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![]() 紫陽花 ![]() 疎水に咲く紫陽花 自分が撮りたい物を探す旅は終盤へと突入した。ここまで来れば気分もかなり落ち着いてきている。自分がこのアングルがいいと思ったところが、自分の写真。見ただけでは何も変わったものではなくても、レンズを通して見たときに自分にとっての素晴らしいWonderlandになっているときがある。 ![]() 鍾馗さん 家のお守りの鍾馗(しょうき)さん。町家ではたまに見かけられるときがあるが、久し振りに目にした。鍾馗さんは恐い顔で外を睨み付けて、病気や災難から家や家族を守ってくれるお守りだ。鬼瓦に通ずるところもあるかと思う。 ![]() 猫 野良子か家子かわからないが、興味深そうに私を見つめる。だがカメラを向けられるのは恥ずかしいようで、直ぐに行ってしまった。 ![]() 法然院 山門の苔むした屋根 ![]() 白砂壇その1 ![]() 白砂壇その2 法然院はいつものように静かなたたずまいだった。先日来たときと違うところは、雨で崩れた白砂壇の模様を弾き直していたことか。彼はゆっくりと場所を確認しながら線を入れていた。それを珍しそうに眺める外国人観光客の姿もあった。 ![]() 青いもみじ ![]() ミスジチョウ この季節の緑は本当に綺麗だと思う。真っ赤に染まったもみじもいいが、今は花が次々と咲く季節なので、余計に緑が綺麗に思えて仕方がない。この蝶は以前から撮りたいと思っていたが、なかなか止まってくれないので撮れなかった。この日の、一番の収穫かも知れない。 こうして自分探しは終わった。やっぱり何も考えず、ふっと思ったところでシャッターを切るのがとても楽しい。だが、その分無駄な写真も多くなってきているので、これからはもう少しじっくり考えながら撮ることもしていこう。 ![]() アオバズク 6月22日 梅林 先日アップしたアオバズク。自分としては秘かにこのエノキの葉っぱが好きだ。少し明るくレタッチしたら、葉の輪郭が白っぽくなって、葉の周囲に霜が降りたようになった。 夕方18時10分からは、NHK各地方放送局のローカル番組になる。ここは京都なのでもちろん京都からの「京いちにち」という番組を見る。その番組の一番最後、お便りのコーナーがある。 視聴者からの絵手紙や写真などを紹介するコーナーだ。ほんの2・3分の短い時間だが、おもしろ写真やとっておきのお庭の花など、とても楽しみにしている。実は同じ市内に住む紫さんもこの番組を見ているのだ。それを知ったとき、ものすごく嬉しかった。 で、そのコーナーにこの写真を送ったのだ。いつも見ているが、いや、これまでは見逃したかも知れないが、御所のアオバズクはよく知られた存在なのに、このコーナーで見たことがなかったのだ。ただ、それを知った人が多く集まって騒いだらどうしようという、一抹の不安もあったのは確かだ。だから静かに見守りたいと締めた手紙を添えて郵送したのが、27日の金曜。 翌週火曜のお昼過ぎ、1本の電話。 NHKの藤井と申します・・・ 二人いる女性キャスターの一人だ。その日の番組で放送するという電話だった。嬉しいやら恥ずかしいやら。とりあえずビデオデッキのHDDに録画できるようセット。番組が始まり、徐々に近づいてくる定刻。 どきどき・・・ そしてその瞬間。 わ、でたぁ!(幽霊じゃあるまいに・・・ )普通、写真を画面いっぱいに出すくらいだが、ぱっちりと開いたまん丸の目がよくわかるようにアップまでされた。 自分の写真だからどんな風に写っているかは知っている。恥ずかしさのあまり下を向く始末。 こうして無事紹介は終わった。ただ、ひとつの小さなミスを除いて。これは♂なのだが、「めす」と読まれてしまったのだ。でもひょっとして「牝」と打ち込んだのかも知れない。知っている人が聞けば、そんなことも知らないで写真を撮っているのかと思っているのではないかと、少々憂鬱な気分がなかなか取れない。それでなくても週末はちょっと落ち込んでいたので、ダブルパンチだった。 しかし、ようやく気分も収まりほとぼりも冷めたであろう今日、お知らせすることにした。 ![]() 今日のアオバズク ついでといってはなんだが、彼のご機嫌伺いに行ってみた。今日はどちらもからすがうるさく、特にこの梅園の榎木ではちょっかいをだされたようで、見つけると同時くらいにばさばさとからすを追い払って飛んだ。羽を広げて羽ばたきをするのを見たことはあるが、こんなに飛ぶのを見たのは初めてで、ちょっと感動。 からすは行ってしまったがまだ警戒を解かないアオバズク。大きな目で私を睨んでカメラ目線。 私は違うってばぁ・・・(^_^;) 声に出して言ってみたが、聞いてくれなかった彼は、このあとも首をぐるぐる回して警戒していた。 ![]() ポスター(葵祭) ![]() パンフレット 廬山寺の桔梗が満開を迎え、やっと時間を取って行ってきた。目的は桔梗なのだが、半分は写真展。京都生まれで京都在住の写真家、中田昭氏の写真展がここで行われているのだ。テーマは源氏物語にまつわるあれこれで、場所や舞いなど15年に渡って撮り続けた京都の写真展だ。 また、千年紀を記念してウォーキングマップも作成されたが、紹介されている場所の写真もこの方が撮っている。 会場の廬山寺にはご本人と奥様も来られていた。名前だけしか存じ上げない写真家だが、とても気さくな方で、奥様も素敵な方だった。桔梗の写真を撮りながら、お客さまのお相手をされているのを、ちらりちらりと・・・ そのお客さまがお帰りになって、いきなり私に話しかけられて焦る。 熱心に写真を撮られていましたね (わ、素敵な笑顔) あ・あ、は、はい。桔梗が満開と聞いたので。先週来たときは(実は先々週の20日だった。慌てて思い出せず)まだ殆ど咲いていなくて、今日は満開でした。目的はこれなんですけど、半分以上写真展の方がすごくて・・・ ああ、もう少し心の余裕があれば、いろいろお話が聞けたのにと悔やまれる。 この写真展の感想はまた今度。 ![]() 石碑 ![]() 桔梗その1 ![]() 桔梗その2 前回来たときはまだ咲き始めでお客も少なかったが、さすがにこれだけ咲き、写真展も開かれているとなってはかなり混み合っている。タクシーや自家用車が10台近く停まっていたはずだ。どちらにせよ、お庭には下りられないし、写真を撮るのに大きな支障はないので、先に写真を見て回る。三つの部屋に分けて展示してある。 見ているうちに縁台のところが空いてくるかと思ったが、庭を近くで見られる手前の縁側にはずらっと人が並び、ずっとおしゃべりに興じている。これでは下に下りられない。桔梗のお庭のことや写真展のことを話し込んでいるのかと思いきや、なんのことはない。全く別のこと。 そんなことなら、どこかでお茶でも飲みながらすれば? と、いつものように私は不機嫌。そんな人の隙間を縫ってわざとらしく前に出る。公園の中ではあるまいし、狭い場所に気を使うこともしない中年女性。 中年、嫌な言葉だ。いずれ私もそう呼ばれる年になるが、あの中には入りたくないと、いつも思う。 ![]() 桔梗その3 ![]() 桔梗その4 気を取り直して。 ![]() すずめの隠れんぼ いつも苔の上にはすずめやキジバトが来ているが、人の姿が多くて騒がしいせいなのか、全く姿が見えない。やっと人影も少なくなった頃、すずめが1羽。苔をつついて虫を捕まえたようだ。そのうちどこかへ飛び去った。小スズメが待っているのだろう。なかなか人がいなくならないので、すずめも困っただろうに。 ![]() イトトンボ 今日のおまけはこれ。御所の宗像神社、その木陰で見つけた。時折自慢そうに羽をゆっくり広げていた。 ![]() 老人の祈り 人は何を祈るのだろう。毎日何を願って参拝にやってくるのか。 ![]() 祈りの短冊 腰が強く曲がってしまった老人は、それぞれの杜を順に廻って祈っていた。口の中でもぐもぐと、はっきりとは聞き取れぬくぐった声。 だが頭(こうべ)を垂れ、合わせた手のひらを閉じた目の前でこすり合わせ、深く刻まれた額の皺に押し当てるようにして祈るその姿は、とても美しい。 老人の願いはなんであろう。時折そよぐ風に揺られる短冊の中に、彼の願いは書かれてあるのだろうか。 ![]() 半夏生 七十二候のひとつ半夏生(はんげしょうず)の頃に見頃を迎える植物。夏至から数えて11日目とされている。現在では天球上の黄経100度の点を通過する日で、7月2日頃を示す。日の長さで葉の色を変えるのだ。 この時期は農家にとっても大事な節目の日で、この頃までに田植えを終え、農繁期の一休みをする時期とされていた。さなぼりとかさなぶりなどと呼ぶ地方もある。「さ」は田んぼの神様、「なぶり」とは昇を現すとか。鯖や蛸を食べたり、前粒小麦を混ぜたお餅を食べたりする風習もある。 いわれは色々あるが、暑さがぐっと増すこの時期、体調管理に気をつけるようにした、先人たちの知恵であろう。 漢方薬の半夏瀉心湯はこれとは別物で、この時期に咲く(生える?)カラスビシャクという雑草の地下茎を使ったものだ。 ![]() トンボ ![]() カタツムリ 今日のおまけはこれ。紫陽花の葉っぱをかくれんぼの場所にした虫たち。 ![]() 七夕飾り その1 課題に添って写真を撮るのは、やはり私には向かないのか、それとも難しく考えすぎてしまうのか。少し自分に自信をなくしていた。そこでもう一度自分の写真というのはどういうものなのか考え直すために、先日廻った哲学の道に行ってみた。 銀閣寺方面は、心臓破りの坂道が続く。都道府県対抗女子駅伝のルートにもなっているが、結構な坂道が続くのだ。そこで丸太町から白川通り、鹿ヶ谷通りと入り、この間の反対回りで入ることにした。 もちろんここまでくれば大豊神社に行かない手はない。ここで私を待っていたのが七夕の笹飾り。参拝者にどうぞと準備がしてある。 ![]() 七夕飾り その2 見ると、家内安全と健康祈願が殆どだ。私も排石を祈願してきた。うろうろしているあいだにも、地元の参拝者なのか、慣れた足取りで全ての社を廻って祈っている。 ![]() ![]() 自分の思うようにシャッターを切るのはとても気持ちがいい。一枚一枚にタイトルもなく、メッセージもなく、ただ自分がここと思った場面を切り取っていくだけ。なんの繋がりも脈絡もなく、後からストーリーを考えることもない。課題を与えられ、それに添うだけが写真ではない。 落ち込んでいた気持ちが、シャッターを切るごとに薄らいでいく。ただ、自分の欠点と傾向が今自分になってやっとわかりはじめ、自信を取り戻し始めていた。 ![]() 紫陽花と狛犬 ![]() クチナシ 少し山手で気温が低いのか、ここの紫陽花はまだとても綺麗だ。一重のクチナシはとうの昔に散ってしまっているものが多い中、ここのクチナシはまだ白く甘く香っている。 私は自分の心の声の通りに切り取っていけばいいのだと、やっと納得がいくようになった。 ![]() 今日のおまけはこれ。商店街の七夕飾り。いつ見ても元気の湧く巨大な飾りだ。 |