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阿修羅王

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ミニチュアカメラマンのファインダー通信
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締め切り at My job
"提出期間 2月26日(火)から2月28日(木)13時から17時30分”

 締め切りまでにたっぷりと時間はない。さりとて急がないといけないというほどの時間でもない。だが集中して書きたいから、27日のお休みの日にに書いて28日に提出。この日程で行こう。

 種類を受け取ったのが21日の夕方。なんとか書けるだろうと思ったが、24日は雪が降って撮影に出掛けてしまい、残りの日程27日に何とか書き上げた。今朝出勤時にちゃんと持ったことを確認、すぐに持って行けるように準備していたのにすっかり忘れていた。気がつけばもう締め切り時刻を10分近く過ぎている。

   これはまずい!

 やりかけの入力作業を放り出し、書類の大きな封筒を持って一目散に飛び出した。
 自分の職場から事務関係の部屋はあまりにも遠い。息を切らしながら入ろうとすると、見知った人とぶつかりそうになる。新人の頃からよく知っているS君、今では係長だ。

   お疲れ様ー!

   よおっ!

 とりあえず挨拶をして飛び込んだ。

   遅れて済みません、いいですか・・・?

 何枚もの書類を確認、記入し忘れた数字を2カ所書いて、無事終了。やれやれ・・・
 
 職場に戻ると作業中のPCはログアウトせずに席を外したので、他の人に使われていた。ま、仕方ない。空いているPCを確保し、残りの仕事を終えた。


 2月中にやらなければならない仕事が二つ終わったので、ちょっとほっとした。
【2008/02/28 22:34】 日記 | トラックバック(0) | コメント(7) | Page top↑
北京ダック at 送別会
IMG_6115北京ダックその1
北京ダック
 先日勤務移動があって、そのための送別会に出席した。珍しく中華で、この時期に中華かというそしりもあったが、みんな気にもせず賛成。お店の候補を上げたのは一番若い男の子。その中でこのお店を決めたのが、輪番制で幹事が回ってきた4年目になろうとしている男の子。決定打は北京ダック。

IMG_6117北京ダックその2
首・・・
 
 みんな北京ダックは初めてだ。手軽に食べられる料金ではないし、個人で行くのもちょっと・・・ と言うわけで、恨めしそうに首を項垂れるダックを尻目に、お客はそっちのけで料理に集中。いやはや、やっぱり恐くてぶれてしまっていた。
 皮を切り取るパフォーマンス、ほぼ誰もが写真に撮っていくとのコメントは、この作業を行い
ながらの料理長の言葉。だが、皮だけ食べてお肉はどうするのかと尋ねたところ、チャーハンやラーメン、スープの具にするとのこと。
IMG_6122北京ダックの食べ方
食べ方
 薄く皮だけを剥ぎ取る(なんて残酷な表現だ)食べ方をするが、ここのお店ではお肉も少しつけるとのことだったが、実際には殆どついていない。さっきは確かにお肉も削いでいたように見えたのに。一旦下げたときにでもはぎ取ったのだろうか。しかし、甘めの豆板醤(甜麺醤みたいだったが)をつけて食べると、ぱりぱりの皮は確かに美味しい。普段鶏肉の皮はみんな取って使う私だが、脂肪の少ないこんな皮なら、ぱりぱりに焼けば美味しものなのだろうが、実際お味はそんなになく、食感と豆板醤、白髪ネギのお味だった。ま、こんなものかと初めて食べた北京ダックの感想。

IMG_6111寒ブリのピリ辛ソース
寒ブリのピリ辛ソース
 大きな切り身の寒ブリ。カルパッチョみたいなものだ。生臭さは全くない。

IMG_6112北京ダックの手羽先煮込み
北京ダックの手羽先煮込み
 やはりダックは脂肪が少ないのかも知れない。八角の香りのするこの手羽先、お箸でほぐせるくらい柔らかいが、少し物足りない。

IMG_6123大えびのチリソース
大えびのチリソース
 付け合わせにプルーンがついているのかと思いきや、中国で一番辛い唐辛子の丸ごと揚げたものとか。そんなに辛くないのでぜひとも挑戦してみてと、ホールスタッフの女性が言う。みんな顔を見合わせて思案する。一呼吸置いて、その親指の先くらいの黒い唐辛子を、半分ほど囓ってみた。

   かり・・・

 初めはそんなに感じなかったが、そのうち舌の奥がじわ~と熱く感じてきた。ぴりぴりする感覚ではなく、じわ~とする。それを見て他の子も囓る。みんな顔をしかめている。その時は大丈夫でも後からひーひー言うている子もいた。エビは美味しかったが、唐辛子はやっぱりいらないだろう。

IMG_6127ふかひれのあんかけご飯
フカヒレのあんかけご飯
 ご飯ものは最高だった。土鍋で甘辛のあんをじゅっと焦がしたご飯。ちょっと重いがすこぶる美味。若い子はお代わりをしたが、私は一杯だけにした。もう少しお腹に余裕があれば食べられた。あんはフカヒレのコクがたっぷりで、絶妙な甘辛が溶けている。舌を火傷しそうになりながら、みんな無言で食べる。

IMG_6128杏仁豆腐
デザート
IMG_6141ジャスミン茶
ジャスミン茶
 デザートはもちろん杏仁豆腐。くこの実が乗せられていて綺麗だ。部屋中に立ち上るジャスミンの香りのするお茶を頂いて、コースは終了。


 ところで今日のお客のご挨拶は・・・? 料理が目的だったっけ?

IMG_6143お部屋その1
個室
IMG_6144お部屋その2
お部屋へ続く控えの間
 おあいそをしている間に、私のチームの若い子と一緒に建物の造りに見とれていると、料理長が出て来られたので、お店というより一般の家の造りのようだと私が言うと、奥の他のお部屋まで案内して下さった。二人喜び勇んでついていった。我々が食事をした古い部屋は明治28年の建造。玄関側の洋館は大正時代のものとか。確かに古いと思ったが、よく手入れもしてあって、落ち着いた雰囲気の中でお食事のできるお店で、しっかりパンフレットをもらい、料理長からは名刺まで頂いてしまった。

 とてもいい感じのお店。料理も美味しい(値段相応とも言うが)と異口同音。いろんなお店でこのような歓送迎会を開くが、うちのボスもまた機会があったらここで食べたいねと、みんなも同じく大満足。
【2008/02/27 10:40】 日記 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
今日のおやつ
IMG_6102きんつばその1
きんつば三種
IMG_6104きんつばその2
きんつばその2

 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。

 このあいだあーちゃんは寒い雪の日にお出かけしてしまいました。今度もぼくたちお留守番です。雪の日は荷物もたいへんだからって言って、いつもお留守番です。でもちゃんとお土産を買ってきてくれます。
 今度のお土産はきんつばです。銀閣寺の参道にあったきんつばを売っているお店。行くときにとても気になったそうです。帰りに見ると、お芋のきんつばを焼いていました。三種類買おうとしたそうですが、お芋がまだ焼けていなくてしばらく待ってからお芋のきんつばは買ったのですって。で、焼きたてなのでひとつをそこで食べました。ふかふかしっとりで、とても美味しかったそうです。通っていく人たちも、あーちゃんが美味しそうに食べているのを見て、買っていくひともいたそうです。ぼくは写真を撮るのが待ちきれなくて、ひとつ食べてしまったので、きつくしかれました。
 黒豆と栗、そしてさつまいもの金時ですが、さつまいもの暖かくてあっさりとした甘さがとてもよかったそうです。お店は本来高台寺のところにあるそうです。こちらは支店と言うことでしょうか。とても気に入ったので、今度はきんつばを目的に行きたいそうです。
IMG_6039きんつばを焼く


IMG_6101ぴよちゃん雪に乗る

 今日のおまけはこれです。小紋さんに織って頂いた裂き織りのマフラーを巻いて、雪の積もったお外に出してもらいました。
【2008/02/26 23:51】 ぴよちゃんの日記 | トラックバック(0) | コメント(3) | Page top↑
雪の鳥居 in 下鴨神社
IMG_2426下鴨神社
下鴨神社
 銀閣寺でショックにうちひしがれた私は、その足で下鴨神社へと向かう。半ばリベンジの気分だった。幸いまだ雪は降り続いている。

IMG_2431鳥居その1
鳥居その1

 正面の鳥居を入り後ろを振り向くと、外国人の観光客がちょうど通りかかったところだった。デジカメで写真を撮ったのだろう、女性は下を向いて手にしたものを覗き込んでいる。日本人でさえ綺麗だと思う鳥居の朱色と雪の白。美しいと感じてもらえたら嬉しい限りだ。

IMG_2499鳥居その2
鳥居

 雪が降ったり止んだり、時折強く吹雪く。そんな天候にもかかわらず参拝者は多かった。日曜日のせいか、若い男女の姿も多い。ここを入って左側、縁結びの神様があって、お参りするのを何組もの人が並んでいる。

IMG_2401紅梅その1
紅梅その1

IMG_2409紅梅その2
紅梅その2

 ここの目的は鳥居はもちろんのこと、一番のお目当てはこの紅梅だ。とても濃い色の花で、尾形光琳の紅梅と呼ばれている。この辺りの紅梅を見てあの有名な紅白の梅屏風図を描いたと言うことだ。
 先日来たときにはまだまだ固い蕾だった。暖かい日も続いていたが、やはりこの辺りはまだ寒いのだろう。ようやく咲き始めたばかりのようだ。そしてこの寒さに遭遇、しばらくは楽しむことができることだろう。多くの人がこの紅梅を撮っていた。

IMG_6082お雛様その1
お雛様その1

IMG_6083お雛様その2
お雛様その2

 ところでもうすぐ桃の節句だが、この下鴨神社にもお雛様がある。売店の奥に飾ってあった。ストーブにあたりつつお雛様を愛で、神社の紹介ビデオが流れているのを見入ってしまった。3月3日には流し雛が催される。見たことはないが、御手洗川の流れにでも流すのかと思う。

 それにしてもりっぱなお雛様だった。

IMG_2463ジュウビタキその1トリミング
ジュウビタキその1

IMG_2470ジュウビタキその2トリミング
ジュウビタキその2

 帰ろうとしたところになにやら動く影。小鳥だ。こんな時300mmのレンズだったらと思うが仕方ない。驚かさないようにそっと近づく。彼女は私を挑発するかのように飛び跳ね、いらっしゃいという。罰が当たったのか、ちょうどその上に雪の固まりが落ちてきて驚いて飛んで行ってしまった。

IMG_2560メジロトリミング
メジロ
 今日のおまけはこれ。メジロだが、私の住む集合住宅の中庭、山茶花を撮ろうかとカメラを出していたときに枝に止まりさえずっているのに気がついた。こんなところに飛んでくるようになったのだと思うと嬉しかった。
【2008/02/25 10:42】 下鴨神社 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
雪の銀閣寺 
IMG_2370銀閣寺
足場の組まれた銀閣寺

 ものすごいショックだった。最近にないくらいの大ショックだった。

 昨日はまさかの吹雪。雪が溶けないうちに再び夜中も降り続いた。もちろん朝は真っ白の一面銀世界。今度降ったら銀閣寺と決めていた。タクシーで行こうと思ったがそんなに遠くもないし、バス一本で行けるところだ。
 ついているなあとにこにことしていたのは、門を入るところまで。入ってすぐ少し不安になる。

   2月25日より改修・・・工事・・・?

 この時はまだ考えが浅はかだった。なにしろここまで来たのだ。念願の雪の降り続く、この日を楽しみにして来たのだ。拝観料を払い(半券は御札になっているので保存版)お庭へと入っていく。
 そして大打撃を受けたのがこの景観。

 そういえば今年になってから何回も新聞に出ていた。昭和の20年代からの落書きまで残っているので大がかりな改修工事をすると・・・
 すっかり忘れていた、というよりこんな状況になると言うことを通念に入れてなかった。しかしここまで来たのだ。これ以外は・・・いや、ここが目的であったのに。

IMG_2354全景
全景

IMG_2358屋根
屋根

IMG_2319窓


 屋根のある通路、窓がある。これを額縁にしようとしたが、団体の観光客も入っていて人通りが途切れる事がない。ここからの景色を撮ろうとしている人も少なくなく、じっと耐えて待つが、今、と言うときに人が入ってしまい舌打ちをする男性。その気持ちよくわかる。そんな人に限りだらだらとわざととしか思えないような行動をする時もあるくらいだ。そんな舌打ちをしたくなる気持ちをぐっとこらえる。
 年配の女性が、そんな光景を見て私にも笑いかける。みんな考えることは同じなのだ。彼女は地元真如堂から来たのだという。見ればとても高価なカメラを手にしている。Canon EOS-1 Ds MarkⅢ。思わず目を見はる。しかしレンズはEF28-135 F3.5-5.6 IS USM、今日私がつけてきたものと同じだ。カメラのランクは違っても、レンズだけでも同じでよかった。

 そんなとき、けたたましいアラームが鳴り響く。火災報知器のような、一体何事だろうと見渡していると、職員の男性が走って来てカメラを持った男性に強い口調で注意をしている。だが注意されている人は悪びれる様子もない。多分立ち入り禁止区域に入ってセンサーに引っかかったのだろう。それならきつく注意されて当たり前だ。何しろ国宝の中を拝観させてもらっているのだから、なにかあれば国の宝が損害を受ける。こうやってどんどんカメラマンマナーが悪いと言われるのだ。

IMG_6000哲学の道
雪の降りしきる哲学の道

 ほんとにショックだった。こんな雪景色、また次の冬まで見られないのに。次の楽しみと課題を残したということで終わるしかなかった。

IMG_6033雪だるま
雪だるま
 今日のおまけはこれ。出口付近にあった雪だるま。入るときにはなかった飾りが増えていた。

【2008/02/24 16:59】 日記 | トラックバック(0) | コメント(7) | Page top↑
十六夜 in 東の天空
IMG_2292.十六夜
雲を被った十六夜の月
 暖かな夜だった。日中も暖かだったようだが、建物の中にいた自分にはわからない。明日からまた寒くなると言う。だが、今夜は湿気も多く、よしんば降ったとしても雨かと思われる。

 この時期にしては、気持ち悪いくらい生暖かな風を受けながら愛車を走らせる。信号待ちで女子高生とすれ違った。

   めっちゃ、綺麗!

 彼女の声に東の空を見上げた。
 
 十六夜の月はオレンジ色のベールを被り、暗い闇夜に灯りを灯していた。
【2008/02/22 22:35】 日記 | トラックバック(0) | コメント(9) | Page top↑
匂い立つ早春 in 京都御所
IMG_2155紅梅1
紅梅その1

IMG_2168紅梅2
紅梅その2

 用事で出かけた帰り道、御所に立ち寄った。宗像神社の水仙を撮るのが目的であったが、向かう途中梅園の様子を見て行こうと思い立つ。

IMG_2172紅梅3
紅梅その3
 梅はまだ早咲きしかなく、殆どがまだ硬い蕾。いつもの陽あたりのよい場所にある紅梅と白梅。そこだけは春が訪れていた。
 多くの人だかり。この梅たちを目的に来た人、通りかかった観光客。その誰もが綺麗だと褒めちぎる。恥ずかしいのか、もっと紅を差したように濃い紅色に見える。

IMG_2198白梅1
白梅その1

IMG_2203白梅2
白梅その2

IMG_2205白梅3
白梅その3

 咲いている梅を求めていつもの場所に向かう。陽あたりなのか、種類なのか、早くから満開になる木が何箇所かある。そこを続けて訪問する。満開に咲き誇っている周りでは、めまいがするほどの甘い早春の香りが立ち込める。この季節にだけ味わえる贅沢な香りだ。

IMG_2221水仙1
水仙その1

IMG_2226水仙2
水仙その2

IMG_2260水仙3
水仙その3

 先日宗像神社に水仙を見に来たときは、まだ蕾が殆どだった。氷の張った寒い朝だったが、今日は春を感じさせる暖かな風がそよいでいる。しかし日陰に入るとやはり寒い。陽あたりのよい花壇に咲く水仙は、灰緑の葉と黄色と白色のコラボレーションがとても綺麗だった。

IMG_2288満月その2
満月
 今日のおまけはこれ。午後遅くになってから曇り空。月にかかっていた雲がようやく切れてくると、シフォンのような雲がとても綺麗にベールをかけていた。
【2008/02/21 22:17】 御所 | トラックバック(0) | コメント(5) | Page top↑
十四夜 in 東の天空
IMG_2137十四夜
十四夜

 昨日は久し振りに陽が射して暖かい一日となった。しかしその反面、夜はとても冷え込んだ。暖房の効いた建物から外に出た途端、その寒さに首をすくめる。

 夜遅く職場の駐輪場に行くと、外に駐めてある自転車のサドルには既に霜が降りている。寒いはずだ。よかった、自分の自転車は屋根の下だ。風はなく、空模様に依っては朝はどれくらい冷え込むのだろうと、ふと天空を振り仰ぐ。
 快晴の空には十四夜の月が煌々と輝いていた。
【2008/02/20 10:01】 日記 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
京都輸入車ショウ その2
IMG_2049フォード マスタング スポーツルーフ
フォード マスタング スポーツルーフ

 リイチに輸入車ショウに行ってきたと報告すると、とても嬉しそうだった。自分こそがとても行きたかったのだという。

IMG_2050フェラーリ ディノ 206GT
フェラーリ ディノ 206GT
 何を隠そう、懐かしのスーパーカーを企画したのがリイチだった。スーパーカーの絶頂期70年代といえば、簡単に計算して彼は30代後半から40代の男盛りだ。乗りたかっただろうなあと思う。

   ええ趣味しとるやろ?

 リイチはにやっと笑う。今でこそ70にもなってとうとう老齢の域に入ってしまったが、スーツを着たリイチは現役の会社役員だ。ほうっと感心するくらいしゃきっとする。年齢の割には身長も高く、170cmはあるだろう。スレンダーでちょっとハンサム。きっとこのころは、すごくもてたに違いないと思うのだ。浮気のひとつやふたつ、いやいや、このようなことは私には関係ない。推測するなどもってのほかだ。
 
 今はベンツに乗りたいという。奥さんは大反対している。彼の言い分としては、社員がアルファロメオなどの外国車に乗ってきているので、自分もそれなりの車種にしないと格があがらないのだ。まあ、その気持ちも分からないでもないが。
 ともあれ、会場で配布していた新聞のハーフサイズくらいのパンフレットを見て、自分とこのお店の名前が目立たないとか、これだけのイベントだったのに報告に誰も来ないとか、写真もってこいと言うてあったのに持ってきよらへんとか何とか、自分がちゃんと監督をしないとこのざまだとお怒り。

   まあまあ、私が写真を持ってきてあげるから・・・( ^ ^);/~

 いくつになっても子供の男性たちをなだめるのも楽ではない。
 イタリアンバイクもかっこよかったと、話を摩り替える。途端ににんまり。

   あれはな、俺が呼んだんや。この店な、うちの店とおんなじ感じで展示してるんやで

 今回バイクを展示したのが初めてだと言う。国産バイクではホンダが好きな私だが、ブースの人にどれがよかったかと聞かれて、

   あれ!

 と示したのがドゥカティだった。それをリイチに言うとまた嬉しそうにする。

 さて、来年はどんな企画をすることやら。とても楽しみになった。

IMG_2086トライアンフ
トライアンフ

IMG_2087BRUTALE 910R
BRUTALE 910R

IMG_2088MVアグスタ
MVアグスタ

 
【2008/02/19 10:38】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
雪の庭 in 東福寺
IMG_1943通天橋
通天橋
 先日平等院の帰り道、だめもとで東福寺に寄ってみた。朝なら兎も角、もうお昼に近いので溶けてしまっているだろう。

IMG_1963雪の三門
雪の山門
 案の定、雪は屋根に少し残っている程度だ。だがまあこんなのもだろうと思ってきたので、それほどまでには落胆はしていない。通天橋は5年前に撮っているのでこれでよしとして、方丈庭に行ってみることにした。

IMG_5888方丈庭北庭
方丈庭 北庭

IMG_5897方丈庭南庭
方丈庭 南庭

IMG_1953万両
万両

IMG_1981雪と紅梅
紅梅
 雪の方丈庭は秋に来たときとはかなり違った印象を受ける。モノトーンの世界が広がっている。その幾何学模様にひとつの宇宙を見た。どこの星ともつかないが、岩と氷に閉ざされた惑星。だがその氷のしたではいくつもの命が生まれようとしている。雪解けとともに、再び濃い苔緑を呈したミクロの森が現れるだろう。
 だが今はそれは遠い未来の希望だ。

 境内の一画では、雪にも負けずに鮮やかな色目を見せている花と実があった。
【2008/02/18 23:49】 日記 | トラックバック(0) | コメント(1) | Page top↑
2008 京都輸入車ショウ in 岡崎公園みやこめっせ
IMG_5970輸入車ショウ

 輸入車ショウ楽しみにしていた。自慢ではないが、私もちゃんと四つ輪のライセンスを持っている。それもゴールド免許。ペーパードライバーだから。

 やっぱり自慢にもならない。だが、車は大好き。飛ばすの大好きだ。リイチに招待券をもらったので喜び勇んで出掛けた。リイチとは愛称で、とある会社の役員をしている。輸入車代行業や大きなパチンコ店などをしている事業所だ。御年70歳。まだまだ現役で社員さんたちから頼りにされている男性だ。一緒に行こうと思ったが体調が思わしくなく諦める。

IMG_2055ランボルギーニ・ミウラ
ランボルギーニ・ミウラ

IMG_2056ポルシェ930ターボ
ポルシェ930ターボ

IMG_2065フェラーリ512ベルリネッタボクサー
フェラーリベルリネッタボクサー通称フェラーリBB

IMG_5948ランボルギーニ・カウンタックLP500S
ランボルギーニ・カウンタックLP500S
 この輸入車ショウのもう一つの楽しみが懐かしのスーパーカー。1970年代の花形スーパーカーブームの時、雑誌やコミックで見てどっぷりと浸かっていたのだ。そのころ少年ジャンプに連載されていたサーキットの狼、全巻初版本で揃えているのが私の自慢。映画にもなったがちょっと見る機会がなかったのが今でも悔しい。
 そんなブームの真っ最中に文化祭に出展するために描いたイラストがランボルギーニ・ミウラ。見本がこれしかなかったというのもひとつの理由だが、フォルムの美しさにも惹かれた。もしこの時、フェラーリ・カウンタックが見本にあればまた変わっていただろう。それだけイタリアの車に憧れた。ランボルギーニは金色の暴れ牛のマーク。プジョーのブルーライオン。ポルシェの金地に黒いいななく馬。プジョーのフランスはさておき、そんな懐かしいマークや本物の車体を見て、ものすごく嬉しかった。

 これまで写真でしか見ることのできなかったスーパーカーたち。燃費だとか、使用目的だとか、そんな細々したことなど考えずに、とにかく走ることだけを考えて作られた車。走る芸術品だ。

IMG_2043プジョー207CC GT
プジョー207CC GT

IMG_5964ランボルギーニガヤルドスパイダー
ランボルギーニガヤルドスパイダー

IMG_5965ランブルギーニムルシエラゴLP640
ランボルギーニムルシエラゴLP640
 自転車がプジョーなのでつい気になるプジョーの車。プジョーブルーはやはり綺麗な色だ。このクーペのオープンカーもとても人気だった。次から次へとシートに座りに訪れる。私も座ってみたが、おちびの私にはやはりちょっと無理がある。だが、内装はとてもいい。メーター類もシンプルだ。
 ランボルギーニガヤルドスパイダーはニューモデル。ため息が出るほどに素敵だった。オープンカーになっている。隣にあった同じくムルシエラゴは後部のエンジンが見えるように開けてあった。そこも多くの人だかりだ。何万馬力のエンジンを滅多に見られるものではない。

IMG_2090ドゥカティ1098
ドゥカティ1098
 番外編はこれ。イタリアのスーパーバイク。排気量1000cc。ホンダのゴールドウィングCBRだったかな、うろ覚えだが、白バイにも使われるナナハンよりもっと排気量も馬力も大きい。乗りこなせるか否かは別として、レーサー仕様のバイクが私は好きだ。鈴鹿の8耐も現地で見てみたいものだが、長時間の屋外はちょっとしんどい。ケーブルTVなんかで見るのがいいだろう。

 ハンドルを握ると人が変わるという。多分自分もその一人だと思う。やはり見るだけにしておこう。もしくは誰かに乗せてもらう。ちなみにおちびなのに大きな車が好きなのは、きっとおちびの反動なのだろう。
【2008/02/17 22:11】 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
紅梅 in 智積院その2
IMG_1559紅梅その1
陽射しの紅梅

IMG_1605ジュウビタキその2
ジュウビタキ
 先日2月11日、智積院の続き。

 少し前からここの紅梅が見頃になっているというのは知っていたが、今回うまい具合に機会に恵まれた。
 折からの雪が降り、雪景色の中の紅梅だ。宝物殿に入る手前の通路に満開の紅梅。3人ほど熱心に写真を撮る年配の男性。ああだこうだと、その中でも少し若い人に教えているようだ。これを見てみろと、三脚に据えたカメラのファインダーを覗かせている。それ、私も覗きたい、のど元まで出てきた言葉を必死にこらえる。ちょっと図々しいと思われるのもいやだし、恥ずかしさもある。でも自分のと比べて、人はどんなのを撮るのか興味津々。結局声を掛けずに終わる。

 そうしているうちに、鳥がモデルみたいだと言う声にきょろきょろ。いたいた、木のちょうど真ん中辺り。なんだろう、全身が淡いオレンジがかっている。どうもジュウビタキのようだ。長い時間毛繕いなどして、モデルのように写真を撮らせてくれた。一緒にいた男性たちもすこぶるご機嫌だった。

IMG_1587ジュウビタキその1
ジュウビタキその2

IMG_1570紅梅その3
紅梅その2
 広い境内には外国人観光客の姿も多かった。寒い時季に見られるお花もさることながら、雪とお寺、その中の紅梅の美しさに惹かれたのだろう。日本の美がわかる外国の方は嬉しい。

IMG_1639白梅その2
白梅
【2008/02/16 22:50】 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
スィーツ天国
IMG_5561紅白の梅その2
真下から見上げた紅白の梅飾り
IMG_5560紅白の梅その1
新京極 紅白の梅飾り
 どっぷりと日も暮れた20時、ようやく帰り支度をはじめたが小腹も空いた。ちょうど頂き物のバイカルのクッキーがあったので、同僚と一服。そこへやって来たうちの若手T君。クッキーがあると教えてあげた。こんな時刻だ、みんなお腹を空かせている。

   やった!俺、甘いもん大好きなんや

 と、目を輝かせる。

   え?そんなに好きなん?

 と、身を乗り出して怪訝そうにしたのは同僚。

 彼の故郷は岡山県。何でも岡山はスィーツ天国だとか。何で?と再び問うと、果物で有名な岡山は、その果物を使ったケーキなど、とてもたくさんのスィーツが溢れていると言う。
 岡山と聞けば確かに自分も白桃やマスカットなどの果物が浮かんでくる。そんな上等な果物を使ったケーキは、さぞかし美味しいだろうなあ、と、お腹を空かせた我々のつぶやき。

 チョコレートなんかより、生クリームの果物がたくさん乗ったケーキガ食べたいと思いながら帰宅した私の晩ご飯は、いつものように遅い時刻なので簡単に済ませた。
 
【2008/02/15 23:29】 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
今日のおやつ in Valentine Day
IMG_5916ちょこまん
ちょこまん
 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも一緒です。

 今日はValentine Dayです。ぼくたちもあーちゃんからもらいました。チョコレートではありませんが、ちょこまんと言います。あーちゃんお気に入りの菓子司、東山泉涌寺の音羽屋さんのお饅頭です。
 ピンク色の上用まんじゅうの中身は、チョコレート味のこしあんです。ハートに矢を射した焼き印がとてもキュートです。(わ、ぼく英語をつかっちゃった)ぼくたちとても嬉しかったです。お饅頭もとてもふんわりと軟らかかったです。

 あーちゃん、ありがとう。ごちそうさまでした。

 ところであーちゃんは、他にもいくつかチョコレートを買ってきていました。お世話になっている人たちにあげると言っていました。ぼくが、どんなのを買ってきたのって訊いたら、外の箱だけ見せてくれました。中身は直接は見ることはできませんが、お店の人に断って写真を撮ってきてくれました。
IMG_5733月の桂
月の桂
IMG_5715月の桂


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モロゾフ
IMG_5721モロゾフ


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嵯峨乃彩
IMG_5713嵯峨乃彩


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京都ふらんすや
IMG_5724京都ふらんすや

 
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嵯峨彩貝合わせ

 あーちゃんはこんなのを買っていました。和風を意識したものが多かったそうです。もうひとつ自分用に貝合わせのチョコレートが欲しかったそうですが、とっくに完売で入荷の予定もなかったそうです。仕方ないのでネットから拝借した写真だけで我慢していました。最近は百貨店のネット販売も多くなったそうです。

 チョコレート売り場には外国製のチョコレートもたくさんあったそうです。でもあーちゃんは外国製のチョコレートは好きではありません。ベルギーのチョコレートも、ゴディバというとても高いチョコレートも好きではありません。美味しくないかというとそうではないですけど。
 もちろんこの時期百貨店のチョコレート売り場に並ぶ外国製のものは絶対に買いません。ぼくではうまく説明できないかも知れませんけど、あーちゃんが言うには、甘さと口溶けの感じが悪いと言います。脂肪分もしつこいと言います。もともとあーちゃんはしつこいお味のものとか、くどいものは嫌がります。そんな理由もあるのでしょう。国産メーカーのチョコレートがいいと言います。でも変なんですよ。高いチョコレートから売れて行くんですって。ぼくたちはふーんって言って聞いていましたけど、高いから美味しいとも限りませんよね。まあ確かに安いチョコレートはそれなりのお味ではありますけど。自分が食べてみて美味しいと感じたらいいですけど、贈り物をするのに高いから美味しいだろうと考えるのはどうかと思いますね。それにやっぱり、外国人の味の好みと違うのではないかと思います。だって、よく見かけるお土産のチョコレート、あんまり美味しくないと思うのはあーちゃんとぼくたちだけなんでしょうか。

 ちょっとおしゃべりが過ぎましたね。はい、もう下がります。
 
 今夜は画に描いた餅ではなく、写真のチョコレートをいつもお世話になっている皆さまに差し上げた気持ちで楽しんで下さい。
【2008/02/14 22:47】 ぴよちゃんの日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | Page top↑
雪の鳳凰堂 in 平等院
IMG_1913鳳凰堂その2
雪の鳳凰堂
 
   さぶ・・・

 早朝、そんなつぶやきとともに目覚めた。外はまだ暗い。とても静かな朝だ。

 昨夜は雨だった。また、小雪が舞ったりしてとても冷え込んでいた。雨が降っているならそこまで冷えたりもしないだろうと、高をくくる。
 だが今朝はそれに反して雪が降っていた。それもかなり激しい。

   これはこれは・・・

 私はひとりほくそ笑む。鞍馬はちょっと失敗だった。あの日は宇治に行けばよかったと、昨夜反省をしていたのだ。この先どれだけの雪が降るか全く予想できない。だが今日はやってしまいたい用事もある。

 急いで出掛ける準備をし、大急ぎで電車の乗客となった。目的地はもちろん宇治の平等院。だが、これくらいの雪なら宇治はさほどでもないだろう。
   
   ままよ・・・

 レンズは先日135mmを付けていたのでそのままでいい。

IMG_1869鳳凰堂その1
池に写った鳳凰堂
 8時半の開門に到着は9時少し前。入場者もまだ殆どいない。こんな天気の日に早朝からやってくるのは写真が目的の私のような者だけだ。すでに2・3人の男性が寒そうにしながら三脚を構えている。私はと言えば寒さ対策を整えてきたので大丈夫だが、手先の冷たさだけが堪えた。小雪が舞ったり強く降ったり、また止んだり。とても目まぐるしく移り変わる天気に翻弄されながらシャッターを切る。
 少しすると鳳凰堂内部の拝観が始まり、阿字池の向こう側に人影がわらわらと出てくる。そんな人たちをやり過ごしながら、いい角度はないものかとうろうろしていると、鳳凰堂の正面でかじかむ手に息を吹きかけながら、三脚に据えたカメラのシャッターを押していた男性もやってくる。皆考えることは同じで、いいlocationはよく知っている。
 鳳凰堂は阿字池に写り込む姿もとてもいいものだ。晴れた蒼穹の空の元ならもっとよかったが、贅沢は言えない。人影がないだけ運がいいと思わなければ。
IMG_1926鳳凰堂その3
吹雪の鳳凰堂
 もう帰ろうかと思い始めた頃になって、再び吹雪となった。

 念願だった鳳凰堂の雪景色、完璧とまでは行かなかったが、まずまずの収穫で満足だ。

IMG_1838アオサギその1
アオサギ(トリミング)
IMG_1839アオサギその2
飛翔
 宇治橋周辺には水鳥が多く生息している。橋桁の下には、物思いにふける、いや、エサを待つアオサギが一羽。もう少し近寄ってみようとしたら飛んで行ってしまった。羽を広げると、結構大型の水鳥なのだと気づかされる。
IMG_1938宇治橋
宇治川上流

IMG_2014大文字13日
大文字
IMG_2018法13日

IMG_2022妙13日

 今日のおまけはこれ。午後になりようやく晴れ間が覗いてきた。五山の送り火は、オレンジに燃え上がる炎に替わって、真っ白な雪化粧だった。
【2008/02/13 22:56】 宇治 | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
お知らせ
本家に洋蘭展をアップしました。引き続き次を準備中です。
【2008/02/13 20:44】 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
東寺あれこれ
IMG_1792ポスター
京阪電車のポスター
 いつの頃からだろう、このポスターが京阪沿線の駅と電車に張り出されたのは。なぜか懐かしい気分になる写真だ。

 東寺の講堂、重要文化財内は撮影禁止。拝観料を納めて中に入ることはできても、決して写真は撮れない。大日如来を初めとする仏たちで構成された、立体曼荼羅を画像で手に入れようとすれば写真集を購入しなければならない。だからだろうか、講堂内に足を踏み入れた途端に、宝物の中に入ったような、欲しかった念願のものを手にしたような、そんな気分になる。
 
 いつもこのポスターを見ていた。いつかここへ帰っていく、そんなことを考えていた。
 キャッチフレーズに洗脳されたのかも知れない。なぜか懐かしいと感じた講堂内の仏たち。難しいことはわからない、立体曼荼羅。だが、私には心休まる場所だ。多数の人がいても大きな声でしゃべる人もなく、皆静かに仏たちを見つめ、そして祈りを捧げていく。それぞれの思いは違おうとも、願う心のの強さは同じだ。
 南の格子窓から柔らかな光が射し込み、床に反射して構内を下から間接照明のように照らしている。そのため仏たちの顔がよく見える。ポスターに書かれていた言葉が甦る。

   あの日、私は仏像ににらまれていた。
   お堂の中を右へ左へ動いても目が合ったまま。
   泣きそうな私に、父までこわい顔で言う。
   「仏像はな、ウソもちゃんとお見通しやぞ」

   いま私にとって、仏像はやさしい。
   父のように、こわい顔の向こうにやさしさがあることを
   知っているから

     ・・・・・

 仏像たちの表情はなにもここの像だけでなく、みな厳しい顔をしている。人々に救いの手を差し延べるはずの仏たちが、なぜこのように厳しい表情なのか。決して笑みを浮かべることのないその口元。だが、人はそこにひれ伏し集う。何故か。それはただでは救済してもらえないことを知っているからだ。常に心に戒めを持ち、日々信心に勤めよと思っているからだ。

 ひんやりとした空気は時間を止めている。外界と内との時間の流れを隔て、この構内の空気だけがしんとした空間を構成している。仏に向かってじっと黙って座っていると、心がふっとどこかへ連れて行かれる。我を忘れて放心状態となるのだ。そこには時間の流れはなく、また邪心もない。
 時折そよと吹き込んでくる風が、生きている自分を思い出させてくれる。そう、自分は生きているのだ。太古の昔から受け継がれてきた命をこうして再び与えられ、生かされている自分がここにいる。どんな役割を果たさんと生まれてきたのかは、今現在でもわからない。きっと死が私に訪れる時が来ても、多分悟ることはないだろう。だが、人は皆、それぞれに役割を持って生まれてきている筈だ。誰かのために。それを忘れて何もかも悪いことを世間が悪い、他人のせいだと、自分の行いの責任を果たそうとしない、悲しい人間が余りにも増えた。
 仏の厳しい顔は、そんな人の行いを怒り悲しんでいるようにも見える。

IMG_5779講堂正面
講堂正面

IMG_5786講堂裏
講堂裏

 じっと仏の顔を見つめると、日頃の慌ただしい生活、仕事のストレス、それら全てが夢のように感じるひとときだ。再び現実へと帰らねばならない。私は生きているのだから。

IMG_5797大師像
修行大師像
IMG_1751毘沙門天その2
毘沙門天
 私には何かを信仰するということはないのだが、この厳しい表情の毘沙門天、昨日安産祈願の信仰と書かせて頂いたが、この口元をよく見ると「私に任せなさい」とでも言っているかのように思えてしまった。昨日は写真を整理する暇もなく記事を書いたので、こんなアップで撮ったのがあるのに気づかなかった。

IMG_5806東寺餅

IMG_5825東寺餅
東寺餅
 今日のおまけはこれ。東寺さんと言えばこの東寺餅。東寺御用達のお店の名物。こしあんをとても軟らかい羽二重餅で包んだお餅だ。観光客のこの男性、多分知らなかったのだろう。私がやっぱりこれにする、と注文すると、彼も購入していた。
【2008/02/12 23:25】 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
毘沙門天 in 東寺
IMG_1821東寺五重塔その2
東寺 国宝五重塔
 昨日の続き。 

 この日しか行ける日程のなかった東寺。ようやく行くことができた。
 
 そう、目的地は東寺。九条大宮のバス停に降りると、右手前方に圧倒的な大きさと高さを持つ国宝五重塔が出迎えてくれる。
 平安京の昔、ここに創建されてから1200年、ずっと同じところに建っている。現在の塔は5代目。江戸時代初期のものだ。他に高い建物のなかった時代から、この塔には落雷が落ちやすかった。

IMG_1779弘法大師像
弘法大師像
 東寺と言えば真言宗総本山、弘法大師の創建した寺としてあまりにも有名だ。その命日の毎月21日には弘法さんとして骨董市が開かれる。広い境内に何百という露店が並ぶ姿は圧巻だ。縁日に来た人そうでない人も、この大師像にお参りをする人は後を絶たない。それは信仰の深さを現しているとも言える。

IMG_5788毘沙門堂
毘沙門堂
IMG_1749毘沙門天
国宝 兜跋毘沙門天
 東寺で忘れてはならないものがここ、日本最古都七福神の毘沙門天。毘沙門天は弘法大師が入唐の際感得されたもので、無量の知恵で学業成就や安産の信仰を集めている。元々は羅城門の楼上に置かれ、外敵の侵入から平安京を守る役目を果たしていたという像で、嵐による羅城門倒壊の際、助け出されて近くの東寺に置かれていたものだと言う。
 
 その像は、扉を少しだけ細めに開けただけの光の射さない暗いお堂の中で、ほんのりとした明かりに微かに照らされて、静かに立っていた。
 
 普段は静かなこの一角、しかし絶え間なくお参りする姿が続く。前回もこの日も若い女性の姿が多かったのは、安産の祈願なのだろう。しかし安産の祈願と言うには、この険しい表情はどうだろう。大きく目を見はり、眉を寄せて睨んでいる。だが、その身体のラインはなだらかでどこか女性の美しい体躯の線を見ているようだ。鈍色とも黄銅ともつかぬその色はとても美しい。下から照らされる光に表情は厳しいものの、フェイスラインは丸みを帯びてふっくらとし母の姿をを思わせる。そして胸から腰にかけてのしなを作った姿がどこか優しい。
 今も昔も安産を願うのは世の常で、昔はそれにより命を落とすこともあり、今は今で産科医の減少により異常分娩で母子ともに生死の境を彷徨うことがある。考え方を変えれば、出産という大事業を達成させるために毘沙門天は、鋭い眼力で母子を見つめ、滞りなく無事に子供が生まれるよう見守っているのだろう。そう思いながら見れば、何となくその口元に笑みが見て取れる。

IMG_1768山茶花
山茶花
 広い境内には甘い花の香りが立ちこめていた。どこか懐かしい早春を思わせる香りだ。水仙かと思ったがどこにもない。結局行き着いたところはこれしかない。白い八重咲きの山茶花。一番南側に位置しているこの木が、やはり一番花付きがいい。少し傷んでしまった花もあったが、真っ白でふさふさと八重に咲く山茶花。花の重みで枝が垂れ下がっている。陽射しが戻ったこの日、透けるような白い花びらが思いっきりのびをして、花びらいっぱいに光を当てようとしていた。通りすがりの人たちも、その香りと真っ白な色に惹かれて見上げて行った。

IMG_1729東寺五重塔その1
庭園から見た五重塔
 瓢箪池の周りにはしだれ桜が多く植わっている。春になり桜が咲き出したらまたここに戻ってきたいと思う。今は紅梅白梅が咲き始め、香りに包まれていた。

IMG_5841キャッシュカード
キャッシュカード
 今日のおまけはこれ。何を隠そう、私のキャッシュカード。地元京都銀行のものだが、東寺五重塔だ。他に祇園祭と桜の花びらをモチーフにしたイラスト風のデザインから、これ!と、すぐに選んだ。かなり気に入っている。


   七福神
   
   東寺

【2008/02/11 17:27】 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
紅梅 in 智積院
IMG_5746 2月9日雪
写真を撮るカップル
 昨日の雪はすごかった。ようやく夕方になって止んだが、歩道にはシャーベット状の雪が残り、夜遅く帰ってくるときにはばりばりに凍てついていた。そしてまた粉雪がちらほら・・・

IMG_5751裂き織りマフラー


 そんな雪模様から今日はよい天気に恵まれた。やれやれ、これで出掛けられる。でも少し肌寒そうだ。そこで登場裂き織りのマフラー。昨日、小紋さんとこからはるばると届けられた。

   嬉しいな、このシャツにぴったりの色・・・

 ありがとうございます。さっそく自分だけ使おう。このマフラーをつけてさあ、どこに行くのか。ヒントは下記。(初めて出演してしまった。鏡に写った自分)

IMG_5764智積院紅梅
東山 智積院の紅梅
 東山七条にある真言宗智山派総本山。電車とバスの乗り継ぎがうまくいかなくて、ここで途中下車。早咲きの紅梅が咲いているのでよってみることにした。現在特別公開をしている智積院では、長谷川東伯の屏風絵が見られる。

   み、見たい・・・!

 しかしこのあと今日の目的地に行かねばならない。3月18日までもう少しある。何とか日程を組んでみよう。

 と言うことなのだが、今日はちょっと時間の都合でこの続きはまた今度。

   
    智積院
    (リンクを張るのには一報がいったので、公式サイトではなくこのサイトで)

 
【2008/02/10 17:11】 日記 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
大雪
IMG_1555山茶花
山茶花に積もった雪
 節分も過ぎ、名残雪と言うには余りにも大雪だ。この朝、市内は大雪に見舞われた。

IMG_1542蜜柑その1
10:47
IMG_1544蜜柑その2
11:50
 昨夜遅く帰るとき、耳当てを付けていたので耳は冷たくなかったが、無防備の顔はきりきりするほど痛くて冷たかった。これはかなり冷え込んでいる。きっと朝は氷点下だ。
 そんな事を考えながら帰ってきたが、朝起きると粉雪が舞っている。換気のため少し開けている台所の窓辺はもっと寒い。時々外を見ていると、どんどん雪は積もっていく。向かいに見える蜜柑の木、ハッサクのようだが、1時間余りですっかり雪を被って白くなってしまった。天気予報では市内の気温11時で0.3℃、道理で。ベランダに出ると足元から冷たい冷気が私を包み込んでくる。

IMG_1546竹と南天
竹とおたふく南天
IMG_1549やつで
やつで
 水分を含んだべた雪はシャーベットのように街を、植物たちを静かに埋もれさせていった。この雪はこれから関東方面へと移っていく。

IMG_5742雪に乗る

 今日のおまけはこれ。外に出たがっていたぴよたちを雪の積もった山茶花の葉の上に乗せてやり、大満足。
【2008/02/09 13:09】 日記 | トラックバック(1) | コメント(3) | Page top↑
洋蘭展 in 府立植物園
IMG_5686エントランス

 これに行かないと私の春は始まらない。府立植物園の洋蘭展。雪景色の続いた後なので、余計に春の始まりを予感させる。それに天気の悪い時でも春を満喫できるのが嬉しい。
 この日は晴れ間から時折小雨が降る生憎の天気。

IMG_1491展示室カトレア
展示室のカトレア
 植物園の大観覧温室、いろんな地域の気候に合わせて区切ってある。その最終の展示室はイベント用の展示室。洋蘭展はその中でもやはり人気のイベント。もともと蘭はカトレアなど一部を除いて香りがないが、展示室の中はカトレアの甘くて強い芳香で満ちあふれている。
 ここは蘭の愛好家が持ち寄ったものが一同に並ぶ。それは見事なものだ。ネーミングを見ると、自分で交配して新しい品種を作り上げたと思われる蘭もある。賞を取ったものはプレートが掛かっていて、さぞかし自慢であろうと思われる。

 しかし私はこの展示室より、ここに入る手前の温室に並べられている場所の方が好きだ(一枚目の写真)。アクリル樹脂の半透明の屋根を通して差し込む陽射しの中、蘭たちは今を盛りに咲き誇り、競い合っている。貴婦人たちが我こそはと、自慢げに美しいドレスを見せている。

IMG_1379シンビジウムの群生
シンビジウムの群生
IMG_1364シンビジウムその2
霧のシンビジウム
 コチョウランが好きなのだが、こうしてシンビジウムが並ぶとその艶やかさには圧倒される。

   Kanmoさんが見たらどんな顔をしはるやろな・・・ 
   
   どんな色がお好きなのか聞いておけばよかったかな

 それくらい見事なシンビジウム。白く霧を被ったような写真は何もわざとフィルターを掛けたのではない。外と中の気温の差で、悲しいかなレンズが雲ってしまっただけのこと。湿気がつくのは嫌だが、今がいいチャンスとばかりに白く煙らせる。

IMG_1395シンビジウムその4

 黄緑がかった色は少ない。だが、中程のえんじ色との対象でとても綺麗だ。

IMG_1375シンビジウム

IMG_1433蘭その3

 プロが育てたとはいえ、やはり見事としか言いようがない。何枚撮ってもまだ撮り足りない気分だ。何種類あるのだろう。その種類、色目、数え切れない。眼の保養とはよく言ってもので、心まで豊かになれた2時間余り。何とかしてもう一度行きたいのだが、日程が難しそうだ。


 ところで、この日気になることが2点。
 この展示室は先程も書いたように温室の最終地点になるので、ここに行こうとすれば大きく廻っていかねばならない。途中近道があって、そこからなら入ることはできる。以前それを無視して入り口から直接展示室に行こうとしたところ、順路を守って欲しいと注意を受けたことがある。温室も何回も入っているのでどこに何があるか知っている。目的は蘭だけだったが、職員の注意通りぐるっと廻って入った。この日も順路を行くべく、高温多湿のジャングルへカメラを持ち込みたくないと気落ちしながら歩きかけると後ろでおじさんの声。なじみの年配の男性のようだ。職員もよく知っている様子。彼は直接展示室へ行ってしまった。シニアは無料で入ることができる植物園、高齢者の写真マニアが多いのはよく知っている。いくらなじみとはいえ、この仕打ちは何だろう。入園料を払っているのにと、モンスターのごとくかみつきはしないが気分を害した。
 そしてもう1点。これも似たような事になるかも知れない。最近はどこでも三脚の使用を禁止している施設が多くなった。平安神宮は外にある神苑でさえもが使用禁止。ただし使用料(許可申請)3000円を払えば使える。迷惑料と言ったところか。植物園の屋外は関係ないが、通路はそれほど広くもなく車椅子や杖を持った方も多い植物園、もちろん温室内は三脚禁止。あちこちに貼りだして告知してある。それにも関わらず狭い通路で三脚を構える年配の女性。注意しようと思ったがわかっていて使っている人だ、こちらが気分を悪くするだけなので知らん顔をすることにしていた。するとそれに業を煮やした年配の男性がひとり、気の優しそうな人だ。彼がその旨を注意した。するとその女性、
 「わかってます、人が来たら退けるからいいでしょ!」
 注意をした男性の方を見ることもなく不機嫌な顔で言う。失礼な人だ。いい年をして大人げない・・・ 男性が去ったあと、女性の夫と思われる男性が現れて去っていこうとする男性に聞かせるかのように、
 「使ってもいいように許可をもらってきた」
 と言うのが聞こえた。だがその後も人が通っても注意を払うような様子もなく、そのまま使い続ける。許可と言っても許可証を胸に付けるというものもないし、ただ口頭での事だろう。平日の日中だから使ってもいい、人が通ったら退ければいい(シャッターチャンスに退けられるのか、その人)、それなら決まりは元から不要で規制は掛からなかっただろう。最近のカメラマンマナーはとても不評だ。こういう規則を守らない人がいるからだろう。

 せっかく楽しみにしていた洋蘭展に行ってきたのに、ちょっとしたことで不愉快になった。これを見ている方たちにも不快感を与えてしまったことになり、申し訳なく思う。

IMG_5710シンビジウムその15

 

【2008/02/08 12:33】 植物園 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
桜 at my job
 珍しく早く仕事が終わった。たまにはこんな事がないとやってられないと、同僚たちとおしゃべりしながら片づけをしていた。そんなところへうちのBossがばたばたと会議から帰ってきた。

   今日の講演、聴きに行ってくれへんか?取りあえず顔を出してくれたらいいし、もう始まってるから急いで

 残っていた我々3人、唖然・・・
 
 忘れていた。出席の名簿を出さなければならないので、何人か「桜」をしてきて欲しいと頼まれたのだ。残っていた片づけもそこそこにBossを含めて4人、慌てて会場のホールへと飛び出す。外はかなり冷えてきている。信号待ちしながらみんなぶつぶつ。寒いし折角早く帰ることができると思ったのにと、Bossともども愚痴が出る。
 会場はさすがに暖房が入っていたので暖かく、私の眼鏡は真っ白・・・見えない。

 最近はどこもかしこも訴訟問題が多く、消費者はモンスター。訴訟問題を起こされないようにするための対応策のレクチャーだ。30分も聞いたら出て行こうと思っていたが、抜け出せるような雰囲気ではない。仕方なしに初めはなるほどと聴いていたが、そのうち疲れが出てくるしほんのり暖かいため眠くなって来る。3人は次々と意識を無くしていった。気がつくと1時間近く意識を無くしていた我々、そろそろ抜け出そうと小声で相談。Bossもいいよと言ってくれたので、顔を見合わせて頷き示し合わす。それから猛ダッシュで会場を走り去った。後ろで声がするので振り返ると、他所の部署の子たちも我々に続いて抜け出してきていた。きっかけが掴めずにいたのを、今がチャンスとばかりについてきたようだ。

 現実問題たいへんな事とはわかってはいるが、仕事が終わった後ではやはり辛いものがある。

IMG_5741お座り
 

 随分時間を潰してしまった。寄り道はしたくなかったが、明日の朝食用の食パンを切らしていたので近くのお店に廻った。お店の前には、おとなしくご主人様の帰ってくるのをじっと待つ犬が1頭。カメラを向けると擦り寄ってくる。ふわっふわの毛並みは暖かく手入れが行き届いている。とても軟らかかった。
 名前は「UME」?よく見るとバンダナに書いてあった。女の子だろうか。疲れていたのでとても癒されて帰ってきた。
【2008/02/07 23:21】 日記 | トラックバック(0) | コメント(3) | Page top↑
由岐神社 in 鞍馬山
IMG_5660由岐神社
由岐神社の鳥居
 さて、昨日の続き。

 本殿まではケーブルカーで登って楽をしてしまった。その本殿の左脇道から奥の院に上がっていく道しるべがある。1年半前、まだ残暑も厳しい9月にその先まで行ったことがある。その奥院まで行こうかという気になったが、よくよく思い出せば、その奥の院とはずーっと山奥になるのだ。
 
   やばい、やばい。 そんな奥まで行ったら帰って来られなくなる・・・

 その時はどういう気の迷いなのか、一山越えた貴船神社まで山を縦走してしまったのだ。約2時間。場所によっては道なき道を、あるいは獣道のような道を、もしくは木の根道を、前夜の雨で濡れて滑りやすくなった山道をひたすら歩いた。見覚えのある貴船の里に下りたときは、遭難した秘境から出てきたような気分だった。汗もぐっしょり、膝は笑いすぎてちゃんと歩いてくれない。
 そんな記憶が甦ってきた。雪山の遭難は勘弁して欲しいものだ。それならばもう帰ろうか。上がってくる途中に由岐神社への道しるべがあったので、そちらを廻って帰ることにした。

 由岐神社は鞍馬の火祭の舞台。行ったことはない。鞍馬自体が狭いこともわかっているし、交通の便も悪いので行ってみたいが行くのははばかれる。いったいどんなところなのかと気になっていた。

IMG_1333御神木
御神木
 鳥居の向こうにそびえる御神木の杉。樹齢はどれくらいだろう。きっとこの木は牛若丸を知っているはずだ。母の常磐御前が鞍馬寺に上がっていったのも、この神社のすぐ脇の山道の筈だ。そう考えるとまた感無量。
 しかしこの時は寒くはないがみぞれが降り、時折傘にどさっと杉の枝から落ちる雪が当たって、飛び上がるくらいに驚かされる。神社本殿前の境内に大きな焚き火が燃やされていたので、カメラに被せていて濡れたタオルを火にかざして乾かしていたのだ。こんな事は常識のようで、辺りにいる参拝者は意にも介さない表情だ。びっくり顔をしているのは私だけか。確かに至る所に屋根から雪が落ちるので注意と呼びかける立て看板がある。

 この神社は鞍馬寺の境内になるが、後から神社ができたのではなく、もともと都の鬼門に当たるため古くからここにあったようだ。だがそれよりもっと以前から、この地には土着の神々が祀られあがめられていた。それらが本殿に上がる狭く急な階段脇に、小さな社として建っていた。今でも多くの人の信仰を集めているようで、次から次へと人がやって来ては宮司さんにお祓いを受けたり、その小さな社でお参りをする姿が多く見られた。


IMG_5671張子の狛虎
張り子の虎
 神社周辺にはまた、様々なお社がある。その中のひとつ、鬼一法眼社の中、お賽銭箱の横に可愛い張り子の虎、ここの狛犬がお供えしてあった。ここの狛犬は虎だった。調べてもみたが不明。何かいわれがあるはずなのだが。本殿や仁王門の狛犬は荒々しく力強いが、この子たちは精一杯虚勢を張っているようで可愛い。だから張り子の虎というのかも知れない。

 そんなこんなで山を下りてきた私。天狗には逢えなかったが、美味しい山の空気を体中に浴び、そして吸い込んできた。ハイキングにはよかったが、やおろずの神以上に多くの霊が支配しているこの鞍馬山。霊感が強いわけでもないが、もしくは神仏混沌状態なのが障るのか、なにかしっくり来ない感情がずっとつきまとっている。前回と今回、何が違うのだろう。知らなくてもいいことを知ってしまい、何かが私に語りかけてきているのか。知らぬが仏というのはこのような時に使う言葉ではないが、見てはいけないものを見てしまった気分だ。

 この山は自分には相性が悪いのかも知れない。

IMG_5626鐘楼とかめ
鐘楼とかめ
 今日のおまけはこれ。奥の院に向かう参道の途中にあった鐘楼。とても伸びやかな素晴らしい音色がするというので、大晦日には多くの人が鐘をつきに参拝されるそうだ。鐘を打つ木はシュロの木だった。ふむ、何故だろう。地面に埋め込まれているかめは、多分反響を拾い共鳴させるためだろう。

 試しに拳でそっと叩いてみた。こぉぉ・・ん、と、優しい音が響いた。


   由岐神社
【2008/02/06 23:18】 日記 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
雪の中の天狗 in 鞍馬寺
鞍馬寺仁王門
鞍馬寺仁王門
 今度雪が降ったら何処へ行こう。そんな話をしていた矢先、関東方面まで大雪になった日曜は節分寒波だった。予報に反して雨が雪になっていた。

 寒がりの私はこんな時だけはフットワークが軽くなる。前の晩から出掛けられる準備をしておいたので、さっさと電車に乗った。叡山電鉄鞍馬線の終着駅。出町柳から約30分の道のりだ。山裾に近くなるに連れ、電車内の気温が下がっていくのがわかる。

IMG_5577パノラマカー
パノラマカー
 電車はパノラマカーだった。紅葉の季節はライトアップされる叡電。それを見物しやすいように外向きにシートが取り付けられていたりする特別車両。乗客が少なかったので、二人掛けのシートにゆったり座ることができた。

IMG_1341天狗
巨大な天狗
 駅に到着すると、まず出迎えてくれるのがこの巨大な天狗。知っているから驚きはしないが、最初見たときは度肝を抜かれた。可哀想に鼻の先を擦り剥いている。かといって彼の鼻に貼れるほどの大きなバンドエイドは持ち合わせていない。
 天狗を左手に坂道を下り、花脊に至る鞍馬街道をほんの数十m歩くと長い石段の下に着く。駅から近いのがありがたい。思ったより人の姿も少なかった。それもそうだろう。午後からは節分の追儺式(ついなしき)が本堂で行われるが、まだ朝も早い。
 仁王門を入ってすぐのところに、ケーブルカーの駅がある。その昔、信徒の方々の寄贈で設置されたケーブルカーだ。天気のよい日ならこのまま歩いて本堂まで登っていくが、足元が悪いので100円払って乗せてもらう。

IMG_1286比叡山山頂
比叡山山頂
 本殿からの眺めはすごい。眼下の谷を越えた向こうに見えるのは比叡山の山頂。展望台とアンテナの塔が見える。大原の辺りは白い霧に覆われていたので、多分雪でも降っているのだろう。
 本殿に上がるそのすぐ下に、転法輪堂という大きなお堂がある。ここは写真撮影が禁止。奥には1丈6尺というから、3m強の阿弥陀さまが鎮座している。その光背とも言える背後には万国戦没者が祀ってあった。阿弥陀さまとは格子で区切ってあったが、ちょうどお顔のところだけ窓が開けてある。お参りする場所に座ると、阿弥陀さまと眼があった。静かなお顔をしているのに、妙に眼だけは炯々(けいけい)と光って見える。本堂左脇の小柄な毘沙門天もそうだった。妙に眼だけがじっとこちらを見据えている。正直に生きて行くようにと言われているかのように感じて、背筋に痺れが走るようだった。

 ところでこの鞍馬寺というところはおもしろい。これまでは牛若丸や鞍馬の天狗という観点でしか見ていなかったが、宗派は何だろうと思ったところから始まった。本殿には尊天という形でご本尊がお祀りしてあったので、尊天とはまた怪しげな、と思った。新興宗教かと。
 確かに昭和22年に鞍馬弘教(くらまこうきょう)として独立した総本山らしい。牛若丸の時代とは全く別物と思ってもいいかもしれない。寺の言われも、650万年前、金星より地球の霊王として天より降り立った護法魔王尊と、毘沙門天王、そして千手観世王菩薩の三位一体で本尊となっている。その天から・・・という護法魔王尊、ひょっとして異星人?天狗はその子孫?だからあのような異形の姿なのか?そして高いジャンプ力。超能力でも使えたのか。
 そんなことを思った。1年半前に来たときはパンフレットを読んでもぴんと来なかったが、お寺なのにお寺らしくなく、どちらかと言えば神社もしくは地神をお祀りしてあることも多く、宗派を問わないのがここの特徴のようだ。自分の思うように尊天の霊気を受け、真実にめざめ強く生きるようにとパンフにも記載されていた。

 ただ写真を撮りに来ただけであったのに、なにやら考えることが多くなってしまった。

 この続きはまた今度。もう少しだけ打たせて頂く。

IMG_1339バイク

 今日のおまけはこれ。仁王門に上がる石段の手前にある駐在所、白バイは雪が多く山間の地の利に合致したオフロード仕様のツーサイクルエンジンのバイクだった。

  


【2008/02/05 23:35】 日記 | トラックバック(0) | コメント(7) | Page top↑
深まる謎
  お知らせ;本家に雪の大原をupしました。かなり久し振りの本家です。

飛行機雲
飛行機雲
 同じ時刻に西へ向かう2機。反対に東へ向かう1機が同じ航空ルートをすれ違った。ニアミスにはならないのかと、ちょっと心配した。

 同じ心配でも、餃子の件はどうだろう。毎日のニュースソースでは、新事実が明らかになっている。どうも製造過程では問題はなさそうだ。日本向けの冷凍食品で急成長した企業とかで、今更何か不手際があれば困るのは企業側だ。誰かが故意に毒物を入れた可能性が高いとされている。
 日本ではごく一部の研究者くらいしか使用しない薬物。国内では流通しない。コンテナで運ばれる以前に混入されたようだ。ある報道では解雇された作業員が逆恨みだとか取りざたされている。

 いずれにしろ、これがもし日本側が行った犯罪なら、中国側としては名誉毀損でまた大きく出るだろう。もし中国側の犯罪なら、北京オリンピックを目前にして必死にもみ消すか口封じをするか。どちらにしろ、これまで以上に日中関係が険悪になるのは目に見えている。

 まだ入院中の方もあるという。早く回復するよう祈らずにはいられない。また、給食センターなど中国からの食材なしでは成り立たない企業の方、毒物混入事件では多くの方々が被害に遭われている。早期の決着を願いたいものだ。


 
【2008/02/04 20:35】 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
今日のおやつ at 節分
IMG_5677太巻き

 ぼくぴよちゃんです。ぴよたまちゃんも、そしてお地蔵さまも今日は一緒です。
 
   はい、お地蔵さまです・・・(にこにこ)

 今日は節分です。節分には太巻きのお寿司をまるかぶりするんですって。どうしてでしょう。ぼくにはわかりません。それも恵方と言って今年の縁起のいい方角を向いて、一本黙って食べるって、ちょっと変だと思いませんか。絶対変です。ぼくとしてはバレンタインデイと同じでお寿司屋さんの陰謀だと思っています。なのにあーちゃんったらお寿司を買ってきたんです。自分では太巻きを上手に巻けないからって言って。巻けないのは構わないけど、商業戦略に乗ってはいけないと思うんです。
 
   ねえ、お地蔵さま、そう思いませんか。

   そうですねぇ。確かにそうかも知れませんが、そうやっておまじないみたいにすることで、みんなが幸せな気分になれたらいいではないですか、ぴよちゃん?

 そういうものなんでしょうか。「いわしの頭も信心から」と言いますしね。

 節分は四季を区切る時期を現したものですが、今では冬から春へと移るときに言います。それだけ春は待ち遠しく、寒くて厳しい冬を乗り切ったお祝いなのかも知れません。四季がはっきりとした国に生まれてきて、本当によかったと思います。ぼくもぴよたまちゃんも、もちろんお地蔵さまも春が待ち遠しいです。やっとお外に出してもらえます。

IMG_5676トチ餅

 今日のおやつはこれ、とち餅です。あーちゃんの鞍馬寺に行ったお土産です。中はこしあんです。あーちゃんは好きではなかったのです。ちょっとがっかりしていましたが、外のとちの実を入れた軟らかいお餅は美味しかったです。

 そろそろあーちゃんは塩いわしを焼きに行きます。晩ご飯が楽しみです。

 
【2008/02/03 16:14】 ぴよちゃんの日記 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
節分会 in 八坂神社
IMG_5563福豆
福豆
 どうもお休みの日となると天気が崩れる。夕方から雨、お昼の今ならまだ少し明るいし、思い立って出掛けることにした。行き先は東寺。しかし、バスの窓から見えた祇園さん(八坂神社)の豆まきの看板につられてそのまま下車してしまった。

  (と、打ち込んだところでふと気が付いた。以前にもこの文を打ち込んだ記憶がある。「豆まきの看板につられてそのまま下車してしまった」の文章だ。おかしい。時々このようなシチューションが起こる)

 明日は節分、今日と明日は祇園さんでも豆まきが行われる。2日は3回、3日は4回行われるのだ。3日には鬼の舞いが行われ、その鬼に頭をなでてもらうと厄よけになるとかならぬとか。一昨年に私はなでてもらった。しかし明日はどうも天気が危うい。それなら悪いけどどうせまた曇ってきていたので東寺はまたこの次にさせてもらって、お豆さんを拾うことにした。

 時刻は13時半。1回目が終わったところだ。前の方に並べるかも知れない。次の奉納行事は弥栄雅楽会による舞楽奉納だ。

 確かに時間に余裕があったので前の方に並ぶことができた。しかしこの男性はどうだ。180cmはありそうだ。周りはカメラを構えた人が殆ど。彼なら少々後ろでも充分に見ることができるだろう。後ろの観客のことも考えないのかとちょっと立腹。
 それにしてもやっぱり人混みは苦手だ。どこからともなく不潔な匂いが漂ってくる。背の高い男性にもうんざりしたことであるし、匂いにも我慢できなくなって場所を変えた。舞台の正面に位置するところにいたのでどうしても人混みが多い。側面に廻ってみると少し空いている。

  ここにしておこうかな・・・

 ここに来たこと自体が想定外だったので、レンズは中望しか付けていない。300mmだったら人混みの外から狙ったのだが。

IMG_1196雅楽その1
舞楽その1

IMG_1203雅楽その2
舞楽その2
 朱色の鮮やかでそして古典柄の美しい衣装を纏った舞い手が優雅に舞う。雅楽が鳴り響き現実から遠い結界の中に引き込んでいく。
 うっとりとし、またシャッターを切らなければならず、忙しい。舞妓さんたちの舞いもいいものだが、こちらの方がなかなかお目に掛かることが少ないので、舞楽が見られてよかったと思う。

 さて、舞いが終わると出演者で豆まきが行われる。急いでカメラをリュックに仕舞い込み、戦闘準備。撒かれる数がとても少ないので、みんな必死になる。
 あ、来た来た。途端に歓声が沸く。もうちょっとまんべんなく撒いて欲しいなあと思いつつ、足元に落ちたお豆さんを素早く拾う。おちびの私はこんな時に威力を発する。小柄なのを利用して足元に落ちたのを拾うのだ。こうやって毎年どこかの豆まきで必ずひとつは手に入れている。ひとつで充分だが、自分のすぐ後ろにいた年配の女性(俗に言うおばちゃん世代とも)たちが、
  
   ひとつも拾えへん!なんでや!

 などとずっと叫んでいる。なんでと言われてもこれは運の問題であって、拾えない人の方が断然多いと思うのだが、彼女らにはきっと理解できないのだろう。
 ということで今年も祇園さんの福豆を手に入れることができた。

 どうぞ皆さまにもよい福が訪れますよう、福豆を拾った気分になっていただけたらと思う。

   
【2008/02/02 23:08】 イベント | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
食の安全保障 at 日本の食料事情
 安全を買う。その代価はいくらだろうか。いかほどなら出せるか。

 今朝の朝刊を見て唖然とした。眼が点になるくらいならまだ笑って済まされるだろう。実は毒物混入事件、昨年夏には既に発覚していたという。

   そんなん知らんし・・・

 被害者は全国で450人に達した。京都府下でも2人出ている。自分の身内の学生、学内で「レアな話やけど・・・」と、被害にあった話をした子がいたそうな。
 
 日本の食糧自給率は何%だったか。40%を下回っていたはずだ。多分中国からの輸入を中止すれば毎日の食事に事欠くことだろう。今は梅干し一個でも中国製が多いのをご存じか。農業を行う人が急激に減少して、手入れをしなくなった水田には芦がはびこり、田畑だったところに住宅が建つ。一度荒れた田畑はもう戻らないのだ。
 中国に限らず日本は食料の殆どを東南アジアからの輸入に頼っているところが大きい。しかしながら東南アジアからの魚介類に混入している大腸菌類の問題は、いつの間にかまた立ち消えになってしまった。のど元過ぎればのたとえ通りだ。
 
 安心安全という当たり前のことが、いかに高く付くものかが浮き彫りになった。現在そんな安全を買おうとするなら、かなりの金額を掛けなければならない。薬を使わない有機農業で取れた野菜と銘打っている高い野菜もあるが、流通させるほど有機農業を本当にできるのだろうか。自家の分が精一杯だと思うのは考え過ぎか。疑い始めればきりがない。考えすぎる私の悪い性格だろうか。
 もし輸入を中止したらどうなるだろうか。輸入に頼る食料依存を考え直さないと、食の代償はこのようなものでは終わらないだろう。

 高い代金を払わなければ自分たちの安全を買えない、それは今現在でも進みつつある医療費の格差にも繋がり、また地球温暖化に向けての取り組みにも繋がる。理由はわかるだろうか。お金がなければ医療も受けられず、でも国保の掛け金も払わない。エコの生活をしようとすれば昭和30年代の生活水準に落とさなければならず、現在から比べればかなり不便な生活を強いられる。安全な国産の高い食料品を嫌がり、安くておしゃれだと思って輸入の変わったものを食べたがる生活、このような生活を無くすリスクを自分を含めて国民全てが負うことができるだろうか。できるわけがない。

 この事件(そう事故ではない、事件だ)は、このようにひとつの事では終わらないことを示唆していたのだ。昨年発覚した食品偽装は、ほんの始まりの前哨戦でしかなかった。こうやって日の目を見た危険な輸入食品の安全性。この辺でもう一度食の安全について考え直さなければならないという、いい機会を与えられたと思いたい。
【2008/02/01 10:57】 日記 | トラックバック(0) | コメント(11) | Page top↑
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