
その1

今年の桜紀行は、と言うより、今年もいくつかお蔵入りが決定した。しかしその中でも外せないのがここ、圓光寺。撮影は4月6日と11日。タイミングが合わなくて雨の午後遅くに。

その2
古い木があるわけでもなく、桜の名所でもないが、むしろ桜のスポットとしては新しい場所ではあるが、私はここがお気に入り。行く度に少しずつ形が整っていくのをずっと見ていた。

その3
変わらないのはこのお地蔵さまと観音様のすぐ脇に咲く枝垂れ桜。奥に見えるのは最近植樹されたものだ。これは今後を楽しみとしたい。

その4
雨脚が強くなり、辺りも暗くなり始めた頃、足下の灯炉に灯りが灯された。

その5

その6

その7

その8
明かり取りほど明るいのではないが、黄昏の奔龍庭にほんのりと灯された灯炉は妖しげな光だ。光る竜の瞳にも見える。なんて見事な演出だろうか。

その9

その10

その11

その12
日中の明るい陽射しに照らされる桜は輝くような美しさだが、黄昏時の雨の枝垂れ桜はまた違って妖艶という言葉がふさわしい。

その13

その14

その15
桜だけでなく、ライトアップはそれほど好みではない。しかしこのような灯炉はいいと思うのはちょっと勝手な考えだろうか?ともあれ、もう少し晴れたときに見たいと思い、再訪した。

その16
再訪と言っても結局晴天にはならず、それが不完全燃焼。

その17

その18

その19

その20
今年は快晴の下訪問できなかったが、お地蔵さまはそれでも満足そうにほほえんでいた。

その21
ドウダンツツジが満開の、そんな春の日だった。

その22

京のお決まりは灯炉の灯った奔龍庭のパノラマ。