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時刻

京都紅葉紀行 @初冬の修学院離宮
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その1

 昨夜からの小雪で白くなっていた日の午後、修学院離宮を訪ねた。昨年の紅葉が上旬までなんとか見られたので、手当たり次第にエントリーして、かろうじて引っかかったのがこの日、12月10日午後だった。

 冷たい風が吹き、比叡山は白く雪を被っていた。しかし麓の離宮までは無理だろう・・・

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その2

 門を入ったところは殆ど残っていない。もう冬の気配が漂い始めている。

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その3

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その4

 この状態なので、殆どを省いていこう。下離宮へ入り、小雨の中石畳の小道を進む。池に落ちたもみじも風情があるが、行列を止めるわけにも行かず、歩きながらなんとかこれだけ。

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その5

 草屋根形石灯籠、これが雪を被っていたらどんなにいいだろう。

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その6

 もみじには遅かったが、来春の準備が整った辛夷の蕾。

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その7

 この時期らしく万両の赤い実がひときわ目を引く。

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その8

 下離宮から中離宮へ向かう途中から小雪が舞いだした。

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その9

 山の上がほんの少しだけ、白っぽくなっている。初冬の棚田は、どこかもの悲しい。

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その10

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その11

 中離宮へと入った。で、池に水がない・・・?あとからしんがりにいる職員の方に尋ねると、下流で工事をしているので水を止めたとのこと。なるほど。だが、やっぱりちょっと残念。まあ、仕方がない。

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その12

 修学院離宮、それも中離宮ではお天気に恵まれることが少ないように思う。この板戸に描かれた画を、こんな感じに見たのは初めてのような気がする。曇っていて、暗くてよく見えないのだ。

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その13

 この鯉も然り。大きくコミカルな目をした鯉は、網の破れ目から度々脱走してしまう・・・?

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その14

 上離宮が近づく。ひときわ大きくて赤いもみじが存在感をアピールしている。

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その15

 隣雲亭から浴龍池を見下ろす。忙しい初冬の空は先程の陽射しが僅かの時間で消えてしまい、小雨からみぞれに変わってきた。う~ん、これは嬉しいようなまずいような・・・ かなりカメラも濡れながらだったので。

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その16

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その17

 急な坂道を降りながら。苔の中に、奥の石段と手前の灯籠が結構好みだったりする。

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その18

 みぞれが降る中、苔の中にカマキリの奥さんが冷たくなっていた。

   ひと夏お疲れさんやったね・・・

 雪が降るまでに、たくさんの卵を産み終えることができたのだろうか。満足そうな顔に見えた。

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その19

 小雪の舞う千歳橋。

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その20

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その21

 
 と、ちょっとここで業務連絡。途中で切れていることにお昼に気が付いた。あわてて出先から引っ込めたのでご迷惑を掛けたことと思う。
 で、仕事から帰ってきて見直してやっと気が付いた。そう言えば前回もここで保存ができていなかった。原因は文字にあった。「邃」と言う文字が認識できないようで、エラーになったと思われる。折角打ち込んだのに・・・ とほほ。

 気を取り直して(大泣;

 窮すい亭ではとうとう小雪が舞いだした。これは嬉しいようなまずいような・・・ どうせ降るだけで積りはしないし。それでも雰囲気だけでも味わえるかと。土橋へと降りていく。うまくいけばこの先でアオさんがいるはず。

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その22

 いたいた、池の向こう岸にアオさんの姿。

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その23

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 真っ赤な散りもみじと小雪の舞う中、悠々と歩いている。

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その24

 人慣れしていないアオさんなので、決してこちらまでは来てくれなかったが、この景色の中で見られただけでもよしとしよう。もう少し粘りたかったが、行列の最後尾で遅れながらだったので、これが精一杯。

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その25

 こちらはカイツブリのご夫婦。あまりにも小さいので判りにくいけど、いちゃついてる。すっかりここを定住地にしてしまったのか、必ず姿が見える。

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その26

 御舟着に雪が降る。

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その27

 かろうじて残った赤いもみじにも雪が降る。

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その28

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その29

 浴龍池の岸辺は赤い散りもみじの砂浜だった。それはそれは見事な浜だった。

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その30

 下離宮まで帰って来ると、まだここから離れたくないと、グラデーションの綺麗なもみじが必死に細い枝にしがみついているのが見えた。

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その31

 冬の夕暮れは早い。傾いた夕日が市内を金色の海の中へ沈めようとしていた。

 長らく続いた京都紅葉紀行もこれで最後となる。文字化けのトラブルで中途半端な終わり方になったのがかなりのショックだった。10年に1度の紅葉などと言われて、ついあちこち出かけてすっかりくたびれてしまった。ともかく年内に紅葉紀行が終われたことがほっとする。あとはゆっくり更新したいと思う。
 
   全く・・・ 昨夜打ち込んだ文章なんて覚えてへんわ(--;)
【2012/12/27 00:00】 2012年紅葉紀行 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
京都紅葉紀行 @醍醐寺
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その1

 ちょっとこんなイベントに行って来た。12月2日のことだ。その帰りに薄暗くなった醍醐寺で少しだけもみじを撮ってきたのでご紹介を。

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その2

 そのイベントというのがこれ。醍醐寺が世界遺産に登録されて40年記念と、JTB創立100年記念となったコラボ企画。宮内庁の雅楽公演は東京まで行かなければならず、京都で公演されるのは18年ぶりとか。昼間と夕方の2回公演で、直前の申し込みであったが無事、チケットが取れた。
 もちろん撮影禁止なので画像はなし。この秋の御所一般参観の時に撮った舞楽の、そのイメージを想像して頂いたらよろしいかと思う。霊宝館の展示品を運び出しその会場での公演で、大きな薬師如来の前に舞台をしつらえ、何とも壮大な舞台となった。京都新聞にも掲載されたので目にされた方もあるかも知れない。宮内庁楽部の雅楽は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも指定されており、このような機会は一生のうちにあるかないか。本当にいい機会に恵まれたと思う。

 隣には年配のおじさんふたり組がいたのだが、演目中もおしゃべりがうるさくて、折角の公演が台無しだった。

 さて、公演の終了後、霊宝館向かいの雨月茶屋、その周辺だけだが、そこの紅葉を少しばかり。

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その3

 飲食ブースがでており、寒さにも関わらず多くの人で賑わっている。

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その3

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その4

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その5

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その6

 古い井戸のあと。つるべと滑車がいい雰囲気。

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その7

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その8

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その9

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その10

 雨月茶屋前の真っ赤なもみじは、建物の色との調和がよかった。お天気も悪く、まだ16時過ぎだというのに、辺りは暗く今にも降りそうな雲行きだった。

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その11

 今日のおまけはこれ。帰り道で見かけた山茶花。ちょっと手入れが悪く蔓草が絡まったりして、花はとても綺麗だったが、どうもこれという枝がなかった。

 長くなった京都紅葉紀行も残すところあと1ヶ所となった。年内になんとか終われそうかと・・・
【2012/12/26 08:30】 2012年紅葉紀行 | トラックバック(0) | コメント(4) | Page top↑
京都紅葉紀行 @洛北蓮花寺その2

その1

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 昨日の続きを。

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その2

 しばし広い空間を堪能したあとはお庭に降りていこうか。

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その3
 
 スリッパを履きながら、この散りもみじもかなり気になるところ。

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その4

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その5

 仏殿の横から今来た道を。

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その6

 一輪の白い山茶花が、ひとつだけ広い空間を求めて出て来た。

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その7

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その8

 こちらの石灯籠はちょっと独特の形状をしている。蓮華寺型の灯篭と言う。不謹慎ないい方をしたら、まるできのこ?

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その9

 こちらは山門前へのアプローチ。行き来はできないようになっているが、境内にこれだけ大きな鳥居があるのは少し珍しい。寺社一体化していたときの名残なのだろうか。歴史的にはよく知らないのだが、隣に位置する崇道神社の方がずっと歴史的には古いのでそちらとは関係ないと思うが、いつも気になる鳥居だ。

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その10

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その11

 仏殿を臨む。

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その12

 足元にはもみじを乗せた石蕗。

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その13

 こんな位置関係。

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その14

 ちょっとご本尊さま、釈迦如来さまにご挨拶を。振り返ると書院には再び団体客が入っていて、なにやら説明が始まっている。注意事項やお庭の説明などがこちらまで聞こえてきた。彼らがこちらへ来るまでに戻らなければ通路さえ進めなくなる。
 大急ぎで元来た道を帰ってきた。

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その15

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その16

 先程までいたお庭が別世界に見える。今現在立っている場所がいかにも現世なのだろう。荒れていたこのお寺を自らの手で整備したご住職、その甲斐あって素晴らしい庭園に生まれ変わった。こちらの庭園は眺めて鑑賞するための庭園ではなく、「自然の一部と同時に祈りの場の一部であり、喧騒や賑やかさとは無縁の庭と考えている」とご住職は仰る。
 池泉式の庭園は一般には池泉回遊式庭園と呼ばれるが、観賞するというより、ここまで自然豊かな庭園を維持し続け、祈ることで自然との対話を感じ取って欲しい、と、ご住職は望まれているのだと思った。

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その17

 赤い千両より黄色い千両をここへ配置したのは、境内全体を占める黄色系のもみじに合わせたのだろうか。

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その18

 訪れたときにはあれだけ眩しい陽射しがあったのに、いつの間にかすっかり曇っている。

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その19

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その20

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その21

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 金色の光は影を潜め、辺りはひっそりと息を止めているかのようだった。

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その22

 古いお地蔵さまたちも、ようやく静かな時間を楽しんでいるのだろう。

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その23

 今日のおまけはこれ。寒さに震え、日向ぼっこをしていた生き残りのトノサマバッタ。
【2012/12/23 00:00】 2012年紅葉紀行 | トラックバック(0) | コメント(6) | Page top↑
京都紅葉紀行 @洛北蓮花寺その1
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その1

 紅葉真っ盛りの洛北蓮花寺へ。撮影は11月28日、瑠璃光院の続きで。こちらも人が多いのは覚悟の上だった。

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その2

 受け付けを済ませたそこからまず動けず。何しろこの有様だったのだから。陽が射して、辺りはオレンジのかかった金色。素通りするには難しい。それに帰りにもこのように陽射しがあるとは限らないではないか。

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その3

 銀杏の木はすっかり葉を落としてしまっていたが、もみじは盛りのままのようだ。好みとしてはもう少し赤味がかかっている方が好きなのだが、辺り一面の金色の光に魅了された。

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その4

 長い時間そこへ留まり、ようやく歩みを進める。書院の手前からは古い土蔵が見えるが、そこ枝を伸ばす山茶花もいい雰囲気。

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その5

 散りもみじの上には黄色いセンリョウ。

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その6

 で、やっと書院まで入って、池泉廻遊式を目の当たりにした。さすがは石川丈山作庭、見事なものだ。自然と一体化しているとすぐに読み取れる。って、少ししか見えていないけどって?そうなのだ。
 部屋の奥には毛氈が敷かれ、多くの方がカメラを手に座っている。しかし誰もシャッターを押そうとはしない。それもそのはず。額になっている縁側の端に女性がふたり、その後ろにもうひとり、座ってコンデジを構えていたのだ。静かにじ・・・っと待つ人たちがずらり。

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その7

 彼女らが席を立つまで自分のいる位置から見えるところを捜す。

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その8

 池に架かる石の橋。黄色いもみじが陽射しを受けてまさに金色。

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その9

 池の畔を通ることのできる、すのこが置かれている。そこを通れば仏殿の後ろを通って、もうひとつのお庭へ出ることができるのだが、その庭からの撮影は禁止されている。立ち止まることで通れなくなることや、書院から向こうは仏の世界と一体となる空間なので、俗世の行動(写真を撮ること)は謹んで欲しいと言う願いが込められているようだった。
 しかし大きく張り紙がしてあるにも関わらず、だあれも見ずに行くものだから、度々注意が飛ぶ。そう言う小さなルールさえ守れなくなれば、そのうちこちらでも撮影禁止になっていくだろう。自分で自分の首を絞めていくのだ。三脚が禁止されていくのもその理由からだ。

 ま、それでもデジタルカメラは銀塩のように感度が変えられない訳でもないのだから、手持ちでも充分行けるだろう?使っても支障のないところで使えばいい。

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その10

 じっと待っていると、あろう事か縁側の真ん中に女性がふたりでんと座った。回りからは深い悲しみのため息が漏れる。彼女らはのんびり自分たちだけ景色を楽しんで居る。そのうちひとりが席を離れたが、もうひとりは立つ様子もない。業を煮やした年配のおじさん、70代くらいの方だろうか、勇気を出して声を掛けてくれた。

   楽しんでるところをすまんけど、ちょっとだけ後ろに下がってくれへんか。
   みんな後ろから撮りたいんや・・・

 と、優しい口調で話しかけた。すると彼女、もの凄い剣幕で彼を振り返る。

   ここにいたらだめなんですか!そんな決まりがあるんですか!

   (ひぃ~(>_<))

 決まりはないが、何十人も後ろではじっと待っているのだ。縁側ではなく少し引いて座って見るのを前提にして作庭してあるのだから。
 おじさんは苦笑してすごすごと帰ってきた。そして連れなのか、その場で顔見知りになったのかひとりの男性に、戻った場所で聞いてくれんかったと肩を落として呟いた。

   こういう庭園の見方や楽しみ方を知らへん人なんや
   可哀想な人やね

 そんな会話も聞こえる。

 それからどれくらいの時間が過ぎただろうか。やっと彼女が席を立った。顔が見えて、若い女性かと思ったら熟年だった。そして自分のコンデジを取り出すと、壁に沿って並んでいる我々の方にレンズを向けてシャッターを切った。 

   え?

 本当に呆れた人だった。どうも逆ギレしているようだ。醜い形相だった。いや、美人とかそう言うのではなくて、心が顔に現れるという、そういうことだ。

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その11

IMG_6776 - コピー-11のコピー

 そのみっともない行動をした女性が姿を消した途端、書院に激しいシャッターの音が響き渡った。それはそれは、小気味よいくらい。端にいた女性には、他の男性が声を掛けてくれ、振り向いたその有様にびっくり仰天で我々の方に下がってくれた。

   わぁ、綺麗!こっちの方が綺麗だわ

 ふむ、もちろん。

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その12

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その13

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その14

IMG_6797 - コピー-14のコピー

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その15

 そこからはもう、みんな和気藹々とした雰囲気になった。交代で場所を譲ったり譲られたり、和やかな雰囲気に包まれた。先程までのどんよりとした空気は、微塵も残っていない。新しく入って来た人も一緒に交代で、思う存分シャッターを切っている。

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その16

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その17

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その18

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その19(あ、傾きを直していないぞ・・・)

 庭園を背景に記念写真を撮る熟年のご夫婦。邪魔になるからと早々に場所を空けてくれる。譲り合うことで、みんなたくさんいい風景が撮れたことだろう。あの勇気ある男性に感謝せねばなるまい。

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その20

IMG_6854 - コピー-20のコピー

 騒々しいシャッターの音に、驚いたようにキセキレイがこちらを凝視していた。

 この続きはまた今度。残り後半があります。
【2012/12/22 00:00】 2012年紅葉紀行 | トラックバック(0) | コメント(12) | Page top↑
京都紅葉紀行 @八瀬瑠璃光院
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その1

 この秋タイミングを逃してしまっていた瑠璃光院。ちょっと遅くなったが、ようやく機会を得た。撮影は11月28日。先日の雨できっと殆ど落葉していることだろう。それならそれで散りもみじでも・・・ と言うくらいの気持ちで。
 サイクリング車で現れた男性や、観光タクシーで連れられたグループがいたが、10時の開門と聞いてみな、諦めて去っていく。タクシーの運転手さんに10時まで待つのかと呆れたように尋ねられたが、もとよりそのつもりできてるからと答える。この時、まだ8時半過ぎ・・・ 観光タクシー2台は帰っていった。

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その2

 門前の石段には、枝を離れたばかりのもみじの葉がたくさん落ちている。掃除されるには勿体ない。行きつけの時計やさんにお土産にするためにせっせと拾い始めた。こんなときのために小さなポリ袋は常に持っている。綺麗なものをあらかた拾い終わる頃には道路から石段まで掃除は済み、今度は参道の細い坂道を風で飛ばす音が響いている。
 やがて受け付けの女性が出てこられて、拝観券の販売を始めた。と言うことはこれまでもこれほどまでに混雑していたというわけだ。平日で、なおかつ盛りも既に過ぎたこのような日でも、外で受け付けをしないと処理できないと言うことか・・・ この先恐ろしくなってきた。

 いよいよ開門、ご住職が簡単に解説をして下さるが、それは聞かずに先に行かせて貰う。あとには3人4人ほど続いただろうか。

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その3

 まず2階から。この景色を見て、戦意消失・・・ やはりすでに遅し。そして順路と書かれた張り紙にまたびっくり。これまでは通ることはなかった床の間の裏側を通って、窓辺に行くようになっている。

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その4

 と言うことはそう言うことだ。この秋の混み具合が納得できる。おまけに案内などの関係者の方々がみな、無線のヘッドセットを付けているのだ。そう言うことだ。

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その5

 これだけ見て、もういいと諦める。瑠璃の庭へさっさと行ってしまおう。後ろから溢れてきた。初めての人なのか、これでもいいと妥協したのか、必死に撮る年配のおじさんの姿。私が邪魔になったようで、

   後ろに下がって撮らへんか

 はいはい、了解。私はもうここには用はない。

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その6

 苔がすこぶる綺麗だった。先日の雨をたっぷり吸って、より一層緑が美しくなったと思われる。

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その7

 透き通るような苔緑だった。初夏の色よりもっと綺麗に見えた。

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その8

 臥龍の庭へ降りる前、阿弥陀さまにご挨拶。先を急ぐが、やはりお参りだけはしておかねば。こちらの苔も深い色合いになっている。少し遅めの紅葉になってしまったが、雨の後に来たのは大正解だった。

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その9

 池には色とりどりの散りもみじ。この姿もあまり見られないものだろう。

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その10

 一番奥の茶亭「喜鶴亭」いつもはこの先まで入ることができるのだが、多分こちらも混雑を考えてのことだろう。盛りの頃はどんな様子だったのだろう。いいや、考えたくはない・・・ このあと、それを体験することになったのだ。

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その11

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その12

 日本庭園というのは、やはり少し引いて見るのが一番。周りとの調和というものが重要視されるからだろう。

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その13

 上から臥龍の庭を見下ろすのも風情がある。こちらは高低差のある敷地なので、こう言ったことも見所のひとつだと思う。

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その14

 ばたばたと駆け足で回ってきた。なんや風情を楽しむ間もなかったような気がする。ちょっと悲しい。

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その15

 それではここらでひと休み。ゆっくりお茶を楽しみたいのなら、絶対に背後は振り向いてはいけない。絶対だ・・・ 

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その16

 目の前の苔庭はひとつの世界のように見える。ここだけに流れる時間とここだけの世界。目には見えないが、何ものかがここで生きているような感覚になる。苔庭が広い大地に見えるからなのかも知れない。

 ところで、瑠璃の庭を前にしたこの書院がこの時どんな状態になっていたかお聞きになりたいか。なりたくない?まあそう言わずに。ご存じのようにそれほど広い部屋ではない。そこへ大型観光バス1台分くらいのお客がぎっしり・・・ 文字通り、芋の子洗いというのか、すし詰めというのか、その状態だったのだ。悲鳴も上げられないほどに絶句。
 シーズンには混み合うが、ここまで混み合ったのを見たことがない。そして次から次へとまだ入ってくる様子。そう言えば入場制限がかかっていたとか言う話を耳にした。

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その17

 1本、真っ赤なもみじが目に付いた。2階からこの木を見てから帰ろう。とまあ、2階へ上がっても混み具合は同じだったのだ。

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その18

 ひっきりなしに人が通る中の1枚。

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その19

 玄関に出るまでがまたたいへんだった。綺麗な流れの中で泳ぐ鯉たちを見て、ちょっとほっとした。ところが参道にはまたまた人の列ができている。それこそ入場待ち状態。その行列はしたの道路まで続いていた。

   いったい、これはなんなのだ?

 来年の秋、ここへ来るのはやめるかも知れない。
【2012/12/21 00:00】 2012年紅葉紀行 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
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