庭排水などから水を綺麗に浄水して、再び河川に放水するまでの過程はわからないものだ。学校から見学に行くことならあるかも知れないが、大人は流した水がどうやって浄水されているか、その過程を見ることで普段から水の大切さを学ぶ機会を持たねばならないだろう。子供向けのイベントも多かったが、子供を遊びに連れて行く目的で大人もいいお勉強になる。 ![]() 藤その5 クイズラリーなどのイベントに夢中になっている家族連れなどを尻目に、私はひたすら写真を撮っている。藤棚の下にはテーブルもあって早くからお弁当を広げている。自販機も屋台もない。持参しなければ何もない。美味しそうなお弁当が、少しだけ羨ましかった。 一通りまわってバス乗り場に向かう。所々に春の野草が芽吹き、花を咲かせている。蝶の姿も見かける。藤を堪能したあとは、蝶と野草に夢中になっていた。バスターミナルの目立つところで蝶を追い小さな花を捜す。低く姿勢を伏せた怪しい行動の私は、きっと変に思われていただろう。 だが、見事な藤を堪能し、好きな蝶が撮れた私は至極ご満悦。 それにしても遠かった。そして来年も行こう。お弁当とお茶を持って。 ![]() ただ今候補生は訓練中 盲導犬の訓練を始めるまで、生後2ヶ月から12ヶ月まで愛情込めて育てるpuppy walker。たとえ将来は盲導犬になると決まっていても、いざ訓練を始めたときに適応ではない性格の子もいる。始めて見ないとわからないことだ。 そんな子犬を預かって育てている人と、その子犬を初めて見た。お仕事中の盲導犬や介護犬には絶対に触れてもいけないし、声をかけてもいけない。だが、puppyなら大丈夫。お散歩中の子犬に私は出会った。とても顔立ちのいい子だった。 ![]() 子犬その1 いつもの癖で犬が側を通ると手を出してしまう。その黒ラブの子犬はその手をめがけて飛びつくようにやって来て、しゃがんだ私の膝に前足をかけくんくんと匂いを嗅ぎ、ぺろぺろと手を舐める。その小さなしっぽはちぎれんばかりに強く振り、飼い主さんの足を叩いている。 よーし、よーし・・・いい子だ と、話しかけたが、飼い主の方が「good」と言い直すのを聴き、命令は全て英語だったことを思い出した。 good good(頭をなで、首や耳の後ろを掻いてやる) sit sit(軽く腰をぽんぽんと叩く) 生後4ヶ月くらいだろうか。まだ小さなラブラドール・レトリバー、名前はエレナという女の子。とてもシャイな子で、写真を撮らせてもらおうとしたのだが、どうしても恥ずかしそうに横を向いてしまう。 ![]() 子犬その2 sitでお座りをさせ、stayでそのままじっとしててと言うが、やはりだめ。正面からは撮らせてくれなかった。デジイチは望遠を付けていたのでこんな近くでは入りきらず、コンデジはタイムラグですでに顔があっち・・・ ま、仕方ないか。 飼い主のご夫婦はご主人がビデオカメラを持ってのお散歩だった。去っていく後ろ姿はエレナにたっぷりの愛情を注ぎ込んでいるのが、手に取るようにわかった。なんて幸せそうな子犬だろう。素直な行動が物語る。たっぷりの愛情で育った子は人間でもそうだ。実際にはなかなかいないが。 今日はとても気分のいい日だった。puppy walkerはボランティアだ。あまり表面には出てこないが、彼らの活動がなければ盲導犬育成は成り立たない。 ![]() 木香薔薇 ![]() 松井酒造お店 子犬と出会ったのは、ここの木香薔薇を通りを挟んで反対側から撮っている時だった。見事に満開になった木香薔薇。帰りにはこのお店で、地酒ふじちとせのワンカップを買った。今夜の晩酌はきっといつもより美味しいだろう。 松井酒造 ![]() 石楠花その1 先日、4月19日、府立植物園での一コマ。石楠花展が開催されていた。 もう帰ろうかとお手洗いを済ませて出ようとした途端に目に入った光景は、ピンクの霞だった。もう夕方だったが、閉園時刻にはまだしばらく余裕がある。ここまで来たのならまあ、見ていこうかと。盆栽仕立ての色とりどりの花たち。中には何とも優しい香りを放つものもあった。会場全体が、多くの花たちの放つ淡い香りで増幅させられ、甘い香りが充満している。毎年恒例の石楠花展。 ![]() 石楠花その2 ![]() 石楠花その3 石楠花という花も鮮やかで華やかだ。ピンク系を中心に多くの色合いがある。だが、だがなのだ。最近になって気が付いた。私はこの花にあまり執着がないのだ。綺麗だとは思う。でも夢中になるほど好きではないことに気が付いた。つつじ・さつきもそうだ。何故だろう。自分でもわからない。 では共通点は何か。筒状に咲いていること。時期が同じ。それだけでもなさそうだ。 現在宇治の三室戸寺ではつつじと石楠花が山全体に咲き乱れ、乱舞をしている。特別にこの時期には、JR宇治駅や京阪宇治駅を廻る巡回バスがでている。とても便利だ。均一料金160円。 視界全体が色鮮やかで一見の価値はあるだろう。それは見事だから。だが、だがなのだ。食指が湧かない。きっとそれは自分が撮りたいと思うlocationではないのだと考える。好みではないと。ただ一面に咲き乱れるだけだから。しっとりとした趣のあるお寺などの建物が一緒に入るわけでもない。 そして山を切り開いた斜面に植わっているので、枯れた杉の葉が付いていたり、むしばんだ葉が多かったり、どうしても日当たりが悪いのか、木に勢いがない。 多分ここに行かなくなった理由はそれだと自分でアセスメントした。 ならば植物園はどうだろう。別に建物があるわけではないが、ある程度の空間がある。背景をぼかしてそれなりの写真も撮れる。だが、だがなのだ。その足元に清楚に咲き乱れるシャガの花を見ると、私はそちらに強く惹かれる。石楠花など、どうでもいいとさえ感じるときもある。嫌いではない。夢中になれないだけ。石楠花だけが咲き乱れるところも、多分行きたがらないかも知れない。 ![]() カメラマンその1 ![]() カメラマンその2 それでもこんな集団で囲まれるのはいい気がしない。丈の低い木を狙うため三脚を低くして、大きく広げるために場所を取る。そこを通るだけでも邪魔になる。ここは三脚を禁止してはいないので自由だが、集団で場所を取られるのは気分が悪い。いや別に自分が三脚を持っていないのではなく、また持てないひがみでもない。単に場所を占領されるのが気分を害するだけだ。 気分直しを。 ![]() ニリンソウ 大好きなシャガ。 ![]() シャガその1 ![]() シャガその2 ![]() シャガその3 ![]() 御衣黄桜 追記; ご質問があったので。 ![]() 数珠玉 数珠玉ははとむぎのようなもので、シャガとは全く異なる。数珠玉はお手玉の中に黒く熟した実を入れたり、中央のしべのようなものを抜いたら穴が空くので、そこに糸を通してお念珠のようにしたり、ネックレスのようにして遊んだものだ。ちなみに私も中学生の時お手玉を幾つも縫って、ペレットの代わりにこれを中に入れた。 ![]() 鳳凰堂その1 案外藤の花の名所というのが思い浮かばないものだ。桜、それも枝垂れ桜が多いせいか。その中でも藤と言えば、やはり平等院の鳳凰堂。花房が長く垂れ下がる、樹齢200年の古木だ。 ![]() 鳳凰堂その2 昨年はほんの少し行き遅れて、盛りを逃してしまったので、今年は少し早いかと思うくらいに行ってみることにした。先日、植物園の藤棚では少し咲き始めていたので、そろそろかと雨の上がった天気のよい日を見計らった。 目的はもちろんこの藤棚であることに間違いはないのだが、同等の目的が国宝天蓋の修復模型。先日一般公開されたとニュースで流れた。少しだけ流れたその映像を、食い入るようにして見つめた。なんて素晴らしい芸術なのか。多分、展示してあるところでは撮影禁止。わかっている。 でも見たい。きっと展示しているのは鳳翔館。 藤の撮影を早々に終わらせ、鳳翔館へと急いだ。急がなくてもなくなりはしないのだが。何回も入っているので、常設展示室は素通り。そして一番大きな展示室。入って直ぐに目を引いた向かい側・・・そこだけが周りとは異なる輝きに包まれていた。もちろんガラス張りだ。 一瞬息を飲んで、それからほうっとゆっくり息を吐いた。ゆっくりガラスの前に進む。そこにはつや消しの落ち着いた深く濃い赤紫に縁取られた、真珠色の輝きがあった。素晴らしく大きな螺鈿の細工が埋め込まれていた。木片の縁はしっとりとした輝きを持つ金箔に縁取られ、螺鈿の真珠色を輝かせるライティングとなっている。 この赤紫はなんと表現したらよいのだろう。艶を消した花梨材の色のようだ。いや、それよりもう少しだけ茶色寄りか。これは「上代桑染色じょうだいくわぞめしょく」と言うのだそうだ。漆に様々な工夫を加え色を作り、退色を防止するため木粉を混ぜているそうだ。平安の昔に現代と変わらない、高い水準の技術があったのが素晴らしい。この大きな切片の螺鈿を膠(にかわ)で貼り付け、その隙間に漆を何層にも塗りつけていく。 大きな切片の螺鈿。大きな夜光貝が必要とされる。今回はほんの極一部の再現であるが、それでも奄美大島産の20cmほどの夜光貝約70個あまりを使用した。これが天井を埋め尽くすとなると、いったい幾つ必要だろう。どれだけの日数を費やすのだろう。 格子に細い角材を渡したその背景にも金箔が貼ってあり、照明のライトが当たると、その金箔に螺鈿の真珠色が写り込んでぼんやりと浮かび上がる。その格子の交わるところにもカタバミの花形のような、そんな菱形の飾りが金色の釘で固定してある。 下世話な話だが、これだけの制作に費用はいくら掛かったのだろう。かなりのものだが、これが天井を広く覆っていたとなると、とんでもないくらいの費用と日数がかかっただろう。だが、これが創建当時ならもっと莫大な費用がいる。藤原氏の勢力と権力、財力の大きさを示す証拠だ。 真珠色と濃い赤紫の、あの色が忘れられない。 ![]() 藤その1 ![]() 藤その2 もう一度話は藤へ。 混み合うのがわかっていたので早めに入ったが、それでも9時くらいだったと思う。しかしその時刻でも、既に修学旅行生が多く入っていた。人の姿が途切れるのを待ってシャッターを押し続ける。9時半くらいになると、もっと増えて行った。 咲き具合はまだ3分というところか。まだ1週間近くは大丈夫だろう。もう一度来たいと思っている。 ![]() 玉藤その1 ![]() 玉藤その2 南門、正面入り口の前にある藤棚。ここには藤色と白色の玉藤があり、どちらも満開だった。この奥には房の長い藤がある。が、そこは中にある藤と同じで、まだ見頃を迎えていない。多分、同じ頃に見頃を迎えるはず。拝観料600円を惜しんで、鳳凰堂を見なくてもよいならここで充分だと思われる。参考までに。 ![]() 借り物の写真(京都府警提供) 再びこの季節が巡ってきた。蜜蜂の分封。新しい女王が生まれる直前、もしくは生まれると直ちに前の女王は、半分の働き蜂たちを連れ分家する。そして新しい巣を作る場所が決まるまで、ひとかたまりになって休憩。ただし、その場所が問題。 昨年は5月2日、四条烏丸。今年は同日に2カ所で発見。まず最初は午前に南区上鳥羽の交差点で、そして午後は下京区の交差点でそれぞれ発見された。 この後の処置はいつものように掃除機で(?)で吸い取られ、あえなく御用となったが、京都の蜜蜂はなぜ信号機に集まるのだろう。昨年は機械の熱で暖かいからか、とかなんとか言っていたように思うが、昨日はとても暖かく、暖を取りたくなるような気候ではなかった。 生き物の行動は計り知れない。 これとは関係ないが、先日19日の植物園。 ![]() トキワナズナ ![]() モロッコナズナ ![]() レンゲソウ 子供の頃は、どこにでも咲いていたレンゲソウ。春先の田は一面レンゲ色だった。道草しながら(今なら徒然道草だが)レンゲの花を摘み、花輪を編んで遊んだものだ。最近は早稲の稲が多くなったのでレンゲを咲かせておくほどの日数の余裕がないのか、はたまたいい肥料ができたのでレンゲを作って肥やしの代わりにしなくてよくなったのか。いずれにしろ、レンゲソウの赤紫は綺麗な色だ。背景のブルーはわすれな草。 ![]() なでしこ ![]() ハルジョオン この時期に咲く淡いピンクのハルジョオン、派手な花ではないが、背景の緑の中に立つ姿は、牡丹や百合にも勝る気高い花に見える。 ![]() パンジーその1 ![]() パンジーその2 ![]() ウラシマソウ ![]() エビネ ![]() マルコミア ![]() 映画ポスター 仕事をしていたときは、見たいと思った映画でもなかなか見に行く時間が惜しかった。2時間と前後で3時間。たった3時間なのに決まった上映時刻に束縛されることを、私は嫌がった。できれば映画の日の安くなるときや水曜日のレディスデイの1000円ではいることのできる日の方がいい。 毎年この時期に公開になる名探偵コナン、もう2年も見に行っていない。先日木屋町の八重桜を撮りに行ったとき、三条河原町の映画館、東宝公楽の掲げられたコナンの看板を見て、遠かった記憶が甦る。そう、この時期いつも行っていたコナン、去年も一昨年も見ていなかった。先週19日に公開されている。では今度の水曜日に行くとしよう。 平日は11:30が初回上映。11時過ぎ映画館に行き、チケット売り場が開かれるのを待った。安くなるレディスデイだが、平日とあってお客は案外少なめだ。気温の差が激しいためか、風邪を引いている人が多いらしい。風邪を引かない私としては不思議だが、こればかりは。だが、すぐ背後で咳エチケットもなしに咳き込まれるのは不愉快だ。これは上演しているあいだ、ずっと咳が聞こえた。音の響き方から考えると、やはりマスクもハンカチも当てていないようだ。 そして私の不愉快はまだ続く。窓口でまだ支払いも済まないうちに横からお札を出す女性。30代40代くらいか、落ち着きがない。出したり引っ込めたり。とても落ち着きがない。どちらもチケットを購入し歩き始めるとその人、私の脇を走っていった。多く見積もっても2・30人くらいなので席はいくらでもあるはず。 なに?、あれは・・・ 行動のおかしな人だった。性格か、病気か。ま、この変な世の中、へたに関わってトラブルに巻き込まれたくない。見なかったふりを決め込んだ。 やれやれ、前置きが長くなってしまった。私の悪い癖だ。 今回の舞台はりっぱなパイプオルガンを備えた音楽堂。クラシックだ。映画館のサラウンドで聞く楽曲は、部屋で聴く小さなスピーカーとは問題にならない。パイプオルガンの重厚な響き、体中が喜びに振るえる。また、声優さんのかわりに唄う本物の歌手。アメージング・グレイスはとても素晴らしい響きだった。後半はそんな歌声とパイプオルガンのトッカータとフーガがふんだんに聞くことができた。バッハの曲は大好きだ。というよりも、教会音楽やバロックが好きと言うべきか。ま、クラシックはどんなときでも聴きたくなる。私にとってはクラシックもプログレッシブ・ロックも、同じ延長線にある。 今、ふと思い出した。実家のある小さな田舎町、その隣町にある会館でたまに小さなクラシックコンサートが開催されていた。なに、たいした催し物ではないが、普段耳にすることのない本物の音楽。そんなコンサートに中高生の頃、何回か母が連れて行ってくれたことがあった。今の今までそのような事実があったことを、全く忘れていたことが我ながら驚く。新しものが好きな母、きっと自分が聞きたかったのだろう。そのついでに私を連れて行った。兄弟の中で私だけだ。拒否したのか、わざと私だけを連れて行きたかったのか、その辺はわからない。 なぜ今まで忘れていたのだろう。そうか、今日は母の誕生日だ。歳は?・・・忘れた。 理由はともあれ、クラシックに馴染ませてくれたことに私は感謝しよう。明日、電話でもしてやろう。いつもおちびたちの面倒を見ていてたいへんだと言っていた。(それにしてもなぜ忘れていたのだろう・・・) 話が脱線してしまった。 いつもコナンのストーリーのよさには感心する。まだ見ていない人のためにあらすじは言えないが、人間ドラマの組み立て方、とてもいい。時々はらはらさせられ、ユーモアを忘れず(コメディではない。シャーロック・ホームズに敬意を払ってユーモアだ。私は映画以外のコメディが大嫌い。特に芸人さん)、そして人間とはなんて素晴らしいもの、と考えさせてくれる、とてもよい映画だと思っている。もう10年以上TV放映が続いているのが、人気の証拠だと思っている。 そして忘れてはならないのが今回の主題歌。ZARDの「翼をひろげて」。坂井さんは残念な事に自ら命を絶ってしまったが、彼女の歌声に救われた人は少なくないはずだ。エンディングで流れる彼女の声、とても力強かった。コナンの放映が始まった初期の頃にもZARDの曲が使われている。今回はその追悼もあるのか、また違った感情で歌声に聞き入っていた。自分こそが強くならなければいけなかったのに。 それにしても歌がうまい。ブレスの音がしない。どんなに歌のうまいSingerでも、ブレスの音の入る人は嫌いだ。聞いていてこちらが呼吸困難になる。声楽や合唱など習った事はないが、息継ぎの音を出してはいけないとか、ろうそくの炎を前にして歌っても火が消えるようではだめとかきいたことがある。 その昔、山口百恵さんが生番組で出演したとき、出番に遅れそうになって、スタジオまで全速力で走り込んできたときがあった。息が荒く肩で息をしていたが、歌い始めるとそんな影はみじんもなく、歌い終わった途端ぜいぜいと激しい息づかいになっていた。これがプロの仕事なんだなと、幼心に思ったものだ。先生について厳しいレッスンを受けたたまものだろう。 今の・・・ やめておこう。また毒舌になるから。それは個人の自由、好みだと言われそうだから。 名探偵コナン official home page ![]() 胡蝶蘭 早春3月3日、小さな胡蝶蘭の花をアップしたが、未だに綺麗に咲いている。それでふと思いついてマクロレンズを出してみた。何年ぶりだろう。多分、3年以上出していないように思う。 ![]() 苔 50mmコンパクマクロ。大きなものではない。価格もそんなに張るものでもない。人気商品ということで春先に買ったとき、この時期は入荷が追いつかないといって3日ほど待った記憶がある。これがなければ100mmの望遠マクロが欲しいなどという、妄想には駆られなかっただろう。 ![]() たんぽぽ ![]() 若葉 昨日、植物園北門の辺りをうろついていたら、熱心にお花とにらめっこしている年配の女性に出会って、しばらく写真談義。彼女の愛機は30D、以前犬の散歩中の人に話しかけられ、その犬に三脚をひっかけられたことがあって、その時にボディに傷が入ってしまった。嘆いていると息子さんが40Dを買ってくれたとか。でも結局使い慣れた30Dに100mmの望遠マクロを付けて使用することが多いとのこと。だが、もともと鳥を撮るのが好きと言うことで普通の300mmをもう1台に付けて(これはキスデジだということだ)使うとのことだった。300mmでも充分マクロもいけるからとアドバイスをもらう。 確かに今の70-300mmで不都合はない。ただ欲を言えば70mmでは広角が撮れないので、広角の代わりに28mmの広角がいけるコンデジを一緒に持ち歩いている事か。やっぱりもう1台にボディに付いていた18-55mmの標準レンズを付けて持ち歩くか。わかっていても2台は少し重いしと躊躇する。たいしたレンズでもないが、この18mmというのが28mmでは入りきらない空一面の虹を撮ったときにはものすごい威力を発揮したので、改めて捨てがたいと思っている。 ![]() 姫林檎 ![]() かたばみ まあ、欲しいと思いつつ別に必ず必要なものでもないし、現状維持としよう。それでも普段からあまり見ることのないマクロの世界は、とても面白い。異世界がファインダーの中に浮かび上がる喜びは代え難いものがある。 マクロだからといっても重いものを持ち歩けない私は、今回も手持ちで。 ![]() 盆栽の藤の花 今年の気温ならびに天候はどうも読み切れないところが多すぎる。昨年時期を逃した平等院の藤を見に行きたいのだが、遠くまで行くのに空振りは嫌だし、植物園の咲き具合で考えようと、午後も遅くなってから出掛けた。 というより、午前中はちょっと別件で用事があってでられなかっただけのこと。 下鴨西通りを出雲路橋のすぐ南、その個人のお宅の駐車場には見事な藤棚がある。走りながら思わず首だけが置いて行かれそうになるくらい、そちらを振り向いてしまう。このお宅のは満開だが、植物園はどうだろう。 結果、残念ながらもう少しかなと言う感じだったので、ならばお気に入りの場所をぐるっと廻ることにした。 ![]() すずめその1 ![]() すずめその2 花壇の一画で数羽のすずめが騒いでいる。なんだろうとファインダーを向けると、なんとまあ、砂浴びをしている。しっかり植え付けが終わっている横で、それも2カ所。まだ土がふかふかだったのでいい具合に砂場にしてしまったに違いない。みんな我先に行きたいのか、それで騒いでいたようだ。どうやって順番を決めるのか知るよしもないが、そのうち静かになりそれなりにみんな並んで順番に砂浴びを始めた。脅かさないよう遠くから望遠で撮っていたのだが、見ていておかしかった。すずめなのにどこか人間くさい。 ![]() からすの行水 ちなみにこれは先日木屋町の高瀬川で見たからすの行水。洗ったのかそうでないのか早くお風呂を済ませる人のことをからすの行水と言うが、からすは案外きれい好きで、水浴びをしているのをよく見かけることがある。 ![]() すずめその3 ![]() すずめその4 上と下で見つめ合っているわけではないが、写真を選択した順に並べてみたらこうなっていた。自分でも笑ってしまった。 盆栽が並んでいる一画、甘い匂いに惹かれてやってくると盆栽仕立ての藤が咲き始めていた。あたりは甘い香りにむせかえりそうなくらいだ。ちらほらと、香りに惹かれた蝶のごとく、人が入ってはまた出て行く。時刻が遅くなってきており、陽も傾き始めていた。 南門を入ったところに遅咲きのチューリップがまだ咲いていたので、最後、あれを撮って帰ろう。 ![]() チューリップその1 ![]() チューリップその2 ![]() チューリップその3 この写真を撮り、まあこんなものでお終いにして帰ろうかと顔を上げる。上げた視線の先には知った顔があり、目があった。KENさんだ。いつもニアミスですれ違いになることがあるのだが、こんなところで逢うとは思いもよらなかった。 しかしいつもと何か印象が違う。そう、肩に掛かっているカメラのストラップが黄色いNIKONではなく、CANONの文字だ。そう、レンズも憧れの大型レンズ、白地に赤いラインが入っているあれだ。いつの間にか彼はCanonユーザーになっていた。それもどちらも私では絶対に手の出ない5Dに28-300mmの望遠だ。5Dは今少し安くなったとはいえ、レンズと合わせると一財産ほどある。 いやいや、自分の腕相応ではないか。それでも持たせて頂いたらとても重い。1.6kgほどあるとのことで本体と足すと2kg。やっぱり私には無理だ。負け惜しみではないが、以前カメラやさんで聞いたのだが、このカメラを使うのであればそれ相当のレンズが必要だと。今自分が持っているレンズではちょっとだめと言うことだ。自分が無理ならうまい人がいいカメラでいい写真を撮って、私はそれを見せてもらって参考にする。 これで決まり。 しばらくおしゃべりをして、北大路で別れた。今夜はどんな写真がアップされるのだろう。とても楽しみだ。 ![]() 虹 今日のおまけはこれ。噴水にかかった虹。ちょっとまがい物かも知れないが、虹は虹。みんなに少しだけいいことがありますように。 ![]() 文化博物館ポスター いよいよ今週末26日(土)から始まる源氏物語千年紀展。まだ先だと思っていたのに、もうそこにきている。割引券を先日の府庁でもらってきたので、少しだけ安く入ることができる。初日に行きたいが、多くなりそうなので、週明けにでも行こうかと思っている。 この千年紀展では、例の朗読サークルによる朗読劇も別館の方で催される。これも楽しみのひとつ。5月1日 8日 15日(木)14時から。 これとは別にとても行きたいものがある。国宝源氏物語絵巻を高度な技術で錦織絵巻に仕立てたものを、相国寺の美術館で見ることができるのだ。 制作にあたったのは西陣の織物作家で山口伊太郎氏、残念ながら昨年完成を間近に105歳で亡くなっている。構想から制作期間40年と言うから並大抵な苦労ではなかったはずだ。1日に3cmしか織ることのできない細かな織り模様。しかしこれが織物なのかというほどに素晴らしい出来上がりだ。 山口氏は様々な技法を考え出し、新たな柄で西陣織に旋風を巻き起こしてきた人物である。今回もその技法がふんだんに使われていると言うことだった。例えば桜。白い糸を織り込んであるだけなのだが、光が当たるとうっすら桜色に変わる。その理由は使用している糸にある。地模様に白いプラチナの箔(糸のように細く裂いて横糸として一緒に織り上げる。普通によく使われる)を、淡いピンクの縦糸に織り込んでいるので、光の当たり具合で桜色に見えるのだ。 本物はどんなだろう。画像で一部分を見たが、鮮やかで繊細な織りで、10mあまりの錦織絵巻は圧巻だった。 ![]() 初音 ![]() 明石 ![]() 花散里 ![]() 蛍 それとはまた少し次元が違うのだが、先日御室に行ったときに乗った京福電鉄、通称嵐電。1両もしくは2両の小さな電車だ。それが市内を走る。その車体に描かれていた源氏物語絵巻。折り返しで直ぐに発車するというのに、ちゃっかり撮らせてもらった。なかなか綺麗に書かれている。うっかり作者をチェックするのを忘れてしまった。今思えば、嵯峨芸術大学の学生だろうかとも考えたりする。いいできばえだった。 ![]() ななみちゃん ![]() どーもくん ついではこれ。NHKの広告。ちなみに「JOOK」というのは、NHK京都の識別NO。 ![]() 十六夜 遅くなりついでに今日のおまけはこれ。今夜21時頃の十六夜。明日もいい天気になりそうだ。 錦織絵巻のニュース 相国寺承天閣美術館 「山口伊太郎遺作 源氏物語錦織絵巻展」で公開 ![]() のれん ふじちとせという地酒を売るお酒屋さんがある。毎年この季節、お店の前を飾るのはアーチのように枝が張りだした木香薔薇。今年も金色に光る花を開き始めた。 ![]() 木香薔薇その1 ![]() 木香薔薇その2 ![]() 木香薔薇その3 ここまでが4月11日の状態。そしてこれからが16日の状態。 ![]() 木香薔薇その4 ![]() 木香薔薇その5 満開になると、お店まえのひさしいっぱいが薔薇に覆われる。そこだけではなく、すぐ横のマンション駐車場出入り口のひさしまで薔薇のアーチになる。それはそれは見事な金色のアーチだ。 ![]() 木香薔薇その6 ![]() 木香薔薇その7 なんでも小さな鉢植えを買ってきて(その頃はまだ雅子さまのお印のお話はなかった頃)、あまり大きくはならなかったが地植にした途端にぐんぐん伸び始めたと、お店の奥さんに伺った。お店のみならず隣の建物も飾っていった木香薔薇。丈夫で虫も付かず病気にもならない。なにより薔薇と名が付くのに棘がない。 ![]() 木香薔薇その8 ひさしの下に立っていると、イングリッシュローズとは違った、なんとも優しい柔らかなはんなりとした香りが私を包んでいく。深呼吸をするとここは極楽かと勘違いしそうな感覚に襲われる。 毎年このお店の前を通るのが楽しみになる。そしてもう一軒、木香薔薇の気になるお宅がある。よく通るところ、大きな門構えのお宅だ。塀の上にヒマラヤスギが突き出していて、そこに木香薔薇が絡んでいる。初夏にはピンクの蔓薔薇が咲いているのも見える。まれに車の出入りで門が開いている時に遭遇したときに中をちらっと(はしたないが)覗くと、薔薇屋敷かと思うくらいに蔓薔薇が伸びているのが見えた。 そんなお宅にお知り合いになるようなきっかけもなく、毎年この薔薇の時期が来ると、通りかかるたびに塀の上を見上げていた。 何とか見てみたいなあ・・・(ため息吐息) そのきっかけは突然やって来た。 昨日、ついでがあって木屋町の八重桜を撮りに行った帰り道、いつもこの時期に見られる道ばたのヘラオオバコとカモミールを撮っていると、後ろから女性の声で話しかけられた。 写真を撮っているのですか?うちのを撮りませんか? ・・・? 一瞬キツネに抓まれた気分だったが、その方は歩道脇の大きな門の中へ入っていく。 え・え・え・・・? ええっ! ![]() 木香薔薇 なんの偶然だったか、そこはいつも気になっていたお宅の前だった。もう夕方でこんな時刻にいいのだろうかと思いながら、機会は逃さずついていった。 うわ・・・っ 広いお庭には春のお花が咲き、塀の壁には今まさに咲こうとしている木香薔薇、下草にはオレンジ色のナガミヒナゲシ、白く浮かび上がったカモミール・・・ 毎年道ばたに咲いていたカモミールはここからのこぼれ種だったのだ。 薄暗くなりかけたお庭、しかしそこは私にとって憧れのお庭だった。お庭を案内して頂き、どんなに嬉しかったか! 薔薇の季節にはもう少し早いが、咲いた頃再び訪問させて頂く約束をして、陽も落ち暗くなりかけた中、家路についた。 芸は身をたすく・・・ 事の顛末を話したある人に言われた言葉。ちょっと違うような気もするが、まあいいだろう。きっかけはそれなのだから。 ![]() 満月その1 ![]() 満月その2 今日のおまけはこれ。昨夜は満月だった。東の空に月が昇る。月に照らされて外は明るい。この日の私の気分だったのかも知れない。 ふじちとせ 松井酒造 京都市左京区吉田河原町1−6 ![]() マルゼその1 ![]() マルゼその2 昨日、思い立ってチューリップを見に植物園へと愛車を走らせた。ようやく晴れてきたとはいえ、まだすっきりしない天気。途中で降られやしないかと心配しながら出かける。 その前に一つ提出物を持って商店街の時計屋さん。20日が締め切りのフォトコンテストの作品を提出するためだ。主催は近畿時計宝飾眼鏡小売組合連合会といって、大阪に拠点がある。昨年も出してみたがなかなか・・・ 写真の中に時計が写っていることが条件となっているので、易しいような難しいような。今年も2点、応募してみた。 ![]() フランソワーゼ 作品を持って行くと、お店の奥さんが出てこられて、いつものように温かく迎えられた。用件を伝えるとお店の前を通る姿はよく見かけたのに、なかなか持ってこないので今年は出さないのかと思ったとおっしゃる。時計屋さんなので、腕時計の電池が切れたとか、そのようなときしか行かないのに自分のことをそんなに覚えていてくださっていたと知り、とても嬉しく思った。ありがたいことでもある。 今年は末賞でいいので何かあたるといいなと願いつつ、目的の植物園へと再び車上の人となった。 ![]() オリンピックゴールド ![]() 銀嶺 ![]() プリンセスクラウド ![]() 名前不詳 先日来たときにはまだ蕾だったものも、今日は満開だ。温かくなった土曜の午後というのもあって、チューリップの植え込みには人だかり。色とりどりのパレットだ。コンデジを持った家族連れ、大きな望遠レンズをつけた年配の男性・・・ この花壇はこんな色の花が植えられていたのかと感心しながらファインダーを覗く。 あれ・・・ 痛みやすいチューリップの花びらは、一昨日からの雨に打たれて一部痛み始めている。茎や葉にも泥がはね、小さなアブラムシがついている個体もあった。確かに早くから咲いていたものはそろそろ終わりを迎えていた。今は遅咲きのチューリップの季節のようだった。それでも色鮮やかな多くの種類を満喫してきた。 そして今はシャクナゲと牡丹が見頃を迎えていたが、それはまた今度。 ![]() カーニバルデリオ ![]() 不詳 ![]() パープルワールド ![]() 春乙女 ![]() 菊桜 今日のおまけはこれ。菊桜と書かれた若木の桜。Kanmoさんはこの桜に会いに北陸を旅行中とか。どんな花が咲くのだろう。 ![]() 八重桜その1 先日まだ蕾が多かった本満寺の八重桜。昨日午後からやっと雨が上がったので早速出掛けてみた。咲いたばかりの八重桜、雨に打たれてもしっかりと咲いている。 ![]() 八重桜その2 ![]() 牡丹 実のところ植物園の牡丹も気になるところ。天気の回復を待って近いうちに出掛けなければ。 全く話は違うが、ガーデンミュージアム比叡は今年、プレ開園で、今日は明日からの開園を前に無料開園をする。しかし雨は止んだものの外は暗く、比叡山はまだ厚い雲に覆われている。 ![]() 八重桜その3 ![]() 八重桜その4 八重桜の寿命はどのくらいあるのだろう。枝垂れ桜は100年余り、吉野山のシロヤマザクラも100年余りの寿命だそうだ。先日KENさんが吉野山に行かれて、素晴らしいロケーションを見せて頂いた。少々遠いが洛外に住む方に比べれば近いものだ。ぜひとも1回は出掛けてみる価値はある。 今日はその吉野山のお話。 「吉野山 峰の白雪踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」 その昔、静御前が頼朝の前で舞った吉野山。悲しいお話ではあるが昔から信仰の対象にもなり、1本木が枯れるたびに新しい木を植え、ずっと桜色の絶えぬ風光明媚な吉野山。修行に明け暮れる修験者でも、きっと春になれば山一面を覆い尽くす桜に心を奪われたに違いない。 その吉野山に近年異変が現れ始めた。立ち枯れである。 全国的に多いようだが、吉野山では大きな観光資源でもあり、重大な事態である。特に北東尾根のやや日当たりの悪い場所で枯れ木が目立つと言うことで、今年春、桜の開花を前にして京大農学部のプレ調査が入った。 最新の機器を使用して枯れたり樹勢の弱まった幹を調べると、殆ど空洞になっていたというのだ。また、幹にはびっしりと「ウメノキゴケ」という苔がはびこり、そこかしこに宿り木が寄生していた。ウメノキゴケとは、古い梅の木に張り付く白っぽいあの苔である。 ![]() 宿り木 これは4月初めに宇治川で撮影したものだが、この宇治川でも宿り木が多く見受けられた。このような寄生植物や、枝先が異常に細かくなりやがて枯れていく「てんぐ巣病」という病気に侵されている木がここ、宇治川でも多かった。 もともと長寿な木であり、最近の桜はかなりの数がが戦後に植えられた。だからまだ数十年という若木である。古い木ばかりでなくこうした若い木までが枯れることは異常である。 調査チームは枯れた木の周囲で土質調査をし、枯れた幹や根のサンプルを取った。地面を掘り返すと直ぐに湿り気の多い粘土質の土になっていた。これは御室に於ける調査結果と酷似している。元気な証拠である細かい根はなく、太い根は完全に根腐れを起こしていた。水分過剰で酸素不足の結果である。そして幹のサンプルからは菌巣が見られた。菌は「ナラタケ菌」という食用のキノコだ。 つまり、菌は菌でも細菌感染ではなく真菌感染であった。苔は銀閣寺でも詩仙堂でも、苔の種類にはとても気を使う。悪質な苔は他の苔のみでなく、こうやって生態系までも崩してしまう。 このナラタケは木の中に侵入すると、激しい勢いで勢力を伸ばしやがては木を枯らしてしまうそうだ。 そして異常なほど目立っていたシダ植物。水分の多いところを好むシダ植物が、桜の足元をぎっしりと覆っていた・・・ ではなぜこの菌が繁殖を始めたのか。枯れた木の年輪を調べると、ここ10年余りで成長が止まっていることがわかった。古木、若木ともにである。そのことから同じ条件に晒されたということが伺える。 そこでまず考えられたのが気象条件。それから人為的要素。 吉野地方のここ10年間の傾向として、桜が葉を繁らせ最も水分を欲しがる6月の雨量が減少していた。そして反対に水分が必要でなくなった7月の雨量が増加していることがわかった。これは吉野地方だけのことではなく、全国的ではなかろうか。一昨年の祇園祭は夕立というより、確実に雨期の豪雨であった。まれに梅雨明けがあやふやで明けるのが遅い年もあるが、近年梅雨明けは遅いように思う。欲しい時期に少なく、それほど必要ではなくなった7月にこうも雨が降れば、粘土質の土では水はけも悪く、木が吸い上げる量も少ないので根腐れしやすくなるのは当然だ。 そして人為的要素。一番枯れている場所というのが下千本から中千本の、旅館やお土産やさんなど、人家の一番多い地区とのことから、生活排水、またその地区で使われる肥料内の窒素分が富栄養化を助長したことも考えられる。 これらはあくまでも仮説である。広大な吉野山、ここを調査するには費用も多くの人の手も必要だ。それをどこから調達するのか、その目処は全く立っていないのが現状だ。今回はプレ調査ということでほんの一部の調査しかできなかったが、御室と言い、人の手の入った動植物の管理というのは直ぐに結果が現れないため、異変が現れたときには既に遅いのかも知れない。 成長の早い杉を植えて花粉症を作り、野鳥の水鳥に餌付けをして帰ることを忘れさせ、可愛いからと言ってニホンザルにエサをやっていたずらだけでなく怪我をさせられ、また、作物を荒らされる。 人間は本来可能性を秘めた素晴らしい生き物の筈だ。しかしここに来ておごりすぎている。吉野山も哲学の道も、観光客で生活をしている街の人にとって、観光誘致はとても必須であるが、集めることばかり考えていると、自然界から激しい攻撃を受けることになる。 いろいろ厳しいことも述べたが、ひとつのことばかりに目をやると、周りのことに視線が向かなくなることで異常に気づくことに遅れ、対処の時期を逃してしまうと言うことだ。病気でもそうだが、悪くなるのは早いのに、治癒するのはとても時間と費用が掛かる。それは人も地球も同じだ。 今、地球は病み続けている。人も知らず知らずに身も心も病み続けている。 ![]() 八重桜その5 ![]() 八重桜その6 ![]() 八重桜その7 長文に付き合って頂き、ありがとうございます。 ![]() 桜その1 ![]() 桜その2 飽きもせずに桜を愛でる。 昨日未明から強く降り出した雨は、最期の力を振り絞って咲いていたであろう桜の花びらを、地面に振り落としていった。この花たちも、今時分はどうしていることか。ひとつのしべに寄り添っていた花びらは、雨に打たれ、風に振り回され、散り散り・・・ 要望により、追加発送。 ![]() 桜その3 ![]() 桜その4 ![]() 桜その5 ![]() 桜その6 ![]() 桜その7 いくら見ていても一向に飽き足らない桜。日本人の心のふるさとの、どこかで桜にまつわる思い出がある桜。 「花は桜・・・」それだけ桜を愛してきたのだろう。バラ科の桜は種類が豊富。早咲きの糸桜から始まって、今は八重桜が見ごろを迎えている。季節は待ってはくれない。植物たちは自分に適切な時期が来れば環境がどうあれ、必ず花を咲かせる。人間にもこれだけの力強さが欲しいものだ。 ![]() 消防車その1 ![]() 消防車その2 今日のおまけはこれ。宮内庁の消防車。この消防車をだすきっかけがなくて困っていたのだが、御所の桜を出したついでに乗せることができた。何かあったわけではなく、パトロールのようだった。折しもこの日、近畿地方は乾燥注意報が発令されていた。 ![]() 桜と清所門 まだまだ続く御所の桜。 小石の敷き詰められた御所内の通りは、自転車では走りにくい。しかし御所を横切って通勤通学、また生活用通路として使われるため、砂利を退けた細い1本の「自転車道」というものが各通りにできている。同じところを走っているために、自然にできたのだろう。歩きやすいためその用法を知らない観光客は、そこを歩いて地元に住みそれを毎日利用している人にベルを鳴らされている。 そのような自転車道を御所西側の通りを今出川通り方面(北)に向かってゆっくり走らせていた。この先右側が一般公開の時の出入り口がある。南側の宜秋門から入り、すぐ北側の清所門から出てくる。いつもものすごい行列で入っていく。砂埃がもうもうと上がるのだ。入り口前で手荷物のチェックをするためにバッグなどを開いて中を見せることになっている。 そんな一般公開も終わり、見学の予約を入れた団体や外国から来られた団体の観光客などが、この出口にあたる清所門前に集まっては吸い込まれていく。一般公開でしか入ったことがないので、普段はどんな風になっているのかは知らない。飾り付けはなくても、建物の風格やお庭は見応えのあるところだ。 ![]() 桜その1 ![]() 桜その2 なんという種類の桜なのか残念ながら知らないのだが、その清所門前に見事な桜の大木。烏丸通りから言うと中立ち売御門すぐのところになる。咲ききった花の花心は濃いピンクになっていて、白桃の芯に近い実のところの、あの色だ。咲き始めた白い花と、咲ききって成熟した成人のようなピンクの花が寄り集まって咲いている姿は、思わず足を止めないではいられない素晴らしい桜だった。 その涼しげな桜の木陰で、鉛筆を滑らせている年配の男性。この門の姿が見えた。この男性に話しかける観光客の年配女性。門を入っていく姿を見て、一般公開かと尋ねる。既に終了しているのだが、知らなかったようだ。男性は説明するのが面倒だったのか、それともこの方も知らなかったのか、さあ、とだけ返答して黙り込んだ。 TVニュースで初日の人混みの様子を映し出している。その人数の多さは出口に至るまで続くのだ。 ![]() たんぽぽ ![]() 山吹 今日のおまけはこれ。この日、松尾大社に山吹を見に行こうかとは考えたが、時間の都合で諦めた。しかしここで山吹が咲いていたので、これでよしとした。 |