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雪の宝泉院 in 大原
IMG_1126額縁庭園その3
額縁庭園その1
 大原紀行最後、額縁庭園で有名な宝泉院。昨日の勝林院の塔頭である。

 大原の話題によく挙げられる額縁庭園。見ての通り、柱と梁で額縁のように庭園の景色が切り取られている。

IMG_1090額縁庭園その2
額縁庭園その2

IMG_5481額縁庭園その1
額縁庭園その3
 中の襖はもちろん、外の雨戸も全て外された広間はとても寒い。ジャケットなど絶対に脱げはしなかった。しかしようやく止み始めた吹雪は、たまに風に吹かれて木々の葉や幹から振り落とされる程度で、室内にいる限りは充分に我慢できる。
 庭園は静かで、それを眺める訪問客の静かな囁きが交わされる。

IMG_5475宝泉院お茶席
お接待
 ここでは拝観料にお茶券がついてくる。好きな場所に座って待つこと数分、混み合ってたので少し待ったがやがてお運びの女性が、お待たせしましたの言葉とともにお薄とお菓子を持って現れた。
 待っている間、周りからお抹茶の香りが漂ってきて、実は待ち遠しかったのだ。ちょうどこの時刻はお昼時分。朝食後飲まず食わずで来たので、ちょっと小腹も空いていた。湯気の立つ香りの高いお薄と美味しいお菓子を頂きながら、景色も堪能した。
 自分の近くに座っていた若い男性が、神妙な顔つきで同じように写真を撮っているのを見たときには、考えることは同じかと、思わず苦笑。
 
 ところでこれら、混み合っていた割には人影もなく写真が撮れているのにお気づきだろうか。これには理由がある。もちろんこのように素晴らしい景色だ、写真を目的に来ている人も多く、コンパクトデジタルカメラや一眼レフ、その手に抱えている人は、お茶を頂くとみんな阿吽の呼吸の元に少し下がってお庭が眺められる場所へと下がっていった。一列にずらっと並んだ様子は笑ってしまいそうだ。そして左手の柱の辺りに最後まで長いこと座っていた3人の親子連れが立ち去った途端、切られるシャッター。みんなくすくす笑っている。さしずめ、その家族連れに「空気が読めないのか」と言わんばかり。

 誰かが言った。

   ここを横切るには勇気がいるなあ・・・

 正にその通り。その言葉に何人かがくすくす笑う。2枚目と3枚目の右側に、お茶碗とお菓子のお皿が残されているのが景色にアクセントを付けていた。
 
五葉の松
天然記念物五葉の松
 この左手にあるのが五葉の松。樹齢700年とも言われている。建物の南側に位置しているので、夏ならば日陰になってさぞかし涼しかろうと思うが、今は冬。ましてや吹雪の朝だった。後になればこそこうやって考えられるが、本当に寒かった。

IMG_1145ボーダーコリーその2

IMG_1143ボーダーコリーその1

 今日のおまけはこれ。宝泉院を出る門の横に静かにご主人様を待っているボーダーコリー2頭。後から拡大して見たら、2頭とも鼻水を垂らしているのに気がついて大笑いをした。 


   宝泉院
【2008/01/29 09:37】 大原 | トラックバック(1) | コメント(10) | Page top↑
雪の勝林院 in 大原
IMG_1013勝林院
勝林院
 さて、昨日の続きを。

 三千院まで来たのなら必ず行っておきたいのが勝林院。天台宗のお寺で、宝泉院・実光院という塔頭と子寺を従えている。そして法然上人が浄土の定義を論じたと言われる、「大原問答」の地でもある。
 ここの拝観はとても個性的。この写真の手前に入り口である来迎橋があり、そのすぐ左手に受付がある。しかし、そこに人がいるのを見たことがない。木製の托鉢用ではないかと思われる鉢がひとつ、置かれている。傍には300円を入れて、パンフを持って参詣するようにと書いてある。黙って入る人もあるのではないかと心配するのだが、知っている限りちゃんと納めているようだ。

鐘楼
鐘楼
IMG_1032レリーフ
彫刻
 ここは声明の寺であるが、何がすごいかというと、建物の端々に施されている彫刻が素晴らしい。わざわざ場所を指定して、ここから見るようにと書かれている。なるほど、その指定されたところから見る彫刻は、ちょうどいい角度で綺麗に見える位置だ。

IMG_1029阿弥陀如来
本尊 阿弥陀如来像
 本堂に入ると目の前には大きな阿弥陀さまがおられる。彩色が綺麗に残存しており、その大きさと共に圧倒される。右回りに後ろを通って戻ってくると、阿弥陀さまの左手前方に椅子が二つ。「男前の阿弥陀さまの指定席」と。

   何のことだろう・・・?

 試しに座って見上げると、なるほど。角度的にちょうどはすかいに横顔が見える。それも素敵な横顔。彫刻と言い、素晴らしいものをより美しく見せる場所を教えてくれているのだ。さりげない心遣いと感じた。本堂では録音テープではあるが、静かに声明がBGMで流されている。

 拝観を終わり受付を通り抜けるとき、初めて人の姿を見た。来たとき掃除をしていたおじさんだった。


 この続きはまた今度。


   勝林院 
【2008/01/28 23:44】 大原 | トラックバック(0) | コメント(2) | Page top↑
雪の三千院 in 大原
IMG_5423雪の三千院
三千院 往生極楽院(阿弥陀堂)

 今日はいい天気になるはずだった。

 朝7時起床、外は雪だった。ならば話は早い。予定変更、行き先は大原三千院。

IMG_5440雪の朱雀門
雪の朱雀門

IMG_0905雪のお地蔵さま
雪のお地蔵さま

 平地でこれだけ降っていれば、大原はすごく降っている。一瞬上賀茂神社もしくは下鴨神社にしようかと悩んだが、きっと撮りたいと思うロケーションは少ないと考え、やっぱり大原がいいと決定。
 雪の大原は三年ぶり。あの時は年末だったが平日だったので、人出は少なかった。しかし今日は日曜日。観光客が多いと思われた。早めに行かなければ。
 大原行きのバスは思った通り人がいっぱい。それでも終点大原に到着する頃にはかなり人数が減っている。やれやれ。片手に観光パンフレットを持った若い人、自分と同じ目的のカメラを抱えた人、入り乱れて行き先は同じ三千院。

 よく考えたら、紅葉の季節、昨年は来ていなかった。最後は2年前か。だがいつ来ても変わらないたたずまい。本堂から裏側の阿弥陀堂を見て構図を決めるのはいつも悩むところ。とても太い杉の太い幹をどこにどう入れるか。ほんの少しずれるだけで印象が変わる。

 赤い朱雀門は開けられることはないが、雪の日には朱色が映えてとても綺麗だ。お地蔵さまは境内にたくさんおわす。小さな童地蔵は雪に埋まっていたが、背の高いお地蔵さまは雪の中に静かに立たずんでいる。

IMG_0994阿弥陀如来
本尊阿弥陀如来

 阿弥陀さまはいつでも静かに微笑んでいる。雪の中で見るその姿は、また一段と気品に溢れていた。

IMG_5448雪だるまその1
雪だるま 三千院
IMG_5514雪だるまその2
雪だるま 棚田の丘
IMG_5523雪だるまその3
雪だるま 民芸店の店先
 今日のおまけはこれ。大原で見かけた雪だるまのあれこれ。こんな大きな雪だるまはここまで来なければ見られない。子供に還ってはしゃいでしまいそうだ。

   三千院

 この続きはまた今度。
【2008/01/27 17:17】 大原 | トラックバック(0) | コメント(8) | Page top↑
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