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京都府警察音楽隊 ふれあいコンサート in カナート洛北
P1120357京都府警察音楽隊カナート

 今日は岡崎公園で京都府警察年頭視閲式が行われたのだが、そちらの整理が全くできていないので、午後から行われたふれあいコンサートを。

 カラーガードさんの動画は今回は出さない。

【2011/01/12 21:31】 ライブ | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
慈愛LOVE お経×即興演奏 四人四色の音絵巻
慈愛ポスター

 久し振りにCDを購入した。購入先はラグインターナショナルミュージック。いつもライブに出かけているところのミュージック部門。レーベルを立ち上げているのだ。先日送られてきたDMにこのCDのパンフレットが入っていて、興味をそそられ聞いてみたくなった。
 お経は嫌いではない。むしろ耳なじみがある。と言ってもお寺の生まれではない。父が亡くなってからあれよあれよという間に叔父や叔母を次々と亡くし、葬儀と法事で度々聞くことになったというわけだ。

 お経と4人のアーティストによる即興演奏でセッションしたようなもので、お経はもちろん、実際の僧侶が読経している。ピアノ山下洋輔氏、トランペット日野皓正氏、ギター阿達久美氏、同じくギター岡本博文氏、ドラムマーティー・ブレイシー氏。そして読経は真言宗山階派大本山佛光院の僧侶が、その素晴らしい声を響かせている。

 今の荒んで悲しい話題しかないような今の時代にこそ、こんな曲を響かせて行けないものかと、そんなことを思いながら、何も予備知識もなしにまずは聞いてみた。

 それは感情の渦のようだった。楽器と読経の声がこれほどまでに響き合っているとは、想像以上だった。僧侶の声は楽器と同じではないだろうか。仏に祈りを伝える楽器。雅楽などを奉納する、あれと同じだと感じた。即興演奏と読経の声が見事に調和して、心に響く音色となって伝わってきた。優しく、時には力強く、我々に語りかける法話のようにも聞こえる。

 それぞれの曲に対する気持ちを、簡単にまとめてみた。

1:序 
雨の音が心地よい。深い森はしっとりと雨に濡れる。そうやって命がはぐくまれる。プロローグとして最高だ。

2:鳴
やがて雨はピアノの音になり、命の成長を続ける。その成長を助けるのが声明。やがて雨はピアノの音になり、命の成長を続ける。その成長を助けるのが声明。小刻みなシンバルは時の揺らぎ。揺らいでは崩れ、また形を作り、そうやって世界が成長を続ける。

3:忠
ホラ貝が響く。心を引き締めろと鳴り響く。トランペットがその呼び声に応じて叫ぶ。高く、低く。輪唱を奏でる。原風景が鳴る。

4:祈
リズムを奏でるギター、かき鳴らすギター。真言は強い気を放って祈る。強い読経とギターが相まって、そこからは激しい気の渦が宇宙へと渦巻いて昇る。昇天へと誘う。

5:抱
つま弾く弦に野鳥のさえずりがハーモニーを奏でる。朝の静寂はピアノと緩やかな伸びのある読経の波がゆっくりと朝のひんやりとした空気を包み込む。包み込まれた暖かな空気は安心したように目を閉じて、空へ飛び出す準備をするのだ。ピアノの音色は子守歌。さなぎのように眠る空気は、読経の声に生まれ変わろうとしている。

6:蓮
一心に祈る読経の声。その声に優しくギターが目を覚ます。朝の陽射しを浴びて、空へと伸びをすると、本当の自分の姿が見えてくる。透き通った命の形。

7:信
小川のせせらぎが春を告げて1日が始まる。般若心経は心の乱れを糺して新しい日の出を祝福する。遠くでホラ貝が鳴り力強さを与えてくれる。山の彼方から吹き下ろしてくるそのホラ貝の音は、ともすれば萎えてしまいそうな心の乱れを真っ直ぐに導く。

8:桜 
お経がギターを伴奏に歌っている。ギターが現実のもの悲しさや辛さ、やるせない思いを語り、お経がそこから連れ出してくれるような、救いの声に聞こえる。遠くでしゃらんとなるシンバルの音は蓮の上を飛び交う蝶のようだ。

9:道
ギターが読経に載って、ゆっくりと空へ向かって伸びをする。リズムをとるシンバルは、伸びをするギターをそっと引き上げていく蜘蛛の糸。とても細いが決して切れることのない、信念の道。

10:矢
真言を唱える力強さ。真言を唱える声の力強さに進む方角を見いだす。トランペットが迷った心を現し、声に導かれて行けばそこは温かい心の中に至る。
最後は力強いトランペットが正しい道に戻ることができた。

11:輪
優しいピアノの調べ 柔らかなお経の響き やがてピアノは小刻みにステップを踏み出し踊り出す。それはあたかも仏に舞を奉納しているかのような輪舞。

 これらは曲と言うより、自然界からの語りかけてくる、耳には聞こえないここの声のように感じた。とても素晴らしい楽曲だった。お経と即興演奏がぴったりと解け合っていた。
 このCDを本堂で流すとか、静かに縁側に座ってお庭を眺めながらとか、そんな聞き方もいいし、オフタイムに間接照明だけにして、お香を焚きながらリラックスするときにも聞いてみたい1枚だ。

 曲の感想は、聞いたものにしかわからない感情を伴う感覚でしかない。機会があれば、是非とも聞いてみて欲しいと思う。
【2010/10/21 00:00】 ライブ | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
西野やすし 大文字ライブ in livespot RAG
P8169212招待券
招待券

 と言うことで、送り火の16日、ライブへと出かけてきた。メンバー登録をしているlivespotRAG 年に一度くらいか、招待券が当たることがある。今年は幸か不幸か、五山の送り火に毎年行われている大文字ライブ。ゲストは「関西一番星☆」のこてこてのおふたり。メンバーは、リズムセクションに爆風スランプのバーベQ和佐田(B)&ファンキー末吉(Ds)、キーボードにはっちゃんこと和田八美氏を迎えてのセッションライブ。

 西野さんは天西ブルースラインでおなじみのあの西野さん。おじさんだが(あ、失礼)とてもかっこいい方だ。フージョン・ロック系が好きな私としては、わくわく。

 いつもプログレの爆発的な音をたてる野獣王国を聞いているので、今回のドラムは可愛いものだ。なんといってもドラムスセットは櫓ではないから。しかし、西野さんのギターはむっちゃかっこよかった。また、第2部の関西一番星のおふたり、ゴトウゆうぞう(Per)三井雅弘(Vo)各氏はめちゃくちゃ関西人トークと、演奏、パフォーマンスが素晴らしい。一見そこらに居てるようなおっちゃんだが、喋ってよし、歌ってよし、踊ってよし、演奏してよしで、彼らこそエンターテイナーかと思ったくらいだ。

 決して普段聞くようなジャンルではないが、カバーのアレンジのうまさ、訳詞のうまさはぐいぐい引き込まれる。サッチモこと、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」のカバーは後半レゲー風にアレンジしてあったが、元々の原曲の訳詞を知っているため、彼らのアレンジや訳詞であってもそれは感動を呼ぶものであった。とてもいいアレンジと訳詞だった。

 送り火を見てからライブに行けるようにと、この日は例年20時開場、20時半開演となっている。少し間に合わないかとタクシーを飛ばしたが、十分に間に合うことができた。だが、来年は妙法も撮りたいし、やはり大文字ライブは止めておこう。

 それにしてもいいライブだった。
【2010/08/18 09:59】 ライブ | トラックバック(0) | コメント(0) | Page top↑
大野実独演会 in 嵐山 ライブレストラン音や
IMG_4067音や
音や

 先日、親しい友人から1通のメール。大野先生がライブをするのだが、ゲスト出演するから来てというものだった。しばらくご無沙汰している大野先生。(おっと、今夜はDJの日だ)非常に暑い日が続いていた先週の土曜のことだった。場所は嵐山藤原堤沿いにあるライブレストラン音や。
 ギタリストの是方さん(これちゃん)もこのお店がお気に入りのようで、5月のラグでのライブの前に、ここで大盛りのカレーを食べてきたそうな。

IMG_4027ステージ
ステージ

 開演は13時。いろいろあってようやく15分前に到着して、オーダーしたのはカボチャプリンとアイスティ。本当に暑くて暑くて・・・

IMG_4026カボチャプリン
カボチャプリン

 結構ボリュームがあって、ちょっと驚いた。カラメルの香ばしさとカボチャの甘みととても美味しくて、やっぱりこれにしてよかったと、つくづく思う。サイトのメニューを見ていて、絶対にこれにしようと思っていたのだ。市販のものと断然違う。次にまた嵐山に行くことがあれば、また食べに行きたいくらいだ。

 おっとっと・・・ 肝心の大野先生を忘れるところだった。大野先生は北野寄せの時に初めてお逢いした。私立美山高校の校長先生。リンクも張ってあるが、音楽家としてもアコギ1本あればどこでもライブをやってしまうれっきとした校長先生だ。

IMG_4053大野先生
大野先生

 絶対に学校の先生には見えない。ステージで演奏している、こんな姿の方が私にはなじみにも感じる。

IMG_4048ローズクォーツ
ローズクォーツと大野先生

 この日はローズクォーツという女性3人組のユニットがゲスト参加。しかしそのうちのひとりが都合で来られず、ふたりでステージへ。大野先生の新曲「母」をしっとりとした歌声で聞かせてくれる。引きこもりの子どもを持つ母の心を歌ったもので、飾らない歌詞は、全国の母親の思いや願い、そのものだ。子育てはよく言われるように、子どもを育てることで自分が育てられていくと。今の世の中は子どもの育児を放棄するどころか、両親が子どもを虐待して殺してしまう時代だ。

IMG_4051山下さん IMG_4050高橋さん 

 いったい何故こんな時代になってしまったのだろう。大野先生はライブの最初からこんなお話をされた。今の学校教育には道徳が不足していると。もちろん、家庭内にも。社会的常識で判断しろと言われても、コンビニの前に座り込んだり、電車やバスの中でお弁当を食べたりお化粧をしたりと、社会的常識が狂っている中で何が常識なのか、それを親が教えていないと。まず人として、人を傷つけたり殺してはいけないと躾けなければいけないと。そのようなお話だった。

 かつては恥じらいの美徳があった日本人。今では化石化しているようにも見える。自転車に乗りながら飲食をするなど言うことは、これまで決してなかったように思う。今では母親は幼児に飲食させながら歩かせ、病院の中でも子どもはゲームをしながら歩いている。親がそれらをみっともないことと認識していないからだ。
 道徳教育は学校でも必須であるべきだろう。モンスターペレントが増えているのも、常識のない人を多く見かけるのも、私はやっぱり戦後の教育が間違っていたのだと思わざるを得ない。私の案内の仕事でも、年配の人でもそれが人にものを尋ねる姿勢か、と疑いたくなる人が多い。案外若い人の方が礼儀正しい割合が大きいのだ。

 あまりにも心に突き刺さるお話に目が潤んできたり、爆笑したりと、2時間があっという間に過ぎていく。学校の先生には見えない先生は、ご自分自身が多くの挫折を繰り返してここまで来られたからこそ、説得力のある言葉が出るのだろう。不登校の生徒は何十万人とも言われる。きっかけさえあれば30代のニートでもやり直しができると、先生は力強く言われる。幸い自分自身、大きな失敗や挫折なしにここまで来たが、これでも小学生の時は学校嫌いでサボったことも何度となくあった。まともに宿題もやったことはない。今の時代では到底無理な話だが、それでも資格を取って仕事をしている。やはり自分の目標ややりたいことをしっかりと見つめることが必要なのだろう。

IMG_4059r手

 先生の手は優しい手だ。母の手のようにも見える。世の中で社会人として歩いて行くために、先生のこんな優しい手に引かれ、時には厳しく時には優しく導いて下さるのだろう。
 2時間は本当にあっという間に過ぎた。こんな講演を学校や企業、PTAなどの集まりでも聞いてもらいたいものだと思った。

 このライブが終わったあと、嵐山を少しだけ散歩。

IMG_4068嵐山
遠くに渡月橋を臨む

IMG_4076水遊び
外国人の旅行客

IMG_4084鳩
急に飛び立った鳩

IMG_4101カップル
デート

IMG_4138舟小
観光船

 この帰り道、激しい雷雨に遭遇するとも知らずに、呑気にお散歩などをしていたのだ・・・


 今日は草津まで出かけていた。水生植物公園の蓮が目的だ。その帰り道、また道草。四条大橋、東華菜館の直ぐ下でサギを撮ってきた。1日出かけるとやはり疲れた。サギと蓮は、また今度。明日はまた忙しくなる予定なので、早々に休みます。

【2010/07/28 22:22】 ライブ | トラックバック(0) | コメント(16) | Page top↑
ライブスポットRAG  久しぶりのライブはセンス オブ ワンダー
IMG_9120キーボード
キーボード

 昨夜は久しぶりにライブに出かけた。最近、ライブの記事を書いていなかったので、最後に行ったのがいつだったのかも忘れてしまった。ひょっとしたら半年以上になるかもしれない。
 いつものライブハウス、私はここ木屋町三条上がったところにあるエンパイアビルのRAG。もう20数年、通っている。

 昨夜の出演はSENSE OF WONDER わかる人はわかる、わからない人はもちろんわからない。それはそうだ・・・

IMG_9122やぐら
ドラムスセット

 彼らのツアーも2年ぶりとなる。新曲もようやく1曲ひっさげてのライブだ。待ち遠しかった。このライブハウスはチケットレスなので、入ったときに予約していたチケット料金を払い、席に案内される。発売日にひたすらケータイのリダイヤルを押し続けること約20分。やっとつながったときにはケータイのボディは熱くなっていたほどだ。それだけ予約が殺到する。
 案内された席は真ん中のテーブルでステージに面した真っ正面・・・

   やったね(*^_^*)

 頑張った甲斐があったというものだ。目の前で演奏する姿が見られる。時には飛び散る汗さえ見えるほどなのだ。そして一瞬立ち止まって圧倒されたのがこのドラムスセット。別名やぐらと呼んでいる。金属が光ってよくわからないだろうが、まあ、低い天井ではあるが、2m近くの高さがある。セッティングにどれほどの時間がかかるだろう。

IMG_9103キール
キール

 今夜のお供はキール。白ワインベースにカシスが入っている。それをちびちび飲みながら料理を待つ。そこへ案内された40代ほどの髪の長い女性。いつもの常連さんだ。隣のテーブルにもいつもの少し年上くらいの女性、これも常連さん。顔なじみだ。もちろん話したことはない。きっと向こうもいつもの人が来ていると思っているだろう。
 同じテーブルには60代くらいの少しだけスキンヘッドに近くなりつつある男性が、向かいに座っている。この人も常連さん。この人とは何年か前に少しだけ言葉を交わしたことがある。彼は私のことなど覚えてはいないだろうが。

IMG_9107おばんざいプレート
おばんざいプレート

 そう思っているうち頼んだお料理が運ばれてきた。今夜はおばんざいプレート。アサリとシメジの炊き込みご飯、アボガドとサーモンのサラダ、赤カブの甘酢漬け、じゃがバターのコロッケ、長芋の素揚げ。以前の記事にも書いたが、錦市場から食材を仕入れているこのお店は、foodが結構美味しい。未だに全種類試したことはないが、いつも同じようなものを頼んでしまう。これは何とかしないと。お箸はいつもお店のロゴの入った割り箸だったが、ここでも環境に配慮して、普通のお箸に変わっていた。
 
 開演は19時半、定時が来たとき店内の照明が落とされ、ポップな曲が流れ始める。そして登場。そして登場の曲と被るように1曲目が始まった。新曲は4曲目。その次5曲目のパーマー・エルドリッチの三つの聖痕は三部作、しかしライブにおいて通しで演奏したことがなかったとか。で、今夜は通しで始まったわけだが・・・
 第三部が始まってすぐ、演奏が中断。どうもドラムのそうるさんがリピートの回数を間違えた様子。気を取り直して再演されたのだが、再び中断・・・ 今度は曲を書いた本人である難波さんがリピート回数を間違えた。

   自分で書いときながら・・・(^_^;)
 
 と、恐縮。三度目の正直はちゃんと成功した。

 ここで少し休憩が入る。ドラムのセットの美しさ(?)に、カメラを持っている人はステージに上がって撮影を、と、記念写真を推奨。みんなあちらこちらからシャッターを切りまくっていた。

IMG_9114ベース
ベース

 私はなにげにこのベースの装飾が好きだ。かなり使い込んであるのだが、ちょっとわかりにくいかもしれないが、鷹の模様が入っていて、翼と尾には螺鈿細工が施されているのだ。

 さあ、後半が始まった。後半第1曲目は都市と星。ファーストアルバムが出てちょうど今年が30周年。

   そうやわ、もうそんなになるんや・・・

 このアルバムを買ったときの自分の年齢を差し引きしたらそうなる。早いものだ。何回も繰り返してレコード(もちろんこの時代はレコードだ)を聞いたものだ。それから山下達郎の書いた夏への扉。これは彼が歌う方が好きだ。一時よくFM放送で流れていた時もあった。
 さて次、火星人ゴーホーム。リズムに乗る曲なので、みんなで手を叩いてリズムをとる。

   ゴーホーム! ゴーホーム! (拍)(拍)

 その演奏が終わった後のMC、活動の様子などを難波さんが話していたのだが、会場から男性の声で質問などの合いの手がはいる。聞き取りにくい舌の回らない声だ。しつこいほどの言い回し。それが悪夢の前兆だった。

 この次の曲が私も好きな曲、作家故光瀬龍氏に捧げる百億の昼と千億の夜。目を閉じて聞いていると、感情の大きな波に飲み込まれそうな錯覚に陥る。この後にいつもの恒例、ドラムのソロ演奏だった。
 大きなやぐらのようなセット、気持ちよく叩いているのをじっと見ていると・・・

   え・・・? おっちゃん、な、なに? なにをしてんの?

 50代くらいのスーツ姿の男性。会社帰りか、きちんとした身なりはそれなりの地位があるような感じだが、彼は先ほどからなんやかんやと声を上げていた男性だった。私の真正面のステージに上がり、客席に向かっておいでおいでをする。演奏中になにをしているのかと一瞬あっけにとられている私の横をお店の女性スタッフがやってきて、なだめ始めた。こうなると演奏中のそうるさんも顔の表情が険しくなるのも当然のこと。

   帰れ!

 と、大声で叱咤した。呂律の回らない声とふらつく足下の男性は頼りない声で、帰ります、帰ります・・・などと言いながらスタッフに抱えられてステージから退場。その後演奏を続けたそうるさんのドラムの激しいこと。当然だ。その後続けて曲の演奏に入ったが、ベースの松本さんはそうるさんにアイコンタクト。

   おい、大丈夫か、おまえ。演奏できるか?

 とでも言っているような表情だった。

   ああ、心配ないさ

 と、これも目で答える。しかし演奏はすご・・・と言いたくなるほどの叩き方。先ほどの八つ当たりのようだ。松本さんも驚いている顔に見えた。だがそこはプロ。後の演奏に全く支障はなし。一曲終わってから先ほどの男性の席を見ると、キープしたボトルだろうか、らしき瓶が見える。きっと空腹で仕事帰り、一気に飲んだために酔いつぶれたのだろう。みっともない醜態だったが、すごすごと帰って行く姿が見えた。
 ひょっとしたら、お代はいいから帰ってくれとスタッフにたしなめられているかもしれない。少なくともチケット代は回収しているはずだから。いや、案外反対に迷惑代として罰金を取られているかも。ステージ演奏の中断をして邪魔をしたのだから。だがあの年からみると、きっと20代の若い頃からずっと聞きに来ているのだろうなあと考える。長年のファンならファンで、マナーを考えて欲しいものだ。

 それから3曲、4曲目がラスト、ブルジョアジーの秘かな愉しみ。この曲も大好きだ。インストはともかく、歌ものならほとんどそらで一緒に歌える。小さく口を動かしながら30年間の年月を噛みしめる。

 アンコールはすぐにかかった。程なくして現れた3人。

   目をつぶって聞いていたから、何が起こったかわからなかった・・・

 とは、難波さん。先ほどの酔った男性の乱入事件のことだ。

   これが吉田美奈子なら「あなた、退場です」。誰も声を出せませんねぇ・・・(T_T)

 声色をまねる彼の話にみんな爆笑。

 アンコール曲は2曲。夢中楼閣とナット・ロッカー。定番の曲でもラストを飾るのはやはりこれかな。

 久しぶりのライブだったのに、途中でちゃちゃが入って台無し。それでも楽しかった。まだじんじんと耳鳴りのする頭で余韻に浸りながら渡る三条大橋。かなり寒かったが、ちょっと浮かれ気分でもあった。

IMG_3758比叡山
比叡山その1

IMG_3767比叡山
比叡山その2

 今日のおまけはこれ。朝からずっと冷たい雨が続いていたが、お昼過ぎようやく上がった。雨上がりの比叡山はもやがかかっていたが、いい空だった。
【2009/12/05 23:06】 ライブ | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
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